公務員面接「苦手な人は?」の答え方|回答例・NG例・深掘り質問を元採用担当が解説

本記事にはプロモーションが含まれています
本記事にはプロモーションが含まれています
面接
公務員面接の頻出質問

「苦手な人は?」と聞かれて、
何を答えれば正解なのか分からない

「正直に答えると印象が悪そう」「無難に“いません”と言えばいい?」 と迷いやすい質問ですが、実は面接官が知りたいのは、 あなたが誰を嫌いなのかではありません。

?
INTERVIEW WORRIES

こんなことで悩んでいませんか?

苦手な人を正直に答えたら、性格が悪いと思われない?
「苦手な人はいません」と答えるのはアリ?
どんなタイプを選べばマイナス評価されにくい?
「その人が上司なら?」と深掘りされたらどうする?
この記事の結論

大切なのは、
「苦手な人」ではなく「苦手な人とどう関わるか」です。

苦手な人がいること自体で評価が下がるわけではありません。 面接官は、その相手に対してあなたがどのように考え、 どのように行動するのかを見ています。

公務員として働けば、自分と気が合う人だけを選んで仕事をすることはできません。 上司や同僚だけでなく、住民、事業者、関係機関など、 考え方や価値観の異なる人とも関係を築く必要があります。

そのため「苦手な人は?」という質問では、 相手への不満を聞きたいのではなく、 自分と合わない相手とも仕事上必要なコミュニケーションを取れるか が重要になります。

元採用担当の視点

「苦手です」で終わらせないことが重要です

採用担当の立場から見ると、 「○○な人が苦手です」という回答だけでは、 その受験生が実際の職場でどう対応するのかまでは分かりません。

一方で、 「苦手だと感じる理由を理解し、それでも相手の話を聞き、必要な協力関係を築こうとしている」 ところまで話せれば、対人関係への向き合い方を伝えられます。

ANSWER FRAME

回答はこの4つを順番に伝えると整理しやすいです。

STEP 01 苦手なタイプ
STEP 02 苦手な理由
STEP 03 自分の対応
STEP 04 仕事での姿勢
WHAT YOU WILL LEARN

この記事で分かること

回答例・NG例つき
  • 面接官が「苦手な人」を質問する本当の理由
  • マイナス評価されにくい回答の組み立て方
  • そのまま参考にできるタイプ別の回答例
  • 避けたほうがいいNG回答と改善方法
  • 「苦手な人はいません」と答えていいのか
  • 本番で想定される深掘り質問と答え方
まずは、「苦手な人は?」という質問で 面接官が何を確認しようとしているのかから見ていきましょう。
公務員面接で苦手な人を聞かれる理由と面接官が確認する3つのポイント

「あなたの苦手な人はどんな人ですか?」

公務員面接でこの質問をされると、 「正直に答えたら性格が悪いと思われるのでは?」 と身構えてしまう人もいるでしょう。

しかし、面接官が知りたいのは、 あなたが誰を嫌いなのかではありません。

本当に見られているのは、 「苦手な相手に対して、あなたがどう行動するか」です。
01

苦手な人がいること自体は問題ではない

まず知っておきたいのは、 「苦手な人がいる」と答えること自体は問題ではない ということです。

人にはそれぞれ性格や価値観があります。 「話し方が強い人には少し構えてしまう」 「時間にルーズな人とは仕事を進めにくい」 など、誰にでも多少の得意・不得意はあります。

それよりも注意したいのは、 「苦手な相手=避ける相手」になってしまっていないか という点です。

ありがちな誤解

苦手な人を答えると評価が下がる

「人間関係に問題があると思われそう」と考えて、無理に「いません」と答えてしまう。

面接官が見たいこと

苦手な相手にも適切に対応できるか

感情だけで避けず、仕事上必要な関係を築こうとできるかを見る。

つまり、「○○な人が苦手です」で回答を終わらせるのではなく、 「そのような人に対して、自分はどう接しているか」 まで説明する必要があります。

02

面接官が「苦手な人」から確認したい3つのポイント

この質問から読み取られる要素はいくつかありますが、 特に意識しておきたいのは次の3点です。

01 自己理解

自分がどのような相手を苦手に感じるのか、その理由まで冷静に理解できているか。

02 対人対応力

自分と考え方が異なる人に対しても、話を聞き、必要なコミュニケーションを取れるか。

03 公務員適性

好き嫌いだけで人間関係を判断せず、組織や住民のために協力して働けるか。

ここで重要なのは、 相手の欠点を説明することに力を使いすぎないこと です。

面接官が評価したいのは相手ではなく、 あくまで受験生であるあなたです。

同じ「時間を守らない人」でも伝わり方は変わる
NG寄り

「時間を守らない人が苦手です。 約束を守れない人は信用できないと思うからです。」

伝わりやすい

「時間を守らない方には苦手意識があります。 ただ、実際に関わる際は事情を確認したり、早めに予定を共有したりして、 お互いに進めやすいよう工夫しています。」

前者は「相手への評価」で終わっています。

一方、後者には 「苦手でも、自分からできる対応を考える姿勢」 が含まれています。

RECRUITER’S VIEW 元採用担当として見ていたのは「採用後の姿」

面接では、回答の言葉だけを切り取って判断するのではなく、 「この人が実際に職場に入ったら、周囲とどのように働くだろうか」 という視点で受験生を見ることが重要です。

「苦手な人がいる」という事実より、 苦手な相手に対しても 話を聞く・理由を確認する・必要な協力をする といった行動が取れるかどうかのほうが、 採用後の姿をイメージする材料になります。

03

公務員は「自分と合う人」だけを選んで仕事できない

特に公務員面接でこの質問を考えるときは、 公務員の仕事には多様な相手との調整がある という点を忘れないようにしましょう。

公務員が日常的に関わる相手の例
上司 同僚 他部署 住民 事業者 関係機関 地域団体 議会など

年齢・立場・職業・価値観が異なる人と、 情報共有や調整をしながら仕事を進める場面が数多くあります。

たとえば住民対応では、 自分にとって話しにくい相手だからといって、 対応を避けることはできません。

職場でも、 意見の合わない上司や同僚と一緒に業務を進めなければならないことがあります。

だからこそ「苦手な人は?」という質問では、 「誰が苦手なのか」よりも 「違う価値観を持つ人とも仕事ができるか」 が重要になります。
あわせて読みたい 公務員試験の面接で落ちる人の特徴10選|受かる人との違いも解説 面接で評価を落としやすい受け答えや、公務員としての適性をどう見られるのかも確認しておきましょう。
第1章のポイント

面接官が知りたいのは「あなたの嫌いな人」ではありません。

  • 苦手な人がいること自体はマイナスではない
  • 自己理解・対人対応力・公務員適性を見られやすい
  • 相手の欠点より「自分がどう対応するか」が重要
  • 公務員は価値観の異なる人とも協力して働く必要がある
次の章では、 「苦手な人は?」をどう組み立てればよいのか を4ステップで具体的に解説します。
CHAPTER 02

「苦手な人は?」の答え方は4ステップ

公務員面接で苦手な人を答える4ステップ

「苦手な人は?」への回答で大切なのは、 思いついたタイプをそのまま話すことではありません。

伝える順番を決めておくと、 悪口になりにくく、面接官にも意図が伝わりやすい回答 になります。

基本は 「苦手なタイプ → 理由 → 自分の対応 → 公務員としての姿勢」 の4ステップです。
まずはこの4ステップだけ覚えておきましょう
STEP 01 苦手なタイプ
STEP 02 苦手な理由
STEP 03 自分の対応
STEP 04 仕事での姿勢
01

