公務員試験のSPIと教養試験の違いは?受かりやすさ・勉強法まで解説

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筆記(教養・専門)
第1章|まずは結論から全体像をつかむ
  1. 公務員試験のSPIと教養試験の違いを先にわかりやすく整理します
    1. SPIは「適性検査型」教養試験は「公務員向けの筆記試験」です
    2. 出題内容が違う
    3. 対策の進め方が違う
    4. 受験戦略も変わる
    5. 適性検査型
    6. 公務員向け筆記試験
    7. 最初にやるべきことは、この3ステップです
    8. あわせて読むと理解しやすい関連記事
    9. 独学で「何から始めるべきか」迷う人へ
  2. そもそもSPIとは?公務員試験で使われる理由を解説
    1. SPIをひとことで言うと、能力検査と性格検査を組み合わせた適性検査です
    2. 公務員試験でも使われる“適性を見る試験”
    3. SPIが公務員試験で使われるときのイメージ
    4. 言葉の理解を見る
    5. 処理力・論理力を見る
    6. 特性や傾向を見る
    7. なぜ自治体はSPIを導入するのか?
    8. 受験者を集めやすい
    9. 民間併願層を取り込みやすい
    10. 基礎力を見やすい
    11. SPI方式が向いている自治体・受験者の特徴
    12. SPI方式が刺さりやすい人
    13. ただし注意したいこと
    14. あわせて読みたい関連記事
    15. SPI方式の対策で迷う人へ
  3. 教養試験とは?公務員試験の王道方式を解説
    1. 教養試験をひとことで言うと、幅広い基礎力を見る公務員向け筆記試験です
    2. 公務員試験対策の中心になりやすい方式
    3. 教養試験の中身は大きくこの3つで考えると整理しやすいです
    4. 数的推理・判断推理
    5. 文章理解
    6. 一般知識科目
    7. なぜ教養試験は「王道」と言われるのか?
    8. 多くの試験で活きやすい
    9. 実力が積み上がりやすい
    10. 受験の土台になりやすい
    11. 教養試験が向いている受験先・受験者の特徴
    12. 教養試験が向いている人
    13. 注意したいこと
    14. あわせて読みたい関連記事
    15. 教養試験対策で迷いやすい人へ
  4. SPIと教養試験の違いを比較表でわかりやすく整理
    1. 先にざっくり言うと、違いはこの3つです
    2. 出題内容が違う
    3. 対策のしかたが違う
    4. 受験戦略が違う
    5. SPIと教養試験の違いを比較表でチェック
    6. 比較表を読むときのポイント
    7. 出題内容の違いを見る
    8. 勉強時間の違いを見る
    9. 併願のしやすさを見る
    10. 自分との相性を見る
    11. どちらを選ぶか迷う人は、この見方で判断すると整理しやすいです
    12. 民間も受けたいか
    13. 受験先を広く持ちたいか
    14. 自分の得意がどちらか
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    16. 比較しても迷う人へ
  5. SPIと教養試験はどっちが難しい?
    1. 先に結論|一般的には教養試験のほうが重く感じやすいです
    2. SPIと教養試験の「難しさの種類」を比べるとこうなります
    3. SPIが難しく感じやすい理由
    4. 教養試験が難しく感じやすい理由
    5. どちらが難しいかは、この3つで判断すると整理しやすいです
    6. 勉強時間を確保できるか
    7. スピード勝負が得意か
    8. 受験先をどこまで広げたいか
    9. こんな人はSPIが難しくなりやすく、こんな人は教養試験が難しくなりやすいです
    10. SPIが難しくなりやすい人
    11. 教養試験が難しくなりやすい人
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    13. 「どっちが難しいか」より「どっちをどう対策するか」が大切です
  6. SPIが向いている人・教養試験が向いている人
    1. 先に結論|民間併願・短期集中ならSPI寄り、幅広く公務員を受けるなら教養試験寄りです
    2. まずはSPI向き・教養試験向きの特徴を並べて見てみましょう
    3. SPIが向いている人
    4. 教養試験が向いている人
    5. 迷う人は、この3つの質問で判断すると整理しやすいです
    6. 民間も受けますか?
    7. 受験先を広く持ちたいですか?
    8. どんな勉強が続きやすいですか?
    9. 迷ったときは、この順番で決めると失敗しにくいです
    10. 志望先の方式を確認する
    11. 自分の向き不向きを見る
    12. 必要なら併願戦略を考える
    13. あわせて読みたい関連記事
    14. 「自分はどっち向きか」で迷う人へ
  7. SPI方式で受けられる公務員試験のメリット・デメリット
    1. 先に結論|SPI方式は「受けやすさ」が強みですが、万能ではありません
    2. SPI方式のメリット・デメリットを並べるとこうなります
    3. SPI方式のメリット
    4. SPI方式のデメリット
    5. SPI方式で特に見落とされやすい注意点
    6. 時間不足になりやすい
    7. 受験先が限定される
    8. 油断しやすい
    9. SPI方式を活かしやすい人の受け方
    10. 民間併願とセットで考える
    11. 受験先を先に絞る
    12. 問題演習を早めに回す
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    14. SPI方式を効率よく対策したい人へ
  8. 教養試験方式のメリット・デメリット
    1. 先に結論|教養試験方式は「応用の広さ」が強みですが、計画性がないと苦しくなります
    2. 教養試験方式のメリット・デメリットを並べるとこうなります
    3. 教養試験方式のメリット
    4. 教養試験方式のデメリット
    5. 教養試験方式で特に見落とされやすい注意点
    6. 全部やろうとして止まる
    7. 数的処理を後回しにする
    8. 受験先の傾向を見ない
    9. 教養試験方式を活かしやすい人の受け方
    10. 数的処理を最優先にする
    11. 文章理解を並行して進める
    12. 知識科目は傾向を見て絞る
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    14. 教養試験対策を効率よく進めたい人へ
  9. SPIと教養試験は併願できる?受験戦略を解説
    1. 先に結論|併願はできます。ただし「軸」を決めないと失敗しやすいです
    2. おすすめの併願パターンはこの3つです
    3. 教養試験を軸にしてSPIも受ける
    4. SPIを軸にして教養試験は絞る
    5. 最初は教養、途中でSPIも追加する
    6. 併願で失敗しやすいポイント
    7. 軸を決めずに両方やる
    8. 受験先を広げすぎる
    9. 併願するなら、この順番で進めると整理しやすいです
    10. 志望先を大まかに分類する
    11. 主軸を1つ決める
    12. 補助的にもう一方を足す
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    14. 併願の勉強順で迷う人へ
  10. SPIと教養試験の勉強法の違い
    1. 先に結論|SPIは「慣れと処理速度」、教養試験は「優先順位と積み上げ」がカギです
    2. SPIと教養試験の勉強法を並べるとこう違います
    3. SPIの勉強法
    4. 教養試験の勉強法
    5. それぞれの勉強法は、この順番で進めると失敗しにくいです
    6. まずは形式理解
    7. まずは優先順位づけ
    8. 次に反復と修正
    9. SPIと教養試験を両方受ける人の勉強法
    10. 主軸を先に決める
    11. 共通する力から伸ばす
    12. 追加対策は最小限にする
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    14. 勉強法で迷う人へ
  11. SPIと教養試験に関するよくある質問
    1. 先にひとことで言うと、「方式は自治体ごとに違う」が基本です
    2. よくある質問をQ&A形式で整理します
    3. 迷ったときの判断基準を3つに絞るとこうなります
    4. 志望先の方式を見る
    5. 受験の広さを見る
    6. 自分の得意を確認する
    7. あわせて読みたい関連記事
    8. まだ不安が残る人へ
  12. まとめ|SPIと教養試験の違いを知れば受験先選びで迷いにくい
    1. この記事の結論をひとことで言うとこうなります
    2. この記事の要点を3つに整理するとこうなります
    3. 試験の中身が違う
    4. 勉強法が違う
    5. 向いている人が違う
    6. 迷う人が次にやるべきことはこの3つです
    7. 志望先の方式を確認する
    8. 自分の軸を決める
    9. 勉強順を決める
    10. あわせて読みたい関連記事
    11. 方式の違いはわかった。次は「どう勉強を始めるか」です

