公務員試験の勉強を始めると、多くの人が最初に悩むのが「教養科目を全部やるべきなのか」という問題です。
数的推理、判断推理、資料解釈、文章理解、時事、日本史、世界史、物理、化学、生物、地学……。科目が多すぎて、「正直、全部は無理」と感じる人も多いはずです。
?こんな不安はありませんか?
- 公務員試験の教養科目が多すぎて、何から勉強すればよいか分からない
- 苦手な物理・化学・日本史・世界史を捨ててもよいのか不安
- 捨て科目を作ったら不合格になりそうで怖い
- 独学で勉強していて、科目の優先順位を決められない
結論から言うと、公務員試験では捨て科目を戦略的に作っても大丈夫です。
ただし、何となく苦手だから捨てる、面倒だからやらない、という決め方は危険です。捨て科目は「サボるため」ではなく、限られた勉強時間で合格点を取りに行くための優先順位づけとして考える必要があります。
この記事の結論
捨て科目は作ってもOK。ただし、目安は全体の1割まで。数的推理・判断推理・文章理解などの重要科目は優先して対策しましょう。
この記事では、教養科目で捨ててよい科目・捨ててはいけない科目・試験別の考え方を、初心者向けに分かりやすく整理します。
捨て科目を作ってよい理由が分かる
捨ててはいけない科目が分かる
自分に合う優先順位を決められる
※出題科目・出題数・試験方式は、自治体や年度によって変わる場合があります。必ず受験先の最新の試験案内も確認してください。
この記事で分かること
- 公務員試験で捨て科目を作ってよい理由
- 教養科目で捨ててはいけない科目
- 捨て科目を決める3つの基準
- 捨て科目は何個までが安全なのか
- 地方上級・特別区・国家一般職ごとの考え方
- 独学で迷う人向けの勉強ロードマップ
この記事を読めば、「全部やらなきゃ」と焦る状態から、何を優先して、何を後回しにすべきかが整理できます。
それでは、まずは公務員試験で捨て科目を作ってもよいのか、基本の考え方から見ていきましょう。
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公務員試験で捨て科目を作ってもいい?結論、戦略的に作るべき
最初に結論
公務員試験では、捨て科目を作っても大丈夫です。ただし、何となく苦手だから捨てるのではなく、出題数・残り期間・得意不得意を見て戦略的に決める必要があります。
教養科目は範囲が広いため、すべてを完璧にしようとすると、重要科目に使う時間が足りなくなります。だからこそ、合格点から逆算して「優先する科目」と「後回しにする科目」を分けることが大切です。
公務員試験の教養科目は、数的推理・判断推理・資料解釈・文章理解・時事・自然科学・人文科学など、かなり範囲が広いです。
そのため、限られた勉強時間の中で全科目を同じ熱量で進めようとすると、途中で疲れてしまいます。特に大学生や社会人のように、授業・仕事・アルバイトと並行して勉強する人は、時間の使い方が合否に直結します。
ここで大切なのは、「全部やらないと不安」ではなく「合格点を取るには何を優先すべきか」で考えることです。
全科目を完璧にする必要はない
公務員試験は、満点を取る試験ではありません。多くの場合、合格に必要なのは、出題数の多い科目や得点しやすい科目で安定して点を取ることです。
もちろん、どの科目も勉強できるなら理想です。しかし、現実的にはすべての科目を完璧に仕上げるのは難しいです。だからこそ、重要度の低い科目に時間を使いすぎると、数的推理や判断推理などの重要科目が中途半端になる危険があります。
全科目を完璧にしようとすると起きやすい失敗
- 出題数が多い科目の演習時間が足りなくなる
- 苦手科目に時間をかけすぎて、得点源を作れない
- 勉強範囲が広がりすぎて、途中で挫折しやすくなる
- 直前期に何を復習すべきか分からなくなる
真面目な人ほど「全部やらなきゃ」と考えがちです。ですが、公務員試験では、真面目に全部を広く浅くやるよりも、重要科目を優先して得点を安定させる方が合格に近づきやすいです。
捨て科目は「勉強しない科目」ではなく「優先順位を下げる科目」
ここで注意してほしいのは、捨て科目の意味です。