苦手なタイプを簡潔に伝える

STEP 01

最初に「どんな人を苦手に感じるか」を一言で伝えます

ここでは長く説明しすぎず、 1つのタイプに絞る のが基本です。

たとえば、 「自分の意見を一方的に押し通す方」 「時間や約束を守らない方」 「人の話を最後まで聞かない方」 などです。

避けたい

「時間にルーズな人、感情的な人、話を聞かない人、責任感のない人が苦手です。」

おすすめ

「私は、人の話を最後まで聞かずに自分の意見を押し通す方に苦手意識があります。」

何人も挙げると「苦手な人が多い」という印象になりやすいため、 基本的には1タイプに絞りましょう。

02

なぜ苦手なのかを説明する

STEP 02

「嫌いだから」ではなく、自分がそう感じる理由を整理します

理由を話すことで、 面接官はあなたの価値観や考え方を理解しやすくなります。

ただし、 相手の人格を否定する理由にならないよう注意 してください。

NG寄り

「自分勝手な人は、人として信用できないから苦手です。」

伝わりやすい

「一方的に話が進むと、相互理解が十分にできないと感じるため、少し苦手意識があります。」

理由は「相手の欠点」ではなく「自分がどう感じるか」で話す

「○○な人はダメな人だ」ではなく、 「私は○○な状況だとコミュニケーションが難しいと感じる」 という形にすると、攻撃的な印象を避けやすくなります。

03

普段どのように対応しているかを伝える

STEP 03

この部分が回答の中で最も重要です

面接官が知りたいのは、 「誰が苦手か」ではなく、 苦手な相手にどう対応できるか だからです。

「なるべく関わらないようにしています」ではなく、 自分からどのような工夫をしているのかを話しましょう。

たとえば、

対応として使いやすい考え方

・まず相手の話を最後まで聞く
・相手の考えや事情を確認する
・感情的にならず事実を整理する
・自分の意見も丁寧に伝える
・必要に応じて周囲と相談する

大げさな対応を作る必要はありません。 実際に自分ができる行動 を話すことが大切です。

04

公務員としてどう関わるかまで伝える

STEP 04

最後に「仕事ではどうするか」へつなげます

公務員は、住民・上司・同僚・事業者など、 さまざまな立場の人と関わります。

そのため最後に、 「苦手な相手とも必要な関係を築いていく」 という仕事上の姿勢を示すと、回答がまとまりやすくなります。

最後は前向きな姿勢で締める

「公務員として働く際にも、さまざまな考え方の方と関わると思いますので、 相手の話を聞きながら、必要な協力関係を築いていきたいと考えています。」

そのまま使える回答テンプレート
4ステップをつなげると、回答はこの形になります

私は、【苦手なタイプ】の方に苦手意識を持つことがあります。

なぜなら、【苦手だと感じる理由】からです。

ただ、そのような方と関わる際には、 【自分が意識している対応】を心がけています。

公務員として働く際にもさまざまな考え方の方と関わると思いますので、 【仕事で大切にしたい姿勢】を意識していきたいと考えています。

RECRUITER’S VIEW きれいな回答より「自分の言葉」を優先してください

回答テンプレートは便利ですが、 そのまま丸暗記する必要はありません。

面接では、 「具体的には?」 「実際にそのような人と関わった経験は?」 「それでも相手が変わらなかったら?」 と深掘りされることがあります。

そのため、模範解答を作ることよりも、 自分の実体験と矛盾せず、追加質問にも答えられる内容にすること のほうが重要です。

第2章のポイント
  • 苦手なタイプは1つに絞る
  • 理由は相手の人格否定にならないようにする
  • 最も重要なのは「自分がどう対応するか」
  • 最後は公務員としての関わり方まで伝える
  • 回答は丸暗記せず、自分の経験と一致させる
次の章では、 実際に使える「苦手な人」の回答例 をタイプ別に紹介します。
CHAPTER 03

公務員面接「苦手な人は?」タイプ別の回答例

公務員面接の苦手な人のタイプ別回答例
ANSWER EXAMPLES

ここからは、「苦手な人は?」と聞かれたときの回答例を タイプ別に紹介します。

ただし、回答例をそのまま暗記するのではなく、 自分の実体験に近いものを選び、自分の言葉に置き換える ことが重要です。

回答例を見るときのポイント

「どんな人が苦手か」よりも、 苦手な相手に対して自分がどう工夫しているか に注目してください。

01

自分の意見を一方的に押し通す人が苦手

「自分の意見を押し通す人」は比較的答えやすいテーマです。 ただし、「自己中心的な人が嫌い」と批判するだけでは逆効果になります。

回答例

私は、自分の意見を一方的に押し通す方に少し苦手意識があります。 お互いの考えを聞いたうえで話し合うことを大切にしているためです。 ただ、そのような方と関わる際も、まずは相手の意見を最後まで聞き、 なぜそう考えているのかを理解するようにしています。 そのうえで、自分の考えも理由とともに伝え、 お互いが納得できる方法を探すよう心がけています。 公務員として働く際にも、さまざまな考え方の方と関わると思いますので、 相手の意見を尊重しながら必要な調整ができる職員を目指したいです。

STEP 1 意見を押し通す人
STEP 2 対話を大切にしたい
STEP 3 まず相手の話を聞く
STEP 4 調整できる職員へ
元採用担当のチェックポイント

「自分の意見も伝える」だけでなく、 最初に相手を理解しようとする姿勢が入っているのがポイントです。 住民対応や庁内調整にもつながる回答になります。

02

時間や約束を守らない人が苦手

真面目さや責任感を伝えやすいテーマですが、 「時間を守れない人は信用できない」と言い切らないよう注意しましょう。

回答例

私は、時間や約束を守らない方に苦手意識があります。 周囲と協力して物事を進めるうえでは、予定を共有し、 約束を守ることが大切だと考えているためです。 ただ、相手にも事情がある可能性があるため、 すぐに否定するのではなく、まず状況を確認するようにしています。 また、必要な予定は早めに共有したり、事前に確認したりすることで、 お互いに仕事を進めやすくなるよう工夫しています。 公務員として働く際にも、自分自身が時間や約束を守ることはもちろん、 周囲と確認を取りながら業務を進めたいです。

元採用担当のチェックポイント

「時間を守るべき」で終わらず、 相手の事情を確認する姿勢と、自分からできる工夫 が入っています。 柔軟性も伝えやすい回答です。

03

人の話を最後まで聞かない人が苦手

回答例

私は、人の話を最後まで聞かずに判断する方に苦手意識があります。 私自身、相手の考えを理解してから意見を伝えることを大切にしているためです。 ただ、そのような方と関わるときも感情的にならず、 まず要点を簡潔に伝えるよう意識しています。 また、相手の意見も確認しながら、 認識にずれがないか確かめるようにしています。 公務員として住民や職員と関わる際にも、 相手に伝わる方法を考えながら丁寧にコミュニケーションを取りたいです。

元採用担当のチェックポイント

相手に「ちゃんと聞いてください」と求めるだけではなく、 自分の伝え方も工夫する姿勢を示せています。 他責的に見えにくいのがメリットです。

04

感情的になりやすい人が苦手

住民対応にもつながりやすいテーマですが、 「感情的な人とは関わりたくない」という回答にならないよう注意が必要です。

回答例

私は、感情的に強い言葉で話す方に少し苦手意識があります。 私自身、落ち着いて話し合うことを大切にしているためです。 ただ、そのような場面では自分まで感情的にならないよう意識し、 まず相手が何に困っているのか、何を伝えたいのかを確認するようにしています。 そのうえで、事実関係を整理しながら落ち着いて話すことを心がけています。 公務員として働く際にも、さまざまな状況の方と接すると思いますので、 相手の話を受け止めながら冷静に対応したいです。

元採用担当のチェックポイント

この回答では、 相手の感情に引っ張られず、まず背景を確認する という姿勢が伝わります。 ただし「感情的な住民は苦手です」など、特定の住民像と結び付ける言い方は避けましょう。