公務員試験のSPIと教養試験の違いを先にわかりやすく整理します

SPIと教養試験って、名前は聞くけど何が違うの?」 「自分が受ける自治体は、どっちを対策すればいいの?」 こうした疑問は、公務員試験を調べ始めたばかりの人ほど強く感じやすいです。

とくに市役所・県庁・一部の地方公務員試験では、自治体によって試験方式が違います。 ここをあいまいなまま勉強を始めると、やるべき対策がズレてしまうので、最初に整理しておくことが大切です。

結論だけ先に読む

SPIは「適性検査型」教養試験は「公務員向けの筆記試験」です

ざっくり言うと、SPIは言語・非言語・性格検査などを中心にした適性検査タイプ教養試験は数的推理・判断推理・文章理解・社会科学などを含む公務員試験らしい筆記試験です。 つまり、似ているように見えて、出題内容も、勉強法も、向いている人も違います。

01

出題内容が違う

SPIは適性検査寄り、教養試験は公務員試験向けの科目型です。何を問われるかが根本から違います。

02

対策の進め方が違う

SPIはスピードと処理力、教養試験は範囲整理と積み上げ学習が重要になります。

03

受験戦略も変わる

民間併願しやすさや受けられる自治体の広さなど、試験方式によって戦い方が変わります。

ひと目でわかる|SPIと教養試験の違い
SPI

適性検査型

  • 言語・非言語を中心に出題されやすい
  • 性格検査がセットになることも多い
  • 短時間で正確に処理する力が大切
  • 民間就活との併願と相性がよい
VS
教養試験

公務員向け筆記試験

  • 数的推理・判断推理・文章理解が中心
  • 社会・人文・自然科学が入ることもある
  • 範囲が広く、計画的な勉強が必要
  • 幅広い公務員試験で活きやすい

最初にやるべきことは、この3ステップです

STEP 1

志望先の方式を確認する

まずは自治体・試験区分ごとの募集要項を見て、SPI型なのか教養試験型なのかを確認します。

STEP 2

自分の得意不得意を見る

スピード勝負が得意か、積み上げ型が得意かで、向いている方式はかなり変わります。

STEP 3

勉強の優先順位を決める

方式がわかれば、問題集選びも学習順もブレにくくなります。ここが受験準備の土台です。

ここを間違えると、かなりもったいないです。
よくある失敗は、「なんとなく教養試験っぽいから教養対策を始める」「SPIのほうが簡単そうだからSPIだけ見る」といった見切り発車です。 実際には、受けたい自治体の方式に合わせて準備することが最優先です。

独学で「何から始めるべきか」迷う人へ

SPIと教養試験は、名前は似ていても対策の順番がかなり違います。 そのため独学だと、「今の勉強で合っているのか」が不安になりやすいです。

とくに大学・アルバイト・仕事と両立する人は、最初に学習ルートを整理できる教材があると進めやすくなります。 えびうるブログでも紹介しているように、スキマ時間で学びやすい通信講座を活用すると、勉強の迷いを減らしやすいです。

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第2章|そもそもSPIとは?をやさしく整理

そもそもSPIとは?公務員試験で使われる理由を解説

第1章で見たとおり、SPIは教養試験とは別物です。 ただ、ここでさらに大事なのは、SPIは「公務員専用の試験」ではないという点です。

もともとは民間企業の採用で広く使われてきた適性検査ですが、近年は一部の自治体でも導入されています。 そのため、「SPI=民間向け」と思い込まず、公務員試験でも普通に出てくる可能性がある方式として理解しておくことが大切です。

SPIをひとことで言うと、能力検査と性格検査を組み合わせた適性検査です

SPIは、受験者の基礎的な処理力や考え方の傾向を見るための試験です。 公務員試験で出る場合も、基本的には「言語」「非言語」「性格検査」を軸に構成されることが多く、教養試験のように社会科学・人文科学・自然科学まで広く問うタイプとは性質が違います。

SPIの基本像

公務員試験でも使われる“適性を見る試験”

つまりSPIは、「知識をどれだけ暗記したか」を中心に見る試験というより、 言葉の理解・数量処理・論理的に考える力・受験者の特性を確認する試験だと考えるとわかりやすいです。 そのため、対策も「科目を広く勉強する」というより、問題形式に慣れて素早く解く練習が重要になります。

言語分野

語句の意味、文章の理解、文の関係などを見られやすい分野です。

非言語分野

割合、推論、表の読み取りなど、数的な処理力や論理力が問われます。

性格検査

価値観や行動傾向を見るパートで、面接との一貫性も意識したい部分です。

SPIが公務員試験で使われるときのイメージ

「知識試験」ではなく「適性検査型」と理解すると整理しやすいです
言語

言葉の理解を見る

文章を正しく読み取り、語句や文の関係をつかめるかを見るイメージです。

語句文意把握読解
非言語

処理力・論理力を見る

数量や条件を整理し、短時間で答えを出せるかが問われやすいパートです。

割合推論表読み取り
性格

特性や傾向を見る

どんな行動傾向があるか、組織との相性などをみる目的で実施されます。

性格検査一貫性面接連動

なぜ自治体はSPIを導入するのか?

