公務員としての安定した職業を持ちながら、副業に挑戦したいと考える方は多いでしょう。その中でも、Webライターは手軽に始められ、柔軟な働き方ができる魅力的な選択肢です。
本記事では、Webライターとしての始め方や必要なスキル、成功するためのポイントを詳しく解説します。公務員ならではの視点を活かし、あなたも新たな収入源を手に入れましょう!
Webライターとは?30秒でサクッと解説
インターネット上のあらゆる文章を書くことが、Webライターの仕事に該当します。主に集客を目的としている企業や個人事業主から依頼を受けて、コラムや広告などの文章を執筆します。Webライターになるために、特別な資格は必要ありません。既にパソコンとインターネット環境をお持ちであれば、今すぐにでも副業として始められます。
稼げる金額は「1文字〇円」や「1記事〇円」のように、書いた量に比例して決まります。ちなみに、株式会社パーソル総合研究所が行った前述の調査によれば、副業Webライターの平均月収は3.5万円です。「バイトのほうが稼げるのでは」と思った方も安心してください。本記事で紹介する方法で始めれば、副業で月5万円、10万円と収入を伸ばしていくことも夢ではありません。
副業にWebライターを選ぶメリット
私が実際に副業でWebライターをしていて、メリットだと感じることを紹介していきます。
大きく分けると下記6点。
それぞれのポイントを深掘りして紹介していきます。
特別なスキルが必要ない
Webライターをは、特別なスキルは不要です。例えば、副業として人気の動画編集やWebデザインはある程度学習期間が必要。
それに比べて、Webライターはタイピングさえできれば始められます!サクッと始められる副業を探している人におすすめです。
初期費用が少ない
Webライターはパソコンとインターネットがあれば始められます。そのため初期費用は少なめです。人によっては今からスタートできる人もいるでしょう。
私はちょっと良いスペックのパソコンを買ったので14万円ほどかかりました。しかし、Webライターをするだけなら2~3万円のものでもOKです。
いつでもどこでも仕事ができる
Webライターは場所を選ばず仕事ができます。移動時間もスマホを使って作業可能だからです。
動画編集とWebデザインも少しかじっていたのですが、これらの作業はどうしてもパソコンでないと無理なんですよね。
いつでもどこでも作業ができるのは、Webライターならではのメリットだと感じます。
キャリアの幅が広がる
ある程度Webライターとして活動していけば、転職・独立も可能です。
私も副業で始めましたが、いつかはフリーランスとして働きたいと考えるように。まさか自分の生き方の選択肢が広がるとは思っていませんでした。
Webライターは、会社に縛られない人生にしたいと考えている人におすすめの副業ですよ。
リサーチによって知識が身につく
記事を書いていくにはリサーチが必要です。そのため、自分が今まで知らなかった知識を身につけられます。
退職代行のメディア記事を執筆していたときの例を紹介していきます。
そのころは退職代行なんて知らなかったので、執筆しながらどういうサービスなのかを知りました。他にも、有給や会社を辞めることに関する法律の知識も身についたのです。
お金をもらいながら自分の知らない知識が得られるなんてめちゃくちゃ良いですよね!これもWebライターならではのメリットでしょう。
即金性が高い
Webライターは即金性の高い副業です。記事を納品した分が報酬になるため、初月から1万円稼ぐことも可能!
ブログ・YouTubeなどの広告収入型の副業は、結果が出るまでに数ヶ月かかることもあります。一方、Webライティングは初月からでも収入が入るのです。
すぐにお金が欲しい人に向いている副業ですね。
副業にWebライターを選ぶデメリット
メリットばかりに感じるWebライターですが、デメリットもあります。
主には下記4点です。
それぞれのポイントを詳しく紹介していきます。
ライバルが多い
Webライター始めるハードルが低いです。そのため、ライバルも多いことが特徴。
さらにコロナウイルスの影響で、Webライターを始めとしたネット副業をする人が増加しました。各案件に募集が殺到するため、競争率も高くなっています。
ライティングスキルを磨いて、他のWebライターと差別化しましょう!
具体的には、
- 自分で取材して記事を書けるようになる
- SEO知識を身につける
などが挙げられます。
SEOは簡単に言えばGoogle検索で上位表示するための書き方のコツのこと。このようなスキルを磨くことで、仕事の幅も広がりますよ!
