公務員試験は何割取れば合格?6割でOK?7割必要?ボーダーの目安を解説

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筆記(教養・専門)
公務員試験の合格ライン

公務員試験って、結局
何割取れば合格できるの?

過去問や模試を解き始めると、 「6割あれば大丈夫」「7割は必要」 といった情報を目にして、どこを目標にすればいいのか迷いますよね。

? こんな疑問を持っていませんか?
  • 公務員試験は6割取れば受かる?
  • 7割取れていれば安全圏なの?
  • 今5割くらいだけど、合格はまだ狙える?
  • 国家公務員と地方公務員でボーダーは違う?
まず結論

公務員試験では 6割 がひとつの目安です。
ただし、安定して筆記突破を狙うなら、 学習段階では 7割前後 を目標にしておくと安心です。

5割 まだ伸ばせる
6割 一つの目安
7割前後 目標にしたい

※6割取れば必ず合格する、7割なら絶対に安全という意味ではありません。 実際の合格ラインは、試験区分・年度・地域・配点・倍率などによって変わります。

ここで一番注意してほしいのが、 「公務員試験は6割取れば合格できる」 と単純に考えてしまうことです。

公務員試験には、国家一般職・都道府県庁・政令指定都市・市役所などさまざまな試験があります。 さらに、筆記試験だけではなく、論文・面接などを含めて最終合格が決まる試験もあります。

「6割」という数字だけで受験戦略を決めない 自分が受験する試験の 試験方式・配点・基準点・過去の実施結果 を確認したうえで、学習目標を決めることが大切です。

元採用担当として伝えたいこと

筆記試験の点数ばかりを気にして、 面接や論文の準備を後回しにするのはおすすめしません。 筆記で安定して得点できるようになったら、 「さらに1点を取る」ことだけに時間を使うのではなく、 二次試験の準備にも少しずつ時間を回していきましょう。

では、今の自分の得点が 5割・6割・7割 のどこにあるかによって、何をすればいいのでしょうか。

今の得点率から見る「次にやること」

4〜5割 頻出分野を優先して
基礎を固める
6割前後 取りこぼしを減らし
弱点を補強する
7割前後 筆記と並行して
面接・論文対策へ

つまり、今5割だからといって必要以上に焦る必要はありません。 大切なのは、 「あと何点足りないか」ではなく、 「どこを改善すれば点数が伸びるか」 を考えることです。

✓ この記事でわかること

公務員試験で6割・7割が目安と言われる理由
合格点・ボーダー・足切りの違い
国家・地方・市役所ごとの考え方
5割・6割・7割ごとの勉強戦略
6〜7割まで伸ばす具体的な勉強法
面接・論文対策へ移るタイミング
まずは、 「公務員試験は何割取れば合格なのか?」 という疑問について、 6割と7割をどう考えればいいのかから詳しく見ていきましょう。

公務員試験は何割取れば合格?目安は6割、目標は7割

公務員試験の合格点は6割を目安に7割を目標とする考え方

公務員試験の勉強を始めた人が最初に気になるのが、 「いったい何割取れれば合格できるのか?」 という点ではないでしょうか。

先に結論を言うと、受験勉強を進めるうえでは まず6割をひとつの目安にし、最終的には7割前後を安定して取れる状態 を目指すのがおすすめです。

この章の結論

6割=ひとつの目安
7割前後=学習上の目標

ただし「6割取れば必ず合格」「7割なら絶対安全」という意味ではありません。 実際の合否は、試験区分・年度・配点・問題難易度・受験者の得点状況などによって変わります。

5割 まだ合格を狙える

基礎と頻出分野を見直して、まず6割を目指す段階。

6割 一つの目安

合格圏を意識し始めつつ、取りこぼしを減らしたい段階。

7割 目標にしたい

筆記を安定させながら、面接・論文にも時間を回したい段階。

結論|「6割」は合格を保証する数字ではない

公務員試験について調べると、 「6割取れれば合格できる」 という説明を見かけることがあります。

しかし、この6割は 全国すべての公務員試験に共通する公式ボーダーではありません。

国家公務員と地方公務員では試験制度が違いますし、 地方公務員でも県庁・政令指定都市・市役所などによって、 試験科目や配点、合否の決め方が異なります。

そのため、この記事でいう「6割」は、 受験勉強を進めるうえでの目標設定に使う数字 と考えてください。

合格へ向けた得点の考え方

5割 基礎固め まず取れる問題を
増やしていく
6割 合格を意識 取りこぼしを
減らしていく
7割 安定を狙う 二次試験にも
時間を回す

安定して突破したいなら7割前後を目標にする

では、なぜ6割ぴったりではなく、 7割前後を目標 にした方がよいのでしょうか。

大きな理由は、 本番では普段と同じ点数を取れるとは限らない からです。

01 問題の難易度が変わる

自分が得意な分野ばかり出るとは限りません。年度によって解きやすさも変わります。

02 本番ではミスが起こる

時間不足や緊張で、普段なら正解できる問題を落とすこともあります。

03 ボーダーは固定ではない

試験区分や年度などによって、必要となる得点水準は変わります。

たとえば、過去問では毎回ちょうど6割という状態だと、 本番で数問ミスしただけで得点率が大きく下がる可能性があります。

一方、普段から7割前後を取れていれば、 本番で多少取りこぼしても対応しやすくなります。

そのため、 「本番で絶対に7割必要」という意味ではなく、 余裕を持って本番を迎えるための学習目標として7割を狙う と考えるとわかりやすいです。

「6割=合格」と断言できない理由

ここは非常に重要なので、 実際の国家公務員試験を例に見てみましょう。

人事院が公表している 2026年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験) では、筆記試験の正解数をそのまま単純に足して合否を決める方式ではありません。

i 人事院の2026年度公式情報では
筆記試験の得点 素点だけではなく、平均点や標準偏差を使って算出する 「標準点」を使用
多肢選択式の基準点 原則として満点の30%
第一次試験 基準点以上の受験者について、対象となる試験種目の 標準点の合計で合格者を決定

重要: 「基準点30%」は「3割取れば合格できる」という意味ではありません。 基準点を下回ると不合格になる最低基準であり、 実際の第一次試験合格には標準点による競争があります。

出典: 人事院「2026年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)合格者の決定方法」

このように、国家一般職だけを見ても、 「正答率○割=そのまま合格」ではありません。

地方公務員についても自治体によって試験制度が異なるため、 ネット上の「6割」という数字だけを見て判断するのは避けましょう。

「6割取れたから勉強終了」は危険

模試や過去問で一度6割を取れただけでは十分とは限りません。 大切なのは、問題が変わっても 安定して6〜7割前後を取れる状態 を作ることです。

まずは「安定して6割」を最初の目標にしよう

ここまで読むと、 「それなら最初から7割を取らないといけないの?」 と不安になる人もいるかもしれません。

しかし、勉強を始めたばかりなら いきなり7割を目指す必要はありません。

現在4〜5割程度なら、まずは 「安定して6割を取れる状態」 を最初の目標にしてください。

6割が安定したら、苦手分野やケアレスミスを減らしながら 6割5分、7割へ少しずつ引き上げていけばOKです。

公務員試験は満点を競う試験ではありません。 限られた勉強時間のなかで、 合格に必要な問題を確実に取る という発想が重要です。

第1章のポイント

  • 公務員試験では「6割」を一つの学習目安にする
  • 本番に余裕を持たせるなら「7割前後」を目標にする
  • 6割は全国共通の公式な合格ラインではない
  • 合否の決め方は試験区分・自治体によって異なる
  • 初学者はまず「安定して6割」を目指せばOK
ただし、 「合格点」「ボーダー」「足切り」 は似ているようで意味が違います。 次章では、この3つの違いを初心者でも迷わないように整理します。