05

責任を人に押し付ける人が苦手

回答例

私は、問題が起きた際に責任をすべて周囲に求める方に苦手意識があります。 チームで仕事をする際には、それぞれが自分の役割を果たすことが大切だと考えているためです。 ただ、そのような場面でも相手を責めるのではなく、 まず事実や役割分担を整理し、何が原因だったのかを確認するようにしています。 そのうえで、自分自身に改善できる点がなかったかも振り返るようにしています。 公務員として働く際にも、問題が起きたときこそ周囲と協力し、 解決に向けて行動できる職員でありたいです。

元採用担当のチェックポイント

「責任を押し付ける人が悪い」で終わらず、 自分にも改善点がないか振り返る ところまで入れることで、協調性や当事者意識につながります。

回答例をそのままコピーするのはおすすめしません

面接官から「実際にそのような人と関わった経験はありますか?」 と聞かれる可能性があります。 自分に経験がない回答を丸暗記すると、 深掘りされたときに内容が薄くなりやすいためです。

HOW TO CHOOSE
どの回答例を選ぶか迷ったら、この3条件で決める
  • 実際に似たタイプの人と関わった経験がある
  • その人に対して自分なりに工夫した経験がある
  • 深掘りされても具体的なエピソードを話せる

「面接官に好かれそうな答え」を選ぶことより、 自分の経験から具体的に説明できる答えを選ぶ ほうが、本番では強い回答になります。

第3章のポイント

回答例は「内容」よりも「構造」を参考にしましょう。

  • 苦手なタイプは具体的に1つ選ぶ
  • 相手の人格を否定しない
  • 自分が実際に行っている対応を入れる
  • 最後は公務員としての姿勢につなげる
  • 深掘りされても答えられる実体験を選ぶ
回答例が決まったら、次は要注意です。
第4章では、 面接で評価を下げやすい「苦手な人」のNG回答 を具体例とともに解説します。
CHAPTER 04

公務員面接「苦手な人は?」で避けたいNG回答

公務員面接の苦手な人で避けたいNG回答
NG ANSWERS

「苦手な人は?」は、答えるタイプそのものよりも “どう表現するか”で印象が大きく変わる質問です。

同じ内容でも、相手を否定する言い方をすると 「協調性は大丈夫かな?」 「職場でも人間関係で衝突しないかな?」 と懸念を持たれる可能性があります。

NG回答に共通するのは「相手の問題」で終わっていること

面接官が知りたいのは相手の性格ではなく、 その相手に対してあなたがどう行動するのかです。

01

「苦手な人はいません」と答える

NG EXAMPLE

「特に苦手な人はいません。誰とでもうまく付き合えます。」

一見すると、人間関係に強そうな回答です。 しかし、この質問ではあまりおすすめできません。

面接官にはこう聞こえる可能性があります
  • 本当に自分のことを理解しているのかな?
  • 面接用の無難な回答ではないかな?
  • 対人関係で困った経験がないのかな?

苦手な人がいること自体は問題ではありません。 むしろ、 自分の苦手を理解したうえで対応方法を持っている ほうが回答に具体性が出ます。

改善するなら

「強いて挙げるなら、自分の意見を一方的に押し通す方には少し苦手意識があります。 ただ、まず相手の考えを聞くようにしています。」

02

相手の人格を否定する

NG EXAMPLE

「自分勝手な人が嫌いです。周囲のことを考えられない人は信用できません。」

「嫌い」「信用できない」「ありえない」といった強い言葉は、 苦手な相手よりも あなた自身の対人姿勢に注目を集めてしまいます。

NG

自分勝手な人は信用できません。

改善

一方的に話が進むと相互理解が難しいと感じるため、少し苦手意識があります。

「相手が悪い」ではなく「自分はどう感じるか」 に置き換えるだけでも、印象は大きく変わります。

03

「なるべく関わらない」と答える

NG EXAMPLE

「苦手な人とはトラブルにならないよう、なるべく距離を置いています。」

プライベートなら、苦手な相手と距離を置くことも1つの方法です。

しかし仕事では、 必要な相手との関係を自分の好き嫌いだけで避けることはできません。

特に公務員は、上司・同僚だけでなく、 住民や事業者、他部署、関係機関など幅広い人と関わります。

改善するなら

「苦手意識がある相手でも、仕事上必要なコミュニケーションは自分から取るようにしています。」

04

苦手なタイプを何人も挙げる

NG EXAMPLE

「時間にルーズな人、話を聞かない人、感情的な人、自分勝手な人が苦手です。」

苦手なタイプを複数並べると、 「この人は対人関係で苦手な相手が多いのでは?」 という印象につながりかねません。

回答では基本的に 1つのタイプに絞るのがおすすめです。

05

過去の人間関係への愚痴になってしまう

NG EXAMPLE

「以前のアルバイト先の店長が本当に苦手でした。 自分のミスを認めず、いつも私たちのせいにする人でした。」

実体験を入れること自体は悪くありません。 むしろ深掘りに対応するためには、実体験があるほうが有利です。

ただし、説明が長くなり 「過去の人への不満を話す時間」 になってしまうのは避けましょう。

改善するなら

過去の相手について詳しく説明するのではなく、 「その経験から、自分はどのように対応するようになったか」 に話の中心を移します。

特に注意
公務員面接では避けたい表現
  • 「頭の悪い人が苦手です」
  • 「仕事ができない人が嫌いです」
  • 「高齢者は話が通じないので苦手です」
  • 「クレーマーのような住民が苦手です」
  • 「自分と価値観が違う人とは合いません」

特に、年齢・職業・立場などで人をひとまとめにする回答は避けましょう。

公務員は幅広い住民に公平に対応する仕事です。 そのため、 特定の属性そのものを「苦手」と表現する回答 は適切ではありません。

RECRUITER’S VIEW 元採用担当として気になるのは「他責的な回答」

「相手が悪いから仕方がない」という回答になると、 職場で人間関係の問題が起きたときも、周囲に原因を求めるのではないか と受け取られる可能性があります。

一方で、 「自分にもできる工夫がないか考える」 「相手の事情を確認する」 「必要なコミュニケーションは取る」 と話せれば、同じ苦手意識でも印象は変わります。

完璧に誰とでも仲良くできる必要はありません。 苦手でも仕事として適切に関われること を示すのがポイントです。

あなたの回答は大丈夫?5秒チェック
  • 「嫌い」「信用できない」など強い否定表現を使っていない
  • 特定の属性そのものを苦手だと決めつけていない
  • 苦手なタイプを1つに絞っている
  • 「避ける」だけで回答を終えていない
  • 最後に自分の対応・工夫を説明している
あわせて読みたい 公務員試験の面接で落ちる人の特徴10選|受かる人との違いも解説 「苦手な人」以外にも、面接で評価を落としやすい受け答えを本番前に確認しておきましょう。
第4章のポイント

NG回答を避けるコツは「相手の評価」から「自分の行動」へ視点を移すことです。

  • 「苦手な人はいません」で逃げない
  • 相手の人格を否定しない
  • 「なるべく関わらない」で終わらせない
  • 苦手なタイプを何人も並べない
  • 過去の人間関係への愚痴にしない
  • 特定の属性そのものを苦手だと表現しない
NG回答まで分かったら、次に気になるのが 「苦手な人はいません」と本当に答えてはいけないのかです。
次章では、この回答がアリなのかナシなのかを詳しく解説します。
CHAPTER 05

「苦手な人はいません」と答えてもいい?

公務員面接で苦手な人はいませんと答えてもよいか
NO ONE?

