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【公務員試験 面接】逆質問の完全ガイド|好印象を与える例文&NG集

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面接
面接官
面接官

「最後に何か質問はありますか?」

この“逆質問”で戸惑った経験、ありませんか…?

公務員試験の面接ではこの質問が頻出。
意外と準備不足のまま本番に挑み、損をしている受験生が多いんです。

この記事では【面接官が好印象を持つ逆質問のコツ】を例文付きで徹底解説。

NG例・模範回答・準備ステップまで全網羅しています。

あなたは逆質問、得意?

5問の質問に答えて
あなたに合った対策をチェック✅
Q1:面接で逆質問されたとき、すぐに1つ以上質問を思いつけますか?


🎯 逆質問=減点回避?面接で気をつけたい基本の考え方

大前提として、逆質問を上手く回答できたからといって、合格できるわけではありません!

そもそも、逆質問は面接の最後に聞かれることが多いです。面接官はその質問に辿り着く前に、その受験生の評価をほぼ決めています。ですから、逆質問に上手く回答出来ても、それまでに失敗していたら逆転合格は出来ません。

では、逆質問の回答で大事になってくることは…

【失点を防ぐことが重要】

逆質問では取り返すというより、失点を防ぐことが大事になっているということを前提として押さえておきましょう。

💡 なぜ聞くの?面接官が逆質問する4つの意図

面接の終わりかけに「では最後に何か質問はありますか?」と面接官がわざわざ聞いてくるのにはどんな目的・理由があるのでしょうか?

これまでずっと面接官があなたに質問してきたのに、最後の最後で質問の攻守逆転をするのには大きな目的があります。

それは次の通りです。

逆質問をしてくる目的

① あなたの人柄をもっとよく知るため
② 採用されたいという熱意を図るため
③ コミュニケーション能力を確かめるため
④ 自治体への関心度を図るため

あなたの人柄をもっとよく知るため

公務員試験では年々、筆記試験よりも面接試験を重視する傾向にあります。

したがって面接官は限りある時間の中で、少しでもあなたの人柄を把握しようとします。

しかし面接官の質問に答えるだけではなかなか受験者の個性は表れにくいので、最後にあなたからの質問をさせることでフリーな会話の機会を設けようとしているのです。

コミュニケーションにおいて受験者が先攻の立場だと、がぜん会話の自由度が上がり、より性格が表れる傾向があります。

面接官はそこを見逃さないようにしっかりと注目しています。

「採用されたい」という熱意を図るため

面接官はあなたが別の自治体の試験も受けていると思っています

他の自治体と天秤にかけられて最終的にそちらに行かれてしまうと、せっかく採用したのに自分の役所は欠員になってしまいます。

民間企業であれば他の会社に逃げられてもいいように多めに採用したり、後で追加採用することも出来ますが、自治体では極端に多めに採用したり追加で募集したりということが難しいため、出来れば採用者全員に入庁してもらいたいと考えています。

要は、自分たちの自治体に入庁してくれる優秀な人材をできるだけ確保しようとしているのです。

面接試験で必死なのは受験者だけではないんですね。

そういった理由から、面接官は最後にあなたからどんな質問があるかによって「採用されたい熱意」を測ろうとしているのです。

コミュニケーション能力を確かめるため

公務員は仕事で市民の方と接する機会が多いため、高いコミュニケーション能力を求められます。

もちろん頭が良いなどの優秀さも大事ですが、表情や会話するときの言葉使いの柔らかさ、精神的にも落ち着いているなどといった特性を重視します。

面接中はずっと面接官の質問に答えるという受け身な状態から一転、自分から質問を投げかけるという状況で、あなたがどんな発言をするかに注目しています。

・聞きたいことを上手くまとめているか
・スムーズに会話のキャッチボールができるか
・的外れな事を言っていないか

上記のように、面接官はあなたからの質問を通じて「コミュニケーション能力」を確かめています。

自治体への関心度を図るため

面接官からの質問だけでは、100%あなたの自治体に対する関心度を把握できないため最後の最後であなたからの質問を受け付けるのです。

そこで面接官は、あなたから何かしらの質問をされることを待っています。

「自治体の政策や課題」や「力を入れていること」については、最低限しっかりと調べて準備しておきましょう。

自治体についての質問をしてくれると、面接官サイドからすれば受験者の「自治体への関心度」と「採用されたい熱意」の両方を知ることができます。

🚫 逆質問で不合格に?公務員面接のNG質問集

ここでは、逆質問について「何を質問するとダメなのか?」というNGパターンについて3点解説していきます。

この3つに該当してしまうと、一発で不合格になる可能性がありますので、確実に注意しておきましょう。

NG質問理由
「ボーナスはどのくらいですか?」自分の利益を優先している印象を与える
「○○市は今後どのようなまちづくりを進めますか?」調べれば分かる情報であり、準備不足と捉えられる
「○○市で活躍する職員の共通点は何ですか?」ありきたりな質問で印象に残らない

