
「最後に何か質問はありますか?」
この“逆質問”で戸惑った経験、ありませんか…?
公務員試験の面接では、最後に質問の機会が設けられることがあります。
聞かれたときに慌てないよう、志望先を調べたうえで質問候補を準備しておきましょう。
この記事では【志望先への理解が伝わりやすい逆質問の作り方】を例文付きで解説します。
逆質問は、調べても分からなかった仕事上の疑問を一つ選び、何を知りたいかが伝わる短い文にしましょう。面接中に説明された内容なら重ねて聞かず、別の候補へ切り替えます。「最後に一言」とは求められる答えが違うため、締めの言葉の答え方も分けて準備してください。
先に結論|逆質問は複数の候補を準備し、面接の流れに合わせて選ぶ
市役所・県庁・国家公務員の面接では、「志望先を調べたうえで聞く質問」を用意しておくと安心です。質問は、仕事のやりがい・若手職員の成長・部署間連携・地域課題への取り組みなどから考えると作りやすくなります。
なお、逆質問が聞かれなかったからといって、それだけで不合格と判断する必要はありません。面接時間や進行によって、逆質問がない場合もあります。
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🎯 逆質問=減点回避?面接で気をつけたい基本の考え方

大前提として、「逆質問を上手く回答できたからといって、合格できるわけではありません!」
逆質問は面接の最後に聞かれることが多いため、ここだけで合否が決まるわけではありません。志望動機・自己PR・受け答え全体との一貫性を保ちつつ、最後に準備不足を見せないことが重要です。
では、逆質問の回答で大事になってくることは…
【失点を防ぐことが重要】

逆質問では取り返すというより、失点を防ぐことが大事になっているということを前提として押さえておきましょう。
💡 逆質問で確認される可能性がある4つの観点

面接の終わりかけに「では最後に何か質問はありますか?」と面接官がわざわざ聞いてくるのにはどんな目的・理由があるのでしょうか?
これまでずっと面接官があなたに質問してきたのに、最後の最後で質問の攻守逆転をするのには大きな目的があります。
それは次の通りです。
① 人柄や考え方を知る材料
② 志望先への関心を確認する材料
③ 会話の進め方を見る材料
④ 受験先への理解度を確認する材料
あなたの人柄をもっとよく知るため
公務員試験では、人物試験の配点を高く設定する自治体・試験区分もあります。ただし、筆記と面接の配点・評価方法は受験先によって異なるため、必ず最新の募集要項で確認しましょう。
したがって面接官は限りある時間の中で、少しでもあなたの人柄を把握しようとします。

しかし面接官の質問に答えるだけではなかなか受験者の個性は表れにくいので、最後にあなたからの質問をさせることでフリーな会話の機会を設けようとしているのです。
コミュニケーションにおいて受験者が先攻の立場だと、がぜん会話の自由度が上がり、より性格が表れる傾向があります。
自分から質問する場面では、内容だけでなく、聞き方や相手の回答を受けた反応まで含めて自然な会話を意識しましょう。
志望先への関心や仕事理解を確認する材料

併願している受験者もいるため、採用側が入庁意思や志望理由の一貫性を確認することがあります
他の自治体と天秤にかけられて最終的にそちらに行かれてしまうと、せっかく採用したのに自分の役所は欠員になってしまいます。
採用側にとっても、合格者が実際に入庁するかは重要な関心事です。そのため面接では、志望度や受験先への理解を確認する質問が行われることがあります。
要は、自分たちの自治体に入庁してくれる優秀な人材をできるだけ確保しようとしているのです。
面接試験で必死なのは受験者だけではないんですね。
逆質問の内容から、受験先への関心や仕事理解が伝わることはあります。ただし、逆質問だけで志望度や合否が決まるわけではなく、面接全体との一貫性が重要です。