「特に苦手な人はいないんだけど……」

そう感じている人もいるでしょう。 では、公務員面接でもそのまま 「苦手な人はいません」 と答えてよいのでしょうか。

結論
「苦手な人はいません」は絶対NGではありません。
ただし、基本的にはおすすめしません。

この質問には、あなたの 自己理解・対人対応力・異なる価値観への向き合い方 を確認する意図があります。 「いません」だけで終えると、それらをアピールする機会を自分から手放してしまうからです。

01

「いません」だけでは面接官が判断しにくい

本当に誰とでも自然に接することができる人なら、 「苦手な人はいません」という回答自体が嘘とは限りません。

問題は、 その一言だけではあなたの対人対応力がほとんど伝わらない ことです。

?

自分の得意・不得意を客観的に把握できているのだろうか?

?

面接で悪く見られないように無難な回答をしているだけでは?

?

実際に合わない人がいたとき、どのように対応するのだろう?

面接では「正解を言えるか」ではなく、 回答を通して あなたがどのように考え、どのように行動する人なのか が見られています。

02

「いません」ではなく「強いて挙げるなら」で考える

苦手な人がすぐに思い浮かばない場合は、 無理に「嫌いな人」を作る必要はありません。

代わりに、 「少し接しにくいと感じるタイプ」 まで範囲を広げて考えてみましょう。

もったいない回答

「特に苦手な人はいません。誰とでもうまく付き合えます。」

おすすめ

「強いて挙げるなら、話し合いの際に自分の意見を強く主張する方には、少し接しにくさを感じることがあります。」

「苦手」「嫌い」と強く考えなくても構いません。

「自分がコミュニケーションを取るうえで少し工夫が必要な相手」 と考えると見つけやすくなります。

03

苦手な人が思いつかないときの見つけ方

それでも思い浮かばない場合は、 「誰が嫌いだったか」ではなく 過去にコミュニケーションで困った場面 から逆算してみてください。

「嫌いな人」を探さないことがポイント

探すのは「嫌いな人」ではなく、 自分が少し対応に工夫した経験のある相手です。 そう考えると、面接で話せるエピソードを見つけやすくなります。

04

どうしても「苦手な人はいない」と答えたい場合

それでも本当に苦手な人が思い浮かばないなら、 無理に架空の人物像を作る必要はありません。

ただし、 「いません」で回答を終了しない ようにしましょう。

回答例

現時点で、特定のタイプの方を「苦手」と強く感じることはあまりありません。 ただ、考え方や仕事の進め方が自分と大きく異なる方と接するときには、 最初は戸惑うことがあります。 そのような場合でも、まず相手がなぜそのように考えているのかを聞き、 自分との違いを理解するようにしています。 公務員として働く際にもさまざまな価値観の方と関わると思いますので、 自分と異なる考え方も受け止めながら、必要なコミュニケーションを取っていきたいです。

この形なら、 「特定の苦手なタイプはいない」という事実を変えずに、 価値観の異なる相手への対応 まで伝えることができます。

RECRUITER’S VIEW 「いません」が問題なのではなく、その後が重要です

採用側からすると、 「苦手な人はいません」という言葉だけで 合否を決めるわけではありません。

ただ、その後に説明がなければ、 対人関係で困ったときの考え方や行動を判断する材料が少なくなります。

面接では、質問に対して“きれいな答え”を返すことよりも、 自分の経験を振り返り、 「こういう場面では、私はこう考えて行動します」 と説明できることのほうが大切です。

05

嘘の「苦手な人」を作る必要はない

「苦手な人を答えなければ」と焦って、 ネット上の回答例をそのまま自分の回答にするのはおすすめできません。

なぜなら面接では、その回答をきっかけに さらに具体的な質問をされる可能性がある からです。

こんな深掘りをされたら答えられますか?

「実際にそのような人と関わった経験はありますか?」
「そのとき、あなたは具体的に何をしましたか?」
「相手の反応はどうでしたか?」
「それでも関係が改善しなかった場合はどうしますか?」

作った回答は、こうした質問を受けると矛盾が出やすくなります。

そのため、 多少地味でも自分が実際に経験した内容をベースにする ほうが、本番では安定して答えられます。

第5章のポイント

「苦手な人はいません」と答えること自体が不合格につながるわけではありません。

  • ただし「いません」だけで終えるのはもったいない
  • 「強いて挙げるなら」で接しにくい相手を考える
  • 嫌いな人ではなく「対応に工夫が必要な人」を探す
  • 本当にいない場合も、異なる価値観への対応まで説明する
  • 面接用に架空のエピソードを作らない
回答を作っただけではまだ準備は終わりません。
次章では面接官が続けて聞きやすい 「苦手な人は?」の深掘り質問と答え方 を解説します。
CHAPTER 06

「苦手な人は?」で聞かれる深掘り質問と回答例

公務員面接の苦手な人に関する深掘り質問と回答例
FOLLOW-UP QUESTIONS

「苦手な人は?」に答えられたからといって、 対策は終わりではありません。

公務員面接では、その回答を起点に 「実際にどう行動したのか」「仕事でも対応できるのか」 と、さらに質問されることがあります。

深掘り対策で大切なのは、回答を増やすことではありません

「経験 → 行動 → 結果 → 今後」 を自分の言葉で説明できるようにしておけば、 質問の表現が変わっても対応しやすくなります。

想定しておきたい代表的な深掘り質問
  1. 実際にそのような人と関わった経験はありますか?
  2. そのとき、あなたは具体的にどう対応しましたか?
  3. その対応で相手は変わりましたか?
  4. それでも相手と分かり合えなかったらどうしますか?
  5. 上司がそのタイプだったらどうしますか?
  6. 住民がそのタイプだったらどう対応しますか?
01

「実際にそのような人と関わった経験は?」

面接官の意図

回答が面接用に作ったものではなく、 実際の経験に基づいているかを確認しやすい質問です。

実際にそのような人と関わった経験はありますか?

はい。大学のグループワークで、自分の意見を強く主張するメンバーと 一緒に課題へ取り組んだ経験があります。 最初は話し合いが進みにくいと感じましたが、 まず相手がなぜその案を支持しているのかを聞くようにしました。 そのうえで、他のメンバーの意見も整理して伝えることで、 最終的には全員が納得できる方向にまとめることができました。

ここでは大きな成功体験を話す必要はありません。 アルバイト・ゼミ・部活動・職場など、 自分が具体的に説明できる経験を用意しておきましょう。

02

「具体的にどう対応しましたか?」

面接官の意図

「気をつけました」「話し合いました」といった抽象論ではなく、 あなた自身が取った行動を確認する質問です。

抽象的

「相手とうまくコミュニケーションを取るようにしました。」

具体的

「まず相手の意見を最後まで聞き、理由を確認したうえで、自分の意見との共通点から話すようにしました。」

「コミュニケーションを取った」ではなく、 何を言ったか・何を変えたか・何を意識したか まで説明すると説得力が上がります。

03

「その対応で相手は変わりましたか?」

面接官の意図

自分の対応を客観的に振り返れるか、 また結果だけを都合よく話していないかを見る質問です。

その対応で相手は変わりましたか?

相手の考え方そのものが大きく変わったわけではありません。 ただ、こちらから理由を聞くようにしたことで、 お互いの意見を確認しながら話せる場面は増えました。 私自身も、相手を変えようとするのではなく、 まず自分の接し方を工夫することが大切だと学びました。

04

「それでも分かり合えなかったらどうしますか?」

面接官の意図

自分の方法が通用しなかったときにも、 柔軟に対応できるかを見る質問です。

話し合っても相手と分かり合えなかった場合はどうしますか?

すべての考え方を一致させる必要はないと考えています。 意見が異なる場合でも、仕事上の目的や役割を確認し、 必要な部分では協力できるようにしたいです。 また、自分たちだけで解決が難しい場合には、 状況に応じて上司や周囲に相談しながら進めます。

ここで重要なのは、 「必ず仲良くなる」と答えないことです。 職場で必要なのは、好き嫌いを超えて業務上必要な関係を築くことです。

05

「上司が苦手なタイプだったら?」

面接官の意図

自分より立場が上の相手とも、 組織人として適切に関係を築けるかを確認する質問です。

もし上司があなたの苦手なタイプだった場合はどうしますか?