自分の利益についての質問

1つめは自分の利益について質問することです。

例えば「ボーナスはどれくらいですか?」や「休暇は取れますか?」など、このように自分のメリットになる逆質問です。

なぜ、このように自分の利益になる逆質問がダメかと言いますと、

面接官
面接官

この受験生は公務員の仕事がしたいのではなく、公務員としての身分が欲しいんだな

と思われてしまうからです。

組織で働く以上、自分の権利を主張する人はどうしても嫌われてしまいます。ですから、逆質問をする場合は自分の利益についての質問はやめておきましょう。

施策についての質問

逆質問のダメな例2つ目は施策についての質問です。

施策についての質問をしてしまうと、一発で不合格になることはありませんが、印象に残らなくなるため、加点されることはありません。なぜ、施策についての逆質問がダメなのかといいますと、「調べたら分かる事が多い」からです。

県の施策について1番詳しいのは担当部署になりますので、採用面接の場でそのような逆質問をするのはナンセンスです。ですので、施策についての逆質問はやめておきましょう。

ありきたりの質問

3つ目は「○○市の職員として活躍するために、今から勉強しておいた方がいいことはありますか?」というような、ありきたりの質問です。

なぜ、ありきたりの逆質問がダメなのかと言うと、同じような逆質問をする人がとても多いからです。

面接官は1日に何回も面接をしています。その面接で「最後に質問はありますか?」という逆質問をした時、大半の受験性が同じような、ありきたりの質問をしています。その時の面接官の立場を想像してみてください。嫌になりませんか?

面接では、周りと同じような回答をすると印象に残りません

印象に残らない人を採用したいとは思いません。ですから、面接では他の人と違う発言をすることを心掛けておきましょう。

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✅ 逆質問の成功例!面接官の心を動かす伝え方とは?

これからは逆質問について、具体的にどのように回答すればいいのか?について解説していきます。

理想的な回答例を考える際に、なぜ面接官がその質問をしているのか?という意図を考えていきましょう。

先述した、【面接官が逆質問をする理由】を簡潔にまとめると

受験生の≪ 意欲 ≫を知りたいから

面接官はその受験性が本当にその自治体に興味を持っているのか?その仕事にどれだけ興味を持っているのか?というのを見極めようとしています。だから逆質問をするわけです。

では、どのように考えていけばいいのか?簡単です。それは【自分なりの仮説を入れる】ことです!

例えば…

面接官から「最後に質問はありますか?」という質問に対して、仕事でやりがいを感じたことは何ですか?○○市で活躍している人の共通点はありますか?そのように逆質問をしてしまうと、ありきたりな質問になります。

ですが、そこに仮説を入れると一気に意欲が伝わるようになります!

具体例を出してみると

私なりに○○市の仕事について調べたり、OBの方に話を伺った結果、職員の方は○○の時に仕事にやりがいを感じるというお話をお伺いしました。面接官の方は数10年、色々な部署で働いてきたと思いますが、最も仕事でやりがいを感じた時はどんな時ですか?

このように『仮説+質問』で返すと逆質問に意欲が伝わります。面接ではこのように嫌味なく、アピールすることが重要になってきます。

また、質問内容で特に面接官を唸らせる内容は【人間関係】についての質問です。公務員の仕事で最も重要なのは人間関係です。

理由としては、公務員の仕事は大きな仕事が多いので、様々な部署を横断する仕事が多いからです。なので、仕事を円滑に回すためには部署関係なく、様々な人と人間関係を構築することが大事になってきます。

人間関係の逆質問をすることで、「私は色々な人と人間関係を構築する意欲がある」ということを匂わせることが出来ます。

具体例をあげると

私は行政の仕事をする上で様々な人と人間関係を構築することが重要だと考えていますが、人間関係を構築する上で、面接官の方が意識していることはありますか?

このように回答すると、「この受験生は組織の中でしっかりと人間関係を構築しながら仕事をしてくれそうだな」と思います。

このような、アピールの仕方をどれだけ知っているかで、あなたの面接の突破率が変わってきます。

逆質問のコツは 「仮説+質問」 で考えることですが、具体的な質問がイメージしにくい人のために、実際に使える逆質問の例をいくつか紹介します。

ポイント:事前調査を踏まえた質問なので、熱意が伝わりやすい


「私は、○○市の〇〇(例:都市開発・子育て支援)の仕事に強い関心を持っており、将来的にその分野で活躍したいと考えています。入庁後、○○の分野で活躍するためには、どのような経験を積んでいくとよいでしょうか?」

ポイント:「長く働く意欲」をアピールできる


「私は人間関係を大切にしながら仕事を進めることを重視しています。○○市では職員同士のコミュニケーションを円滑にするために、どのような取り組みをされていますか?」

ポイント:人間関係を重視する姿勢が伝わり、協調性がある印象を与えられる


「○○市の職員の方は、多くの業務をこなす中でどのようにスキルアップをされているのでしょうか?特に成長している職員の方の共通点などがあれば教えていただきたいです。」

