正直に答えて大丈夫?
公務員面接でストレスについて聞かれると、 「人間関係と答えたら印象が悪い?」 「ストレスを感じないと言った方が強そう?」 「解消法まで答えるべき?」 と迷う人は少なくありません。
と答えると協調性がないと思われそう…
と答えた方がストレス耐性をアピールできる?
だけでは回答として弱い気がする…
本番で詰まらないか不安…
公務員試験(国家・地方)の面接を受験した経験がある男女300人に調査したところ、 265人がストレスに関する質問を受けたと回答しました。
この結果からも、ストレスに関する質問は 少なくとも今回の回答者の多くが経験していた質問 だとわかります。
だからこそ、本番でその場しのぎの回答をするのではなく、 自分がストレスを感じる場面と、その対処方法をセットで準備しておく ことが大切です。
- ストレスを感じる人は評価が低い
- 「ストレスを感じません」と答えた方が有利
- 立派なストレス解消法を答えなければいけない
面接で大切なのは、 「ストレスを感じない人」に見せることではありません。
自分がどのような状況で負荷を感じるのかを理解し、 必要なときに気持ちを切り替えたり、 周囲へ相談したり、 原因そのものを改善したりできることを、 具体的な経験を使って説明できるか がポイントになります。
ストレス質問は「4ステップ」で答える
「予定していた通りに物事が進まないときにストレスを感じることがあります。 その際は、まず優先順位を整理し、必要であれば周囲に相談します。 また、普段から余裕を持って予定を組み、急な変更にも対応できるようにしています。」
このように、 「何がストレスか」だけで終わらず、 「どう対処しているか」「どう予防しているか」 まで伝えると、回答に具体性が出ます。
この記事では、一般的な面接対策だけでなく、 公務員面接受験経験者300人への独自アンケート結果も交えながら、 「実際に何を聞かれたか」「何を答えたか」「どこを深掘りされたか」まで整理します。
ここからはまず、 「どんなときにストレスを感じる?」と聞かれたときに何を答えればいいのか から、具体的に見ていきます。
- 公務員面接「ストレスを感じるときは?」はどう答える?【結論】
- なぜ公務員面接でストレスについて聞かれるのか
- 「どんなときにストレスを感じる?」の答え方|4ステップ
- 公務員面接で使いやすい「ストレスを感じるとき」7選
- 【大学生向け】ストレスを感じるときの回答例5選
- 【社会人向け】「ストレスを感じるとき」の回答例5選
- 「ストレス解消法は?」の答え方|300人が実際に答えた方法
- 「ストレスを感じません」はNG?避けたい回答と直し方
- ストレス質問の深掘り対策|実際に聞かれた質問と答え方
- ストレス耐性を伝える回答にする5つのチェックポイント
- 公務員面接のストレス質問でよくある質問【FAQ】
- 公務員面接のストレス質問対策まとめ|本番前チェックリスト
公務員面接「ストレスを感じるときは?」はどう答える?【結論】
結論からいうと、 「どんなときにストレスを感じるか」だけを答えて終わるのは不十分 です。
面接では、 どのような状況で負荷を感じるのか、そのとき自分がどう対処し、普段からどのように予防しているのか まで一続きで説明できるようにしておきましょう。
たとえば「予定通りに物事が進まないとき」をストレスとして答えるなら、 単に 「予定変更が苦手です」 で止めるのではなく、その後の行動まで続けます。
この回答なら、 ストレスを感じる事実を隠さず、その後の行動まで説明 できます。
今回の調査では、公務員面接受験経験者300人のうち 265人が「ストレスに関する質問をされた」と回答 しました。
この数字は、すべての公務員面接で必ず聞かれることを意味するものではありません。 ただ、今回の回答者の多くが経験していたことから、 事前に自分の回答を1つ用意しておく価値は十分あります。
- 「ストレスはまったく感じません」で終わる
- 「人間関係です」とだけ答えて相手の問題にする
- 「寝れば忘れます」と対処法だけを一言で済ませる
- 実際にはしていない解消法を作って答える
ここで重要なのは、 ストレスを感じない人を演じることではありません。
自分の状態を把握して、 必要な行動を取り、 仕事や周囲への影響をできるだけ小さくする姿勢を 具体的に伝えること が大切です。
- ストレスを感じる場面は正直に答えてよい
- 場面だけでなく「理由・対処・予防」まで話す
- 人間関係を答える場合は他責にしない
- 解消法は実際に自分が続けられる方法を使う
- 深掘りされても説明できる実体験を選ぶ
結論: 公務員面接のストレス質問では、 「何にストレスを感じるか」よりも、 そのストレスをどう認識し、どう対処し、どう予防しているかまで一貫して説明できる回答 を準備しましょう。
なぜ公務員面接でストレスについて聞かれるのか
「ストレスを感じるときは?」と聞かれると、 「ストレスに強い人か、弱い人かを判断されているのでは?」 と思うかもしれません。
しかし、回答を準備するときは 「ストレスを感じない人」を演じるのではなく、負荷がかかったときにどう向き合うか まで説明できるようにしておくことが大切です。
「その後どう行動するか」まで準備する
ストレスを感じる場面を正直に伝えたうえで、 自分なりの対処、周囲への相談、原因への働きかけ、再発を防ぐ工夫まで説明できる回答を目指しましょう。
ストレス質問では何を伝えればいい?