苦手意識だけで距離を置くことはせず、 まず上司が何を重視しているのかを理解するよう努めます。 指示について分からない点があれば確認し、 自分の意見が必要な場合には理由を整理したうえで伝えます。 自分だけで対応が難しい問題があれば、 組織として適切な方法を考えながら対応したいです。

06

「住民が苦手なタイプだったら?」

面接官の意図

公務員として、 自分の好き嫌いと住民対応を切り分けられるか を確認する質問です。

住民の方があなたの苦手なタイプだった場合はどうしますか?

自分が苦手だと感じるかどうかにかかわらず、 公務員として必要な対応を丁寧に行います。 まず相手の話を聞き、何を求めているのかを整理したうえで、 制度や事実に基づいて分かりやすく説明します。 自分だけで判断できない内容については、 上司や担当部署に確認しながら適切に対応します。

07

深掘りされても崩れない回答は「3つの軸」で作る

質問を一問一答で丸暗記する必要はありません。 次の3点を整理しておけば、 質問の言い方が変わっても対応しやすくなります。

01 実体験

いつ・どこで・どんな相手と関わったのか

02 自分の行動

そのとき自分は何を考え、具体的に何をしたのか

03 仕事への応用

その経験を公務員としてどう生かすのか

RECRUITER’S VIEW 深掘り質問は「失言させるため」ではありません

深掘りされると、 「最初の回答が悪かったのでは?」 と不安になる人もいます。

しかし、追加質問があること自体を 悪いサインと考える必要はありません。

面接官は最初の短い回答だけでは分からない部分について、 「実際にはどう行動したのか」 「別の状況でも同じように対応できるか」 と具体化して確認します。

だからこそ、模範回答を暗記するより、 自分の経験を掘り下げておくこと が本番対策になります。

本番前にここまで答えられるか確認

第3章で作った回答を使って、声に出して答えてみてください。

  • なぜそのタイプが苦手なのか?
  • 実際に関わった経験はあるか?
  • そのとき自分は何をしたか?
  • 結果はどうなったか?
  • うまくいかなかった場合はどうするか?
  • 上司・住民が相手でも対応できるか?
面接回答を一人で仕上げるのが不安なら アガルートの公務員面接対策講座は単科で受講できる?内容・向いている人を解説 回答を作れても「深掘りされたら答えられない」という人は、第三者との模擬面接で確認する方法もあります。
第6章のポイント

「苦手な人は?」は、最初の回答より深掘りへの対応まで準備して完成です。

  • 実際に関わった経験を1つ用意する
  • 「何をしたか」を具体的に説明できるようにする
  • 相手が変わらなくても問題ない
  • うまくいかない場合の次の対応まで考える
  • 上司・住民に置き換えた質問も想定する
  • 丸暗記ではなく「実体験・行動・仕事への応用」を整理する
深掘り対策までできたら、回答はかなり完成に近づきます。
次章では、 「苦手な人」の回答を自分専用に作る具体的な作り方 を解説します。
CHAPTER 07

「苦手な人は?」の回答を自分専用に作る5ステップ

公務員面接の苦手な人への回答を作る5ステップ
MAKE YOUR ANSWER

ここまで読んで「答え方は分かった。でも、自分の場合は何を話せばいいの?」 と感じている人もいるでしょう。

そこでここからは、回答例を真似するのではなく、 あなた自身の経験から本番で話せる回答を作る方法を5ステップで解説します。

完成した文章から作らないのがコツ

最初から模範回答のような文章を作ろうとすると、どうしても内容が抽象的になります。 「人物 → 理由 → 経験 → 対応 → 公務員として」 の順に材料を整理してから文章にしましょう。

1苦手な
タイプ
2苦手な
理由
3実際の
経験
4自分の
対応
5仕事への
応用
STEP01

まず「少し接しにくい人」を1タイプだけ決める

最初に、あなたが少し苦手だと感じる人物像を1つ選びます。

ここで探すのは「嫌いな人」ではありません。 「コミュニケーションを取るときに少し工夫が必要な人」と考えてください。

候補を考えてみよう
自分の意見を強く主張する人
人の話をあまり聞かない人
感情的になりやすい人
コミュニケーションが少ない人

この中から選ぶ必要はありません。 自分が実際に関わったことのあるタイプを優先しましょう。

STEP02

なぜ苦手なのかを「自分側」から説明する

次に「なぜそのタイプが苦手なのか」を考えます。

このとき、相手への悪口ではなく、 自分が何に難しさを感じるのかに変換するのがポイントです。

たとえば

×「自分勝手だから嫌い」

○「一方的に話が進むと、お互いの認識を合わせるのが難しいと感じる」

この変換ができるだけで、 「相手を批判する回答」から「自己理解を示す回答」に近づきます。

STEP03

実際に関わったエピソードを1つ選ぶ

次は、そのタイプの人と実際に関わった経験を探します。

エピソード候補
アルバイトでの同僚・先輩との経験
ゼミ・授業のグループワーク
部活動・サークルでの経験
社会人なら職場・取引先との経験

エピソードは派手である必要はありません。

第6章で紹介した深掘りに備えるためにも、 「そのとき何が起きたか」を具体的に説明できる経験 を選びましょう。

STEP04

「相手を変えた」ではなく「自分が変えた行動」を探す

この質問で最も重要なのがここです。

面接官に伝えたいのは 「苦手な相手を説得して変えました」という武勇伝ではありません。

苦手な相手とも仕事を進めるために、自分が何を工夫できる人なのか を示します。

自分が取った行動を具体化する
まず相手の話を最後まで聞いた
相手がそう考える理由を質問した
共通している部分から話した
必要に応じて周囲にも相談した
抽象表現を具体化

「コミュニケーションを意識しました」ではなく、 「相手の意見を最後まで聞いてから、自分の考えを伝えるようにしました」 まで説明できる状態を目指します。

STEP05

最後に「公務員としてどう生かすか」を加える

最後に、これまでの経験を公務員の仕事につなげます。

公務員として働けば、自分と考え方の合う人だけと接するわけではありません。 上司・同僚・他部署・関係機関・住民など、 さまざまな立場や価値観を持つ人と関わります。

締め方の例

「公務員として働く際にもさまざまな考え方の方と関わると思いますので、 相手の話をまず聞き、必要なコミュニケーションを取りながら仕事を進めたいと考えています。」

これで回答の骨格が完成
①タイプ 誰が苦手?
②理由 なぜ苦手?
③経験 いつ関わった?
④対応 何をした?
⑤仕事 どう生かす?
穴埋めするだけ|「苦手な人は?」回答テンプレート
私が少し苦手だと感じるのは、 〇〇な方です。
なぜなら、 〇〇するときに難しさを感じるからです。
実際に、 〇〇という場面でそのような方と関わった経験があります。
その際は、 自分から〇〇するようにしました。
公務員としても、 〇〇を意識してさまざまな方と関わりたいと考えています。
例1

大学生の完成例|グループワークを使う場合

大学生 回答例

私が少し苦手だと感じるのは、自分の意見を強く主張する方です。 私自身、相手の意見も聞きながら話し合いを進めたいと考えているため、 一方的に話が進むと少し接しにくさを感じることがあります。 大学のグループワークでもそのような経験がありましたが、 まず相手がなぜその案を支持しているのかを聞き、 そのうえで他のメンバーの意見との共通点を整理して伝えるようにしました。 公務員として働く際にもさまざまな考え方の方と関わると思いますので、 苦手意識だけで距離を置かず、相手の考えを理解したうえで必要なコミュニケーションを取っていきたいです。

