はじめに|公務員試験の英文は「型」で最短攻略できる
公務員試験の文章理解の中でも、英文は 「単語が分からない」「読むのに時間がかかる」「そもそも苦手」 と感じやすい分野です。
しかし実際の公務員試験の英文は、英検や大学受験のような 精密な読解力や高度な文法力は求められていません。 必要なのは、点を取るための“解き方の型”です。
英文でよくある悩み
・単語が分からないと、そこで止まってしまう
・全部訳そうとして時間切れになる
・選択肢で毎回2つに迷う
結論:英文は「訳さない」方が点が取れる
公務員試験の英文は、全文を訳す必要はありません。 設問を先に読む → 根拠を探す → 消去する という手順を守るだけで、正答率とスピードは大きく改善します。
この記事でわかること
- 公務員試験の文章理解(英文)を最短で解く4ステップ
- 頻出パターン別の具体的な解き方と時短のコツ
- 英文が苦手でも点が安定する1日10分の勉強法
先に断言しますが、英文を「感覚」や「気合い」で解こうとすると、 いつまでも安定しません。 この記事では、英語が得意でない人でも再現できる 公務員試験専用の解き方に絞って解説します。
英文が苦手な人ほど、この記事の内容は効果が出やすいです。
次の章から、まずは「英文で何が出るのか」を整理し、
その後に最重要の解き方の型を解説していきます。
「英文を捨てるのは不安」「1点でも教養の得点を上げたい」という方は、 このまま読み進めてください。
基礎|公務員試験の文章理解(英文)って何が出る?
まず結論
公務員試験の英文は、難しい英語を理解できるかではなく、 「設問に対応できるか」を見ています。
公務員試験の文章理解(英文)は、大学受験の長文読解とは違い、 限られた時間で正しい選択肢を選べるかが重視されます。 そのため、出題パターンはかなり固定されています。
英文の主な出題形式
よく出る問題タイプ
- 内容一致(正しいもの・誤り)
- 空欄補充(文脈・接続語)
- 主旨・要旨(筆者の考え)
- 語句整序(出る自治体のみ)
ポイント
どの形式でも共通しているのは、 「本文に書いてあることだけが正解」という点です。 英文でも日本語と同じく、根拠探しゲームだと考えてください。
英文にかける時間配分の目安
教養試験全体の中で、英文にかける時間は長くても1問2〜3分が目安です。 それ以上かかると、他の科目に悪影響が出ます。
- 1問目安:2分前後
- 迷ったら:一旦飛ばす
- 最後に戻って:消去で決める
英文を丁寧に訳そうとすると、 ほぼ確実に時間オーバーになります。 公務員試験では「正確な和訳」は評価されません。
英文を捨てるのが危険な理由
捨てた場合に起きること
- 他の受験生が取る問題で差がつく
- 教養の安定感が一気に下がる
- 合否ラインに届かなくなる
対策するとこう変わる
- 読む量が減って時間に余裕が出る
- 消去法で正答率が安定
- 英文が得点源になる
英文は、満点を狙う科目ではありません。 しかし、「確実に1問取る」だけで 教養全体の得点は大きく変わります。
次の章では、この記事の核心となる 「英文の正しい解き方4ステップ」を解説します。 英語が苦手な人ほど、ここを先に理解してください。
【結論】英文の正しい解き方はこの4ステップ
公務員試験の英文は、この4ステップだけ守ればOKです。
英語が苦手でも、再現性高く点が取れる手順になっています。
設問を先に読む(何を探すか決める)
まず本文を読む前に設問を確認します。
「内容一致」「空欄補充」「主旨」など、ゴールを先に決めるのが目的です。
- 内容一致 → キーワードが出る場所を探す
- 主旨 → however / therefore の後を重点チェック
- 空欄 → 前後の文と接続語を見る
段落の役割だけつかむ(精読しない)
英文は全部読まなくてOKです。
各段落を「背景」「具体例」「結論」など、役割だけ把握します。
- however / but → 筆者の主張が変わる
- for example → 具体例(主旨ではない)
- therefore / thus → 結論
単語が分からなくても止まらないでください。
役割が分かれば意味は取れます。
根拠に戻る(該当箇所だけ読む)
次に、設問に対応する根拠部分だけを読み直します。
正解の選択肢は、必ず本文の言い換えです。
- キーワードがある文に戻る
- 強さ(all / some / often)を確認
- 条件の追加・削除がないかチェック
消去法で決め切る(迷わない)
最後は消去法です。
英文が苦手な人ほど、「正解を探す」より「間違いを消す」方が安定します。
- 言い切り(always / never)がある
- 本文より強い・広い表現
- 原因と結果が逆
4ステップまとめ
- ① 設問を先に読む
- ② 段落の役割だけ把握
- ③ 根拠に戻る
- ④ 消去で決め切る
この流れを守るだけで、英文にかかる時間と迷いは確実に減ります。
次の章では、この4ステップを問題タイプ別に分解し、 さらに速く・正確に解くコツを解説します。