捨て科目という言葉だけを見ると、「完全に勉強しない科目」と考えてしまう人もいます。しかし、本来の意味は少し違います。
捨て科目とは、出題数や自分の得意不得意を考えたうえで、優先順位を下げる科目のことです。完全にゼロ対策にするのではなく、必要に応じて最低限だけ触れる科目と考えると失敗しにくくなります。
NGな捨て方
- 苦手だから何も考えずに捨てる
- 出題数を確認せずに捨てる
- 併願先の試験方式を見ずに捨てる
- 完全にゼロ対策にする
OKな捨て方
- 出題数が少ない科目を後回しにする
- 重要科目を先に固める
- 過去問で最低限の傾向だけ確認する
- 直前期に拾える問題だけ対策する
つまり、捨て科目は「逃げ」ではありません。合格点を取るために、勉強時間をどこへ使うかを決める戦略です。
ただし、捨てすぎると合格点が遠くなる
捨て科目を作ること自体は問題ありません。ですが、捨てすぎは危険です。
捨てる科目が多くなるほど、残りの科目で高得点を取らなければならなくなります。すると、数的推理や判断推理で少しミスをしただけでも、合格点に届きにくくなります。
目安としては、捨て科目は全体の1割程度までに抑えるのが安全です。2割以上を最初から捨ててしまうと、他の科目で取り返す負担が大きくなります。
特に、数的推理・判断推理・資料解釈・文章理解のような多くの試験で出題されやすい科目は、簡単に捨てるべきではありません。これらを後回しにしてしまうと、全体の得点が安定しにくくなります。
まずは、出題数が多い科目を優先し、そのうえで出題数が少ない苦手科目をどう扱うか考える。この順番で判断すると、捨て科目戦略で失敗しにくくなります。
第1章のまとめ
- 公務員試験では、捨て科目を戦略的に作ってもよい
- 捨て科目は「完全に勉強しない科目」ではなく「優先順位を下げる科目」
- 全科目を完璧にするより、重要科目を安定させる方が大切
- 捨てすぎると他科目でミスできなくなるため、全体の1割程度までが安全
公務員試験で捨ててはいけない教養科目
まず押さえるべき結論
公務員試験で簡単に捨ててはいけないのは、数的推理・判断推理・資料解釈・文章理解です。
これらは多くの教養試験で出題されやすく、得点差もつきやすい科目です。苦手だからといって最初から後回しにすると、合格点を安定して取るのが難しくなります。
捨て科目を考えるときに最初にやるべきことは、「何を捨てるか」ではなく「何を絶対に捨ててはいけないか」を決めることです。
重要科目まで後回しにしてしまうと、出題数が少ない科目をいくら頑張っても、全体の得点が伸びにくくなります。まずは、多くの試験で出題されやすい科目から優先して対策しましょう。
数的推理
計算・割合・速さ・場合の数などが出る科目です。苦手な人は多いですが、出題数が多く、避けすぎると得点が安定しません。
判断推理
条件整理・順序関係・対応関係などを解く科目です。パターンを覚えると伸びやすいため、早めに基本形を押さえる価値があります。
資料解釈
表やグラフを読み取る科目です。難問ばかりではなく、計算処理に慣れれば得点源にしやすい科目です。
文章理解
現代文・英文などの読解問題です。短期間で急に伸ばすより、日々少しずつ慣れておく方が安定しやすい科目です。
数的推理・判断推理は優先度が高い
数的推理と判断推理は、教養試験の中でも特に優先度が高い科目です。どちらも苦手意識を持つ受験生が多いですが、出題される可能性が高く、合否に影響しやすい分野です。
ここを完全に捨ててしまうと、他の科目でかなり高得点を取らなければならなくなります。日本史や物理などの知識科目を頑張っても、数的処理で大きく落とすと全体点が伸びにくくなります。
ただし、最初から難問まで解ける必要はありません。まずは基本問題・頻出パターン・解き方の型を押さえることが大切です。
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資料解釈・文章理解も得点源にしやすい
資料解釈と文章理解も、後回しにしすぎない方がよい科目です。
資料解釈は、表やグラフから必要な数字を読み取り、計算して答える問題が中心です。最初は時間がかかりますが、解き方に慣れると安定して点を取りやすくなります。