この回答が安定しやすい理由

苦手な人物像だけで終わらず、実体験と自分の具体的な行動が入っているため、 「実際には?」と深掘りされても話を展開しやすくなっています。

例2

社会人の完成例|職場経験を使う場合

社会人 回答例

私が少し苦手だと感じるのは、必要な情報共有が少ない方です。 私は仕事を円滑に進めるためには、進捗や認識を共有することが大切だと考えているためです。 現職でも、業務の進め方について情報共有が少ない方と一緒に仕事をした経験があります。 その際は、相手に一方的に共有を求めるのではなく、 私から進捗を簡潔に伝え、必要な確認事項を具体的に質問するようにしました。 その結果、徐々にお互いに必要な情報を確認しながら業務を進められるようになりました。 公務員としても、自分から必要なコミュニケーションを取り、 周囲と連携しながら業務を進めたいと考えています。

RECRUITER’S VIEW 回答例より「自分の経験」が強い

面接対策では、つい「一番評価される苦手な人は何だろう」と考えたくなります。

しかし、面接官から追加質問を受けたときに強いのは、 自分が本当に経験した内容を話している受験者です。

完璧な言葉にする必要はありません。 「なぜ苦手なのか」「実際に何をしたのか」を自分の経験から説明できれば、 回答には自然と具体性が出ます。

作った回答を最終チェック
  • 苦手なタイプを1つに絞っている
  • 相手の人格否定になっていない
  • なぜ苦手なのかを自分側から説明している
  • 実際のエピソードがある
  • 自分が取った具体的な行動が入っている
  • 公務員としての仕事につなげている
  • 深掘りされても自分の言葉で説明できる
第7章のポイント

模範回答を覚えるのではなく、自分の経験を5つの材料に分解して作りましょう。

  • STEP1:苦手なタイプを1つ決める
  • STEP2:苦手な理由を自分側から考える
  • STEP3:実際の経験を1つ選ぶ
  • STEP4:自分が取った行動を具体化する
  • STEP5:公務員としてどう生かすかにつなげる
自分専用の回答が完成したら、最後は本番で伝わる話し方に仕上げます。
次章では、回答時間・丸暗記・話す順番など、本番前に確認したいポイントを解説します。
CHAPTER 08

本番で評価を下げない「苦手な人」の伝え方

公務員面接で苦手な人について本番で伝えるポイント
INTERVIEW PERFORMANCE

第7章までで、自分なりの回答は作れました。 ただし、文章として完成していることと、本番で伝わることは別です。

面接では、内容だけでなく「長すぎないか」「暗記した文章に聞こえないか」 「質問に対して結論から答えているか」も意識しましょう。

本番では「完璧に話す」より「会話できる」ことが大切

作った回答を一字一句再現しようとすると、 1か所忘れただけで頭が真っ白になりやすくなります。 伝えるポイントだけ覚え、面接官と会話する感覚で答えましょう。

01

最初の回答は40〜60秒程度を目安にする

「苦手な人は?」と聞かれたときに、最初から数分かけて エピソードのすべてを説明する必要はありません。

40〜60 秒程度を目安

最初の回答では、 「どんな人が苦手か → なぜか → どう対応するか」 を簡潔に伝えます。

詳しいエピソードは、面接官から深掘りされたときに説明すれば十分です。

時間は絶対的なルールではありません

40〜60秒はあくまで練習時の目安です。 本番では面接官の質問の聞き方や面接全体の流れに合わせ、 必要な内容を過不足なく答えることを優先してください。

02

最初に「どんな人が苦手か」を答える

面接でありがちなのが、理由や前置きから話し始め、 結局何を答えたいのか分かりにくくなるケースです。

01 結論

どんなタイプが苦手なのか

02 理由・対応

なぜ苦手で、どう接しているか

03 仕事への姿勢

公務員としてどう関わるか

分かりにくい

「私は人と話すときにお互いの意見を大切にしていて、 大学でもいろいろな人と関わってきたのですが……」

結論から

「私は、自分の意見を一方的に押し通す方に少し苦手意識があります。」

03

回答を一字一句丸暗記しない

第7章で作った回答を、そのまま暗記しようとする必要はありません。

覚えるのは文章ではなく、次の3つのキーワードで十分です。

苦手なタイプ

誰について話すのか

自分の対応

自分は何をするのか

仕事への応用

公務員としてどう生かすか

この3点が頭に入っていれば、多少言葉が変わっても回答の軸はぶれません。

言い直しても問題ありません

本番で少し言葉に詰まったり、表現を言い直したりしても、 それだけで回答が失敗になるわけではありません。 内容を落ち着いて伝えることを優先しましょう。

04

エピソードを最初から全部話さない

「実体験を入れたほうがいい」と聞くと、 最初の回答から背景・登場人物・出来事・結果まで すべて説明したくなるかもしれません。

しかし、長く話しすぎると面接官が 深掘りする余地がなくなるうえ、 質問への回答自体がぼやけやすくなります。

話しすぎ

苦手なタイプを答えたあと、大学1年生からの経緯や相手とのやり取りをすべて説明する。

余白を残す

苦手なタイプ・理由・対応を簡潔に答え、具体的な経験は追加質問に備えておく。

面接はスピーチ大会ではなく対話です。 面接官が「具体的には?」と聞ける余白を残しておきましょう。

05

「嫌い」「無理」ではなく柔らかい表現を使う

内容が同じでも、言葉の選び方によって印象は変わります。

避けたい

「自分勝手な人が嫌いです。そういう人とは合いません。」

おすすめ

「自分の意見を強く主張する方には、少し苦手意識があります。」

「嫌いな人」ではなく、 「少し苦手意識がある」「接しにくさを感じることがある」 と表現すると、必要以上に相手を否定せずに伝えられます。

06

本番で答えが飛んだら、無理に取り繕わない

面接では緊張して、準備していた言葉が出てこないこともあります。

そんなときに焦って話し始めると、 相手への悪口や矛盾した回答が出てしまう可能性があります。

言葉が出てこないとき

すぐに答えがまとまらない場合は、 数秒考えてから回答して構いません。

必要であれば、短く考える時間をもらってから整理して答えましょう。

一例

「少し考えるお時間をいただいてもよろしいでしょうか。」

大切なのは、このフレーズを必ず使うことではありません。 焦って適当な回答をするより、質問を整理して答えることを優先しましょう。

07

最後は必ず声に出して練習する

Wordやスマホのメモで回答を作っただけでは、 本番で自然に話せるかは分かりません。

最後は必ず面接と同じように声に出して確認してください。

声に出して確認する7項目

スマホで録音すると、自分でも改善点を見つけやすくなります。

  • 最初に苦手なタイプを答えているか
  • 回答が長くなりすぎていないか
  • 相手への悪口に聞こえないか
  • 自分の具体的な対応を説明しているか
  • 早口になっていないか
  • 暗記した文章を読んでいるように聞こえないか
  • 深掘りされても同じ軸で答えられるか
RECRUITER’S VIEW 言葉のうまさより「回答の一貫性」を意識する

面接では、流暢に話せることだけが評価されるわけではありません。

むしろ「苦手な人は?」への回答と、その後の深掘りで 考え方が大きく変わっていないかは重要です。

最初は「相手の話を聞くようにしています」と答えたのに、 深掘りされたら「基本的には関わらないようにしています」となると、 回答の説得力が弱くなります。

一字一句同じ表現を使う必要はありません。 「苦手でも相手を否定せず、仕事上必要な関係を築く」 という自分の軸を持っておきましょう。

本番前にあわせて確認 公務員面接のマナーを画像つきで解説|入室から退室まで確認 回答内容だけでなく、入室・着席・話し方・退室まで本番の流れを確認しておきましょう。
第8章のポイント