自分の回答を作るときは、少なくとも次の4点が伝わる内容になっているか確認してみてください。
どのような場面で負荷を感じやすいのかを、自分の経験から具体的に説明できる。
運動や休息だけでなく、優先順位の整理など、その状況に応じた対処ができる。
何でも一人で抱え込むのではなく、必要に応じて同僚や上司へ相談するという選択肢を持っている。
ストレスを発散するだけでなく、予定管理や早めの報告など、同じ状況を減らす工夫も説明できる。
実際に「ストレス耐性」を評価項目として公表する自治体もある
ストレスへの向き合い方を準備しておきたい理由は、単なる面接テクニックだけではありません。
千葉市は、上級・資格免許職の試験概要において、個別面接について 主として人物・性格を評価する試験 と説明しています。
少なくともこの採用試験では、 ストレス耐性が人物評価に関係する要素の一つとして明示されている ことがわかります。
※これは千葉市が公表している採用試験の一例です。 すべての自治体・官庁が同じ評価項目や評価方法を採用していることを意味するものではありません。 受験先の最新の試験案内・採用情報も確認してください。
千葉市「上級・資格免許職」試験概要を確認する →「ストレスに強いです」だけでは伝わりにくい
ここで注意したいのが、 「私はストレス耐性があります」と自己評価するだけでは、具体性が弱い という点です。
面接では、実際の経験と行動を使って説明した方が、 あなたがどのようにストレスへ向き合っているのかを伝えやすくなります。
「私はストレスに強い性格です。多少忙しくても大丈夫です。」
「予定外の仕事が重なったときは負荷を感じますが、優先順位を整理し、必要な場合は早めに周囲へ相談しています。」
後者なら、 「何をストレスと感じるか」→「そのときどうするか」 が具体的です。
さらに「普段から期限に余裕を持って進めるようにしています」と加えれば、 ストレスを解消するだけでなく、 原因を減らすための工夫まで説明できます。
元採用担当の視点|「強そうな回答」を作る必要はない
面接対策で避けたいのは、 「公務員だからストレスに強く見せなければ」と考えて、 自分の経験とかけ離れた回答を作ることです。 深掘りされたときに説明できなくなる可能性があります。 実際に経験した場面と、普段行っている対処を軸に回答を作る 方が一貫性を保ちやすくなります。
たとえば、人間関係でストレスを感じること自体を隠す必要はありません。
ただし、 「苦手な人がいるとストレスです」で終えるのではなく、 意見が合わないときにどう調整するのか、感情的にならないために何をしているのか まで考えておく必要があります。
同様に、仕事量の多さを挙げるなら、 「忙しいのが苦手です」だけで終わらず、 優先順位の整理・進捗管理・早めの相談 といった行動までセットで考えましょう。
- ストレスの有無だけにとらわれず、その後の行動まで準備する
- 自分の状態を把握し、自分なりの対処法を説明する
- 必要な場面では周囲へ相談できることも大切
- 解消法だけでなく、原因を減らす予防策まで考える
- 千葉市のように「ストレス耐性等」を評価項目として公表している自治体もある
では、実際にどう答えればいいのでしょうか。 次章では、 「場面→理由→対処→予防」の4ステップを使って、自分だけの回答を作る方法 を具体例つきで解説します。
「どんなときにストレスを感じる?」の答え方|4ステップ
ここからは、実際に 「どんなときにストレスを感じますか?」への回答を作っていきましょう。
難しく考える必要はありません。 自分の経験を 「場面→理由→対処→予防」 の4つに分ければ、回答の骨組みを作れます。
その後の行動まで1本のストーリーにする
「○○のときにストレスを感じます」で終わらず、 なぜ負荷を感じるのか、どう対処するのか、普段どんな工夫をしているのかまでつなげます。
STEP1|ストレスを感じる「場面」を1つ決める
最初に決めるのは、 自分がストレスを感じる具体的な場面 です。
「仕事」「人間関係」「忙しいとき」のような大きな言葉ではなく、 実際の状況がイメージできるところまで絞る と回答しやすくなります。
「最近、焦った・イライラした・疲れたと感じたのは、どんな状況だった?」
×「忙しいときです」
○「複数の予定が重なり、急な変更が入ったときです」
STEP2|「なぜ」ストレスを感じるのかを言葉にする
次に、 なぜその場面でストレスを感じるのか を考えます。
ここを整理すると、「忙しいから」「人間関係だから」という表面的な回答から一歩進み、 自分自身の傾向を説明しやすくなります。
「その状況の何が自分にとって負担なのだろう?」
「私は事前に予定を立てて進めるタイプなので、複数の急な変更が重なると、 優先順位をすぐに判断しなければならず、焦りを感じることがあります。」
STEP3|ストレスを感じたときの「対処」を伝える
ここが回答の重要部分です。
「ストレスを感じます」で終わらず、 その状態になったときに自分がどんな行動を取るのか を説明します。
「実際にストレスを感じたとき、自分は何をして立て直している?」
「まずやるべきことを書き出して優先順位を整理します。 自分だけで判断できない場合は、早めに周囲へ相談するようにしています。」
なお、対処法は必ずしも「運動」「読書」などのストレス発散だけではありません。
たとえば仕事量が原因なら タスクを整理する、 判断に迷っているなら 上司や同僚へ相談する といった、原因そのものへの対処も考えられます。
STEP4|同じ状況を減らすための「予防」まで加える
最後に、 同じ状況で負荷を感じにくくするための工夫 を加えます。
「同じ状況にならないために、普段からできることはある?」
「普段から期限より早めに取りかかり、予定にも余裕を持たせることで、 急な変更があっても対応しやすいようにしています。」
「ストレスを解消して終わり」ではなく、 原因を減らすための行動まで説明できる と、回答に具体性が生まれます。
4ステップをつなげると回答はこうなる
ここまでの内容を1つにつなげてみましょう。
同じ内容でも「一言回答」と「4ステップ回答」ではここまで変わる
「予定通りに物事が進まないとストレスを感じます。 ストレスがたまったら運動して解消します。」
「急な変更が重なると焦りを感じますが、 優先順位を整理し、必要なら早めに相談します。 普段から予定に余裕を持たせることも意識しています。」
後者は「ストレスがあります」という情報だけでなく、 その状況で実際にどう動くのか まで伝えられます。
そのまま使える回答テンプレート
自分の回答がまだ思いつかない人は、次の空欄を埋めてみてください。
特に、 【なぜ負荷を感じるのか】 ためです。
そのようなときは、 【実際に行っている対処】 ようにしています。
また、普段から 【予防するための工夫】 ことを意識しています。
最初からすべてを細かく話す必要はありません。 まずは要点を簡潔に伝え、 「具体的には?」「最近そのような経験はありましたか?」と聞かれたときに、 実体験を追加できるよう準備しておくと答えやすくなります。
- ストレスを感じる場面が具体的になっている
- なぜストレスになるのか説明できる
- 実際に行っている対処法が入っている
- 原因を減らすための予防策が入っている
- 「具体的には?」と聞かれても実体験を話せる
第3章の結論: 「どんなときにストレスを感じる?」への回答は、 場面→理由→対処→予防 の4ステップで作れば整理しやすくなります。 まずは完璧な文章を作ろうとせず、 自分が実際にストレスを感じた場面を1つ選ぶところ から始めてみましょう。
公務員面接で使いやすい「ストレスを感じるとき」7選
答え方はわかっても、 「そもそも何をストレスとして選べばいいの?」 と迷う人も多いでしょう。
そこで、えびうるゼミでは 公務員試験の面接を受験した経験がある300人 に、ストレスに関する独自アンケートを実施しました。
どんな場面を「ストレス」として答えた?