コミュニケーション能力を確かめるため

公務員は仕事で市民の方と接する機会が多いため、高いコミュニケーション能力を求められます。
もちろん頭が良いなどの優秀さも大事ですが、表情や会話するときの言葉使いの柔らかさ、精神的にも落ち着いているなどといった特性を重視します。
面接中はずっと面接官の質問に答えるという受け身な状態から一転、自分から質問を投げかけるという状況で、あなたがどんな発言をするかに注目しています。
・聞きたいことを上手くまとめているか
・スムーズに会話のキャッチボールができるか
・的外れな事を言っていないか
逆質問では、聞きたいことを簡潔にまとめ、相手の説明を受けて自然に会話を続けられるよう準備しておくと安心です。
自治体への関心度を図るため

逆質問は、受験者が志望先について何を知りたいと考えているかを確認する一つの機会になり得ます。ただし、逆質問の有無や内容だけで関心度や合否が決まるわけではありません。
そこで面接官は、あなたから何かしらの質問をされることを待っています。
自治体についての質問をしてくれると、面接官サイドからすれば受験者の「自治体への関心度」と「採用されたい熱意」の両方を知ることができます。
🚫 逆質問で不合格に?公務員面接のNG質問集

ここでは、逆質問について「何を質問するとダメなのか?」というNGパターンについて3点解説していきます。
これらの質問は準備不足・自己都合・ありきたりという印象につながる可能性があります。必ず不合格になるわけではありませんが、限られた逆質問の機会では避けるのが無難です。
| NG質問 | 理由 |
|---|---|
| 「ボーナスはどのくらいですか?」 | 自分の利益を優先している印象を与える |
| 「○○市は今後どのようなまちづくりを進めますか?」 | 調べれば分かる情報であり、準備不足と捉えられる |
| 「○○市で活躍する職員の共通点は何ですか?」 | ありきたりな質問で印象に残らない |
自分の利益についての質問

1つめは自分の利益について質問することです。
例えば「ボーナスはどれくらいですか?」や「休暇は取れますか?」など、このように自分のメリットになる逆質問です。
なぜ、このように自分の利益になる逆質問がダメかと言いますと、

この受験生は公務員の仕事がしたいのではなく、公務員としての身分が欲しいんだな
と思われてしまうからです。
給料・休暇・福利厚生は大切な確認事項ですが、面接終盤の限られた逆質問でそれだけを聞くと、仕事内容や自治体への関心が伝わりにくくなることがあります。待遇面は募集要項や採用案内で確認し、逆質問では仕事理解・成長・地域課題・職場での役割につながる内容を優先すると無難です。
施策についての質問
逆質問のダメな例2つ目は施策についての質問です。
施策そのものを質問することがNGなのではありません。注意したいのは、公式サイトや総合計画を見れば分かる事実だけを尋ねることです。調べた内容を前提に、「実行する上での課題」「若手職員に期待される役割」まで踏み込むと、自治体研究を生かした質問になります。

たとえば「○○施策は何をしていますか?」だけでは、事前調査不足に見えやすいです。一方で「○○施策を拝見しました。実施にあたり職員が特に意識している点は何ですか?」のように、調べた事実+現場でしか聞きにくい内容にすると逆質問として使いやすくなります。
ありきたりの質問
3つ目は「○○市の職員として活躍するために、今から勉強しておいた方がいいことはありますか?」というような、ありきたりの質問です。
なぜ、ありきたりの逆質問がダメなのかと言うと、同じような逆質問をする人がとても多いからです。

面接官は1日に何回も面接をしています。その面接で「最後に質問はありますか?」という逆質問をした時、大半の受験性が同じような、ありきたりの質問をしています。その時の面接官の立場を想像してみてください。嫌になりませんか?
面接では、周りと同じような回答をすると印象に残りません
大切なのは、奇抜な質問で目立つことではありません。志望先を調べたうえで、自分の関心や入庁後の働き方につながる質問をすることです。ありきたりな質問でも、自分なりの背景や仮説を添えるだけで、準備してきたことが伝わりやすくなります。
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✅ 逆質問の回答例|志望先への理解が伝わる聞き方