文章理解は、現代文や英文の読解問題です。暗記量が多い科目ではありませんが、読むスピードや選択肢の見極めに慣れが必要です。直前期だけで何とかしようとすると、思ったより伸びないことがあります。
| 科目 | 優先度 | 理由 | 最初にやること |
|---|---|---|---|
| 数的推理 | 最優先 | 出題数が多く、差がつきやすい | 基本問題と頻出パターンを押さえる |
| 判断推理 | 最優先 | 型を覚えると得点源にしやすい | 順序関係・対応関係などの基本を解く |
| 資料解釈 | 高め | 慣れれば安定して得点しやすい | 表・グラフの読み取りに慣れる |
| 文章理解 | 高め | 急に伸ばしにくく、日々の練習が大切 | 現代文・英文を少しずつ読む |
時事は直前期だけでなく早めに触れておく
時事は「直前期にまとめてやればよい」と考えられがちです。たしかに、直前期の対策が重要な科目ではあります。
しかし、完全に放置してしまうと、直前期に覚える量が多くなりすぎます。普段からニュースや社会課題に少しずつ触れておくと、直前期の負担を減らせます。
特に、少子化、防災、DX、地域課題、物価高、環境問題などは、論文・面接でも聞かれやすいテーマです。筆記だけでなく、二次試験にもつながる科目として考えるとよいでしょう。
重要科目まで捨ててしまうと、合格点を取るための土台が崩れます。捨て科目を決める前に、まずは「捨ててはいけない科目」を固定しましょう。
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第2章のまとめ
- 捨て科目を考える前に、まず捨ててはいけない科目を決める
- 数的推理・判断推理は優先度が高く、最初から捨てるのは危険
- 資料解釈・文章理解も得点源にしやすいため、早めに触れておく
- 時事は直前期だけでなく、日頃から少しずつ触れると負担が減る
捨て科目を決める3つの基準
この章の結論
捨て科目は「苦手だから」だけで決めてはいけません。出題数が少ないか、1から対策が必要か、伸びにくい苦手科目かを見て判断しましょう。
捨て科目を決めるときは、感覚で選ぶのではなく、基準を決めて判断することが大切です。基準がないまま捨てると、本当は得点源にできた科目まで捨ててしまう危険があります。
捨て科目を作るときに一番避けたいのは、「嫌いだから」「難しそうだから」という理由だけで決めてしまうことです。
公務員試験では、苦手でも出題数が多い科目は簡単に捨てられません。逆に、得意でも出題数が少なく、対策に時間がかかる科目は、優先順位を下げた方がよい場合もあります。
ここでは、初心者でも判断しやすいように、捨て科目を決める基準を3つに分けて解説します。
出題数が少ない科目
1〜2問しか出ない科目は、勉強時間に対して得点効率が低くなりやすいです。
1から勉強が必要な科目
高校で未履修の科目などは、基礎理解に時間がかかるため注意が必要です。
苦手で伸びにくい科目
ある程度やっても点数が伸びない科目は、優先順位を下げる候補になります。
基準1:出題数が少ない科目
まず見るべきなのは、受験先でその科目がどれくらい出題されるかです。
たとえば、1問しか出ない科目に何十時間も使ってしまうと、出題数の多い数的推理や判断推理の演習時間が削られてしまいます。これでは、全体の得点が安定しません。
捨て科目候補にしやすいのは、出題数が少なく、対策に時間がかかる科目です。古文、物理、化学、日本史、世界史などは、受験先によっては優先順位を下げる候補になります。
判断例
受験先で物理が1問だけ出題される場合、物理が苦手な人が最初から時間をかけすぎるのは効率が悪くなりやすいです。まずは出題数の多い科目を固め、そのあと最低限の対策をする方が安全です。
基準2:1から勉強が必要な科目
次に確認したいのが、その科目をどこまで学んだことがあるかです。
高校時代にまったく触れていない科目は、基本用語を理解するだけでも時間がかかります。たとえば、物理や化学を履修していない人が、短期間で得点源にするのは簡単ではありません。