ここを知っておくと、「なぜ公務員試験なのに教養試験ではなくSPIなのか」がかなり理解しやすくなります。 自治体側には、従来型の教養試験だけでは拾いきれない受験者層を広げたい、受けやすさを上げたい、という狙いがあります。

01

受験者を集めやすい

教養試験のように幅広い知識科目まで準備しなくてよい場合、受験ハードルが下がりやすくなります。

02

民間併願層を取り込みやすい

民間就活でもSPIに触れている人は多く、併願しやすい仕組みにしやすいのが強みです。

03

基礎力を見やすい

知識の暗記量だけでなく、基礎的な処理力や適性を見たい自治体と相性がよい方式です。

つまり、SPI導入の背景には「試験をやさしくする」というより、 受験者の幅を広げつつ、必要な基礎力や適性を見たいという考え方があります。 そのため、「SPIだから楽」と単純に考えないことが大切です。

SPI方式が向いている自治体・受験者の特徴

もちろん自治体ごとに違いはありますが、SPI方式は「従来型の公務員試験だけに縛られない人材も集めたい」という意図と相性が良いです。 そのため、受験者側から見ると、次のようなケースでSPI方式は魅力になりやすいです。

SPI方式が刺さりやすい人

  • 民間企業と公務員を並行して受けたい人
  • 知識科目の暗記が苦手で、処理型の問題が比較的得意な人
  • 短期間で対策をまとめたい人
  • まずは受けやすい自治体からチャレンジしたい人

ただし注意したいこと

  • SPI方式の自治体だけに絞ると受験先が狭くなることがある
  • 短時間で処理する力が必要なので、慣れないと点が伸びにくい
  • 性格検査もあるため、筆記だけ見ればよいわけではない
  • 募集要項を見ないまま「SPI型だろう」と決めつけるのは危険

SPI方式の対策で迷う人へ

SPIは「教養試験より範囲が狭そう」と見えますが、実際は短時間で解き切る練習が必要です。 そのため、独学だと「何をどこまでやればいいか」で迷いやすい分野でもあります。

スキマ時間で進めたい人や、教養試験との両立を考えている人は、最初に学習ルートを整理できる講座を使うと進めやすくなります。

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第3章|教養試験の全体像をやさしく整理

教養試験とは?公務員試験の王道方式を解説

SPIが適性検査型なのに対して、教養試験は「公務員試験らしい筆記試験」です。 公務員試験を調べ始めるとよく出てくる言葉ですが、実際には「どこまでが教養試験なのか」が曖昧なままになりやすいです。

ただ、ここを理解しておくと、なぜ多くの受験生が数的推理や判断推理を重視するのか、なぜ勉強期間が長くなりやすいのかが一気につながります。 つまり教養試験は、公務員試験の土台になる王道方式だと考えるとわかりやすいです。

教養試験をひとことで言うと、幅広い基礎力を見る公務員向け筆記試験です

教養試験では、数的推理・判断推理・文章理解のような「一般知能」と、社会科学・人文科学・自然科学・時事のような「一般知識」が出題されることがあります。 もちろん試験区分や自治体によって出題範囲は違いますが、基本的には“いくつかの科目を横断して対策する試験”という理解で大きくズレません。

教養試験の基本像

公務員試験対策の中心になりやすい方式

教養試験は、単に暗記力だけを見る試験ではありません。 とくに配点の柱になりやすいのは、数的推理・判断推理・文章理解などの一般知能分野です。 一方で、知識系科目は出題数や比重に差が出やすいため、受験先に合わせてメリハリをつけることが重要になります。

一般知能

数的推理・判断推理・文章理解など、考える力や処理力を見る分野です。

一般知識

社会科学・人文科学・自然科学・時事など、知識系の分野を指します。

公務員試験らしさ

SPIよりも「公務員受験のための準備」が必要になりやすいのが特徴です。

教養試験の中身は大きくこの3つで考えると整理しやすいです

まずは「全部完璧」ではなく、全体像をつかむのが先です

数的推理・判断推理

教養試験の得点源になりやすい中心分野です。解き方の型を覚えるほど伸ばしやすくなります。

得点源頻出時短重要

文章理解

現代文や英文など、文章を読んで正しく判断する力を見る分野です。毎日少しずつ積み上げやすいです。

現代文英文継続型

一般知識科目

社会・人文・自然科学・時事などが含まれます。出題比重は受験先ごとに差が出やすいです。

社会科学人文科学自然科学

なぜ教養試験は「王道」と言われるのか?

教養試験が王道とされるのは、昔から多くの自治体・試験区分で採用されてきたことに加えて、 数的処理や文章理解などの基礎力を広く確認しやすいからです。 また、受験先がまだ固まりきっていない段階でも、教養試験対策を進めておくと応用が利きやすいという強みがあります。

01

多くの試験で活きやすい

教養試験の主要分野は、複数の自治体や区分で共通して役立つことが多いです。

02

実力が積み上がりやすい

数的推理や判断推理は、解き方の型を学ぶほど安定して点が取りやすくなります。

03

受験の土台になりやすい

受験先を広く見たい人にとって、教養試験対策は最初のベースとして使いやすいです。

ただし、王道だからといって「全部同じように勉強すればいい」わけではありません。 教養試験は範囲が広いので、配点が高い分野から優先して進めることが大切です。

教養試験が向いている受験先・受験者の特徴

教養試験は、公務員試験を本格的に受けたい人や、受験先の幅をある程度広く持ちたい人と相性が良いです。 一方で、範囲が広いぶん、なんとなく勉強を始めると時間だけかかってしまうこともあります。

教養試験が向いている人

  • 幅広い自治体・区分を受けたい人
  • 数的推理や判断推理を得点源にしたい人
  • 中長期で計画的に勉強できる人
  • 公務員試験を本命として考えている人

注意したいこと

  • 知識科目まで全部完璧にしようとすると非効率になりやすい
  • 数的処理を後回しにすると、後半でかなり苦しくなる
  • 自治体ごとの出題傾向を見ずに一律で進めるのは危険
  • 「範囲が広い=無理」と決めつける必要はない