回答で最も多かったのは 「自分の思い通りに物事が進まないとき・予期せぬトラブル」38.7%(116人) でした。
【300人調査】ストレスを感じる場面の回答結果
116人
82人
54人
33人
15人
この結果を見ると、 「ストレス=人間関係」だけではない ことがわかります。
予定変更、失敗、能力不足、忙しさなど、 仕事や学校生活で誰にでも起こり得る場面 から回答を作ることができます。
ここからは調査結果を参考にしながら、 面接で説明しやすい回答候補を7つ見ていきましょう。
① 予定通りに物事が進まないとき
独自調査で最も多かったのが、 「自分の思い通りに物事が進まないとき・予期せぬトラブル」 でした。
このテーマを使うなら、 「予定変更が嫌い」と表現するのではなく、 急な変更が重なったときに負荷を感じる という形にすると具体的です。
② 自分の能力不足を感じたとき
調査では 27.3%(82人) が「自身の能力不足や失敗を感じたとき」と回答しました。
このテーマでは、 落ち込むだけでなく、その後どう改善するか まで説明するのがポイントです。
③ 失敗して周囲に迷惑をかけたとき
「失敗」もストレスの場面として使えます。 ただし、 失敗そのものより、その後どう立て直したか が説明できるエピソードを選びましょう。
④ 意見が合わない人と調整するとき
独自調査では 18.0%(54人) が「人間関係の摩擦・意見の食い違い」を挙げています。
人間関係を答えること自体が問題なのではありません。 ただし、 相手への不満だけで終わらせない ことが重要です。
⑤ 複数の仕事・課題が重なったとき
調査では 11.0%(33人) が「忙しさやスケジュールが過密なとき」を挙げました。
「忙しいこと自体が嫌」という伝え方ではなく、 複数の業務が重なったときにどう整理するか までセットで答えましょう。
⑥・⑦ 調査結果以外にも使いやすい回答候補
アンケートの上位項目だけから選ぶ必要はありません。 自分の実体験に合うなら、次のような場面も回答候補になります。
準備を大切にする人なら使いやすいテーマです。 「事前確認」「早めの着手」「わからない点を確認する」といった対策につなげられます。
判断に迷うこと自体ではなく、 「情報整理→確認→相談」という行動まで説明すると回答を組み立てやすくなります。
結局、どのストレスを選べばいい?
「面接で良さそうだから」という理由だけで、 アンケート1位の回答をそのまま使う必要はありません。
最も大切なのは、 自分の実体験と結びついていて、深掘りされても具体的に説明できること です。
- 実際に自分が経験したことがある
- そのとき自分が取った行動を説明できる
- 現在行っている対処・予防策まで話せる
この3つを満たすテーマなら、 調査ランキングで何位だったかを気にする必要はありません。
アンケート結果は、あくまで 他の受験経験者がどのような場面を挙げたのかを知るための参考資料 です。 「1位の回答なら面接で高く評価される」という意味ではありません。 最終的には、自分自身の経験から回答を作りましょう。
第4章の結論: 独自調査では、 「予定通りに進まない・予期せぬトラブル」38.7% が最も多く、次いで 「能力不足・失敗」27.3%、「人間関係」18.0% という結果でした。 ただし、面接では多数派の回答を選ぶことより、 自分の実体験と「対処・予防」をセットで説明できるテーマを選ぶこと を優先してください。
【大学生向け】ストレスを感じるときの回答例5選
大学生の場合、 「仕事経験がないから、ストレスについて話せるエピソードがない」 と悩む必要はありません。
アルバイト、ゼミ、サークル、大学の課題、就職活動など、 日常生活の中で実際に負荷を感じた経験 から十分に回答を作れます。
大切なのは経験の派手さではなく、 「どんな場面で負荷を感じたか」「どう対処したか」「次からどう工夫したか」を 自分の言葉で具体的に説明できることです。
回答例① アルバイトで急な仕事が重なったとき
私は、複数のことに同時に対応しなければならないときにストレスを感じることがあります。 飲食店のアルバイトでは、混雑時に注文対応や料理の提供などが重なることがありました。 そのようなときは、まず優先順位を整理し、自分だけで対応しきれない場合は早めに周囲へ声をかけるようにしています。 また、忙しくなる時間帯の前に必要な準備を済ませておくことで、落ち着いて対応できるよう工夫しています。
- 「実際に忙しい場面でどう優先順位を決めましたか?」
- 「周囲へどのように協力を求めましたか?」
- 「それでも対応できない場合はどうしますか?」
回答例② ゼミで意見がまとまらないとき
私は、複数人で話し合っている中で意見がまとまらず、議論が前に進まないときにストレスを感じることがあります。 ゼミのグループ研究でも意見が分かれたことがありました。 その際は、自分の意見を押し通すのではなく、それぞれが何を重視しているのかを聞き、共通する目的を整理するようにしました。 普段から早い段階で役割や方向性を共有し、認識のずれを減らすことも意識しています。
- 「相手が最後まで納得しなかったらどうしますか?」
- 「あなた自身の意見はどう伝えましたか?」
- 「意見が合わない人と働くことについてどう考えますか?」
回答例③ サークルで予定通りに進まないとき
私は、自分が準備していた予定が急に変更になったときにストレスを感じることがあります。 サークルのイベント準備では、直前に参加人数が変わり、当初の計画を修正する必要がありました。 その際は、変更できない条件と変更できる部分を整理し、メンバーと役割を再確認して対応しました。 それ以降は、事前に複数のケースを想定し、余裕を持った準備を心がけています。
- 「急な変更に最初はどう感じましたか?」
- 「あなたが具体的に変更したことは何ですか?」
- 「仕事でも急な変更に対応できますか?」
回答例④ 試験や課題で思うような結果が出ないとき
私は、自分なりに努力したにもかかわらず、思うような結果が出なかったときにストレスを感じることがあります。 大学の試験でも、勉強時間を確保したものの目標としていた結果に届かなかったことがありました。 そのときは落ち込むだけで終わらせず、勉強方法や時間の使い方を振り返り、理解が不足している部分を重点的に復習しました。 現在は、途中で理解度を確認しながら早めに修正することを意識しています。
- 「具体的に何を改善しましたか?」
- 「その経験から何を学びましたか?」
- 「仕事で失敗した場合も同じように対応できますか?」
回答例⑤ 就職活動で結果を待っているとき