公務員試験の「合格点」「ボーダー」「足切り」の違い

公務員試験の合格点・ボーダー・足切りの違い

公務員試験の合格ラインを調べていると、 「合格点」「ボーダー」「足切り」 という3つの言葉がよく出てきます。

どれも似た意味に見えますが、 実際には同じものではありません。

この違いを理解しないまま「ボーダーは6割らしい」と考えてしまうと、 自分が受ける試験で本当に必要な点数を誤解する可能性があります。

まずは3つを簡単に整理

合格点=実際に合否を分ける点数・基準
ボーダー=合格・不合格の境目として使われる目安
足切り(基準点)=下回ると他の成績にかかわらず不合格となる最低基準

合格点 合否を決める点数・基準

実際の試験結果として合格者を決定する際に関係する点数や基準です。

ボーダー 合格・不合格の境目

「このくらい取れれば合格圏」と考える際によく使われる目安です。

! 足切り 下回ってはいけない最低基準

正式には「基準点」などと呼ばれ、下回ると不合格になる場合があります。

用語 簡単にいうと 受験生が注意すること
合格点 合否決定に使われる点数・基準 試験方式によって算出方法が異なる
ボーダー 合格・不合格の境目の目安 毎年同じとは限らない
足切り
(基準点)
下回ると不合格になる最低基準 総合点が高くても基準点未満なら不合格になる場合がある

合格点とは?実際の合否を決める点数・基準

「合格点」は、その名前のとおり 合否を決める際に関係する点数や基準 です。

ただし、公務員試験では 「40問中24問正解なら全員合格」 のような単純な仕組みとは限りません。

試験によっては、受験者の得点状況や配点、試験種目ごとの成績などを使って 合格者を決定します。

「6割=合格点」とは限らない

同じ6割の正答率でも、試験制度や年度が違えば結果が同じになるとは限りません。 そのため、ネット上で見つけた「○割」という数字だけで自分の合否を判断するのは避けましょう。

ボーダーとは?合格・不合格の境目となる目安

「ボーダー」は一般に、 合格者と不合格者の境目となる得点水準 を表すときに使われます。

公務員試験対策の記事や予備校などで 「ボーダーは6割前後」 といった説明を見ることがありますが、 ここで注意したいのが ボーダーは固定された数字とは限らない ということです。

問題が難しい年度と簡単な年度では受験者全体の得点状況が変わりますし、 試験区分・地域・配点などによっても状況は変わります。

POINT 「ボーダー6割」は目標設定に使う

「6割取れば絶対合格」と考えるのではなく、 「まず6割を安定して超えられる状態を作ろう」 という学習目標として利用するのがおすすめです。

足切り・基準点とは?下回ると不合格になる最低ライン

3つの中で、特に注意してほしいのが 足切りです。

日常的には「足切り」と呼ばれることがありますが、 公務員試験の公式資料では 「基準点」 などの名称が使われることがあります。

基準点が設定されている試験では、 その基準を下回ると、他の試験種目で高得点でも不合格になる場合があります。

「合計点が高ければ大丈夫」とは限らない

特定の試験種目に基準点が設定されている場合、 苦手科目を完全に捨ててしまうと、 総合点以前に基準点未満で不合格になる可能性があります。 受験先の試験案内・合格者決定方法を必ず確認しましょう。

📘 国家一般職の例で確認

人事院が公表している 2026年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験) の合格者決定方法では、 基準点に達しない試験種目が1つでもある場合、 他の試験種目の成績にかかわらず不合格になるとされています。

また、多肢選択式試験の基準点は原則として 満点の30% とされています。

ただし、これは 「3割取れば国家一般職に合格できる」 という意味ではありません。 あくまで、それを下回ると不合格になる最低基準です。

出典: 人事院「2026年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)合格者の決定方法」

筆記の点数だけで最終合格が決まるとは限らない

もう一つ、初心者が勘違いしやすいポイントがあります。

それは、 「筆記試験で高得点を取れば、そのまま最終合格できる」 とは限らないことです。

公務員試験では、筆記試験のほかに 人物試験(面接)・論文試験など が課される場合があります。

そのため、筆記試験は 「最終合格までの一つの関門」 と考えておくことが重要です。

公務員試験は「筆記だけ」で終わらない

STEP 1 筆記試験 まず合格圏を
目指す
STEP 2 論文・人物試験 志望動機・自己PR
なども準備
GOAL 最終合格 総合的な評価で
合否が決まる
💡

元採用担当として伝えたいこと

「筆記で何割取ればいいか」を知ることは大切ですが、 そこだけに意識を向けすぎないようにしましょう。 筆記で安定した得点が取れるようになったら、 面接カード・志望動機・自己PR・論文など、 次の選考に必要な準備も少しずつ始めておくと余裕が生まれます。

つまり、 「足切りを超える → 筆記の合格圏を狙う → 二次試験まで含めて最終合格を目指す」 と段階を分けて考えると、公務員試験の合格ラインを理解しやすくなります。

第2章のポイント

  • 「合格点」「ボーダー」「足切り」は同じ意味ではない
  • ボーダーは合格・不合格の境目として使われる目安
  • 足切り(基準点)を下回ると不合格になる場合がある
  • 基準点を超えただけで合格できるわけではない
  • 筆記だけでなく面接・論文まで含めて最終合格を考える
では、なぜ公務員試験のボーダーは 「毎年○割」と固定できない のでしょうか。 次章では、問題の難易度・倍率・試験区分・配点など、 ボーダーが変動する理由を詳しく解説します。

公務員試験のボーダーはなぜ毎年変わる?

公務員試験のボーダーが試験区分・難易度・倍率・配点によって変わる理由

第1章で「6割をひとつの目安に、7割前後を目標にしよう」と解説しました。

そこで気になるのが、 「なぜ公務員試験のボーダーは毎年同じではないの?」 という点ではないでしょうか。

理由はシンプルで、公務員試験の合格ラインは 「全員が一律に○点取れば合格」という仕組みとは限らない からです。

先に結論

ボーダーは主に 「試験区分」「問題難易度」「受験者の得点状況」「配点・選考方式」 の影響を受けます。

そのため、前年のボーダーが6割だったとしても、 翌年も必ず6割になるとは限りません。 過去の数字は「目安」として使い、絶対的な合格ラインとは考えないことが大切です。

🏛️ ① 試験区分・自治体

国家一般職・県庁・政令市・市役所などでは、 試験科目や合否決定方法が異なります。

📝 ② 問題の難易度

問題が難しく受験者全体の得点が下がれば、 合格者の得点水準も変わる可能性があります。

👥 ③ 受験者の得点状況・競争

採用予定数に対して受験者がどれだけ集まり、 受験者がどの程度得点したかも無視できません。

⚖️ ④ 配点・選考方式

筆記・論文・面接などの配点や評価方法が違えば、 同じ筆記得点率でも意味が変わります。

試験区分・自治体によってボーダーの考え方が違う

まず理解しておきたいのが、 「公務員試験」という一つの共通試験があるわけではない ということです。

国家一般職と地方公務員では試験制度が異なり、 地方公務員でも県庁・政令指定都市・市役所によって 試験科目や配点、選考方法が変わります。

さらに近年は、従来型の教養・専門試験だけでなく、 SPIなど民間企業の採用試験に近い方式を採用する自治体 もあります。

同じ「6割」でも意味は同じとは限らない

試験A 教養+専門+論文+面接
→ 複数試験を総合評価
試験B SPI+面接中心
→ 選考方式そのものが違う
📘 国家一般職だけを見ても試験区分は同じではない

人事院の国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)には、 行政区分・技術系区分などがあり、 さらに2025年度から「教養区分」が新設されています。

教養区分では、法律学などの専門試験を課さず、 一般的な教養を土台とした判断力・思考力などを問う試験が実施されます。

  • 試験区分によって課される試験が違う
  • 試験種目ごとの配点比率も確認する必要がある
  • 単純な「正答率○割」だけでは合否を判断できない

出典: 人事院「国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)」 人事院「一般職試験(大卒程度試験)教養区分の創設について」