一方で、高校時代に学んだことがある科目なら、少ない時間でも思い出しながら得点につなげられる可能性があります。
判断例
高校で生物を学んでいた人は、生物を完全に捨てるより、頻出分野だけ復習して1問を拾いに行く方がよい場合があります。逆に、まったく未履修の物理は、出題数が少なければ後回し候補になります。
基準3:苦手で伸びにくい科目
苦手科目をすべて捨てるのは危険ですが、どれだけ勉強しても伸びにくい科目に時間を使いすぎるのも危険です。
特に、残り期間が短い場合は、苦手科目をゼロから伸ばすよりも、得点しやすい科目を安定させた方が合格点に近づきやすいです。
ただし、数的推理や判断推理のような重要科目は、苦手だからといって完全に捨てるのはおすすめしません。重要科目の場合は、難問を捨てて基本問題だけ拾うという考え方にしましょう。
「苦手=捨てる」ではありません。出題数が多い苦手科目は、完全に捨てるのではなく、基本問題だけでも拾う方針にしましょう。
迷ったら「出題数×残り期間×得意不得意」で判断する
捨て科目で迷ったら、次の3つを掛け合わせて考えると判断しやすくなります。
捨て科目を決める判断フロー
- まず、受験先の試験案内や過去の出題傾向を確認する
- 出題数が多い科目と少ない科目を分ける
- 残り期間で対策できる科目か判断する
- 得意科目・苦手科目・未履修科目に分ける
- 出題数が少なく、苦手で、1から対策が必要な科目を後回し候補にする
NG判断
- 苦手だから数的推理を全部捨てる
- 出題数を確認せずに日本史を全部捨てる
- 併願先を見ずに科目を切る
- ネット情報だけで捨て科目を決める
OK判断
- 出題数が多い科目を先に固める
- 出題数が少ない未履修科目を後回しにする
- 苦手科目でも基本問題だけは確認する
- 受験先ごとに捨て科目を見直す
捨て科目を決める前のチェックリスト
- 受験先の出題科目を確認した
- 出題数が多い科目を把握した
- 数的推理・判断推理を安易に捨てていない
- 高校時代に履修した科目・未履修の科目を分けた
- 併願先で同じ科目が出るか確認した
- 完全に捨てるのではなく、最低限触れる範囲を決めた
このチェックをせずに捨て科目を決めると、あとから「この科目、併願先では出題数が多かった」と気づくことがあります。
捨て科目は一度決めたら終わりではありません。受験先を追加したとき、模試の結果が出たとき、試験までの残り期間が変わったときには、見直すことも大切です。
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第3章のまとめ
- 捨て科目は「苦手だから」だけで決めない
- 出題数が少ない科目は後回し候補になりやすい
- 1から対策が必要な未履修科目は時間対効果を考える
- 迷ったら「出題数×残り期間×得意不得意」で判断する
- 捨て科目は受験先や残り期間に合わせて見直す
捨て科目は何個まで?目安は全体の1割まで
この章の結論
捨て科目は、全体の1割程度までを目安にするのが安全です。2割以上を最初から捨てると、他科目で高得点を取る必要が出てきます。
捨て科目を作ること自体は悪くありません。ただし、捨てる量が多くなるほど、残りの科目でミスできなくなります。
捨て科目を考えるとき、多くの人が気になるのが「何個までなら捨ててもいいのか」という点です。
結論としては、科目数だけで決めるのではなく、出題数で考える必要があります。なぜなら、同じ1科目でも、1問しか出ない科目と5問以上出る科目では、捨てたときの影響がまったく違うからです。
そのため、目安としては全体の出題数の1割程度までに抑えるのが安全です。
全体の1割まで
捨て科目を作るなら、この範囲に抑えるのが基本です。他科目で十分に取り返しやすいラインです。
全体の1.5割前後
受験先や得意科目によっては可能ですが、他科目で安定して得点する力が必要になります。
全体の2割以上
最初から捨てすぎです。残りの科目で高得点を取り続ける必要があり、リスクが高くなります。
捨てすぎると他科目でミスできなくなる
捨て科目を増やすと、その分だけ残りの科目で点を取る必要があります。