私は、自分では結果をコントロールできない状態が長く続くと、ストレスを感じることがあります。 就職活動でも選考結果を待っている間は不安を感じました。 そのようなときは、結果そのものを考え続けるのではなく、次の面接準備など自分で行動できることに集中するようにしています。 また、運動する時間を作るなど、気持ちを切り替えることも意識しています。
- 「最近その方法でストレスに対処した経験はありますか?」
- 「仕事で自分では解決できない問題が起きたらどうしますか?」
- 「運動する時間が取れないほど忙しかったらどうしますか?」
大学生がやりがちな「浅い回答」をこう直す
「アルバイトが忙しいとストレスを感じます。 友達と遊んでストレスを発散しています。」
「アルバイトで複数の対応が重なると負荷を感じます。 その際は優先順位を整理し、必要なら周囲へ協力を求めています。 普段から混雑前に準備することも意識しています。」
「友達と遊ぶ」「音楽を聴く」「寝る」といった気分転換が悪いわけではありません。
ただし、仕事に近い場面を題材にする場合は、 気分転換だけでなく、原因となっている状況にどう対応するのか まで説明できると、回答の中身が具体的になります。
上の回答例は、そのまま暗記するためのものではありません。 面接では「具体的には?」「最近その経験はありましたか?」と話を掘り下げられることがあります。 自分が本当に経験した場面に置き換え、当時の行動を説明できる状態 にしておきましょう。
- アルバイト・ゼミなど実際の経験を使っている
- 「忙しい」「人間関係」だけで終わっていない
- 自分が取った具体的な行動が入っている
- 相手や周囲のせいにする回答になっていない
- 深掘りされても実際のエピソードを話せる
第5章の結論: 大学生は、社会人経験がなくても問題ありません。 アルバイト・ゼミ・サークル・学業など、自分が本当に経験したストレス場面 を選び、 「場面→理由→対処→予防」の順に整理しましょう。 経験の大きさより、実際にどう行動したかを具体的に話せること を優先してください。
【社会人向け】「ストレスを感じるとき」の回答例5選
社会人経験者の場合は、 これまでの仕事で実際に経験したストレス を回答材料にできます。
業務量、納期、急な予定変更、人間関係、ミス、顧客対応などを振り返ると、 話せるエピソードが見つかるはずです。
「仕事を止めないためにどう動いたか」まで伝える
ストレスを感じた事実だけで終わらせず、 優先順位の整理、相談、情報共有、再発防止など、 実際に取った行動までつなげてみましょう。
回答例① 複数の業務と締切が重なったとき
私は、複数の業務の締切が重なり、短期間で優先順位を判断しなければならないときにストレスを感じることがあります。 そのような場合は、それぞれの締切と重要度、必要な作業量を整理し、優先順位をつけて対応しています。 自分だけでは期限内の対応が難しいと判断した場合には、早めに上司へ状況を共有して相談します。 また、普段から進捗を確認し、業務が集中する前に調整できるよう意識しています。
- 「優先順位は何を基準に決めますか?」
- 「すべてが急ぎだった場合はどうしますか?」
- 「上司も忙しく相談できない場合はどうしますか?」
回答例② 急な予定変更やトラブルが発生したとき
私は、準備していた予定に急な変更が重なったときにストレスを感じることがあります。 前職でも、予定していた業務の途中で急ぎの対応が入ることがありました。 その際は、まず現在の業務と新たな業務の期限や影響を確認し、優先順位を組み直して対応していました。 また、関係者への共有が必要な場合は早めに連絡し、認識のずれが生じないようにしていました。
- 「最近、実際に予定変更へ対応した例を教えてください」
- 「急な依頼を断ることはありますか?」
- 「計画通りに進めることと柔軟性のどちらを重視しますか?」
回答例③ 同僚や関係者と意見が合わないとき
私は、関係者との意見が食い違い、調整がなかなか進まないときにストレスを感じることがあります。 そのような場合でも、自分の意見を一方的に伝えるのではなく、まず相手が何を重視しているのかを確認するようにしています。 そのうえで、共通する目的と相違点を整理し、双方が納得できる方法を探します。 普段から早めに情報共有することで、大きな認識のずれを防ぐことも意識しています。
- 「どうしても相手が納得しない場合はどうしますか?」
- 「あなた自身が譲れない場合はどうしますか?」
- 「苦手なタイプの人とも同じように対応できますか?」
回答例④ 自分のミスで周囲に影響を与えたとき
私は、自分の確認不足によるミスで周囲に影響を与えてしまったときに強くストレスを感じます。 ミスが発生した場合は、まず影響範囲を確認し、必要な報告と修正を優先します。 その後、なぜミスが起きたのかを振り返り、チェック方法や作業手順を見直すようにしています。 同じ失敗を繰り返さないことを大切にしています。
- 「実際にどのような失敗をしましたか?」
- 「上司にはどのタイミングで報告しましたか?」
- 「その後、同じ失敗は起きませんでしたか?」
回答例⑤ 顧客や住民から厳しい意見を受けたとき
私は、相手から強い口調で厳しい意見を受けたときには、少なからずストレスを感じます。 ただ、その場で感情的に反応するのではなく、まず相手の話を聞き、何に困っているのか、何を求めているのかを整理するようにしています。 自分だけで判断できない内容については、確認したうえで上司や関係者へ相談します。 対応後には状況を振り返り、次回の対応に生かすことも意識しています。
- 「相手がさらに感情的になったらどうしますか?」
- 「理不尽だと感じる要求でも話を聞けますか?」
- 「対応後にストレスが残った場合はどうしますか?」
社会人は「実際の仕事での行動」まで準備しておく
社会人には、すでに仕事上の経験があります。 そのため回答を作るときは、 実際にストレスを感じた場面と、自分が取った行動をセットで整理 しておきましょう。
どんな場面でストレスを感じ、どう対処しているかを簡潔に答える。
「実際には?」と聞かれたら、前職での具体例を説明する。
同じ状況が公務員の仕事で起きた場合の対応まで考えておく。
前職への不満を「ストレス回答」にしない
社会人が特に注意したいのが、 前職や上司への不満が中心になる回答 です。
「前職では上司から急に仕事を振られることが多く、それがストレスでした。」
「複数の業務が急に重なったときに負荷を感じることがあります。 その際は、優先順位を整理し、必要に応じて早めに上司へ相談していました。」
同じ経験でも、 「誰が悪かったか」ではなく「自分はどう対応したか」 に主語を戻すだけで、回答の印象は大きく変わります。