教養試験対策で迷いやすい人へ

教養試験は範囲が広いので、独学だと「何から手をつけるべきか」で止まりやすいです。 とくに初学者は、数的処理→文章理解→必要な知識科目のように、順番を決めて進めるだけでもかなりラクになります。

スキマ時間で学習を進めたい人や、効率よく全体像を整理したい人は、講座を使って学習ルートを明確にするのも有力です。

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第4章|違いを比較表で一気に整理

SPIと教養試験の違いを比較表でわかりやすく整理

ここまでで、SPIは適性検査型、教養試験は公務員向けの筆記試験だとわかってきました。 ただ、実際の受験戦略に落とし込むには、「具体的に何がどう違うのか」を並べて見るのがいちばん早いです。

この章では、出題内容・試験時間・対策期間・向いている人などをまとめて比較します。 まずは細かく覚えようとせず、自分はどちらに近いタイプかをつかむつもりで読んでみてください。

先にざっくり言うと、違いはこの3つです

SPIと教養試験の違いは多いですが、初学者が最初に押さえるべきなのは「何を解くのか」「どう勉強するのか」「どんな受け方に向くのか」の3つです。 ここを押さえるだけでも、問題集選びや受験先の見方がかなり変わります。

01

出題内容が違う

SPIは言語・非言語・性格検査が中心。教養試験は数的推理・判断推理・文章理解・知識科目など幅広く出ます。

02

対策のしかたが違う

SPIは短時間で処理する練習が重要。教養試験は頻出分野から積み上げていく勉強が必要です。

03

受験戦略が違う

SPIは民間併願と相性がよく、教養試験は受験先の幅を広げやすいという違いがあります。

SPIと教養試験の違いを比較表でチェック

比較項目 SPI 教養試験
試験の性質 適性検査型
処理力論理力性格検査
公務員向け筆記試験
一般知能一般知識王道型
主な出題内容 言語・非言語・性格検査が中心 数的推理・判断推理・文章理解・社会科学などが中心
勉強の特徴 問題形式に慣れ、速く正確に解く練習が必要 頻出分野から順番に積み上げる学習が必要
対策期間のイメージ 比較的短期でまとめやすいことが多い 中長期で準備する人が多い
民間併願との相性 高い。民間就活と並行しやすい 民間とは別に公務員向け対策が必要になりやすい
受験先の広げやすさ SPI方式の自治体中心になりやすい 教養試験を課す自治体にも対応しやすい
向いている人 短期集中型・民間併願したい人 公務員本命・幅広く受けたい人
ここで大事なのは、「SPIのほうが絶対ラク」「教養試験のほうが絶対難しい」と決めつけないことです。 しんどさの種類が違うだけなので、自分に合うほうを見極める視点が重要です。

比較表を読むときのポイント

出題

出題内容の違いを見る

  • SPIは知識暗記よりも処理力・読解力・論理力を見やすいです。
  • 教養試験は数的処理だけでなく知識系まで広がることがあります。
  • 「何を勉強するか」が大きく違うので、ここは最重要ポイントです。
時間

勉強時間の違いを見る

  • SPIは比較的短期で対策しやすいと言われやすいです。
  • ただし、短時間で解く練習をしないと本番で失速しやすいです。
  • 教養試験は早めに始めるほど余裕を持ちやすいです。
併願

併願のしやすさを見る

  • SPIは民間企業との併願を考える人に相性がよいです。
  • 教養試験は公務員試験を本格的に受ける人に向いています。
  • 志望先の広さを取るか、併願しやすさを取るかで選び方が変わります。
相性

自分との相性を見る

  • スピード勝負が得意ならSPI寄りです。
  • コツコツ積み上げるのが得意なら教養試験寄りです。
  • どちらが“世間的に楽か”より、“自分に合うか”で見るのが正解です。

どちらを選ぶか迷う人は、この見方で判断すると整理しやすいです

まだ「結局どっちが自分向きなの?」と感じる人は多いはずです。 そんなときは、完璧に結論を出そうとするより、まずは次の3つで仮決めすると動きやすくなります。

民間も受けたいか

民間就活と並行するなら、SPI方式はかなり相性がよいです。準備をまとめやすいのが強みです。

受験先を広く持ちたいか

なるべく多くの自治体を視野に入れたいなら、教養試験対策の土台があると対応しやすいです。

自分の得意がどちらか

短時間で処理するのが得意ならSPI、コツコツ積み上げるのが得意なら教養試験が向きやすいです。

迷う人ほど、まずは志望先の募集要項を確認し、その上で相性を見る順番が大切です。 先に相性だけで決めると、必要な方式とズレることがあります。

比較しても迷う人へ

実際は、「違いはわかったけど、自分の勉強の優先順位が決まらない」という人が多いです。 とくに独学では、SPIと教養試験のどちらを先に進めるかで迷いやすくなります。

スキマ時間で効率よく進めたい人は、最初に学習ルートを整理できる講座を使うと、今やるべきことが見えやすくなります。

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第5章|どっちが難しいのかを整理

SPIと教養試験はどっちが難しい?

このテーマでいちばん多い疑問が、「結局どっちのほうが難しいの?」というものです。 ただ、ここは単純にSPI=簡単、教養試験=難しいと決められる話ではありません。

なぜなら、SPIと教養試験は“難しさの種類”が違うからです。 SPIはスピードと処理力で苦しみやすく、教養試験は範囲の広さと継続学習で苦しみやすいです。

先に結論|一般的には教養試験のほうが重く感じやすいです

まず全体傾向としては、教養試験のほうが「重い」と感じる人が多いです。 理由はシンプルで、対策範囲が広く、勉強期間も長くなりやすいからです。

ただし、これは「教養試験のほうが全員にとって難しい」という意味ではありません。 短時間で処理するのが苦手な人にとっては、SPIのほうがむしろ厳しく感じることもあります。

つまり、一般論では教養試験のほうが負担は大きくなりやすいものの、 実際の難しさは「自分が何を苦手とするか」でかなり変わります。

SPIと教養試験の「難しさの種類」を比べるとこうなります

SPI

SPIが難しく感じやすい理由

  • 1問ごとに考え込んでいると時間が足りなくなりやすい
  • 非言語分野で処理スピードが求められる
  • 性格検査もあるため、筆記だけ見ればいいわけではない
  • 「範囲が狭そう」と油断すると本番で失速しやすい
教養

教養試験が難しく感じやすい理由

  • 数的推理・判断推理・文章理解・知識科目と範囲が広い
  • 勉強を始める前に全体像をつかみにくい
  • 継続して学習しないと伸びにくい分野がある
  • 「全部やらなきゃ」と思って遠回りしやすい

