👤 プロフィール紹介(年齢・前職・受験先など)
名前(仮名): 田中 翔さん(仮名)
年齢: 34歳(受験当時)
家族構成: 妻と子ども1人(当時3歳)
前職: IT企業で法人営業(勤続9年)
勤務状況: 残業が多く、土日出勤もあり
受験職種: 地方上級・市役所(行政職)
合格年度: 2024年度採用
田中さんは9年間勤めたIT企業を退職し、家族と安定した生活を求めて公務員試験に挑戦した30代社会人です。 仕事と家庭を両立しながらの受験生活には多くの苦労があったそうですが、最終的には市役所の行政職に合格。 ここからは、そのリアルな体験談をインタビュー形式でお届けします。
💬 なぜ30代で公務員を目指したのか?
── 転職を考え始めたきっかけは何でしたか?
前職はやりがいもありましたが、とにかく残業が多くて、毎日帰宅は22時過ぎ。
子どもの寝顔しか見られない日々が続き、「このままでいいのか?」と疑問を持つようになりました。
── 公務員を目指した理由は?
家族との時間を大切にしたかったのと、将来の安定を考えたときに、公務員という選択肢が自然と浮かびました。
実は学生時代にも一度考えたことがあって、その記憶もよみがえった感じです。
── 周囲の反応はどうでしたか?
妻は最初かなり驚いていましたが、「あなたが納得してるなら応援する」と言ってくれました。
親や同僚には「今さら?」と言われることもありましたが、自分の意思を通すことが大事だと実感しました。
📚 勉強法・スケジュールのリアル
── どのように勉強を始めましたか?
最初は市販の参考書を買って独学で始めました。でも、時間が足りず効率が悪くて…。
結局、オンライン講座に切り替えたのが転機でした。スキマ時間でもスマホで学習できたのが本当に助かりました。
── 平日・休日のスケジュールを教えてください。
平日は出勤前の1時間+昼休み30分+夜に1時間、合計2.5時間ほど。
休日は子どもが昼寝している間や早朝にまとまった時間を取り、1日5〜6時間を目標にしていました。
── モチベーション維持のコツは?
カレンダーに「〇」「×」で学習記録をつけて、可視化することで達成感を得るようにしていました。
あと、SNSで同じように頑張っている人をフォローするのも励みになりましたね。
📝 ぶっちゃけ大変だったこと
── 一番つまずいたのはどこですか?
正直、判断推理と数的処理が全然解けなくて心が折れそうになりました。
解説を読んでも理解できないことが多くて、繰り返し問題を解いてようやく慣れてきました。
── 面接で苦労した点はありましたか?
社会人経験をどうアピールすればいいのかわからず、最初はうまく話せませんでした。
講座の面接対策で「自治体が求めている人物像に寄せる」ことを学び、ようやく軸が定まった感じです。
── 他に苦労したことは?
仕事と家庭との両立ですね。特に子どもが体調を崩したときは勉強どころじゃなくて…。
無理せず「やれるときに集中する」と割り切ったのがよかったです。
🎉 合格の決め手になったこと
── 自分なりに「勝因」と思うポイントは?
何よりも継続ですね。1日サボっても翌日取り返すようにして、とにかく「続ける」ことを最優先にしました。
── 勉強以外で工夫したことは?
面接対策では、エピソードのストックを事前にたくさん書き出して整理しました。
これが本番での自信にもつながったと思います。
── 社会人経験はどう活きましたか?
面接では「チームで成果を出した経験」や「トラブル対応力」を評価されました。
社会人としての視点や責任感は、確実に強みとして見られていたと感じます。
✅ これから目指す方へのメッセージ
── 最後に、これから挑戦する方へメッセージをお願いします。
30代での転職、しかも公務員試験は勇気がいります。
でも、年齢を言い訳にせずチャレンジして本当によかったと今は思っています。
社会人には社会人の経験・責任感・視点という武器があります。
「遅すぎる」は思い込みかもしれません。
毎日少しずつでも前に進めば、きっと道は開けます。
同じように迷っている方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。