社会人は、無理に模範回答へ寄せるよりも、 実際の仕事で「困った→考えた→動いた→改善した」という経験を整理した方が、 深掘り質問にも答えやすくなります。 前職の愚痴にならないよう注意しながら、 自分が取った行動を中心に回答を作ってください。
第6章の結論: 社会人は、 業務量・予定変更・意見調整・失敗・顧客対応 など、実際の仕事で経験した場面から回答を作れます。 「何がストレスだったか」だけで終わらず、 対処→相談→改善・予防まで説明できるエピソード を1つ準備しておきましょう。
「ストレス解消法は?」の答え方|300人が実際に答えた方法
「どんなときにストレスを感じますか?」に続いて、 「そのストレスをどう解消していますか?」 と聞かれることがあります。
ここで大切なのは、 特別な趣味や珍しい方法を答えることではありません。
たとえば「ランニングをします」だけで終わらず、 仕事上の問題なら優先順位の整理や相談など、 ストレスの原因にどう向き合うかも説明できるようにしておくと、 深掘り質問にも対応しやすくなります。
ストレス「解消」と「対処」は分けて考える
回答を作るときは、 ストレスを軽減する行動と 原因となっている問題への対応を分けて考えると整理しやすくなります。
運動、趣味、会話、睡眠、入浴など。 心身を休ませたり、気分を切り替えたりする方法です。
優先順位の整理、早めの相談、情報共有、原因分析など。 問題そのものを小さくするための行動です。
どちらか一方だけが正解というわけではありません。 「回復する方法」と「仕事上の対応」の両方を持っておく と、さまざまな深掘り質問に答えやすくなります。
【300人調査】実際に答えたストレス解消法ランキング
公務員試験の面接受験経験者300人に、 面接でどのようなストレス解消法を答えたかを尋ねました。
ランニング・ウォーキング・筋トレなど
103人
音楽・読書・映画鑑賞など
78人
65人
34人
20人
この結果は、 「運動を答えれば面接で評価される」という意味ではありません。
あくまで今回の回答者の中では、 運動や趣味、家族・友人との会話などが多く挙げられたという結果です。 自分が実際に続けている方法を選びましょう。
面接で説明しやすいストレス解消法5つ
ウォーキング、ランニング、筋トレなど。 「週に何回」「仕事後に30分」など、実際の習慣を具体化できます。
読書、音楽、映画など。 「気持ちを切り替えて翌日に持ち越さない」といった説明につなげられます。
家族や友人との会話で考えを整理する方法です。 仕事上の問題なら、必要に応じて上司・同僚へ相談する行動とは分けて説明します。
十分な休息を取る方法です。 「生活リズムを整える」など、普段から行っている自己管理として具体化できます。
実際に行っているなら回答候補になります。 「いつでもできる方法」も併せて準備しておくと、忙しい場合の深掘りにも対応しやすくなります。
面接では解消法だけでなく、優先順位の整理・相談・原因分析など、 問題への対処も説明できるようにしておきましょう。
「ストレス解消法は?」の回答は3段階で作る
私は、ストレスを感じたときにはウォーキングをして気持ちを切り替えるようにしています。 平日でも30分程度でできるため、無理なく続けています。 また、仕事上の問題が原因の場合は、気分転換だけで終わらせず、 原因を整理し、自分だけで解決が難しい場合には早めに周囲へ相談するようにしています。
「趣味で発散します」だけで終わらせない
「ストレスがたまったら音楽を聴いて発散します。」
「帰宅後に音楽を聴く時間を作り、気持ちを切り替えています。 仕事上の問題が残っている場合は、翌日に持ち越すだけにせず、 原因を整理して必要に応じて周囲へ相談します。」
「音楽」「読書」「運動」といった方法自体に、 面接用の特別な正解があるわけではありません。
むしろ、 本当に普段から行っていて、「最近いつやった?」と聞かれても答えられる方法 の方が、自分の経験として具体的に説明しやすくなります。
「忙しくて解消法を実践できなかったら?」まで考える
今回の300人調査では、ストレス質問の深掘りとして、 次のような内容も挙げられました。
- そのストレス解消法は、仕事で忙しい平日でも実践できますか?
- 周りの人に相談できない状況だったらどう対処しますか?
- 最近実際にその解消法を試したエピソードを教えてください
たとえば「旅行」がストレス解消法でも、 忙しい平日に毎回旅行へ行くことは難しいでしょう。
その場合は、 「普段は散歩や入浴、まとまった休みには旅行」 のように、短時間でできる方法も持っておくと説明しやすくなります。
面接対策では、「何をして発散するか」を暗記するだけでは不十分です。 その方法を実際に続けられるのか、仕事上の原因にはどう対応するのか まで自分の経験に沿って整理しておくと、深掘りされても回答が崩れにくくなります。
第7章の結論: 300人調査では、 「適度な運動」34.3%(103人)が最も多く、 次いで「趣味」26.0%、「友人・家族との会話・相談」21.7%でした。 ただし、多数派を真似する必要はありません。 自分が実際に行っている解消法+ストレス原因への対処 をセットで準備しましょう。
「ストレスを感じません」はNG?避けたい回答と直し方
「ストレス耐性を見られるなら、 『私はストレスを感じません』と答えた方が有利なのでは?」
そう考える人もいるでしょう。
「感じない」という言葉自体が即NGなのではありません。 ただ、それだけでは 自分が負荷を感じる状況をどう認識し、どう対処しているのか が伝わりにくいためです。
ストレスを感じることを隠すために、 無理に「まったく感じません」と言い切る必要はありません。 面接回答としては、負荷を感じる場面を認めたうえで、 その後の行動まで説明する方が具体的な回答を作りやすくなります。
なぜ「ストレスを感じません」だけでは弱いのか
ストレスを感じないと答えると、 「では負荷がかかったときは?」という質問に対して、 自分の対処行動を具体化しにくくなります。
「失敗したときも?」「人間関係でも?」などと聞かれた際、 本当に一度も感じないのか説明する必要が出てきます。
自分なりの気分転換、相談、優先順位の整理など、 普段行っている工夫を回答に盛り込みにくくなります。
避けたい回答①「私はストレスを感じません」
この回答だけでは、実際に強い負荷がかかった場合の対応がわかりません。 「ストレスに強い」という自己評価だけで終わらせないことが重要です。
「ストレスはほとんど感じません。」
「普段は気持ちを切り替えるのが比較的早い方ですが、 複数の予定が急に重なった場合には負荷を感じることがあります。 その際は優先順位を整理して対応しています。」
本当にストレスを感じにくい人はどう答える?