問題の難易度によって必要な得点水準は変わる

受験生にとってイメージしやすいのが、 問題の難易度です。

仮に同じ試験でも、 ある年度は比較的解きやすく、 別の年度は難問が多かったとします。

当然、問題の難しさが違えば、 受験者全体の得点分布も変わる可能性があります。

易しい年度
標準的
難しい年度

※上のバーは仕組みを理解するためのイメージ図であり、 実際のボーダーを示したものではありません。

ここで重要なのは、 過去問を解いて「去年は6割だったから、自分も6割で十分」と 決めつけないことです。

問題が変わっても安定して点数を取れる状態 を作っておく方が、本番でははるかに安心です。

倍率・受験者の得点状況によっても変わる

公務員試験では、 採用予定数や受験者数 も毎年まったく同じとは限りません。

また、合格者を一定数選ぶ試験では、 自分の点数だけではなく 他の受験者がどの程度得点しているか も結果に関係します。

「倍率が低い=簡単に合格」とは限らない

倍率だけを見て受験先を決めるのはおすすめしません。 受験者層、試験方式、採用予定数、基準点、面接の比重なども合わせて確認しましょう。

たとえば倍率が低くても、 筆記試験や人物試験に基準点が設定されていれば、 その基準を下回った人まで自動的に合格できるわけではありません。

逆に、倍率だけを見て 「この自治体は高倍率だから無理」と決めつける必要もありません。

配点・人物試験の比重も必ず確認する

公務員試験で見落とされやすいのが、 各試験種目の配点です。

たとえば筆記試験で7割取れたとしても、 人物試験の評価割合が大きい試験では、 「筆記で高得点=最終合格が確実」 とは言えません。

確認すべきは「筆記の点数」だけではない

📝 筆記 教養・専門・SPIなど
何が課される?
✏️ 論文 配点・基準点は
設定されている?
🗣️ 面接 最終合格での
比重はどの程度?

実際、人事院の2026年度国家一般職(大卒程度)の合格者決定方法でも、 試験種目ごとに配点比率が設定され、 第一次試験と最終合格で使用される試験種目も異なります。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}

だからこそ、 「何割必要?」と調べるだけでなく、受験先の配点表まで確認する ことが重要です。

ボーダー情報は「目標設定」に使うのが正解

ここまで読むと、 「それならボーダーを調べても意味がないの?」 と思うかもしれません。

もちろん、そんなことはありません。

ボーダー情報は、 合否を断定するためではなく、自分の学習目標を決める材料として使う のがおすすめです。

受験先が決まったら、この4つを確認

  1. 試験科目は何か
  2. 各試験に基準点・足切りがあるか
  3. 筆記・論文・面接の配点はどうなっているか
  4. 過去の試験実施結果・合格点等が公開されているか

そのうえで、現在5割程度ならまず6割、 6割まで安定してきたら7割前後というように、 自分の現在地に合わせて目標を上げていけばOKです。

💡

元採用担当として伝えたいこと

「去年のボーダーが何点だったか」を気にすること自体は悪くありません。 ただし、その数字ぎりぎりを狙って勉強するよりも、 本番で多少取りこぼしても対応できる余裕を作っておく方が安心です。 受験先の試験制度を確認したうえで、 筆記が安定してきたら論文・面接の準備にも時間を配分していきましょう。

第3章のポイント

  • 公務員試験のボーダーは毎年固定ではない
  • 試験区分・自治体によって試験方式が異なる
  • 問題難易度や受験者の得点状況によっても変わり得る
  • 筆記だけでなく論文・面接などの配点も重要
  • 過去のボーダーは「絶対値」ではなく学習目標として使う
では実際に、 国家一般職・都道府県庁・政令指定都市・市役所では何割を目標にすればよいのでしょうか。 次章では、試験別に「何割を目指すべきか」を整理します。

【試験別】公務員試験は何割取ればいい?

国家一般職・県庁・政令市・市役所など公務員試験別の目標得点

ここまで、 公務員試験では6割をひとつの目安、7割前後を学習上の目標 にすると解説してきました。

ただ、 「国家一般職も市役所も、本当に同じ考え方でいいの?」 と疑問に思いますよね。

結論として、 6〜7割は受験勉強の大まかな目標として使えますが、 実際に必要な得点は受験先・試験方式によって異なります。

この章の結論

従来型の筆記試験なら、 まず6割を安定させ、 7割前後を目標にする。

ただし、国家一般職・地方上級・市役所・SPI型では 試験科目や合否決定方法が違います。 必ず受験先の公式試験案内を確認してください。

試験別|学習上の目標イメージ
試験
目標
注意点
国家一般職
6〜7割
標準点・基準点があり、単純な正答率だけで合否は決まらない
都道府県庁・地方上級
6〜7割
自治体・試験方式・配点を必ず確認
政令市・市役所
6〜7割
教養型・SPI型など試験方式の差が大きい

※上記は「公式合格ライン」ではなく、従来型筆記試験の受験勉強で設定する目標の目安です。

国家一般職|「6〜7割」は学習目標として考える

🏛️
国家一般職(大卒程度) まず6割 → 安定して7割前後を目標

国家一般職を目指す場合も、 過去問演習では まず6割を安定して超え、最終的に7割前後を狙う という考え方が使いやすいです。

ただし、 「国家一般職は正答率6割なら合格」という意味ではありません。

最初の目標 6割 主要分野を安定させる
本番までの目標 7割前後 取りこぼしにも備える

国家一般職では、試験種目ごとの素点をそのまま単純に合計するのではなく、 平均点・標準偏差などを用いた標準点で扱われる試験があります。

人事院の公式情報を確認しよう

人事院は国家公務員採用試験について、 試験ごとの受験案内や合格点・平均点等を公開しています。 一般職大卒程度では行政・技術系など複数区分があり、 2025年度からは専門試験を課さない「教養区分」も設けられています。

出典: 人事院「国家公務員採用試験 受験案内一覧」 人事院「一般職試験(大卒程度)教養区分」

国家総合職・専門職|一般職と同じ「6割論」で考えない

国家公務員には一般職だけでなく、 総合職・国税専門官・財務専門官・労働基準監督官 などさまざまな試験があります。

人事院の2026年度受験案内でも、 総合職、一般職、専門職などはそれぞれ別の採用試験として案内されています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

そのため、 「国家公務員なら全部6割」 とひとまとめにするのは適切ではありません。

受験する試験名まで確認する

「国家公務員を受ける」だけでは不十分です。 一般職・総合職・専門職など、自分が受験する試験区分の 試験種目・配点・基準点を確認してから目標得点を決めましょう。

都道府県庁・地方上級|まず6割、7割前後を目標にする

🏢
都道府県庁・地方上級 6割を第一目標 → 7割前後へ

都道府県庁などの従来型試験でも、 学習段階では 6割を最初の目標、7割前後を安定して取れる状態 を目指すとよいでしょう。

ただし、 自治体ごとに同じ試験を実施しているわけではありません。

たとえば神奈川県では2026年度も、 Ⅰ種試験に加えて早期Ⅰ種試験など複数の採用試験が設けられています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

つまり、 「県庁だから○割」と考えるのではなく、 自分が受ける試験区分まで確認する 必要があります。

政令指定都市|自治体ごとの試験方式を確認する

🏙️
政令指定都市 従来型なら6〜7割を学習目標に

政令指定都市でも、 教養・専門などの筆記試験を課す方式であれば、 過去問で6割を安定させ、7割前後まで伸ばす という学習目標は使いやすいです。

しかし、政令指定都市も試験方式は一律ではありません。

たとえば横浜市は2026年度も複数の試験・選考を実施しており、 試験日程や区分ごとの情報を個別に案内しています。:contentReference[oaicite:3]{index=3}