これからは逆質問について、具体的にどのように回答すればいいのか?について解説していきます。
理想的な回答例を考える際に、なぜ面接官がその質問をしているのか?という意図を考えていきましょう。
先述した、【面接官が逆質問をする理由】を簡潔にまとめると
受験生の≪ 意欲 ≫を知りたいから
面接官はその受験性が本当にその自治体に興味を持っているのか?その仕事にどれだけ興味を持っているのか?というのを見極めようとしています。だから逆質問をするわけです。
では、どのように考えていけばいいのか?簡単です。それは【自分なりの仮説を入れる】ことです!
面接官から「最後に質問はありますか?」という質問に対して、仕事でやりがいを感じたことは何ですか?○○市で活躍している人の共通点はありますか?そのように逆質問をしてしまうと、ありきたりな質問になります。
ですが、そこに仮説を入れると一気に意欲が伝わるようになります!
具体例を出してみると
私なりに○○市の仕事について調べたり、OBの方に話を伺った結果、職員の方は○○の時に仕事にやりがいを感じるというお話をお伺いしました。面接官の方は数10年、色々な部署で働いてきたと思いますが、最も仕事でやりがいを感じた時はどんな時ですか?
このように『仮説+質問』で返すと逆質問に意欲が伝わります。面接ではこのように嫌味なく、アピールすることが重要になってきます。
逆質問では、部署内外の連携や仕事の進め方について聞くのも一つの方法です。公務員の仕事では、住民・同僚・他部署・関係機関などと調整しながら進める場面があるため、協働の視点を持った質問は仕事理解につながります。
理由としては、公務員の仕事は大きな仕事が多いので、様々な部署を横断する仕事が多いからです。なので、仕事を円滑に回すためには部署関係なく、様々な人と人間関係を構築することが大事になってきます。
人間関係の逆質問をすることで、「私は色々な人と人間関係を構築する意欲がある」ということを匂わせることが出来ます。
具体例をあげると
私は行政の仕事をする上で様々な人と人間関係を構築することが重要だと考えていますが、人間関係を構築する上で、面接官の方が意識していることはありますか?
このように回答すると、「この受験生は組織の中でしっかりと人間関係を構築しながら仕事をしてくれそうだな」と思います。
このように、質問の背景まで考えておくと、逆質問でも自分の関心や仕事理解を伝えやすくなります。
逆質問のコツは 「仮説+質問」 で考えることですが、具体的な質問がイメージしにくい人のために、実際に使える逆質問の例をいくつか紹介します。
例
「○○市のOB・OGの方にお話を伺ったところ、市の職員の方は特に○○(例:市民対応・都市計画・福祉制度の立案)の業務にやりがいを感じるとおっしゃっていました。面接官の方は長年ご経験されてきたと思いますが、特にやりがいを感じた仕事はどのようなものですか?」
✅ ポイント:事前調査を踏まえた質問なので、熱意が伝わりやすい
例
「私は、○○市の〇〇(例:都市開発・子育て支援)の仕事に強い関心を持っており、将来的にその分野で活躍したいと考えています。入庁後、○○の分野で活躍するためには、どのような経験を積んでいくとよいでしょうか?」
✅ ポイント:「長く働く意欲」をアピールできる
例
「私は人間関係を大切にしながら仕事を進めることを重視しています。○○市では職員同士のコミュニケーションを円滑にするために、どのような取り組みをされていますか?」
✅ ポイント:人間関係を重視する姿勢が伝わり、協調性がある印象を与えられる
例
「○○市の職員の方は、多くの業務をこなす中でどのようにスキルアップをされているのでしょうか?特に成長している職員の方の共通点などがあれば教えていただきたいです。」
✅ ポイント:成長意欲を見せつつ、自治体の雰囲気や職員の姿勢を知ることができる
📘 3ステップで完成!逆質問の準備法と練習のコツ

逆質問は 事前準備がすべて です。面接本番で焦らないために、以下の3ステップでしっかり対策しておきましょう。
ステップ①:自治体研究をする
まずは、受験する自治体の 施策・課題・職員の働き方 についてリサーチしましょう。
公式サイトや自治体の広報誌を確認し、どのような事業に力を入れているのかを把握しておくことが大切です。調べ方に迷う人は、公務員試験の自治体研究のやり方を先に確認してください。