頻出パターン別|英文問題の解き方とコツ
英文問題はパターンが固定されています。
それぞれの「見る場所」さえ分かれば、
全文を読まなくても対応できます。
① 内容一致(正しいもの・誤り)
解き方の型
- 設問→選択肢のキーワードを先に確認
- 同じ語が出る文・段落だけ読む
- 意味だけでなく強さも一致するか確認
よくある罠
- some → all にすり替わる
- often → always の言い切り
- 条件が1つ追加されている
② 主旨・要旨問題
最優先で見る場所
- however / but の後
- therefore / thus の後
- 最終段落の結論文
for example / for instance が出てきたら、 そこは主旨ではなく補足です。 主張はその前後にあります。
③ 空欄補充問題
即断のコツ
- 空欄の前後2文だけ読む
- 接続語で方向性を決める
- 抽象度(広い/具体)が合うか確認
文脈に合っていても、本文にない評価語が 入る選択肢は不正解です。
④ 語句整序(出る自治体向け)
並べ方の基本
- 主語+動詞の文型を先に作る
- 前置詞・関係詞でカタマリを作る
- 結論・評価は最後に来やすい
頻出パターンまとめ
- 内容一致:キーワード+強さ
- 主旨:however / therefore の後
- 空欄:前後+接続語
- 整序:文型とカタマリ
次の章では、これらのコツを使って 「英文を全部読まずに解く例題」を ステップ解説します。
例題|英文を“全部読まずに”解く(ステップ解説)
ここでは、公務員試験でよく出る英文問題の典型パターンを使って、 実際にどこを読み・どこを読まないかを確認します。
※著作権配慮のため、問題文は本試験風のオリジナル英文です。 解き方は本番にそのまま使えます。
例題① 内容一致(正しいもの)
【本文】
【問】本文の内容と一致するものを選べ。
- A. Working from home always leads to higher productivity.
- B. Productivity is influenced more by management style than by workplace location.
- C. Recent studies deny the benefits of working from home.
- D. Productivity depends only on the physical environment.
設問は「内容一致」。 → キーワードは productivity / depends on
however に注目。 → 筆者の本音は後半「depends largely on how work is managed」
選択肢を本文と照合。 B は「management style」「location」と本文の言い換え。
正解:B
A は always(言い切り)で×。 C・D は本文にない内容。
例題② 空欄補充
【本文】
【選択肢】
- A. For example
- B. Therefore
- C. However
- D. In addition
前文:プラス意見 後文:マイナス内容 → 逆接が必要
however = 逆接 therefore / in addition = 順接 for example = 具体例
正解:C(However)
例題から分かること
- 英文はhowever / thereforeだけで流れが分かる
- 全文理解より根拠探しが重要
- 選択肢は言い切り・ズレで消せる
次の章では、英文で多くの人がやってしまう 「よくあるミス」を整理します。 ここを潰すだけで、正答率はさらに安定します。
よくあるミスと対策|英文が伸びない原因はここ
英文が苦手な人ほど、努力不足ではなく「やり方ミス」で 点を落としています。 ここで典型ミスを潰すだけで、正答率は一段上がります。
ミス① 全文を訳そうとする
ありがちな状態
- 分からない単語で止まる
- 訳に時間がかかる
- 最後までたどり着けない
対策
- 設問を先に読んで探す内容を固定
- however / therefore だけを意識
- 意味は7割理解で十分
ミス② 単語が分からないと止まる
公務員試験の英文は、 全単語が分かる前提ではありません。
対策
- 名詞・数字・固有名詞だけ拾う
- 同じ単語が繰り返されている箇所に注目
- 分からない単語は飛ばす
ミス③ それっぽい選択肢を選ぶ
英文が苦手な人ほど、 「一番英語がきれい」「雰囲気が合う」で選びがちです。
対策
- 必ず本文に戻る
- 本文にない内容は即×
- 迷ったら消せる方を探す
ミス④ 接続語を見落とす
however / but / therefore を見落とすと、 筆者の主張が真逆になります。
対策
- however = 逆転
- therefore = 結論
- for example = 具体例(主張ではない)
ミスを防ぐための最終チェック
- 全文を訳していないか?