どちらが難しいかは、この3つで判断すると整理しやすいです

01

勉強時間を確保できるか

長めの準備期間を取れるなら教養試験にも対応しやすいです。時間が限られる人はSPI型のほうが取り組みやすい場合があります。

02

スピード勝負が得意か

制限時間の中でどんどん処理するのが得意ならSPI向きです。逆に、落ち着いて積み上げるほうが得意なら教養試験向きです。

03

受験先をどこまで広げたいか

受験先を広く確保したいなら教養試験対策の価値は高いです。民間併願を重視するならSPI型の優先度が上がります。

難易度を考えるときにいちばん危ないのは、「楽そうだからこっちにする」と決めることです。 公務員試験では、受験方式との相性と志望先の条件を見ずに決めると失敗しやすいです。

こんな人はSPIが難しくなりやすく、こんな人は教養試験が難しくなりやすいです

SPIが難しくなりやすい人

問題をじっくり考えたいタイプ、時間制限が強い試験が苦手な人、非言語の処理に慣れていない人は、SPIで苦戦しやすいです。 「短期で済みそう」と思っても、スピード対応ができないと点が伸びにくいです。

教養試験が難しくなりやすい人

勉強範囲が広いと手が止まりやすい人、計画を立てずに始めてしまう人、数的処理を後回しにしがちな人は、教養試験で苦しくなりやすいです。 ただし、順番を決めて進めれば十分戦えます。

「どっちが難しいか」より「どっちをどう対策するか」が大切です

実際に合否を分けるのは、難易度の印象ではなく、受験方式に合った準備ができたかどうかです。 とくに独学では、SPIと教養試験のどちらを優先すべきかで止まりやすくなります。

学習ルートを最初に整理しておくと、「今やるべきこと」が見えやすくなります。忙しい人ほど、講座を使って順番を明確にするメリットは大きいです。

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第6章|自分に向いている方式を見極める

SPIが向いている人・教養試験が向いている人

ここまで読んで、「違いはわかったけど、結局自分はどっち向きなの?」と感じている人は多いはずです。 実際、受験方式の相性は、合格可能性だけでなく勉強の続けやすさにもかなり影響します。

そこでこの章では、SPI向きの人と教養試験向きの人の特徴を整理します。 大事なのは、どちらが上かではなく、自分の得意・苦手や受験戦略に合っているかで考えることです。

先に結論|民間併願・短期集中ならSPI寄り、幅広く公務員を受けるなら教養試験寄りです

かなりざっくり言うと、SPIは「民間就活とも両立したい人」「短期間で効率よく進めたい人」に向きやすいです。 一方で教養試験は、「公務員試験を本命にしたい人」「受験先を広く持ちたい人」に向きやすいです。

ただし、これはあくまで傾向です。最終的には、志望先の試験方式と、自分の得意不得意の両方を見て決めるのがいちばん失敗しにくいです。

自分に向いている方式を選ぶときは、「何が得意か」だけでなく「どんな受け方をしたいか」までセットで考えるのがポイントです。

まずはSPI向き・教養試験向きの特徴を並べて見てみましょう

SPI

SPIが向いている人

  • 民間企業と公務員を並行して受けたい人
  • できるだけ短期間で試験対策をまとめたい人
  • 知識暗記より、処理力やスピード勝負のほうが得意な人
  • 受験先をSPI方式の自治体中心に絞ってもよい人
  • 忙しくて勉強時間を長く取りにくい人
教養

教養試験が向いている人

  • 公務員試験を本命としてしっかり準備したい人
  • 県庁・市役所など幅広い受験先を考えている人
  • コツコツ積み上げる勉強が比較的得意な人
  • 数的推理や判断推理を得点源にしたい人
  • 中長期で学習計画を立てて進められる人
ここで注意したいのは、「自分は短期集中型だからSPI一択」のように決めつけないことです。 実際には、志望先が教養試験型なら、相性より先に必要な対策を優先する必要があります。

迷う人は、この3つの質問で判断すると整理しやすいです

まだ迷う場合は、「どちらがなんとなくラクそうか」で選ぶのではなく、次の3つで考えると方向性が見えやすくなります。

01

民間も受けますか?

民間企業との併願をかなり重視するなら、SPI方式は準備を共通化しやすく、負担を抑えやすいです。

02

受験先を広く持ちたいですか?

受けられる自治体の幅を広げたいなら、教養試験の土台があるほうが対応しやすくなります。

03

どんな勉強が続きやすいですか?

短時間の処理練習が続きやすいならSPI寄り、積み上げ学習のほうが続くなら教養試験寄りです。

迷ったときは、この順番で決めると失敗しにくいです

「相性が大事」とはいっても、判断の順番を間違えると遠回りになります。 まずは次の流れで整理すると、今やるべきことがかなり見えやすくなります。

STEP 1

志望先の方式を確認する

まずは自治体の募集要項を見て、SPI型なのか教養試験型なのかを確認します。ここが最優先です。

STEP 2

自分の向き不向きを見る

処理スピードが得意か、積み上げ型が得意かを見て、勉強の優先順位を決めます。

STEP 3

必要なら併願戦略を考える

民間も受けるならSPI寄り、公務員中心で広く受けるなら教養試験寄りに軸足を置きやすいです。

「自分はどっち向きか」で迷う人へ

実際は、自分に向いている方式を考えるときほど、独学だと判断がブレやすいです。 「SPIを先にやるべきか」「教養試験を軸にすべきか」で止まりやすいからです。

学習ルートを先に整理しておくと、今やるべきことがはっきりします。忙しい人や、受験方式の選び方から迷う人ほど、講座を活用するメリットは大きいです。

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第7章|SPI方式の強みと弱みを整理

SPI方式で受けられる公務員試験のメリット・デメリット

SPI方式は、「受けやすそう」「対策が軽そう」という印象を持たれやすいです。 たしかに教養試験と比べると、メリットがはっきり見えやすい方式ではあります。

ただし、良い面だけ見てSPI方式を選ぶと失敗しやすいです。 大切なのは、メリットとデメリットの両方を知ったうえで、自分の受験戦略に合うかを判断することです。

先に結論|SPI方式は「受けやすさ」が強みですが、万能ではありません

SPI方式の最大の魅力は、教養試験よりも対策範囲をしぼりやすく、民間就活とも並行しやすいことです。 とくに忙しい大学生や、まずは受けやすい自治体から挑戦したい人にとっては、大きなメリットがあります。