そのため、 「政令市のボーダーは6割」と一括りにしないこと が大切です。

市役所|「市役所だから5割でもOK」とは考えない

市役所試験については、 「国家公務員や県庁より簡単だから、5割くらいでも受かるのでは?」 と考える人もいます。

しかし、 市役所というだけで合格ラインが低いとは言えません。

自治体によって、 教養試験・専門試験・SPI・SCOA・独自試験など 採用方式が大きく異なるからです。

従来型の筆記試験を受けるのであれば、 市役所でも まず6割を安定させ、可能なら7割前後を目指す 方が安心です。

「市役所なら簡単」は危険

試験問題が易しい場合は、他の受験者も得点しやすくなります。 「問題が簡単=低得点でも合格できる」とは限らないため、 自治体名だけで難易度を判断しないようにしましょう。

SPI・SCOAなど民間型試験は「6割」にこだわりすぎない

試験方式が違えば「何割必要?」の考え方も変わる

  • SPIなどを使用する自治体がある
  • 従来型の教養・専門試験とは問題構成が異なる
  • 面接など人物試験を重視する方式もある
  • 「公務員試験=6割」という一般論をそのまま当てはめない

2026年度の東京都職員採用試験でも、 Ⅰ類Bには「一般方式」と「新方式」があり、 受験方式自体が複数に分かれています。:contentReference[oaicite:4]{index=4}

また、国家一般職でも2025年度から教養区分が新設され、 基礎能力試験に加えて課題対応能力試験などを課しています。人事院によれば、 教養区分の基礎能力試験の配点比率は4/9、課題対応能力試験は1/9です。:contentReference[oaicite:5]{index=5}

このように、 現在の公務員試験は「全員が同じ教養+専門を受ける」という前提では考えられません。

結局、自分は何割を目指せばいい?

試験ごとに違うと言われると、 「結局どう目標を設定すればいいの?」 と迷ってしまいますよね。

初学者なら、次の順番で考えれば十分です。

目標得点を決める3ステップ

1 試験方式を確認 教養・専門・SPIなど
何を受けるか確認
2 まず6割 従来型筆記なら
最初の到達目標に
3 7割前後へ 本番の失点にも
対応できる余裕を作る

つまり、 「すべての公務員試験で7割必要」 なのではありません。

正しくは、 「まず受験先の制度を確認し、従来型の筆記試験なら6割を安定させ、7割前後を学習目標にする」 という考え方です。

💡

元採用担当として伝えたいこと

受験生ほど「○割取れば合格」という一つの数字を知りたくなります。 ただ、最初に確認すべきなのは点数よりも 「自分がどんな試験を受けるのか」です。 受験案内で試験科目・配点・基準点を確認してから、 自分に必要な勉強量を逆算していきましょう。

第4章のポイント

  • 国家一般職も「6割=合格」とは限らない
  • 県庁・政令市・市役所は自治体ごとに試験方式が違う
  • 従来型筆記なら、まず6割・最終的に7割前後を目標にする
  • SPIなど民間型試験では「6割論」をそのまま当てはめない
  • 最も重要なのは受験先の公式試験案内を確認すること
では、現在の得点が 4割・5割・6割・7割の人は、それぞれ何をすればいいのでしょうか。 次章では、今の得点率から「優先してやるべき勉強」を具体的に整理します。

【5割・6割・7割】今の得点率からわかる合格への対策

公務員試験で4割・5割・6割・7割の得点別にやるべき勉強法

「公務員試験は6〜7割を目標にしよう」と言われても、 今の得点が5割の人と7割の人では、 やるべき勉強は同じではありません。

点数を伸ばすために大切なのは、 自分の現在地に合った勉強をすること です。

この章の結論

得点率が低いほど「新しいこと」より基礎を優先。
6割を超えたら、失点を減らしながら二次試験対策も始めよう。

4〜5割の人が難問対策に時間を使ったり、 7割取れている人が筆記だけを延々と続けたりすると、 合格までの時間を無駄にしやすくなります。

4〜5割 基礎・頻出問題を
最優先
5〜6割 得点源を固めて
失点を減らす
6〜7割 弱点補強+
二次試験準備
7割以上 筆記を維持しつつ
面接・論文へ

4〜5割|まずは頻出分野の基礎を固める

4〜5割
まだ焦らなくてOK。まず「取れる問題」を増やす 難問より、基本問題の正答率を上げる段階

過去問や模試で4〜5割程度なら、 まず確認したいのは 「難しい問題が解けないこと」ではありません。

それよりも、 基本問題や頻出問題を落としていないか を確認してください。

この段階では、 難問を1問解けるようになるより、 毎年出る基本問題を3問確実に取れるようにする方が 得点は伸びやすくなります。

1 頻出分野を優先

出題頻度の高い分野から学習して、得点源を作ります。

2 基本問題を反復

1回解いて終わりではなく、解法を再現できるまで繰り返します。

3 苦手を増やさない

新しい教材に手を広げすぎず、今使っている教材を固めます。

4〜5割の人がやりがちなNG

「もっと難しい参考書が必要かも」と教材を増やすこと。 得点が伸びない原因が基礎不足なら、 教材を増やしても理解が浅くなるだけです。

特に数的推理・判断推理は、 苦手意識が強くても 頻出パターンを覚えることで伸ばしやすい分野 です。

5〜6割|苦手科目より「取れる問題」の失点を減らす

5〜6割
合格圏が見え始める段階 「苦手を全部なくす」より得点効率を意識する

5〜6割まで取れるようになったら、 基礎がまったくできていない状態ではありません。

ここから重要になるのが、 「あと何を勉強するか」より「どこで点を落としているか」 です。

たとえば毎回、 数的推理の基本問題や文章理解など 本来取れる問題を落としているのであれば、 新しい苦手科目に時間をかけるより、 得意・標準問題の取りこぼしを減らす 方が6割突破に近づきます。

1 ミスを分類する

知識不足・計算ミス・時間不足など、失点理由を分けます。

2 得点源を固定

「この分野は取る」と決めた問題を確実に正解できる状態にします。

3 捨てる範囲を整理

勉強時間が限られるなら、優先順位をつけることも必要です。

この段階では「全部できる」を目指さなくていい

公務員試験は満点を取る試験ではありません。 5〜6割の人ほど、苦手科目をゼロにするより 「合格に必要な問題を落とさない」という考え方が重要です。

6〜7割|合格圏を意識しながら弱点を補強する

6〜7割
筆記だけに時間を使いすぎない 得点を安定させつつ、二次試験の準備も開始

過去問や模試で6〜7割前後を安定して取れるようになれば、 筆記対策はかなり進んできています。

もちろん苦手分野の補強は必要ですが、 この段階からは 「筆記を1点上げるために、すべての時間を使う」 ことが最善とは限りません。

受験先によっては論文や人物試験もあるため、 筆記を維持しながら二次試験準備を並行する 意識を持ちましょう。

6〜7割まで来たら「時間配分」を見直す

筆記対策
維持
面接準備
開始
論文対策
並行

※上のバーは学習時間の固定割合を示したものではなく、 「筆記だけに偏らない」という考え方を示したイメージです。

目標は「一度7割」ではなく「安定して6〜7割」

得意な年度だけ7割取れる状態より、 問題が変わっても6〜7割前後を安定して取れる方が本番では安心です。 間違えた問題を分析し、弱点だけをピンポイントで補強しましょう。

7割以上|筆記だけでなく論文・面接対策を始める

7割以上
「さらに1点」より最終合格を見据える 筆記力を維持しつつ面接・論文へ

過去問や模試で7割以上を安定して取れているなら、 筆記対策は順調に進んでいると考えてよいでしょう。

この段階で注意したいのが、 8割・9割を目指すこと自体が目的になってしまうこと です。

公務員試験の目的は、 筆記試験で満点を取ることではなく 最終合格すること です。

受験先に人物試験や論文があるなら、 筆記の復習を継続しながら 志望動機・自己PR・面接カード・論文 の準備へ時間を移していきましょう。

7割以上の人が注意したいこと

「筆記が不安だから」と直前まで筆記だけを続け、 面接カードや志望動機を筆記後にゼロから始めること。 二次試験までの期間が短い場合、準備時間が足りなくなります。

点数が伸びないときは「勉強時間」より原因を確認する

「毎日勉強しているのに5割から伸びない」 という人は、 単純に勉強時間を増やす前に どこで得点を失っているのか を確認してください。

点数が伸びないときのチェックリスト

  • 参考書を読むだけで、問題演習が不足していないか
  • 間違えた問題を解き直しているか
  • 教材を次々と変えていないか
  • 出題頻度の低い科目に時間を使いすぎていないか
  • 数的推理・判断推理など頻出分野を後回しにしていないか
  • 「わかる」だけでなく、時間内に解ける状態になっているか