本番では「完璧な文章」ではなく「自分の考えを分かりやすく伝える」ことを意識しましょう。

  • 最初の回答は40〜60秒程度を練習時の目安にする
  • 苦手なタイプを最初に伝える
  • 一字一句丸暗記しない
  • 詳しいエピソードは深掘り用に残す
  • 「嫌い」ではなく柔らかい表現を使う
  • 詰まっても焦って適当な回答をしない
  • 最後は必ず声に出して確認する
ここまで準備できれば「苦手な人は?」への対策はほぼ完成です。
次章では、本番直前に確認できる最終チェックリストとして要点を整理します。
CHAPTER 09

本番直前チェック|「苦手な人は?」はここまで準備すればOK

公務員面接の苦手な人への回答を確認する本番直前チェックリスト
FINAL CHECK

ここまで対策してきたら、最後にやることは 新しい回答例を覚えることではありません。

自分が作った回答を声に出し、 「相手を否定していないか」「深掘りされても答えられるか」 「公務員としての対応につながっているか」を確認します。

本番直前に確認するのは「回答」ではなく「回答の軸」

苦手な相手でも否定せず、相手を理解しようとしながら、 仕事上必要な関係を築く。 この軸が一貫していれば、質問の表現が変わっても対応しやすくなります。

10 CHECK
まず10項目を確認してください

10項目すべてに自信を持ってチェックできれば、 「苦手な人は?」に対する基本準備は完了です。 不安な項目だけ前の章に戻って修正しましょう。

01

回答内容の最終チェック

回答そのものを確認
  • 苦手なタイプを1つに絞れている
  • 「嫌い」「無理」など強い否定表現を使っていない
  • 苦手な理由を相手への悪口ではなく自分側から説明できる
  • 実際にそのタイプと関わった経験を1つ話せる
  • 苦手な相手に対して自分が取った行動を具体的に説明できる
02

公務員としての適性につながっているか確認

「苦手な人は?」は、単に嫌いな人物を聞いて終わる質問ではありません。

公務員になれば、考え方の違う同僚や上司、 さまざまな事情を抱える住民などと関わることになります。

公務員としての姿勢を確認
  • 苦手だからといって相手を避ける回答になっていない
  • 相手の考えや事情を理解しようとする姿勢がある
  • 必要に応じて上司・同僚と連携する姿勢がある
  • 住民が相手でも感情と業務を切り分けて対応できる
  • 最後に公務員としてどう行動したいか説明できる
1つでも当てはまったら回答を修正
  • 「〇〇な人は嫌いです」と相手を強く否定している
  • 苦手な人とはなるべく関わらないという結論になっている
  • 相手を自分の考えに従わせることが解決策になっている
  • 具体的な経験を聞かれると答えられない
  • 回答例を丸暗記していて、自分の経験と一致していない
03

最後に40〜60秒程度で声に出してみる

内容を確認したら、実際の面接を想定して声に出します。

第8章で解説したとおり、40〜60秒程度はあくまで練習時の目安です。 秒数を守ること自体が目的ではありません。

結論 → 理由 → 対応 → 公務員としての姿勢 が自然につながっているか確認してください。

本番直前|完成形の回答例 FINAL ANSWER

私が少し苦手だと感じるのは、自分の意見を強く主張する方です。 私はお互いの意見を聞きながら物事を進めたいと考えているため、 一方的に話が進むと接しにくさを感じることがあります。 ただ、そのような場合でも、まず相手がなぜそう考えているのかを聞き、 共通する部分を探しながら自分の意見を伝えるようにしています。 公務員として働く際にもさまざまな考え方の方と関わると思いますので、 苦手意識だけで距離を置かず、相手の考えを理解しながら 必要なコミュニケーションを取っていきたいです。

この文章をそのまま覚える必要はありません。

自分の経験に置き換えて、 同じ内容を毎回少し違う言葉でも説明できる状態 まで練習できれば理想的です。

04

回答後の「深掘り6問」に答えられるか確認

最初の回答だけで練習を終わらせないでください。

次の質問を誰かにランダムで読んでもらい、 準備していない順番でも答えられるか確認しましょう。

なぜそのタイプが苦手なのですか?
実際にそのような人と関わった経験はありますか?
そのとき具体的に何をしましたか?
それでも分かり合えなかったらどうしますか?
上司がそのタイプだったらどうしますか?
住民がそのタイプだったらどう対応しますか?
RECRUITER’S VIEW 「苦手な人がいる」こと自体を怖がらなくていい

この質問を対策していると、 「苦手な人がいると答えたらマイナス評価になるのでは?」 と不安になるかもしれません。

しかし重要なのは、 苦手な相手が一人もいないように見せることではありません。

面接では、 自分と合わない相手がいたときにどう考え、どう行動するのか を自分の経験から説明できるよう準備しておくことが大切です。

「苦手だから避ける」ではなく、 「違いがあっても必要な関係を築こうとする」 という姿勢を自分の言葉で伝えましょう。

✓ ここまでできたら対策完了

回答を作り、声に出し、さらに深掘り質問にも答えられるなら、 「苦手な人は?」だけを何度も練習し続ける必要はありません。

次は志望動機・自己PR・面接カードなど、 面接全体で回答に矛盾がないかを確認していきましょう。

第9章のポイント

最後に覚えておきたいのは、たった1つです。

  • 苦手な人がいること自体を必要以上に恐れない
  • 相手への悪口・人格否定にしない
  • 実際の経験から自分の行動を説明する
  • 「相手を変える」より「自分がどう対応するか」を話す
  • 上司・住民に置き換えた深掘りにも備える
  • 丸暗記ではなく自分の言葉で話す
  • 公務員として必要な関係を築く姿勢につなげる
CHAPTER 10

まとめ|「苦手な人は?」は対処法まで答えれば怖くない

公務員面接の苦手な人への答え方まとめ
SUMMARY

「苦手な人は?」と聞かれると、 正解の人物像を答えなければならないように感じるかもしれません。

しかし、大切なのは「誰が苦手か」だけではありません。 苦手な相手とどう向き合い、仕事上必要な関係を築こうとするのかまで伝えることです。

この記事の結論
「苦手な人」+「自分の対応」をセットで答える

苦手な人がいることを隠す必要はありません。 相手への悪口で終わらせず、 「私はこう接するようにしています」まで答えることがポイントです。

01

答え方は5ステップだけ覚えておく

本番直前にこの記事すべてを覚え直す必要はありません。

次の5つだけ、自分の回答に入っているか確認してください。

1 苦手なタイプ どんな人か
2 理由 なぜ苦手か
3 経験 実際の場面
4 対応 自分の行動
5 仕事 公務員として
02

面接官に伝えたいのは「嫌いな理由」ではない

同じ人物像を挙げても、回答の方向によって印象は大きく変わります。

NG

「自分勝手な人が嫌いです。できるだけ関わらないようにしています。」

OK

「自分の意見を強く主張する方には少し苦手意識がありますが、 まず相手の考えを聞くようにしています。」

違いは明確です。

NG例は「苦手だから避ける」で終わっています。 一方、OK例は「苦手でも必要なコミュニケーションを取る」 という行動まで示しています。

03

迷ったら、この形をベースに自分の経験へ置き換える

「苦手な人は?」最終回答例 ANSWER

私が少し苦手だと感じるのは、自分の意見を強く主張する方です。 私はお互いの意見を聞きながら物事を進めたいと考えているため、 一方的に話が進むと接しにくさを感じることがあります。 ただ、そのような場合でも、まず相手がなぜそう考えているのかを聞き、 共通する部分を探したうえで自分の意見を伝えるようにしています。 公務員として働く際にもさまざまな考え方の方と関わると思いますので、 苦手意識だけで距離を置かず、相手の考えを理解しながら 必要なコミュニケーションを取っていきたいです。