実際に、 「自分はストレスを感じにくい方だ」 という人もいるでしょう。
その場合まで、無理に大きなストレス経験を作る必要はありません。
「普段はあまりストレスをため込まない方です」と前置きしたうえで、 それでも負荷を感じやすい具体的な状況を1つ挙げます。
その後に「どう対処しているか」を続ければ、 自分の感覚を偽らずに回答できます。
私は普段から気持ちを切り替えるのが比較的早く、 ストレスをため込みにくい方だと考えています。 ただ、複数の予定変更が同時に発生し、 自分だけでは判断しにくい状態が続いた場合には負荷を感じます。 そのようなときは、状況と優先順位を整理し、 必要に応じて早めに周囲へ相談するようにしています。 また、帰宅後はウォーキングをするなど、 気持ちを切り替えて翌日に持ち越さないことも意識しています。
ほかにも注意したいストレス回答4パターン
300人調査でも「ストレスを感じない」は注意という声
今回の独自調査では、これから受験する人へのアドバイスとして、 「ストレスを感じない」と言い切るより、ストレスを認めたうえで対処法を準備した方がよい という趣旨の回答が寄せられました。
ただし、これは受験経験者個人のアドバイスです。 「ストレスを感じないと答えると不合格になる」という調査結果ではありません。
「私はストレスに強いです」と言葉でアピールすることに力を使うより、 負荷を感じたときにどう整理し、どう動き、どう切り替えているのか を実際の経験から説明できるようにしておく方が、 深掘りにも対応しやすくなります。
- 「ストレスを感じない」だけで終わっていない
- 他人・上司・顧客への悪口になっていない
- 負荷を感じる場面を具体的に説明できる
- 実際に行っている対処法がある
- 「最近の具体例は?」と聞かれても答えられる
第8章の結論: 「ストレスを感じません」という言葉自体が即NGとは限りません。 ただし、それだけでは対処行動を具体的に説明しにくくなります。 「普段はため込みにくい→それでも負荷を感じる場面→実際の対処法」 の順に直せば、自分を偽らず、深掘りにも対応しやすい回答になります。
ストレス質問の深掘り対策|実際に聞かれた質問と答え方
ストレスに関する質問は、 最初の1問に答えて終わりとは限りません。
「運動で解消しています」と答えれば、 「忙しくて運動できないときは?」。 「周囲へ相談します」と答えれば、 「相談できない状況なら?」と質問を重ねられることもあります。
「具体例・例外・別の対処法」まで準備する
最初の回答を1本作ったら、 「本当に?」「具体的には?」「それができなかったら?」 と自分で問い直してみましょう。 深掘りされても、実体験をもとに説明しやすくなります。
300人の88.0%がストレス質問を事前に考えていた
えびうるゼミの独自調査では、 ストレスに関する質問について、どの程度事前準備をしていたかも尋ねました。
「バッチリ準備していた」51.3%(154人)、 「ある程度考えていた」36.7%(110人)。
この2つを合わせると、 今回の回答者300人のうち264人(88.0%)が、 少なくとも何らかの準備をしていたと回答しています。
もちろん、この調査だけから 「準備すれば合格しやすい」と因果関係までは判断できません。
ただ、今回の回答者では事前に考えていた人が多かったことから、 本番前に自分の回答と深掘りへの答えを整理しておく価値はあります。
深掘りは4方向から準備すると答えやすい
最近の実例は?
忙しくてもできる?
相談できなければ?
公務員でも対応できる?
深掘り①「忙しい平日でもその解消法を実践できますか?」
はい。普段は帰宅後に20~30分程度ウォーキングをして、 気持ちを切り替えるようにしています。 忙しく時間を取れない日は、入浴や十分な睡眠を意識するなど、 その日の状況に合わせて無理なくできる方法を使い分けています。
「旅行に行きます」など頻繁に実践しにくい方法しか用意していないと、 忙しい場合の対処を聞かれたときに回答しづらくなります。
深掘り②「住民から厳しい言葉を掛けられても耐えられますか?」
厳しい言葉を受ければ負荷を感じることはあると思います。 ただ、その場で感情的に反応するのではなく、 まず相手の話を聞き、事実と要望を整理することを意識します。 自分だけで判断できない内容については、確認したうえで上司や関係部署へ相談し、 組織として適切に対応したいと考えています。
「何を言われても全く気にしません」と言い切るより、 実際にどう対応するかまで説明できるようにしましょう。
深掘り③「周りに相談できない状況ならどうしますか?」
すぐに相談できない状況であれば、 まず自分で事実関係と優先順位を整理し、 過去の資料や決められた手順を確認します。 そのうえで、緊急性が高く自分だけでは判断できない内容であれば、 相談可能な担当者や上司へ適切なタイミングで確認します。 自分だけで抱え込んで判断しないことも意識したいと考えています。
「何でも上司に相談します」だけではなく、 自分で整理・確認する部分と、組織へ相談する部分を分けて考えましょう。
深掘り④「最近その解消法を使った具体例は?」
最近では、試験勉強の予定が思うように進まず焦りを感じたことがありました。 その日は30分ほどウォーキングをして一度気持ちを切り替え、 帰宅後に残っている学習内容を整理しました。 翌日以降の計画を組み直したことで、 何から取り組めばよいかが明確になりました。
本当に行っていない方法を用意すると、 「最後にやったのはいつ?」「どのくらいの頻度?」という具体化で苦しくなります。
受験者が「答えるのが難しかった」と感じた深掘りは?
独自調査では、ストレス質問で特に答えるのが難しかった内容についても、 受験経験者から回答を集めました。
相手への悪口にならないよう、 人そのものではなく「意見が食い違った状況」を説明できるようにしておきます。
「自分の方法が実際の仕事でも使えるか」を一度考えておくと答えやすくなります。
「はい」と押し切るのではなく、 実際の頻度や最近の経験を説明できるようにしておきましょう。
これらは受験経験者が挙げた回答例・体験談であり、 すべての面接で同じ質問がされるという意味ではありません。
深掘りされたときは「結論→具体例→行動」で返す
② 具体例: 「実際に【具体的な場面】という経験がありました。」
③ 行動: 「その際は【実際に取った行動】をしました。今後も【仕事での対応】を意識したいと考えています。」
すべての質問に長く答える必要はありません。 まず結論を返し、必要に応じて具体例を加えると、 会話として回答しやすくなります。
本番を想定するとこうなる|深掘り4往復の例
このように、 最初の回答から2~4回程度「なぜ?」「それができなかったら?」と自分で深掘り しておくだけでも、本番を想定した練習になります。
- 具体的にどんな場面でストレスを感じる?
- なぜその場面で負荷を感じる?
- 実際にどんな対処をしている?
- 最近その対処法を使ったのはいつ?
- 忙しくて解消法を使えない場合は?
- 周囲に相談できない場合は?
- 公務員の仕事でも同じ対応ができる?