一方で、SPI方式の自治体だけに頼ると受験先の幅が狭くなったり、短時間処理への対応が必要だったりします。 つまりSPI方式は、合う人にはかなり便利だけれど、誰にでも最適とは限らない方式です。

SPI方式は「ラクな試験」ではなく、受験しやすさと引き換えに、別の注意点もある方式だと理解しておくとズレにくいです。

SPI方式のメリット・デメリットを並べるとこうなります

SPI方式のメリット

  • 教養試験よりも対策範囲をしぼりやすい
  • 民間企業との併願がしやすい
  • 短期間でも受験準備を進めやすい
  • 知識科目の暗記負担を抑えやすい
  • 忙しい人でも入り口を作りやすい

SPI方式のデメリット

  • !SPI方式の自治体だけだと受験先が狭くなりやすい
  • !短時間で解くスピードに慣れないと点が伸びにくい
  • !性格検査もあり、筆記だけに集中すればよいわけではない
  • !「範囲が狭い=簡単」と油断しやすい
  • !教養試験型へ途中で切り替えると負担が大きくなることがある

SPI方式で特に見落とされやすい注意点

SPI方式のメリットは目立ちやすいですが、実際には「思ったより難しかった」と感じる人も少なくありません。 その原因は、次のような見落としにあることが多いです。

01

時間不足になりやすい

SPIは一問ずつ考え込みすぎると失速しやすいです。知識量より、時間内に処理する力が必要です。

02

受験先が限定される

SPI方式だけに絞ると、教養試験型の自治体を受けにくくなり、選択肢が狭まることがあります。

03

油断しやすい

「教養試験より軽そう」という印象で準備不足になり、本番でスピード勝負に負けるケースがあります。

とくに危ないのは、“SPI方式だから対策は少しで大丈夫”と考えてしまうことです。 実際は、短時間処理への慣れがないと、想像以上に苦戦します。

SPI方式を活かしやすい人の受け方

SPI方式は、使い方次第でかなり強い武器になります。 とくに、次のような考え方で受けるとメリットを活かしやすいです。

POINT 1

民間併願とセットで考える

民間就活も進める人は、SPI対策を共通化できるので効率が上がりやすいです。

POINT 2

受験先を先に絞る

SPI方式の自治体を先に確認しておくと、ムダな勉強を減らしやすくなります。

POINT 3

問題演習を早めに回す

SPIは慣れが大きいので、インプットだけでなく、時間を測った演習を早めに始めるのが大切です。

SPI方式を効率よく対策したい人へ

SPI方式は、範囲をしぼりやすい一方で、演習の進め方を間違えると点数につながりにくいです。 とくに独学では、「どこまでやれば十分か」の判断が難しくなりやすいです。

スキマ時間で進めたい人や、SPIと教養試験の両方を見ながら対策したい人は、最初に学習ルートを整理できる講座を使うと進めやすくなります。

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第8章|教養試験方式の強みと弱みを整理

教養試験方式のメリット・デメリット

教養試験方式は、公務員試験の王道ルートとしてよく知られています。 そのため、「大変そうだけど安心感がある」と感じる人も多いです。

実際、教養試験には受験先を広げやすいという大きな強みがあります。 ただしその一方で、範囲が広くなりやすく、勉強の進め方を間違えるとかなり非効率になりやすいです。

先に結論|教養試験方式は「応用の広さ」が強みですが、計画性がないと苦しくなります

教養試験方式の最大のメリットは、数的推理・判断推理・文章理解などの対策が、複数の自治体や試験区分に活きやすいことです。 つまり、受験先を広く持ちたい人にとって土台になりやすい方式だと言えます。

ただし、教養試験は範囲が広いので、何も考えずに全部やろうとすると手が回らなくなりやすいです。 そのため、教養試験方式は「王道で安定感がある反面、順番を決めて勉強しないとつらい方式」でもあります。

教養試験方式は、受験先の広さと引き換えに、学習管理が必要な方式だと考えると整理しやすいです。

教養試験方式のメリット・デメリットを並べるとこうなります

教養試験方式のメリット

  • 幅広い自治体・試験区分に対応しやすい
  • 数的推理・判断推理などが得点源になりやすい
  • 公務員試験を本命にする人と相性がよい
  • 一度土台を作ると他の受験先にも応用しやすい
  • 王道の準備がしやすく、試験の全体像をつかみやすい

教養試験方式のデメリット

  • !範囲が広く、勉強時間がかかりやすい
  • !何から手をつけるべきか迷いやすい
  • !知識科目まで完璧にしようとして非効率になりやすい
  • !民間就活との併願では負担が大きくなりやすい
  • !数的処理を後回しにすると取り返しづらい

教養試験方式で特に見落とされやすい注意点

教養試験方式は王道だからこそ、「とりあえず全部やればいい」と思ってしまいやすいです。 でも実際には、その考え方がいちばん危険です。

01

全部やろうとして止まる

範囲が広いので、最初から完璧を目指すと手が止まりやすいです。優先順位づけが重要です。

02

数的処理を後回しにする

教養試験の得点源になりやすいのに、苦手意識から後回しにすると後半でかなり苦しくなります。

03

受験先の傾向を見ない

自治体ごとに出題比重は違うので、一律に勉強するとムダが増えやすくなります。

とくに重要なのは、「教養試験=全部同じくらい勉強するもの」ではないということです。 実際には、頻出分野から固めていくほうがずっと効率的です。

教養試験方式を活かしやすい人の受け方

教養試験方式は、やみくもに取り組むと重くなりますが、順番を決めればかなり戦いやすくなります。 とくに、次のような進め方と相性がよいです。

POINT 1

数的処理を最優先にする

数的推理・判断推理は伸びやすく得点源になりやすいので、早めに着手するのが基本です。

POINT 2

文章理解を並行して進める

現代文や英文は毎日少しずつ積み上げやすいので、数的処理と並行すると効率が上がります。

POINT 3

知識科目は傾向を見て絞る

受験先の出題傾向を確認し、必要度の高い分野から優先して進めるとムダが減ります。

教養試験対策を効率よく進めたい人へ

教養試験方式は、独学だと「範囲が広すぎて何からやればいいかわからない」で止まりやすいです。 でも、順番さえ見えれば、意外と進めやすくなります。

スキマ時間で進めたい人や、数的処理から効率よく対策したい人は、最初に学習ルートを整理できる講座を使うと迷いが減りやすいです。

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第9章|併願の考え方を整理

SPIと教養試験は併願できる?受験戦略を解説

「SPI方式の自治体も気になるけど、教養試験型も受けたい」と考える人はかなり多いです。 実際、公務員試験ではSPI型と教養試験型を併願する人は少なくありません。

ただし、何も考えずに両方へ手を広げると、勉強の軸がブレて中途半端になりやすいです。 大切なのは、併願そのものよりも、どちらを軸にしてどう組み合わせるかです。

先に結論|併願はできます。ただし「軸」を決めないと失敗しやすいです

SPI型と教養試験型の併願は、戦略として十分ありです。 とくに民間就活も視野に入れながら公務員試験を受ける人や、受験先を広く持ちたい人にとっては有効です。

ただし、SPIも教養試験も同じ熱量で最初から完璧にやろうとすると、時間が足りなくなりやすいです。 そのため併願では、「どちらを主軸にするか」を先に決めることがいちばん重要です。