この中に当てはまる項目があるなら、 勉強時間を増やすより先に 学習方法や優先順位を修正する 方が効果的です。

💡

元採用担当として伝えたいこと

受験生は「あと何点必要か」に目が向きがちですが、 点数だけを追いかけるより、 今の自分に必要な準備を判断することが大切です。 5割なら基礎、6割なら安定化、7割なら二次試験対策へ。 最終合格から逆算して勉強内容を切り替えていきましょう。

第5章のポイント

  • 4〜5割なら難問より頻出・基本問題を優先する
  • 5〜6割なら「取れる問題」の失点を減らす
  • 6〜7割なら弱点補強と二次試験対策を並行する
  • 7割以上なら筆記だけに時間を使いすぎない
  • 点数が伸びない場合は勉強時間より学習方法を見直す
では、 5〜6割から実際に6〜7割へ伸ばすには、どんな勉強をすればよいのでしょうか。 次章では、科目の優先順位・過去問の使い方・捨て科目・学習順序まで、 得点を伸ばす具体的な勉強法を解説します。

公務員試験で6〜7割を取るための勉強法

公務員試験で6割から7割を取るための勉強法5ステップ

ここまで読んで、 「6〜7割を目指すのはわかった。でも、具体的に何をすればいいの?」 と思っている人も多いでしょう。

公務員試験で点数を伸ばすために重要なのは、 すべての科目を完璧にすることではありません。

限られた勉強時間の中で、 出題されやすい問題を優先し、解ける問題を確実に取り切る ことが6〜7割への近道です。

6〜7割まで伸ばす基本

「たくさん勉強する」より、 「取る問題を決めて、同じミスを減らす」ことを優先しよう。

頻出分野を固める → 過去問を解く → 失点原因を分析する → 優先順位を修正する、というサイクルを繰り返すことが基本です。

6〜7割を目指す5ステップ

1 受験先確認 科目・配点を確認
2 頻出優先 得点源から固める
3 過去問反復 解法を再現できるまで
4 失点分析 間違え方を分類
5 優先度修正 捨てる範囲も決める

全科目を完璧にしようとしない

公務員試験を始めたばかりの人ほど、 「出題範囲を全部勉強しなければ」 と考えがちです。

しかし、科目数が多い試験では、 すべてを同じ深さまで勉強すると時間が足りなくなります。

そこで、科目や分野を次の3つに分けて考えてみてください。

優先度:高 頻出+得点源

出題されやすく、対策すれば得点につながりやすい分野。最優先で仕上げます。

優先度:中 頻出だが苦手

完璧を目指さず、基本問題だけでも取れる状態を目指します。

優先度:低 低頻度・難問

残り時間が少なければ、深追いしない判断も必要です。

特に数的推理・判断推理など、 多くの試験で対策が必要になる分野は 後回しにせず、早い段階から反復 しておきましょう。

過去問は「正解したか」より「もう一度解けるか」で判断する

6〜7割を取るためには、 過去問演習が欠かせません。

ただし、 過去問を何年分解いたか を競う必要はありません。

大切なのは、 間違えた問題を、次に出たとき自力で正解できる状態にすること です。

過去問はこのサイクルで回す

① 解く 本番を意識して
自力で解く
② 分析 なぜ間違えたか
原因を確認
③ 復習 解法・知識を
整理する
④ 解き直す 自力で再現できるか
確認する

解説を読んで 「なるほど、わかった」 だけでは不十分です。

数日後にもう一度解いて、 解説なしで解法を再現できれば初めて身についた と考えましょう。

間違えた問題は「原因」まで分析する

5〜6割から伸び悩んでいる人に多いのが、 間違えた問題を 「ただ復習するだけ」 になっているケースです。

同じ不正解でも、 原因によって次にやるべきことは変わります。

失点原因
状態
次にやること
知識不足
解法・知識を知らなかった
基礎を復習して類題を解く
計算・読解ミス
本来は解ける問題だった
ミスの癖を記録して再発防止
時間不足
解けるが時間がかかった
解く順番・見切り時間を練習
難問
正答まで時間がかかりすぎる
深追いせず捨てる判断も検討

特に重要なのは、 「解ける問題を落とした失点」 です。

6割前後まで来たら、 難問を新しく取れるようにするより、 本来取れる問題を落とさない方が 7割へ近づきやすくなります。

捨て科目・捨て問題を戦略的に決める

「捨て科目」と聞くと、 なんとなく悪いことのように感じるかもしれません。

しかし、勉強時間が限られている場合は、 優先順位をつけること自体は必要 です。

重要なのは、 「苦手だから何となく捨てる」のではなく、 出題数・配点・残り時間を見て判断すること です。

足切り・基準点がある試験には注意

第2章で解説したとおり、 試験種目ごとに基準点が設定されている場合があります。 「完全に捨てる」前に、 必ず受験先の試験案内を確認してください。

模試は「何割取れたか」より弱点発見に使う

模試を受けたあと、 最初に点数や判定だけを見て 一喜一憂していませんか?

もちろん得点率を確認することは大切ですが、 それ以上に重要なのが 「なぜその点数だったのか」 です。

模試で必ず確認したい3つ

① 本来取れる問題を何問落としたか
② 時間配分で失敗した科目はないか
③ 何を復習すれば次回あと1〜2問取れるか

たとえば模試が58%だったとしても、 ケアレスミスで3問落としていたなら、 新しい科目を覚えるより その3問を落とさない仕組みを作る方が早く6割を超えられます。

独学で5〜6割から伸びないなら「学習順序」を見直す

ここまでの対策をしても、 「何を優先すればいいのかわからない」 「毎日勉強しているのに5割台から動かない」 という人もいます。

その場合、 勉強時間が足りないのではなく、 学習する順番や教材の使い方が整理できていない 可能性があります。

こんな状態なら学習方法を一度見直そう

  • 毎日勉強しているのに5〜6割から伸びない
  • どの科目を優先すればいいかわからない
  • 参考書・問題集を何冊も買ってしまった
  • 苦手科目ばかり勉強して得点源が育っていない
  • 大学・仕事と両立できる学習スケジュールが作れない
  • 独学を続けるべきか通信講座を使うべきか迷っている

当てはまる項目が多いなら、 新しい参考書を買う前に、 「何を・どの順番で・どこまでやるか」 を一度整理してみてください。

学習の順番に迷っている方へ

独学で迷い続けるなら、一度「学習の型」を確認してみる

スタディング公務員講座は、 スマホを使って講義や問題演習を進められるため、 「何から手をつければいいかわからない」 「大学や仕事と両立しながら勉強したい」 という人が、学習の流れを確認する選択肢の一つです。 いきなり申し込む必要はなく、まず無料体験で自分に合うか確認してみましょう。

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※通信講座が全員に必要なわけではありません。 無料体験で講義・学習スタイルを確認してから判断すればOKです。

💡

元採用担当として伝えたいこと

公務員試験では、筆記で満点を目指す必要はありません。 大切なのは、合格に必要な得点を安定して確保し、 面接や論文まで含めた準備時間を残すことです。 6〜7割を安定して取れるようになったら、 「もっと筆記をやらなければ」と不安になりすぎず、 最終合格から逆算して次の準備へ進みましょう。

第6章のポイント

  • 全科目を完璧にせず、頻出・得点源を優先する
  • 過去問は解いた数より「解き直せるか」を重視する
  • 失点を知識不足・ミス・時間不足・難問に分類する
  • 捨て科目は出題数・配点・基準点を確認して決める
  • 模試は得点より「次にあと1〜2問取る方法」を分析する
  • 5〜6割から伸びないなら、学習時間より学習順序を見直す
  • 独学で迷う場合は無料体験で通信講座との相性を確認する
では、 筆記がボーダーぎりぎりでも最終合格は狙えるのでしょうか。 次章では、筆記の点数と面接・論文の関係、 そして筆記後ではなく「いつから二次試験対策を始めるべきか」を解説します。

ボーダーぎりぎりでも合格できる?