最初のうちは稼ぎにくい
Webライティングを始めたての頃は単価が安いことがデメリットです。
実績が少ないうちは、文字単価が1円以下はよくあります。私も最初は0.6円からスタートしました。この場合、1,000文字書いても600円にしかなりません。
始めはうちは実績作りとして割り切り、だんだん高い案件に応募していくことをおすすめします。
ただし、単価があまりにも安すぎる案件は辞めましょう。クラウドソーシングでは、文字単価が0.1円の仕事もよく見かけます。3,000文字書いたとしても300円しか稼げません。このような案件はコスパが悪いですし、報酬が少な過ぎて辛くなってしまいます。
「Webライティングやったことないし…」と自分を安売りするのは辞めましょう!
リサーチが大変
知識外の記事を担当するとリサーチがめちゃくちゃ大変です。
以前競艇のメディアの執筆をしたことがありました。私はやったことすらなかったので、ルールから学習。そのときは、1記事あたり4時間かけるざらでした。
慣れていけば大丈夫ですが、最初のころはリサーチが大変ですね。
記事を書かないと収入ゼロ
本業が忙しくて記事を書けない月は、副業収入が0円になります。頑張れば頑張った分だけ収入アップする代わりに、働かなければまったく稼げないのです。当たり前ですね。
一方、ブログは稼げるまでに時間がかかりますが、記事が読まれて収入が発生するようになれば、何もしなくても報酬が入ってきます。つまり、ブログが資産になっているのです。
副業であれば、毎月会社から給与が振り込まれるので、副業収入がなくなっても生きていけますが、フリーランスとして独立した場合は、死活問題になります。
副業から始めて独立を考えている人は、ブログの開設も検討してみましょう。
副業Webライターの始めるにあたって…
Webライターの始め方と言っても、Webライターには3つの働き方があります。
・企業としてのWebライター
・フリーランスWebライター
・働きながら副業でWebライター
本記事では、「働きながら副業Webライターを始める方法」を紹介しています。
いきなり、会社員やフリーランスのWebライターとして働くよりも、副業でWebライターを経験してみることをおすすめします。
副業でWebライターを始めてみて、
✔Webライターは楽しい→そのままフリーランスor就職
✔Webライターはきつい→ライターを辞める
このような流れが読者には最適だと思います。
悲報:副業Webライターの9割以上が挫折します
いきなり、申し訳ございません。
副業Webライターの9割以上が挫折するはずです。
理由はただ1つです。→副業Webライターは簡単には稼げない。
✅ 月1万円:超簡単
✅ 月3万円:簡単
✅ 月5万円:少し難しい
✅ 月10万円:難しい
副業Webライターで挫折する人は技術的な部分で挫折するのではなく、ほとんどが、単価が上がらない→収入が増えないことで挫折しています。
2024年時点で、1つのライター案件に対してライターが10人〜100人ほど集まります。
① Webライターが案件を獲得するために、報酬単価を下げて依頼
② 上記のように単価を下げるWebライターが増える
③ Webライター単価の相場が下がる
このようなことが起きています。
価格競争、技術競争の2つで考えると、Webライターは価格競争に巻き込まれやすい性質を持っています。
未来予想:低単価+高品質の記事が市場に求められる
現状、安かろう悪かろうがWebライター案件の常識です。
しかし、この常識は数年後には変わると個人的には考えています。
成長市場の商品では安かろう悪かろうがいつのまにか安くて良いものになる
✅ 昔のユニクロは安い労働力を使い、安かろう悪かろうの商品を量産していた。
✅ 現在のユニクロは安い労働力を使い、安くて高品質なものを量産している
このようにWebライター業界もなると思われます。
私がWebライターを始めた2018年よりも2021年の方が安くて高品質の記事を書くライターが増えています。
2025年位には完全に安くて良い記事を書くWebライターが当たり前になると思われます。
ですので、Webライターを始めるのであれば、今のうちに始めて、Webライターとしての地位を築くことをお勧めします。
副業の第一歩にWebライターがおすすめ
ここまでWebライターの暗い話をしていましたが、副業を始めるのであれば、第一歩としてもWebライターはかなりおすすめです。
副業で人気のあるブログやプログラミング、Webデザインなどは稼ぐのに時間がかかります。
一方で、副業Webライターであれば初月から稼ぐことが可能!
副業で大事なことは、お金を稼ぐコツを掴むことです。
Webライターでは、どのようにすれば単価が上がるのか、どのようにすれば受注率が上がるのかなどを勉強しやすいです。(案件が多いため)
上記の思考はWebライター以外の副業でも必要なことです。
いわばビジネススキルというやつですね。
副業Webライターの始め方:サイトに登録して依頼するだけ
さて、ここからは副業Webライターの始め方について解説していきます。
とは言っても、副業Webライターの始め方はクラウドソーシングを活用して案件を受けるだけです。
有名どころだと、
・ クラウドワークス
・ ランサーズ
が挙げられます。
未経験者であれば、クラウドソーシングを活用して案件をとることをおすすめします。案件が豊富なため、初めてライティングをする人でも仕事を取りやすいからです。実際に、私も実績0の状態から記事執筆を任せてもらうことができました!