この回答例は丸暗記しないでください

人物像・理由・エピソード・対応を、 必ず自分が実際に経験した内容へ置き換えましょう。 深掘りされたときも、自分の経験なら具体的に説明しやすくなります。

元採用担当から最後に
「苦手な人がいる=人間関係に問題がある」ではありません

人には考え方や価値観の違いがあります。 仕事をしていれば、自分と合わないと感じる人と関わる場面もあります。

だからこそ面接では、 「苦手な人はいません」と無理に取り繕うより、 違いがある相手とも必要な関係を築こうとする姿勢 を自分の経験から説明できるようにしておきましょう。

完璧な言葉で話す必要はありません。 この記事で作った回答の軸を持ち、 自分の言葉で落ち着いて伝えることを意識してください。

次は「面接全体」を仕上げよう

「苦手な人は?」だけ完璧でも、公務員面接対策は終わりではありません。 本番前に、回答内容・面接マナー・深掘りへの対応をまとめて確認しておきましょう。

本番前に確認 公務員面接のマナーを画像つきで解説|入室から退室まで確認 受付・入室・着席・面接中・退室まで、本番で迷いやすい動きをまとめて確認できます。
一人で面接対策をしていて不安なら
作った回答を「第三者に深掘りしてもらう」のも1つの方法

自分で作った回答は、自分では自然に感じても、 「具体性が足りない」「回答が長い」「追加質問で矛盾する」 といった弱点に気づきにくいことがあります。

特に面接が苦手な人や、模擬面接を頼める相手がいない人は、 第三者から客観的なフィードバックを受ける方法も検討してみてください。

アガルートの公務員面接対策を詳しく見る
「苦手な人は?」の準備はこれで完了です

苦手なタイプを答えることよりも、 その相手とどう向き合うのかが重要です。 回答を丸暗記せず、自分の経験と自分の言葉で話せる状態にして本番へ臨みましょう。

CHAPTER 11 / FAQ

公務員面接「苦手な人は?」のよくある質問

公務員面接の苦手な人に関するよくある質問
FAQ

最後に、公務員面接の「苦手な人は?」について、 受験者が迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。

本番直前に迷ったときは、ここだけ見返しても大丈夫です。

Q

「苦手な人はいません」と答えてもいいですか?

A
おすすめしにくい

嘘ではないとしても、基本的には 具体的な人物像を1つ挙げたほうが答えを展開しやすいでしょう。

「苦手な人はいません」だけでは、 面接官が知りたい「考え方の違う相手とどう関わるか」まで伝えにくくなります。

「嫌いな人」を探す必要はありません。 少しコミュニケーションに工夫が必要だと感じるタイプ を考えてみてください。

Q

本当に嫌いな人を正直に答えるべきですか?

A
本音=そのまま話す、ではない

実際の経験をベースにすることは大切ですが、 感情をそのまま面接でぶつける必要はありません。

たとえば「自分勝手な人が嫌いです」ではなく、 「自分の意見を一方的に主張する方には、少し苦手意識があります」 のように客観的な表現へ変えます。

さらに「なぜ苦手なのか」「それでもどう接するのか」まで説明しましょう。

Q

「苦手な人」と「嫌いな人」は同じ意味ですか?

A
分けて考えてOK

面接では同じものとして考える必要はありません。

「嫌い」は感情的な好き嫌いのニュアンスが強い一方、 「苦手」は「接するときに難しさを感じる」「少し工夫が必要」 と捉えられます。

公務員面接では後者として整理すると、 自分の対処法やコミュニケーションの工夫につなげやすくなります。

Q

「苦手な人は上司です」と答えてもいいですか?

A
人物ではなく「タイプ」で答える

「上司」「先輩」「高齢者」など、 立場や属性そのものを苦手な人として挙げるのは避けたほうが無難です。

たとえば上司との経験を使う場合でも、 「上司が苦手です」ではなく 「十分な説明がないまま指示を出す方には、少し接しにくさを感じます」 のように行動やコミュニケーションの特徴へ置き換えます。

Q

住民・市民を「苦手な人」の例にしてもいいですか?

A
慎重に考える

「住民が苦手」「クレームを言う市民が嫌い」のような回答は避けましょう。

公務員はさまざまな事情や考え方を持つ住民と接する仕事です。 特定の住民像を強く否定すると、 住民対応への姿勢について余計な懸念を持たれる可能性があります。

住民対応について深掘りされた場合は、 「まず相手の話を聞く」「事実と要望を整理する」 「必要に応じて上司と連携する」など、 冷静に業務として対応する姿勢を伝えましょう。

Q

「苦手な人は?」には何秒くらいで答えればいいですか?

A
練習では40〜60秒程度を目安に

絶対的な秒数のルールはありませんが、 練習では40〜60秒程度をひとつの目安にすると整理しやすいでしょう。

最初からすべてのエピソードを話すのではなく、 「苦手なタイプ → 理由 → 対応 → 公務員としての姿勢」を簡潔に伝え、 詳細は深掘りされたときに答えます。

Q

実際のエピソードが思いつかない場合はどうすればいいですか?

A
日常の小さな経験で十分

大きなトラブルや劇的な経験は必要ありません。

大学生ならアルバイト・ゼミ・サークル・グループワーク、 社会人なら職場・取引先・チームでの仕事などを振り返ってみましょう。

評価につなげやすいのはエピソードの派手さではなく、 「そのとき自分がどう考え、何をしたのか」を具体的に説明できる経験 です。

Q

「苦手な人とは距離を置きます」と答えるのはNGですか?

A
それだけで終わるのは避ける

プライベートなら距離を置くこともありますが、 仕事では苦手だからという理由だけで関係を断つことはできません。

特に公務員は、上司・同僚・他部署・関係機関・住民など 多様な人と連携する必要があります。

答え方の方向性

「苦手意識があっても仕事上必要なコミュニケーションは取り、 相手の考えを理解しながら関係を築くようにしています。」

Q

回答例をそのまま覚えてもいいですか?

A
丸暗記はおすすめしない

回答例は構成を理解するための参考として使いましょう。

丸暗記すると「具体的には?」「そのとき何をしましたか?」 と聞かれた際に、自分の経験と回答がつながらなくなることがあります。

覚えるなら文章ではなく、 「苦手なタイプ・理由・経験・対応・仕事への応用」 という5つの要素です。

Q

面接官にさらに「それでも相手が変わらなかったら?」と聞かれたら?

A
「相手を変える」発想から離れる

相手を必ず変えられるとは限りません。 そのため、 自分の接し方を工夫し、それでも難しい場合は周囲と連携する という考え方が自然です。

回答例

「まずは相手の考えを確認し、自分の伝え方や接し方を工夫します。 それでも業務に支障が出る場合は、一人で抱え込まず上司や周囲に相談し、 組織として適切に対応したいと考えています。」

FAQでも答えの軸は同じ

質問の言い方が変わっても、 「相手を否定しない → 自分の対応を工夫する → 必要なら周囲と連携する」 という軸を持っておけば、大きくぶれにくくなります。

迷ったら「誰が苦手か」より「どう対応するか」に戻ろう

公務員面接で大切なのは、完璧な人物像を選ぶことではありません。 苦手な相手とも仕事上必要な関係を築こうとする姿勢を、 自分の経験と自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

この記事を書いた人:えびうるゼミ
公務員試験アドバイザー
ebiuru

元・横浜市職員(16年)/人事採用担当(3年)

えびうるゼミと申します。

地方上級・国家一般職など複数の公務員試験に合格し、現在は公務員試験アドバイザー講師として働いています。
社会人経験者採用の選考にも関わっていた経験をもとに、リアルな合格戦略や面接対策を発信中!

「合格に近づく最短ルート」を、実体験ベースでわかりやすくお届けします。

ebiuruをフォローする
面接
シェアする
ebiuruをフォローする
タイトルとURLをコピーしました