公務員試験で筆記がボーダーぎりぎりでも最終合格を狙う考え方

過去問や自己採点の結果がボーダー付近だと、 「この点数ではもう厳しいのかな……」 と不安になりますよね。

しかし、 筆記がボーダー付近だからといって、その時点で最終不合格が決まるわけではありません。

一方で、 「筆記ぎりぎりでも面接で必ず逆転できる」 と考えるのも危険です。

先に結論

第一次試験を突破できれば、最終合格の可能性は残っています。
だからこそ、ボーダー付近の人ほど二次試験対策を早く始めましょう。

ただし、筆記・論文・面接の扱いは試験によって異なります。 「面接で何点でも逆転できる」と決めつけず、 自分の受験先の合格者決定方法・配点・基準点を確認することが前提です。

未突破 一次試験不合格 二次試験へ進めないため、 まず一次突破が必要
ボーダー付近 一次突破なら可能性あり 合格発表を待つだけでなく、 次の準備へ
高得点 油断は禁物 筆記が高くても、 二次試験対策は必要

筆記がボーダー付近でも最終合格の可能性はある

まず切り分けて考えたいのが、 「第一次試験に合格できるか」と「最終合格できるか」は別の問題 だということです。

一次試験に合格できなければ次の選考へ進めません。 しかし、一次試験を突破した後に人物試験・論文などが行われる試験では、 その後の選考も最終合格に関わります。

「筆記のボーダー」と「最終合格」は分けて考える

STEP 1 筆記試験 まず第一次試験の
突破を目指す
STEP 2 論文・面接など 受験先に応じた
次の選考へ
GOAL 最終合格 試験ごとの方法で
合格者を決定
📘 国家一般職でも人物試験があります

2026年度の国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)でも、 第一次試験と第二次試験が設けられており、 第二次試験には人物試験があります。

つまり、国家一般職についても 「筆記の正答率だけを見て最終合格を判断する」仕組みではありません。

ただし、合格者の決定方法や試験種目ごとの配点比率は 試験区分によって確認する必要があります。

出典: 人事院「国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)」

「面接で逆転できる」と断定しない

筆記・論文・面接の配点や合否決定方法は試験によって異なります。 筆記が低くても面接だけで必ず逆転できる、あるいは筆記が高ければ面接は多少悪くても大丈夫、 といった考え方は避けましょう。

ボーダー付近なら「合格発表を待つだけ」が一番もったいない

筆記試験が終わったあと、 自己採点がボーダー付近だと 「受かっているかわからないから、面接対策は合格発表後でいいかな」 と考えたくなります。

しかし、これはおすすめしません。

一次合格から二次試験までの期間が短ければ、 合格発表後にゼロから準備するのでは 面接カード・志望動機・自治体研究・回答練習を十分に仕上げられない可能性 があります。

筆記直後
自己採点、二次試験の日程、提出書類を確認。 志望動機・自己PRの材料出しを始める。
合格発表まで
自治体研究、面接カード、頻出質問への回答を少しずつ作る。 論文がある場合は併行して練習する。
一次合格後
声に出した面接練習、深掘り質問、模擬面接など 「実際に答える練習」の比重を増やす。
「一次合格してから考える」では遅れることがある

筆記後は休息も必要ですが、何週間も何もしないのはおすすめしません。 まずは1日30分でも、志望動機・自己PR・自治体研究など、 合否にかかわらず役立つ準備から始めておきましょう。

筆記が安定してきたら面接・論文にも時間を配分する

第5章でも触れましたが、 過去問や模試で6〜7割前後を取れるようになったら、 筆記だけに勉強時間を集中させ続ける必要はありません。

もちろん筆記力を維持する復習は必要です。 ただし、最終合格を考えるなら 次の選考へ準備時間を配分する ことも大切です。

📝 筆記

得点源・頻出問題を中心に復習し、 6〜7割を安定させる。

✏️ 論文

頻出テーマを整理し、 制限時間内に書く練習をする。

🗣️ 面接

志望動機・自己PRを作り、 声に出して深掘りに備える。

面接対策は「回答を作る」だけでは足りない

面接対策というと、 志望動機や自己PRの文章を完成させることに集中しがちです。

しかし、本番では 作った文章を読むのではなく、質問に合わせて自分の言葉で答える 必要があります。

そのため、次の4つを段階的に進めてください。

🏛️
自治体研究 受験先の施策・課題・仕事内容を確認
📄
面接カード 志望動機・自己PRの軸を整理
深掘り対策 「なぜ?」「具体的には?」まで準備
🎤
声出し・模擬面接 実際に話して回答を修正する
面接だけ第三者に見てもらいたい方へ

「この回答で大丈夫?」という不安は、実際に話して確認する

筆記は自分で進められても、 面接は「自分では改善点がわかりにくい」と感じる人もいます。 えびうるブログでは、アガルートの公務員面接対策について、 面接対策だけを検討したい人向けに内容を詳しくまとめています。

アガルートの面接対策講座を詳しく確認する →

元採用担当から伝えたい「点数だけを追いすぎない」考え方

💡

元採用担当として伝えたいこと

筆記の自己採点がボーダー付近だと、 「あと1問取れていれば」と点数ばかり考えてしまいがちです。 しかし、試験が終わった後に筆記の得点は変えられません。 それよりも、これから準備できる面接・志望動機・自己PR・自治体研究に 意識を切り替える方が建設的です。 一次合格の可能性があるなら、次の選考に備えてできることから始めましょう。

また、筆記で7割以上取れている人も油断はできません。

「筆記で高得点だから面接は最低限でいい」 と考えるのではなく、 受験先が求める人物像や面接の評価方法まで確認して 最後まで準備してください。

第7章のポイント

  • 筆記がボーダー付近でも、一次突破できれば最終合格の可能性は残る
  • 「面接で必ず逆転できる」とは断定できない
  • 筆記・論文・面接の扱いは受験先によって異なる
  • 合格発表を待たず、筆記後から二次試験準備を始める
  • 6〜7割が安定したら筆記だけに時間を使いすぎない
  • 面接は回答作成だけでなく、深掘り・声出し・模擬面接まで行う
では、自分が受ける試験の 「本当の合格点・ボーダー・基準点」はどこで確認すればよいのでしょうか。 次章では、人事院や自治体の公式サイトを使って、 合格ラインを自分で確認する方法を解説します。

公務員試験の合格点・ボーダーを確認する方法

公務員試験の合格点・ボーダー・基準点を公式サイトで確認する方法

ここまで何度も、 「6割は一つの目安であって、全国共通の合格ラインではない」 と解説してきました。

では、自分が受ける公務員試験の 本当の合格点・基準点・過去の試験結果 は、どこを見ればよいのでしょうか。

答えは、 人事院や受験する自治体の公式採用ページを最優先で確認する ことです。

この章の結論

「○○市 ボーダー」で検索して終わりにせず、
最後は必ず公式サイトの試験案内・実施結果・配点を確認しよう。

すべての自治体が合格最低点を公開しているとは限りません。 公開されていない場合は無理に数字を探さず、 試験方式や配点を確認したうえで6〜7割を学習上の目標として利用します。