実際にクラウドワークスでサイト登録〜案件依頼までを解説
クラウドワークスから登録を進める
仕事を探すをクリックした後に【ライティング・記事作成】をクリックしましょう。
気に入った案件を探し、気に入った案件を見つけた後は応募画面へと進みます。
・ 応募金額
・ メッセージ
上記を入力して、応募するをクリックする。
→これでクラウドワークスでの副業ライターの始め方は終わりです。
後は、依頼主からの連絡を待つだけです。
月3万円稼ぐ手順
副業Webライターとして月3万円稼ぐ手順は下記の通りです。
① サービスの闇を理解する
② 狙う案件を知る
③ 毎日申し込みをする
④ 執筆環境を整える
⑤ 自分の意思を貫く
大前提:サービスの闇(4万円稼いでも3万円になる話)
よく、Webライター向けの記事で月3万円なら1000円記事×30記事とか3,000円記事×10記事と書いてありますが、実は違います。
手数料:20%
上記の闇を理解しないといけません。
例として私のクラウドワークスの案件をご覧ください。
・ 案件売り上げ:29,800円
・ 手数料 :5,960円
このように、案件自体の単価は29,800円なのにも関わらず、私の手元には23,840円しか残らないのです。
月3万円を狙いたいのであれば、月4万円を狙わなくてはいけないのです。
仮に、20万円案件で獲得しても、手数料で16万になってしまいます。
手順1.狙う単価は0.5円~1.0円←しかし、競合は多い
月3万円程度収入として得たいのであれば、0.5円~1.0円程度の案件に申し込みをしましょう。
理由は、上記の価格帯であれば、専門的な知識を求められないから。
申し込みをする際のコツは、1記事1000円を下回らない案件を選ぶことです。
よく、1000文字500円などがあるのですがかなりきついです。
Webライターでめんどくさいポイントは2つほどあり、マニュアルと記事構成がかなりめんどくさいです。
マニュアルは依頼主によって違うので、依頼主Aが推奨する表現でも、依頼主Bは禁止している表現などがある。
また、意外と忘れられているのですが、記事構成もめんどくさいポイントです。
・ マニュアルを理解する:10分
・ 記事構成を作る:30分
・ 記事本文を書く:1時間
時間配分にするとこんな感じです。
このことを踏まえると、文字数が少なすぎる案件はなるべく手を出さないようにしましょう。
500文字のために、マニュアルやら記事構成を理解するのは時間の無駄です。
ただ、上記のような案件は副業Webライターが狙っているポイントなので、競合はかなり強いと思っていいでしょう。
手順2.Webライターとして毎日5件程度申し込み
私は毎日5件申し込みをしていました。
私の先月の成績:150件中64受注
ただ、最初のうちは実績がないので、受注率が悪いです。
そのことを踏まえて、応募はなるべく多く送るようにしましょう。
はじめての受注は20件ほど申し込みをすれば通過できるはずです。
手順3.Webライターとしての執筆環境を整える
副業Webライターとして案件を獲得できたら、執筆の環境を整えていきましょう。
・ Googleドキュメント
・ ワード
・ ChatWork
・ 無料画像サイト
最近は、Googleドキュメントの共有機能を活用する依頼主が多いので、Googleドキュメントには必ず登録しておきましょう。
また、ChatWorkワークには数点注意が必要です。
最後に:自分の意思を貫こう
おそらく、副業Webライターで月3万円を稼げるのは10人に1人程度です。
誰でも月3万円なら稼げるWebライターですらそのくらいの確率です。
月3万円に行くコツ:稼ぐまで継続する
1ヶ月目に月3万円行かないのであれば、次の月に達成するために何か改善しましょう。
・ 応募数を増やす
・ 実績を作る
改善を繰り返していけば、絶対に達成できます。
月3万円を副業Webライターとして稼ぐことを達成できれば、かなり自信がつくはずです。
案件受注率を上げる方法
ここから副業Webライターの始め方でなく、月3万円以上を達成するためのノウハウを紹介していきます。
10件応募して、受注率が10%だと、案件数は1になります。
案件数を増やすためには応募数の絶対値を単純に増やすことでも可能なのですが、できれば、応募数ではなく、受注率を意識して頂きたいです。
クラウドワークス上で、Webライターの良い案件は1日1案件程度しかありません。
良い案件の受注率を上げることができれば月3万円以上はかなり簡単に稼げます。
方法1.Webライターに依頼する人の思考
クラウドワークスでライターに仕事を振る人の思考は下記の通りです。
・ 自社でライターは雇えない→給料だと高いから