深掘り対策で大切なのは、想定質問を何十個も丸暗記することではありません。 最初に答えた内容について、 「なぜ?」「具体的には?」「それができない場合は?」 と掘り下げても、自分の経験に沿って説明できる状態を作っておきましょう。 回答同士の矛盾も起こりにくくなります。
第9章の結論: ストレス質問は最初の回答だけでなく、 具体例・実行可能性・例外・公務員の仕事への応用 まで準備しておきましょう。 独自調査では300人中264人(88.0%)が「バッチリ準備していた」「ある程度考えていた」のいずれかと回答しています。 1つの回答を2~4回、自分で深掘りすることから始めてください。
ストレス耐性を伝える回答にする5つのチェックポイント
ここまで回答例を読んでも、 「結局、自分の答えで大丈夫なのか」と不安になる人もいるでしょう。
そこで最後に、 自分で作ったストレス回答を5つのポイントから確認 してみましょう。
「負荷がかかっても行動できる人」にする
回答の中に、 自己認識・冷静な行動・解消法・相談・予防 が自然に含まれているか確認します。 5つすべてを長々と話す必要はありませんが、 深掘りされたときに説明できる状態を目指しましょう。
チェック① ストレスを感じる「場面」が具体的か
「忙しいとストレスを感じます」だけでは、 どの程度の状況なのかが分かりません。
「複数の締切が重なり、さらに急な依頼が入ったとき」 のように、場面を少し具体化します。
「仕事が忙しいとストレスを感じます。」
「複数の業務の締切が重なり、短期間で優先順位を決める必要があるときに負荷を感じます。」
チェック② 他人への不満が中心になっていないか
人間関係をストレスとして答えること自体が問題なのではありません。
ただし、 相手への批判が回答の中心になると、 自分がどう対応したのかが見えにくくなります。
「仕事をしない同僚と一緒になるとストレスを感じます。」
「役割分担や仕事の進め方について認識が合わない状態が続くと、負荷を感じることがあります。」
チェック③ ストレスを感じた後の「行動」があるか
ストレス回答で弱くなりやすいのが、 「ストレスを感じます」で話が止まるケースです。
優先順位を整理する、事実確認をする、運動で切り替えるなど、 自分が実際に取る行動を入れます。
「予定が崩れると焦ってストレスを感じます。」
「予定が崩れた場合は、まず残っている業務と期限を整理し、優先順位を組み直します。」
チェック④ 一人で抱え込む回答になっていないか
「すべて自分で解決します」と答える必要はありません。
仕事では、自分で判断すべき範囲と、 上司・同僚・関係部署へ確認すべき範囲があります。
回答では、 まず自分で整理し、必要なら早めに相談する という形にすると説明しやすくなります。
「どんなに忙しくても自分だけで最後までやり切ります。」
「まず自分で状況を整理し、期限や業務への影響がある場合は早めに上司へ相談します。」
チェック⑤ 同じストレスを減らす「予防」があるか
ストレス解消だけで終わらず、 原因そのものを小さくする工夫も考えておきましょう。
たとえば、予定変更が苦手なら余裕を持った計画、 業務集中なら早めの進捗確認、 意見の食い違いなら早期の情報共有などです。
「ストレスを感じたらランニングをして忘れます。」
「気分転換として運動をします。また、仕事が集中しないよう日頃から進捗を確認し、早めに調整するようにしています。」
5つを入れると回答はこう変わる
5つのポイントをすべて確認した回答例を見てみましょう。
私は、複数の業務の締切が重なっている中で、 急な予定変更が入ったときに負荷を感じることがあります。 そのような場合は、まず業務の期限と重要度を整理し、 優先順位をつけ直すようにしています。 自分だけで期限内の対応が難しい場合には、 影響が出る前に上司や周囲へ相談します。 また、普段から進捗を早めに確認し、 急な変更にも対応できるよう、予定に余裕を持たせることを意識しています。 帰宅後はウォーキングをするなど、気持ちを切り替える時間も作っています。
この回答をそのまま暗記する必要はありません。
自分の経験に置き換えて、 「最近の具体例は?」「相談できなかったら?」 まで答えられる状態にしておきましょう。
自分の回答を5点満点で採点してみよう
これは面接試験の公式採点基準ではなく、 自分の回答を見直すためのチェック方法です。
3点以下なら不足している部分を追加し、 4~5点なら第9章の深掘り質問を使って練習してみてください。
ストレス耐性を伝えようとして、 「何を言われても平気」「どれだけ忙しくても一人でできます」と 無理に強い回答を作る必要はありません。 むしろ面接対策では、 自分の状態に気づき、冷静に整理し、必要なら相談し、次に備える という一連の行動を説明できる状態を作ることが重要です。
- ストレスを感じる場面を1文で説明できる
- 誰かの悪口が中心になっていない
- ストレスを感じた後の具体的な行動がある
- 必要な場合は周囲へ相談できる
- 自分なりのストレス解消法がある
- 同じ状況を減らすための予防策がある
- 最近の実体験を1つ説明できる
- 深掘りされても最初の回答と矛盾しない
第10章の結論: ストレス耐性を伝えるために、 「私はストレスに強い」と強調する必要はありません。 ①場面が具体的、②他責にしない、③対処行動がある、④必要なら相談できる、⑤予防策がある の5点を確認しましょう。 この5つが自分の実体験と矛盾なくつながっていれば、深掘りにも対応しやすい回答になります。
公務員面接のストレス質問でよくある質問【FAQ】
最後に、公務員面接の「ストレス」に関して、 受験者が迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。
「このストレスなら大丈夫?」「この解消法はNG?」と 正解探しをするより、 自分の実体験から、どう対処しているかを具体的に説明できるか を確認してみてください。
「ストレスを感じません」と答えても大丈夫ですか?
「感じません」という言葉だけで即NGとはいえません。 ただし、それだけでは負荷がかかった場合の対処方法を説明しにくくなります。
本当にストレスを感じにくい人なら、 「普段はため込みにくい方ですが、予定変更が重なった場合には負荷を感じることがあります」 のように、それでも負荷を感じる場面を挙げると答えやすくなります。
ストレス解消法は「寝る」「ゲーム」でも大丈夫ですか?
それだけでNGと決まっているわけではありません。 実際に自分が行っている方法なら、無理に立派な趣味へ置き換える必要はありません。
ただし、「寝れば全部忘れます」だけでは、 仕事上の問題そのものにどう対応するのかが伝わりません。
人間関係をストレスとして答えるのは避けた方がいいですか?