合格ラインを確認する4ステップ

1 受験先を特定 自治体名+試験区分まで確認
2 試験案内を見る 科目・配点・基準点を確認
3 実施結果を見る 受験者・合格者などを確認
4 過去データ確認 公開されていれば合格点等を見る

まず人事院・自治体の公式採用ページを確認する

最も信頼できるのは、 試験を実施している機関自身が公表している情報 です。

国家公務員試験なら人事院、 地方公務員なら都道府県・市区町村の 職員採用ページや人事委員会ページを確認します。

優先度 1 公式サイト 人事院・自治体・人事委員会など。 最初に確認する。
優先度 2 公式PDF 受験案内・試験結果・ 合格者決定方法など。
補助情報 予備校・ブログ等 わかりやすいが、 最後は一次情報と照合する。
検索結果の数字だけを信じない

「○○県庁 ボーダー 60%」のような情報が出てきても、 年度・試験区分・出典がわからなければ、 現在の試験にもそのまま当てはまるとは限りません。

国家公務員は人事院の「合格点及び平均点等」を確認する

国家公務員試験は比較的、 公式データを確認しやすい です。

人事院の採用情報サイトには、 試験ごとに 「合格点及び平均点等」 をまとめたページがあります。

📘 国家公務員試験で確認したい公式ページ

一般職・総合職・国税専門官・財務専門官・労働基準監督官など、 試験ごとに公開ページが分かれています。 「国家公務員」という大きなくくりではなく、 自分が受験する試験名まで合わせて確認 してください。

ただし、ここでも 「平均点=合格点」ではありません。

平均点・基準点・合格点・標準点など、 それぞれ意味が違うので、 第2章で解説した違いを思い出しながら確認してください。

地方公務員は「採用試験」「実施結果」「過去の試験結果」を探す

地方公務員の場合は、 自治体ごとにサイト構成が違います。

そのため、 自治体トップページから探すより、 検索エンジンで 自治体名+職員採用+試験結果 などと検索した方が早い場合があります。

検索結果では、 URLのドメインやページ運営者を見て、 自治体公式ページであることを確認 してください。

公式ページではこの5項目を確認する

公式ページを見つけたら、 「合格最低点」という文字だけを探すのではなく、 次の5項目をまとめて確認しましょう。

① 試験科目
教養・専門・SPI・論文・面接など、 何が実施されるか確認する。
② 配点
筆記・論文・面接の比重が公開されているかを見る。
③ 基準点
特定の試験種目を下回ると不合格になる基準があるか確認する。
④ 実施結果
申込者数・受験者数・第一次合格者数・最終合格者数などを見る。
⑤ 合格点等
公開されていれば、合格点・平均点・最低点などの意味を確認する。

去年のボーダーを見るときは「同じ試験区分」か確認する

過去の試験結果を参考にするときに、 特に注意してほしいことがあります。

それは、 去年と今年で同じ試験方式とは限らない ことです。

試験科目の変更、新方式の導入、 SPI等への変更、配点変更などがあれば、 前年度の数字をそのまま比較する意味が薄くなる場合があります。

こんな比較はNG

「去年は6割だったらしい → 今年も6割で大丈夫」と判断すること。 年度だけでなく、試験区分・試験方式・配点・基準点まで同じかを確認してから参考にしましょう。

合格点が公開されていない自治体ではどうする?

地方公務員試験では、 必ずしもすべての自治体が 合格最低点やボーダーを公開しているとは限りません。

この場合、 無理にSNSや掲示板で 「今年は○割らしい」 という数字を探す必要はありません。

合格点がわからない場合の考え方

従来型の筆記試験であれば、 まず過去問で6割を安定させることを第一目標にします。 その後、余裕を持って本番を迎えるため 7割前後まで伸ばすことを学習上の目標にしましょう。

ただし、 これはあくまで 学習計画を立てるための目安 です。

「7割取れば必ず合格」 と保証する数字ではありません。

ボーダーを確認したら「何割必要?」から「何をする?」へ進む

ボーダーを調べる目的は、 数字を知って安心することではありません。

最終的には、 その数字を自分の学習計画に反映する ことが重要です。

ボーダー確認後はこう判断しよう

  • 今4〜5割なら、頻出・基本問題を優先して6割を目指す
  • 5〜6割なら、得点源の取りこぼしを減らす
  • 6〜7割なら、得点を安定させながら面接・論文も準備する
  • 7割以上なら、筆記だけに時間を使いすぎない
  • 試験方式が変更されたら、前年データをそのまま使わない
💡

元採用担当として伝えたいこと

ボーダーの数字を何時間も探し続けても、 公開されていないものは正確にはわかりません。 それより、公式の試験案内で科目・配点・選考方法を確認し、 自分が今できる対策へ時間を使う方が有益です。 「何割なら受かる?」を確認したら、 次は「合格するために今日何をやる?」へ意識を切り替えましょう。

第8章のポイント

  • 国家公務員は人事院、地方公務員は自治体公式サイトを最優先する
  • 「試験案内」「実施結果」「合格点・平均点等」を探す
  • 合格点だけでなく科目・配点・基準点も確認する
  • 過去データは同じ試験区分・方式かを確認してから比較する
  • 合格点が非公開なら根拠のない数字を無理に探さない
  • 従来型筆記なら6割を第一目標、7割前後を学習目標として使う
最後に、 「5割でも合格できる?」「7割なら安全?」「8割は必要?」 など、公務員試験の合格点についてよくある疑問をFAQ形式でまとめます。

公務員試験の合格点・ボーダーでよくある質問

公務員試験の5割・6割・7割・8割やボーダーについてのよくある質問

「結局、自分の点数なら大丈夫?」という疑問をまとめて解決

ここでは、公務員試験の合格点・ボーダーについて特に質問が多い内容をまとめます。 なお、実際の合否は試験区分・年度・配点・基準点などによって異なるため、 すべての試験に共通する絶対的な得点率ではないことを前提に確認してください。

Q 公務員試験は5割でも合格できますか?
A

5割でも合格する可能性はありますが、「5割取れば大丈夫」とは言えません。

試験の難易度や受験者の得点状況、試験区分によっては、 5割台で一次試験を突破するケースも考えられます。 一方で、問題が易しい試験では5割では足りない可能性もあります。

今5割なら: 「合格できるか」を気にし続けるより、 まず基本・頻出問題を固めて安定して6割を目指しましょう。
Q 公務員試験は6割取れば合格できますか?
A

6割は一つの目安ですが、6割=合格ではありません。

本記事で解説してきたとおり、 国家公務員と地方公務員では試験制度が異なり、 同じ地方公務員でも自治体によって科目・配点・合否決定方法が変わります。

そのため、6割は 「まず安定して超えたい学習上の目標」 として利用するのがおすすめです。

Q 7割取れれば安全圏ですか?
A

7割取れていても「絶対に安全」とは言えません。

ただし、従来型の筆記試験の学習目標としては、 6割ぎりぎりを狙うより 7割前後を安定して取れる状態 を目指す方が、本番のミスや難易度変化に対応しやすくなります。

7割前後が安定したら: 筆記だけに時間を使い続けず、論文・面接・面接カードなど二次試験対策にも時間を配分しましょう。
Q 公務員試験では8割を目指す必要がありますか?
A

すべての受験生が8割を目指す必要はありません。

8割取れること自体は良いことですが、 7割前後を安定して取れるようになった後も 筆記でさらに数点上げることだけに時間を使うと、 面接・論文対策が遅れる可能性があります。

公務員試験の目的は 筆記で高得点を取ることではなく最終合格すること です。

Q 公務員試験のボーダーは毎年変わりますか?
A

変わる可能性があります。

問題の難易度、受験者の得点状況、採用予定数、 試験区分、配点、試験方式などが毎年まったく同じとは限らないからです。

過去のボーダーは参考になりますが、 前年の数字を今年の絶対的な合格ラインとして使わない ようにしましょう。

Q 足切りは何割ですか?
A

試験によって異なります。

「足切り」は公式資料では「基準点」などと表記されることがあります。 第2章で解説したとおり、 基準点を下回ると他の試験種目の成績にかかわらず不合格になる試験もあります。