🔍 チェックするポイント
- 直近の重点施策(例:人口増加対策、観光振興、子育て支援 など)
- 自治体の将来ビジョン(例:「○○市総合計画」「市長の施政方針」)
- 職員インタビュー(自治体HPやYouTubeで公開されていることも)
✅ ポイント:「○○市では△△に力を入れていると拝見しましたが…」と逆質問に活かせる情報をストック!
ステップ②:質問のパターンを決める
リサーチができたら、 自分なりの逆質問を3~5個 用意しましょう。
面接官のタイプや面接の流れに応じて使い分けられるよう、質問のジャンルを分けて準備しておくのがコツです。
💡 おすすめの逆質問ジャンル
- 仕事のやりがい:「職員の方がやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?」
- キャリア・成長:「若手職員が成長するために大切なことは何でしょうか?」
- 組織の雰囲気:「チームワークを深めるために○○市で工夫していることはありますか?」
- 自治体の方針:「今後の○○市のまちづくりで、職員として特に注力すべきことは何でしょうか?」
✅ ポイント:調べた内容や自分の関心を前置きすると、質問の背景が伝わりやすくなります。
ステップ③:模擬面接で実践練習!
質問を用意したら、 実際に声に出して練習 してみましょう。
面接では「質問の内容」だけでなく、 表情や話し方、間の取り方 も重要です。
🎤 練習方法
- 鏡の前で話してみる
- スマホで録音・録画してチェックする
- 友人や家族に面接官役をしてもらう
- アガルート面接対策講座の解説を確認し、現在の提供内容が自分に合うか比較する
✅ ポイント:「質問を投げかけた後のリアクション」まで意識すると、より自然な受け答えに!
この 3ステップ を実践すれば、逆質問に自信を持って答えられるようになります。面接本番で慌てないよう、しっかり準備をしておきましょう!
❓ 逆質問のよくある疑問Q&A|面接直前チェックにも◎
必須とは限りませんが、逆質問の機会がある場合は、志望先への理解や関心を伝えるきっかけになります。聞かれたときに慌てないよう質問候補を準備しておきましょう。
「給料や福利厚生」「調べれば分かる施策内容」「ありきたりすぎる質問」などは避けた方が無難です。面接官に「準備不足」と思われる可能性があります。
面接時間や進行によって逆質問がない場合もあります。逆質問がなかったことだけで合否や減点を判断することはできません。聞かれた場合に備えて、質問候補は準備しておきましょう。
3〜5個程度を目安に複数の候補を準備しておくと、面接の流れや、すでに説明された内容に合わせて選びやすくなります。
事前に調べた内容や自分の関心を前置きして質問すると、何を確認したいのかが伝わりやすくなります。
深呼吸して「一つだけお聞きしてもよろしいですか?」と丁寧に切り出せば落ち着いて話しやすくなります。丸暗記より“自分の言葉で”が大切です。
逆質問は、模擬面接や家族・友人との練習でも確認できます。外部講座を利用する場合は、アガルート面接対策講座の解説記事で、現在の提供内容・利用条件を確認してから比較してください。
まとめ
- 逆質問だけで合否は決まらないため、聞かれた場合に備えて候補を準備しておく
- 面接官が知りたいのは「意欲」「人柄」「コミュニケーション能力」
- NG質問:「給料」「休暇」「ありきたりな質問」
- 理想の質問:「仮説+質問」の形で考える
- 模擬面接や録音で、声に出して練習すると安心
逆質問は、募集案内や自治体の公開情報で分かることを先に調べ、まだ確認したい仕事内容や働き方を整理して準備しましょう。当日は説明済みの内容と重ならない質問を選び、質問の意図を短く添えて伝えます。質問する機会がなければ、無理に持ち出す必要はありません。
公務員面接は、回答内容を作るだけでなく、声に出して練習し、質問に合わせて要点を答える練習も重要です。模擬面接や録音・録画を使い、内容と伝え方を分けて確認しましょう。
外部講座を利用する場合は、講義内容・模擬面接の有無や回数・添削範囲・利用条件を申込時点の公式情報で確認し、自分に不足している対策を補えるか比較してください。
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