人間関係を選ぶこと自体を避ける必要はありません。 ただし、特定の人への批判にならないよう注意しましょう。
「苦手な人がいるとストレス」ではなく、 「意見や仕事の進め方が異なり、調整が必要な状況が続くと負荷を感じる」 とすれば、状況と自分の行動を説明しやすくなります。
「忙しいときにストレスを感じる」は公務員面接ではNGですか?
忙しさを挙げただけでNGになるとはいえません。
「忙しい仕事は嫌です」という印象にならないよう、 忙しいときにどう優先順位を整理し、必要なら周囲と調整するのか まで説明しましょう。
ストレス解消法に趣味を答えてもいいですか?
はい。読書、映画、音楽、スポーツなど、 実際に行っている趣味であれば回答材料にできます。
大切なのは趣味の種類より、 「どのように気持ちを切り替えているか」を具体的に説明できることです。
また、仕事上の問題が残っている場合には、 趣味による気分転換だけでなく、 原因への対応も別に説明できるようにしておきましょう。
ストレスで落ち込んだり泣いた経験は話さない方がいいですか?
感情が動いた経験そのものを隠す必要はありません。 ただし、「つらかった」で回答を終わらせないことが重要です。
その後にどう気持ちを整理したのか、 誰かに相談したのか、 何を改善したのかまで説明すると、 経験から取った行動を伝えやすくなります。
回答は何秒くらいにまとめればいいですか?
面接ごとに進行や質問方法が異なるため、 「必ず○秒」という共通ルールはありません。
練習では、まず 「場面→理由→対処→予防」を30秒前後で説明できる状態 を一つの目安にすると整理しやすいでしょう。 その後、深掘り質問に短く答える練習も行います。
30秒は公式基準ではなく、あくまで回答練習の目安です。
ストレスを感じる場面が思いつかない場合はどうすればいいですか?
「ストレス」という言葉だけで考えず、 最近「焦った・困った・疲れた・思い通りにいかなかった場面」 を振り返ってみてください。
大学生ならアルバイト・ゼミ・サークル・学業・就職活動、 社会人なら繁忙期・予定変更・人間関係・顧客対応・失敗経験などから探すと、 実体験を見つけやすくなります。
面接用にストレスのエピソードを作ってもいいですか?
作り話はおすすめしません。
ストレス質問では、 「最近いつありましたか?」 「そのとき具体的に何をしましたか?」 「相手はどう反応しましたか?」 など、具体的に聞かれる可能性があります。
大きな出来事である必要はないため、 小さくても実際に経験した場面を使いましょう。
ストレス質問だけ個別に対策すれば十分ですか?
ストレス質問だけでなく、 志望動機・自己PR・失敗経験・苦手な人・住民対応などとの一貫性 も確認しておきましょう。
たとえば「人間関係でストレスを感じる」と答えながら、 別の質問で「人と意見が食い違った経験は一度もありません」と答えると、 話のつながりが不自然になることがあります。
公務員試験の面接受験経験者300人に尋ねたところ、 265人(88.3%)が 「面接でストレスに関する質問をされた」と回答しました。 すべての公務員面接で聞かれることを意味するデータではありませんが、 本番前に回答を一つ準備しておく価値はあるでしょう。
※本調査は公務員試験の面接受験経験者300人の自己申告に基づくインターネット調査です。 すべての公務員試験受験者を代表するものではなく、 回答内容と面接結果との因果関係を示すものではありません。
第11章の結論: ストレス質問には「絶対にこれが正解」という回答を探すより、 自分が負荷を感じる場面を具体化し、対処法・予防策・実体験まで説明できる状態 を作ることが重要です。 「感じません」と無理に強く見せたり、模範回答を丸暗記したりせず、 自分の経験をもとに深掘りへ備えましょう。
公務員面接のストレス質問対策まとめ|本番前チェックリスト
ここまで、公務員面接で 「どんなときにストレスを感じますか?」 と聞かれた場合の答え方を解説してきました。
最後に、本番までに何を準備すればよいのかをまとめます。
面接対策として大切なのは、 ストレスの有無だけを気にするのではなく、 自分が負荷を感じる場面を理解し、対処し、必要なら周囲を頼り、同じ状況を減らす工夫まで説明できることです。 無理に強い人物像を作らず、自分の実体験から回答を組み立てましょう。
まず覚えるのは「場面→理由→対処→予防」の4ステップ
回答を作るときは、難しく考える必要はありません。 次の4つを順番に整理してください。
どんなときに負荷を感じる?
なぜその状況が負荷になる?
そのとき何をする?
次に備えて何をしている?
この4ステップを自分の実体験で説明できれば、 「ストレス解消法は?」「具体的な経験は?」 と深掘りされた場合にも話をつなげやすくなります。
300人調査では88.3%がストレス関連の質問を経験
えびうるゼミが公務員試験の面接受験経験者300人に尋ねたところ、 265人(88.3%)が ストレスに関する質問を受けたと回答しました。 すべての面接で質問されることを意味するものではありませんが、 事前に回答を用意しておきたいテーマの一つです。
本番前はこの10項目をチェック
最後に避けたい回答も確認しておこう
これらも、 一つの言葉だけで機械的に合否が決まるという意味ではありません。
面接対策としては、 自分の経験と行動を具体的に説明できる回答へ修正しておくことが大切です。
迷ったらこの形に戻る|ストレス質問の最終回答例
私は、複数の予定が重なっている中で、 急な変更が入ったときにストレスを感じることがあります。 そのような場合は、まず期限や重要度を整理し、 優先順位をつけ直すようにしています。 自分だけで対応することが難しい場合には、 影響が大きくなる前に周囲へ相談します。 また、普段から予定に余裕を持たせ、 急な変更にも対応できるよう意識しています。 気持ちを切り替えたいときには、ウォーキングなど軽い運動も取り入れています。
この例文で重要なのは「予定変更」というテーマではありません。
ストレスを認識する → 自分で対処する → 必要なら相談する → 次に備える という流れです。
あとは自分の経験に合わせて、 場面や対処方法を置き換えてください。
面接前日と当日にやること
- 基本回答を声に出して1~2回確認する
- 「なぜ?」を2回繰り返す
- 最近の具体例を1つ確認する
- 解消法を実際に説明できるか確認する
- 他の回答との矛盾をチェックする
- 質問を最後まで聞く
- 最初に結論を短く答える
- 具体例は必要な分だけ加える
- 追加質問には会話として答える
- 言い直しても焦らない
志望動機・自己PR・頻出質問・深掘り・面接カード・マナーまで、 公務員面接で準備しておきたい内容をまとめています。
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