併願のコツは、SPIと教養試験を同格で並べるのではなく、主軸と補助に分けることです。

おすすめの併願パターンはこの3つです

01

教養試験を軸にしてSPIも受ける

公務員本命の人におすすめです。教養試験対策を中心に進めつつ、SPI方式の自治体も受験先に加える形です。

02

SPIを軸にして教養試験は絞る

民間併願がメインの人に向いています。SPI対策を中心にしながら、教養試験型は数をしぼって受ける形です。

03

最初は教養、途中でSPIも追加する

受験先がまだ固まっていない人向けです。まずは教養の土台を作り、後からSPI方式の自治体も検討しやすくします。

一般的には、教養試験を軸にしてSPIを追加する形のほうが、受験先の幅を確保しやすいです。 ただし、民間併願を重視するならSPI軸のほうが合うこともあります。

併願で失敗しやすいポイント

併願は便利に見えますが、やり方を間違えるとかなり非効率になります。 とくに次の2つは、よくある失敗です。

軸を決めずに両方やる

  • !SPIも教養試験も中途半端になりやすい
  • !問題集選びや勉強順がブレやすい
  • !忙しい人ほど時間配分に失敗しやすい

受験先を広げすぎる

  • !日程管理が複雑になりやすい
  • !どの試験方式にも十分な準備がしにくくなる
  • !面接や書類準備まで含めると負担が一気に増える

併願するなら、この順番で進めると整理しやすいです

併願で成功しやすい人は、最初から全部やろうとはしません。 まずは次の順番で整理して、勉強の軸を作っています。

STEP 1

志望先を大まかに分類する

まずは受けたい自治体を「SPI型」「教養試験型」に分けて、全体像を見える化します。

STEP 2

主軸を1つ決める

公務員本命なら教養試験軸、民間併願重視ならSPI軸というように、どちらかを中心にします。

STEP 3

補助的にもう一方を足す

主軸の勉強が回り始めてから、SPIや教養試験を必要な範囲だけ追加するのが効率的です。

併願の勉強順で迷う人へ

併願でいちばん難しいのは、「何を先にやるか」を決めることです。 独学だと、SPIも教養試験も気になって、どちらにも集中できなくなることがあります。

学習ルートを最初に整理しておくと、主軸と補助の切り分けがしやすくなります。忙しい人ほど、講座で順番を明確にするメリットは大きいです。

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第10章|勉強法の違いを整理

SPIと教養試験の勉強法の違い

SPIと教養試験は、試験の中身が違うだけでなく、勉強の進め方そのものがかなり違います。 ここを混同すると、「頑張っているのに伸びない」という状態になりやすいです。

とくに初学者は、SPIなのに知識科目ばかり進めたり、教養試験なのに演習量が足りなかったりしがちです。 だからこそ、最初にそれぞれの正しい勉強法を分けて理解しておくことが大切です。

先に結論|SPIは「慣れと処理速度」、教養試験は「優先順位と積み上げ」がカギです

SPI対策で重要なのは、問題形式に慣れて、短時間で解けるようにすることです。 一方、教養試験対策で重要なのは、頻出分野から順番に積み上げていくことです。

つまり、SPIは時間内に処理する練習、教養試験は広い範囲を効率よく回す設計がポイントになります。 同じ「勉強する」でも、力を入れる場所が違います。

勉強法の違いをひとことで言うなら、 SPIは“演習寄り”、教養試験は“設計寄り”です。

SPIと教養試験の勉強法を並べるとこう違います

SPI

SPIの勉強法

  • 言語・非言語の問題形式に早く慣れる
  • 時間を測って解く練習を重ねる
  • 苦手パターンを絞って反復する
  • 性格検査も軽視せず、面接との一貫性を意識する
教養

教養試験の勉強法

  • 数的推理・判断推理を早めに始める
  • 文章理解を並行して積み上げる
  • 知識科目は出題傾向を見て優先順位をつける
  • 範囲を広げすぎず、頻出分野から固める
いちばん危ないのは、SPIも教養試験も同じ感覚で勉強してしまうことです。 試験の性質が違う以上、伸びる勉強法も当然違います。

それぞれの勉強法は、この順番で進めると失敗しにくいです

SPI

まずは形式理解

最初に出題パターンをつかみ、「何が問われるか」を理解します。ここが曖昧だと演習の質が上がりません。

教養

まずは優先順位づけ

最初に数的処理・文章理解・知識科目の順を決めて、何からやるかを明確にします。

共通

次に反復と修正

どちらの方式でも、やりっぱなしでは伸びません。苦手の洗い出しと修正を繰り返すことが大切です。

SPIと教養試験を両方受ける人の勉強法

併願する人は、両方を同時に完璧にしようとしないことが大切です。 主軸を決めて、もう一方は必要な範囲に絞るほうが、結果的に伸びやすくなります。

01

主軸を先に決める

教養試験軸かSPI軸かを先に決めると、勉強時間の配分がブレにくくなります。

02

共通する力から伸ばす

読解力や論理的に考える力は両方で活きます。まずは土台になる部分を固めるのが効率的です。

03

追加対策は最小限にする

主軸の学習が回り始めてから、必要な分だけもう一方を足すほうが中途半端になりにくいです。

勉強法で迷う人へ

SPIと教養試験では、何を優先するかがかなり違います。 独学だと、この優先順位づけで止まりやすいです。

最初に学習ルートを整理できると、「今やるべきこと」がはっきりします。忙しい人ほど、講座を使って順番を明確にするメリットは大きいです。

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第11章|よくある質問をまとめて解決

SPIと教養試験に関するよくある質問

ここまで読んでも、細かい疑問がまだ残る人は多いはずです。 とくに「SPIだけで受けられるの?」「教養試験がない自治体もあるの?」のような質問は、初学者ほど気になりやすいです。