- 設問より先に本文を読んでいないか?
- 本文に根拠があるか?
- 接続語を見逃していないか?
次の章では、これらのミスを二度と繰り返さないための 英文専用の勉強法(独学OK)を解説します。
勉強法|文章理解(英文)を伸ばす最短メニュー【独学OK】
英文対策は、「長文をたくさん読む」必要はありません。 公務員試験では、正しい回し方を毎日続けることが最短ルートです。
結論:1日10分で十分
英文は量より型。 1日1問でも、復習まで含めることで確実に伸びます。
図解|英文対策・1日10分ルーティン
設問先読み → however / therefore に注目 → 消去で解答。 全文は読まないのがルール。
正解の根拠文に線を引く。 不正解も「どこがズレたか」を確認。
今日のミスを1つだけ言語化。 例:接続語見落とし/言い切りに騙された。
「設問を30秒で読む」など、 次に意識することを1つ決めて終了。
単語・文法はどこまでやる?
やるべきこと
- 頻出単語(however / therefore など)
- 比較・因果が分かる最低限の文法
やらなくていいこと
- 単語帳の丸暗記
- 難関大学レベルの文法演習
- 精読トレーニング
英文は「理解する」より「判断する」科目です。 単語・文法は解き方を支える最低限で十分です。
次の章では、 「独学だと続かない」「復習が不安」という人向けに、 スタディングで英文を得点源にする方法を紹介します。
独学が不安な人へ|スタディングで英文を得点源にする
「解き方は分かったけど一人だと続かない」 「復習が雑になりがち」 「英文を後回しにしてしまう」
こう感じる人は、意志の問題ではなく環境の問題です。
独学で英文が伸びにくい理由
- 何をどこまでやればいいか迷う
- 復習が「解説読むだけ」で終わる
- 忙しい日は英文を丸ごと飛ばす
英文は「短時間×高頻度」で回す科目です。 だからこそ、スキマ時間前提の教材と相性が良いです。
スタディングが英文対策に向いている理由
- 講義で解き方の型を先にインプットできる
- 問題演習→解説で根拠確認まで完結
- スマホ1つで毎日少しずつ進められる
英文は「才能」より慣れと手順。 スタディングは、この手順を迷わず回せるのが最大の強みです。
おすすめの使い方(英文だけならこれ)
- ① 講義で4ステップを確認
- ② 英文問題を1日1問解く
- ③ 解説で根拠を必ず確認
※合わなければ無理に続ける必要はありません。 まずは「型が自分に合うか」を確認するのが最短です。
※上の記事で「向いている人・向いていない人」も正直に解説しています。
次はいよいよ最後に、 この記事の要点まとめ+今日からやることチェックリストを用意します。
まとめ|公務員試験の英文は「訳さない」が正解
公務員試験の文章理解(英文)は、 英語力やセンスで差がつく科目ではありません。
設問→根拠→消去という 正しい解き方の型を使えば、 英文が苦手な人でも安定した得点源にできます。
この記事の最重要ポイント
- 英文は全文を訳さない
- however / thereforeを最優先で見る
- 正解は必ず本文の言い換え
- 迷ったら消去法で決め切る
- 1日10分×1問で十分
今日からやることチェックリスト
- 英文は設問先読みから始める
- 根拠文に必ず線を引く
- ミスの原因を1つだけ書き出す
あわせて読みたい(内部リンク)
「独学だと続かない」「英文を後回しにしてしまう」という方は、 スキマ時間で解き方の型を定着できる スタディング公務員講座も一度チェックしてみてください。
スタディング公務員講座を無料体験で確認する※合わなければやめてOK。まずは「英文の型」を体感してみてください。