そのため、 受験先の受験案内・合格者決定方法を必ず確認 してください。

注意: 「基準点が3割だから3割取れば合格」という意味ではありません。 基準点と実際の合格点は別物です。
Q 模試では何割取れていれば順調ですか?
A

一つの目安として、 まず6割、その後7割前後を安定して取れる状態 を目指すとよいでしょう。

ただし、模試は点数だけを見るものではありません。 本番で得点を伸ばすためには、 「なぜ間違えたか」「あと1〜2問取るには何を直すか」 の分析が重要です。

58%でもケアレスミスが3問あるなら、まずその3問を減らす方が新しい難問を勉強するより効率的です。
Q ボーダーぎりぎりでも面接で逆転できますか?
A

「必ず逆転できる」とは言えません。

ただし、一次試験を突破し、 その後に人物試験・論文などが行われる試験では、 次の選考も最終合格に関係します。

ボーダー付近なら、 合格発表を待つだけではなく 志望動機・自己PR・自治体研究・面接カード の準備を早めに始めておきましょう。

Q 合格点が公開されていない自治体はどうすればいいですか?
A

根拠の不明な数字を無理に探さなくてOKです。

まず公式サイトで、 試験科目・配点・基準点・試験方式・過去の実施結果を確認してください。

従来型の筆記試験で正確な合格点がわからない場合は、 学習目標として 6割を第一目標、7割前後を最終的な目標 にして進めるのがおすすめです。

FAQの数字も「全国共通の合格ライン」ではありません

5割・6割・7割は、あくまで学習戦略を考えるための目安です。 実際の試験では、受験先の公式情報を確認したうえで判断してください。

第9章のポイント

  • 5割でも可能性はあるが、まず6割を目標にする
  • 6割は「合格保証」ではなく一つの目安
  • 7割前後は本番に余裕を持たせる学習目標
  • 8割以上を全員が目指す必要はない
  • 足切り・基準点と合格点は別物
  • 模試は点数より失点原因の分析が重要
  • 最終判断は必ず受験先の公式情報で行う
次はいよいよまとめです。 「今の得点が5割・6割・7割なら何をすべきか」 をもう一度整理し、 筆記対策と面接対策それぞれの次の行動までまとめます。

まとめ|公務員試験はまず6割、最終的に7割前後を目指そう

公務員試験でまず6割を安定させ最終的に7割前後を目指す学習戦略

ここまで、公務員試験の合格点について、 5割・6割・7割・8割の考え方、足切り、ボーダー、国家公務員と地方公務員の違い まで詳しく解説してきました。

最後に、この記事でもっとも大切な結論を整理します。

この記事の結論

公務員試験に「全国共通で○割取れば必ず合格」という数字はありません。
だからこそ、まず6割を安定させ、最終的に7割前後を目指しましょう。

ただし、6割・7割はあくまで学習上の目安です。 実際の合格者決定方法、配点、基準点などは受験先によって異なるため、 必ず人事院や自治体の最新の公式情報も確認してください。

合格までの得点目標は3段階で考える

STEP 1 5割 基礎を立て直す 難問より頻出・基本問題。 まず取りこぼしを減らす。
STEP 2 6割 まず安定させる 一度ではなく、 過去問・模試で安定して超える。
STEP 3 7割前後 余裕を作る 本番のミスや難易度変化を考え、 余裕を持たせる。

今の得点率別|今日からやること早見表

ここまで読んでも、 「結局、自分は何を勉強すればいいの?」 と迷っている方は、現在の得点率から判断してください。

現在 状態 優先すること 次の目標
〜4割 基礎知識・解法がまだ不安定 頻出分野の基礎を優先。 難問・細かい暗記は後回し。 まず5割
5割前後 合格ラインが気になり始める段階 間違えた基本問題を反復し、 得点源を作る。 6割安定
6割前後 一つの目安に到達 苦手補強・時間配分・ ケアレスミス対策。 7割前後
7割前後 筆記に余裕が出てくる段階 得点を維持しながら、 論文・面接対策へ時間を配分。 最終合格
8割以上 筆記はかなり仕上がっている 筆記だけに時間を使いすぎず、 二次試験対策を優先。 最終合格
「6割取る」ではなく「6割を安定させる」が重要

過去問1年分だけで65%取れても、 別年度では45%ならまだ不安定です。 複数年度の過去問や模試で6割前後を継続して取れる状態を作り、 そこから7割前後へ伸ばしていきましょう。

目標は「筆記7割」ではなく「最終合格」

公務員試験の勉強をしていると、 いつの間にか 「過去問で何割取れたか」 ばかり気にしてしまうことがあります。

しかし、本来の目的は 筆記試験で高得点を取ることではなく、公務員試験に最終合格すること です。

そのため、筆記がある程度安定したら、 次の対策にも少しずつ時間を移していきましょう。

📝 筆記

頻出問題を確実に取り、 6〜7割前後を安定させる。

✏️ 論文

型を覚え、 制限時間内に書き切る練習をする。

🗣️ 面接

志望動機・自己PRを整理し、 声に出して練習する。

今の悩みに合わせて次の対策を選ぼう

ここまで読んで 「次に何をすればいいか」 が決まったら、すべての教材やサービスを使う必要はありません。

今の自分の弱点に合わせて選びましょう。

あなたはどちら?

筆記がまだ不安

5〜6割から伸びない・勉強順序に迷っている

独学で「何から手をつければいいかわからない」なら、 一度カリキュラム型の学習方法を確認するのも選択肢です。

  • 数的推理・判断推理が苦手
  • 勉強する順番がわからない
  • 大学・仕事と両立したい
  • 予備校費用はできるだけ抑えたい
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筆記は安定してきた

面接・志望動機・自己PRの方が不安

6〜7割前後が安定してきたら、 筆記だけでなく二次試験対策へ時間を配分しましょう。

  • 面接カードに自信がない
  • 志望動機を深掘りされると不安
  • 模擬面接を受けたい
  • 第三者から改善点を教えてほしい
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「6割まで伸ばす勉強法」がわからない方へ

独学で迷っているなら、まず無料体験で「勉強の順番」を確認してみる

公務員試験は科目数が多いため、 すべてを完璧に勉強しようとすると時間が足りません。 大切なのは、頻出分野から優先順位をつけて 合格に必要な得点を効率よく積み上げることです。

📱 スマホで学習しやすい
⏱️ スキマ時間を使いやすい
💰 費用を抑えやすい

スタディングには無料体験があるため、 最初から受講を決める必要はありません。 講義のわかりやすさや学習画面が自分に合うか を確認してから判断すれば十分です。

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合格点を知ったら、次は「あと1問」を取りにいこう

公務員試験を勉強していると、 「6割で受かる?」「今年のボーダーは?」 と不安になることがあります。

しかし、ボーダーを何度調べても、 本番の合格ラインを正確に予測できるとは限りません。

それなら、 「あと1問正解するには何を復習すればいいか」 に時間を使いましょう。

5割なら6割へ。
6割なら7割前後へ。
7割前後まで安定したら、論文・面接へ。

合格点ぎりぎりを予想するのではなく、 合格ラインを超えられる実力を作る。

それが、公務員試験で最終合格へ近づく一番確実な考え方です。

この記事を書いた人:えびうるゼミ
公務員試験アドバイザー
ebiuru

元・横浜市職員(16年)/人事採用担当(3年)

えびうるゼミと申します。

地方上級・国家一般職など複数の公務員試験に合格し、現在は公務員試験アドバイザー講師として働いています。
社会人経験者採用の選考にも関わっていた経験をもとに、リアルな合格戦略や面接対策を発信中!

「合格に近づく最短ルート」を、実体験ベースでわかりやすくお届けします。

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