この章では、SPIと教養試験の違いを調べる人がつまずきやすいポイントを、Q&A形式で整理します。 記事全体の復習にもなるので、最後にざっと確認しておくのがおすすめです。

先にひとことで言うと、「方式は自治体ごとに違う」が基本です

公務員試験では、全国で完全に同じ方式が使われているわけではありません。 SPI方式の自治体もあれば、教養試験中心の自治体もありますし、試験区分によって扱いが違うこともあります。

そのため、ネット上の一般論だけで判断するのではなく、最終的には自分が受ける自治体の募集要項を確認することがいちばん大切です。

Q&Aで大事なのは、「一般論を知る → 最後は志望先で確認する」という流れです。

よくある質問をQ&A形式で整理します

Q
SPIだけで受けられる公務員試験はありますか?
A

はい、あります。 一部の自治体では、教養試験ではなくSPI方式を採用していることがあります。 ただし、すべての自治体でSPIだけで受けられるわけではないので、受験先を探すときは募集要項を必ず確認しましょう。

Q
教養試験がない自治体もありますか?
A

あります。 最近は受験しやすさを高めるために、SPI方式や独自の基礎能力検査を取り入れる自治体もあります。 ただし、教養試験型が今でも王道であることには変わりないため、「最近は全部SPI」と考えるのは危険です。

Q
SPIと教養試験は両方対策したほうがいいですか?
A

受験先を広げたいなら、両方を視野に入れるのは有効です。 ただし、最初から同じ力で両方を完璧にやろうとすると、勉強が散りやすくなります。 まずは教養試験軸かSPI軸かを決めて、もう一方は必要な範囲だけ追加する形のほうが失敗しにくいです。

Q
教養のみの試験とはどう違うのですか?
A

「教養のみ」とは、専門試験がなく、教養試験だけで受けられる公務員試験を指すことが多いです。 つまり、SPI方式とは別で、あくまで教養試験型の一種だと考えると整理しやすいです。 「専門試験なし」と「SPI方式」は似ているようで別物なので、ここは混同しないようにしましょう。

Q
結局どちらを優先すべきですか?
A

公務員試験を本命にして受験先を広く持ちたいなら、まずは教養試験を優先しやすいです。 一方で、民間併願を重視する人や、SPI方式の自治体を中心に受ける人はSPI優先が合うこともあります。 いちばん大事なのは、「自分の志望先に必要な方式」を優先することです。

迷ったときの判断基準を3つに絞るとこうなります

01

志望先の方式を見る

まずは募集要項を確認し、SPI型か教養試験型かをはっきりさせることが最優先です。

02

受験の広さを見る

受験先を広げたいなら教養試験寄り、民間併願重視ならSPI寄りで考えやすくなります。

03

自分の得意を確認する

短時間処理が得意か、積み上げ学習が得意かを見ると、向き不向きが整理しやすいです。

まだ不安が残る人へ

Q&Aまで読んでも、「自分は結局どちらを優先すべきか」で迷う人は多いです。 とくに独学では、方式の違いはわかっても、勉強順まで落とし込むのが難しくなりやすいです。

最初に学習ルートを整理できると、今やるべきことが見えやすくなります。忙しい人ほど、講座を使って順番を明確にするメリットは大きいです。

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第12章|最後に全体を整理

まとめ|SPIと教養試験の違いを知れば受験先選びで迷いにくい

ここまで見てきたように、SPIと教養試験は、名前が違うだけではありません。 試験の性質・勉強法・向いている人・受験戦略まで、かなり違います。

だからこそ大切なのは、「どちらがラクそうか」で決めることではなく、 自分の志望先に必要な方式はどちらか、そして自分に合う勉強法はどちらかを整理することです。

この記事の結論をひとことで言うとこうなります

SPIは、言語・非言語・性格検査を中心にした適性検査型です。 一方、教養試験は、数的推理・判断推理・文章理解・知識科目などを含む公務員向け筆記試験です。

つまり、SPIは「短時間処理や民間併願と相性がよい方式」、教養試験は「受験先を広く持ちやすい王道方式」と整理できます。 どちらにもメリットとデメリットがあるので、最終的には志望先と相性を見て決めるのが正解です。

最後に覚えておきたいのは、 SPIか教養試験かを決める前に、まずは志望先の方式を確認することです。

この記事の要点を3つに整理するとこうなります

01

試験の中身が違う

SPIは適性検査型、教養試験は公務員向け筆記試験です。出題内容そのものが違います。

02

勉強法が違う

SPIは形式慣れと処理速度、教養試験は優先順位づけと積み上げ学習が重要です。

03

向いている人が違う

民間併願や短期集中ならSPI寄り、公務員本命や受験先を広く持ちたいなら教養試験寄りです。

どちらが良いかは一律ではありません。 「自分に合うか」と「志望先に必要か」の両方で見ることが大切です。

迷う人が次にやるべきことはこの3つです

記事を読んで違いがわかったら、次は行動に移す段階です。 まずは以下の順番で整理すると、かなり動きやすくなります。

STEP 1

志望先の方式を確認する

募集要項や自治体情報を見て、SPI型か教養試験型かをはっきりさせましょう。

STEP 2

自分の軸を決める

民間併願重視か、公務員本命か、受験先を広く持ちたいかで主軸を決めます。

STEP 3

勉強順を決める

SPIなら演習中心、教養試験なら数的処理中心など、方式に合った勉強順を組みましょう。

方式の違いはわかった。次は「どう勉強を始めるか」です

SPIと教養試験の違いを知るだけでも、受験の迷いはかなり減ります。 ただ、実際に動き出す段階になると、「何から始めるか」でまた止まりやすいです。

とくに独学では、方式に合った勉強順を決めるのが難しくなりがちです。 最初に学習ルートを整理できると、今やるべきことがかなりはっきりします。

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この記事を書いた人:えびうるゼミ
公務員試験アドバイザー
ebiuru

元・横浜市職員(16年)/人事採用担当(3年)

えびうるゼミと申します。

地方上級・国家一般職など複数の公務員試験に合格し、現在は公務員試験アドバイザー講師として働いています。
社会人経験者採用の選考にも関わっていた経験をもとに、リアルな合格戦略や面接対策を発信中!

「合格に近づく最短ルート」を、実体験ベースでわかりやすくお届けします。

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