ポイント:成長意欲を見せつつ、自治体の雰囲気や職員の姿勢を知ることができる

📘 3ステップで完成!逆質問の準備法と練習のコツ

逆質問は 事前準備がすべて です。面接本番で焦らないために、以下の3ステップでしっかり対策しておきましょう。

ステップ①:自治体研究をする

まずは、受験する自治体の 施策・課題・職員の働き方 についてリサーチしましょう。
公式サイトや自治体の広報誌を確認し、どのような事業に力を入れているのかを把握しておくことが大切です。

🔍 チェックするポイント

  • 直近の重点施策(例:人口増加対策、観光振興、子育て支援 など)
  • 自治体の将来ビジョン(例:「○○市総合計画」「市長の施政方針」)
  • 職員インタビュー(自治体HPやYouTubeで公開されていることも)

✅ ポイント:「○○市では△△に力を入れていると拝見しましたが…」と逆質問に活かせる情報をストック!

ステップ②:質問のパターンを決める

リサーチができたら、 自分なりの逆質問を3~5個 用意しましょう。
面接官のタイプや面接の流れに応じて使い分けられるよう、質問のジャンルを分けて準備しておくのがコツです。

💡 おすすめの逆質問ジャンル

  • 仕事のやりがい:「職員の方がやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?」
  • キャリア・成長:「若手職員が成長するために大切なことは何でしょうか?」
  • 組織の雰囲気:「チームワークを深めるために○○市で工夫していることはありますか?」
  • 自治体の方針:「今後の○○市のまちづくりで、職員として特に注力すべきことは何でしょうか?」

✅ ポイント:仮説を入れて質問すると、さらに好印象!

ステップ③:模擬面接で実践練習!

質問を用意したら、 実際に声に出して練習 してみましょう。
面接では「質問の内容」だけでなく、 表情や話し方、間の取り方 も重要です。

🎤 練習方法

  • 鏡の前で話してみる
  • スマホで録音・録画してチェックする
  • 友人や家族に面接官役をしてもらう
  • アガルートの模擬面接 など、プロの指導を受ける

✅ ポイント:「質問を投げかけた後のリアクション」まで意識すると、より自然な受け答えに!

この 3ステップ を実践すれば、逆質問に自信を持って答えられるようになります。面接本番で慌てないよう、しっかり準備をしておきましょう!

❓ 逆質問のよくある疑問Q&A|面接直前チェックにも◎

必須ではありませんが、逆質問は「意欲」や「関心度」をアピールできる貴重なチャンスです。しっかり準備しておくことで他の受験生と差がつきます。

「給料や福利厚生」「調べれば分かる施策内容」「ありきたりすぎる質問」などは避けた方が無難です。面接官に「準備不足」と思われる可能性があります。

時間の都合で割愛されることもあります。聞かれなかったからといって減点されることはありませんが、聞かれた場合に備えては必ず準備しておきましょう。

最低でも3〜5個は準備しておくのが理想です。ジャンルを分けておくと、その場の雰囲気に応じて臨機応変に対応しやすくなります。

「仮説+質問」の形にすることで、事前に調べた上での質問だと伝わり、面接官に好印象を与えられます。

深呼吸して「一つだけお聞きしてもよろしいですか?」と丁寧に切り出せば落ち着いて話しやすくなります。丸暗記より“自分の言葉で”が大切です。

はい。たとえばアガルートの模擬面接講座では、逆質問の練習や添削も行ってくれます。本番前に一度試しておくと安心です。

まとめ

公務員試験の面接で役立つ逆質問まとめ
  • 逆質問は「加点」ではなく「失点を防ぐ」意識が大切!
  • 面接官が知りたいのは「意欲」「人柄」「コミュニケーション能力」
  • NG質問:「給料」「休暇」「ありきたりな質問」
  • 理想の質問:「仮説+質問」の形で考える
  • 「模擬面接で練習が必須!」

今回は公務員試験の逆質問について解説していきました。

公務員試験の面接は場数を踏むことが1番大事です。そのため、模擬面接を何度か行い、形式に慣れることで本番でも実力を十分に発揮することが出来るようになります。

アガルートの面接対策講座では、ノウハウやマナーなどすべて網羅されており、過去の公務員試験の再現情報を分析した上で、面接を突破するためのコツをお伝えしているので、オススメです。

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この記事を書いた人:えびうるゼミ
公務員試験アドバイザー
ebiuru

元・横浜市職員(16年)/人事採用担当(3年)

えびうるゼミと申します。

地方上級・国家一般職など複数の公務員試験に合格し、現在は公務員試験アドバイザー講師として働いています。
社会人経験者採用の選考にも関わっていた経験をもとに、リアルな合格戦略や面接対策を発信中!

「合格に近づく最短ルート」を、実体験ベースでわかりやすくお届けします。

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