・ 出来れば安く雇いたい
・ 安くて良い人材
・ 信頼できる人が良い
・ 何時間もコミットしてくれる方
こんな感じです。
つまり、『安く質の高い記事を書ける』Webライターを求めているのです。
上記を理解して依頼文を作り込むと、かなり受注率が上がります。
方法2.案件に応募する際の工夫
案件に応募する際に大切なことは、依頼主はそこまで応募者を見ていないことを知ることです。
✔ 1案件に100人応募が集まる
100人じっくり検討する依頼主なんてほとんどいません。
依頼主はファーストビューで100人から10人に絞込みをし、そこから数名を選んでいます。
これだけで、100人から10人に選ばれる確率は上がります。
最初の段階で依頼主が求めているのは安心感です。
10人から数名に選ばれるには運と、応募メッセージが重要です。
当サイトでの案件に応募する際は下記のテンプレを活用しています。
10人から数人に選ばれるには1発で理解できる実績+付加価値が必要です。
・ その分野で活躍している証拠
・ ライターとしての実績が目に見える
・ ブログを持っている
私自身は、ブログを紹介することで、『この人に依頼しても大丈夫だ』と思わせてます。
また、付加価値として、SNSでの拡散もアピールしています。
方法3.Webライターにブログがあると強い話
よく、Webライターとして過去に受注した記事などを実績として掲載する方がいるのですが、
結論:ほとんど見られません。
3000文字の記事を読む依頼主なんて滅多にいません。
一方で、ブログだと記事は読まれずとも、サイト全体的雰囲気を見てくれます。
そのことを踏まえると、Webライターでしっかりと案件を受注していくのであればブログもしっかり運営した方がいいと思います。
案件単価を上げる方法
副業Webライターで案件単価を上げる方法は3つほどあります。
方法1.専門的な知識を兼ね備えている
下記のジャンルのWebライター案件単価が高いです。
・ ブログ
・ アフィリエイト
・ サーバー
・ プログラミング
高い理由は、専門的な知識を持っているからです。
ブログジャンルなどは1文字3円などで受注したりしています。
こんな感じで、専門的な知識を持ってるいると単価は自然と上がっていきます。
方法2.SEOが理解できている
SEOとは検索エンジン最適化といって、記事をGoogle検索上位に上げるための技術です。
この点を理解できると、かなり単価は上がってきます。
SEOを理解する方法としてはご自身でブログ運営をすることが必須になってきます。
結論:やっぱりブログが必要
Webライターとしてしっかりと案件受注率や案件単価などを上げていきたいのであれば、ブログを始めましょう。
ブログの初期費用は1万円ほどですが、セルフバックを活用すれば、誰でも3万円ほど稼げるので、セルフバックを活用してブログの初期費用を回収してみてください。
注意しておきたいこと
副業ライターを2年半ほどやってきたのですが、割と注意が必要なことがあります。
注意1.依頼主=良い人とは限らない
2年半やっていて思うのは、依頼主は良い人ではないということです。
というのも、クラウドワークスの依頼主の8割型はライターを搾取しようと考えている人たちです。
そんな人達が良い人なわけないですよね。
2割ぐらいの依頼主はライターのことを考えてくれて、単価などを上げてくれます。
注意2.パソコンではなくスマホで始める
Webライターはパソコンやスマホでも始めることができる副業です。
もちろん、スマホでもWebライターの副業は可能です。
とはいえ、スマホだと効率が悪いです。ある程度資金があるようであれば、パソコンを購入して効率よく案件をこなすようにしてみてください。
注意3.単価の低いWebライター案件ばかりに手を出さない
単価の考え方は報酬で考えるのではなく、時間で考えましょう。
具体的にはこんな感じです。
✔ 1記事5000文字で報酬5000円:作業時間は10時間
✔ 1記事1000文字で報酬1000円:作業時間は1時間
多くの方は金額の高い方に飛びつきますが、副業Webライターとして着実にお金を稼ぐなら作業時間に対する報酬で案件を選ぶようにしましょう。
公務員を辞めない
「Webライターを始める。だから今の職業をやめる。」
確かに、この行動力は素晴らしいです。
ただ、稼げなかった場合のリスクもしっかりと考えておきましょう。
月10万円程度、Webライターとして稼げるようになった方は、専業として挑戦してみてください。
まとめ
ここまでが『副業Webライターの始め方』の解説でした。
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