たとえば、40問中4問を捨てる場合、残り36問で合格点を目指せばよいので、まだ調整しやすいです。しかし、40問中8問を最初から捨てると、残り32問でかなり高い正答率が必要になります。
つまり、捨て科目を増やすほど、数的推理・判断推理・文章理解などでの小さなミスが致命傷になりやすくなります。
捨て科目が増えると起きること
- 解ける問題数が最初から少なくなる
- 残りの科目で高得点を取る必要が出る
- 凡ミスや時間切れの影響が大きくなる
- 本番で想定外の出題があると対応しにくくなる
2割以上捨てるのはリスクが高い
2割以上を最初から捨てる戦略は、基本的にはおすすめしません。
もちろん、受験先によっては選択解答ができる場合もあります。その場合は、解かない問題を作ること自体は自然です。しかし、必須解答の試験で2割以上を捨てると、得点の余裕がかなり少なくなります。
特に初心者の場合、最初から「これは全部捨てる」と決めすぎるよりも、まずは重要科目を固めたうえで、出題数が少ない科目を後回しにする方が安全です。
| 捨てる割合 | リスク | 考え方 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 全体の1割まで | 低め | 出題数が少ない苦手科目を後回しにする | おすすめ |
| 全体の1.5割前後 | やや高い | 得意科目で安定して取れる人向け | 慎重に判断 |
| 全体の2割以上 | 高い | 他科目で高得点が必要になり、初心者には不向き | 避けたい |
40問の試験で考える場合
40問中4問程度を後回しにするなら、全体の1割です。これなら、残りの36問で得点を積み上げる戦略が取りやすくなります。
一方で、40問中8問を捨てると全体の2割です。残り32問で高得点を取らないといけないため、1問のミスがかなり重くなります。
完全に捨てるより「最低限だけ触れる」が安全
捨て科目を決めたとしても、完全にゼロ対策にするのは危険です。
なぜなら、本番では「捨てたつもりの科目」から、意外と簡単な問題が出ることがあるからです。基本用語や頻出テーマだけでも見ておけば、消去法で1問拾える可能性があります。
捨て科目は、完全に切るというよりも「時間をかけすぎない科目」として扱いましょう。
おすすめは「主要科目を優先し、捨て候補科目は過去問を数年分だけ確認する」方法です。最低限の傾向を見ておくだけでも、本番で拾える問題が増えます。
捨て科目を決めるときは、必ず受験先の最新の試験案内を確認してください。自治体や年度によって、出題科目・出題数・選択解答の有無が変わる場合があります。
捨て科目は、合格するための戦略です。だからこそ、捨てる量を増やしすぎるのではなく、重要科目に時間を集中させるための調整として使いましょう。
第4章のまとめ
- 捨て科目は科目数ではなく、出題数の割合で考える
- 目安は全体の1割程度まで
- 2割以上を最初から捨てるのはリスクが高い
- 完全にゼロ対策にせず、最低限だけ触れる方が安全
- 受験先の試験案内で、出題科目・出題数を必ず確認する
試験別|教養科目の捨て科目候補
この章の結論
捨て科目は、試験種によって変わります。地方上級・特別区・国家一般職・市役所では出題形式が違うため、同じ科目でも「捨てやすさ」は変わります。
ネットで「物理は捨ててOK」「日本史は捨ててOK」と書かれていても、自分の受験先で多く出るなら簡単には捨てられません。必ず試験案内や過去の出題傾向を確認しましょう。
捨て科目を決めるときに失敗しやすいのが、すべての試験で同じ捨て方をしてしまうことです。
公務員試験は、地方上級・特別区・国家一般職・市役所などで出題形式が異なります。さらに、自治体によっては教養試験ではなくSPI型・SCOA型の試験を採用している場合もあります。
そのため、捨て科目を決める前に、まずは自分が受ける試験の形式を確認することが大切です。
| 試験種 | 優先したい科目 | 捨て候補になりやすい科目 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 地方上級 | 数的処理・文章理解・時事 | 古文・物理・化学など | 全国型・関東型・中部北陸型などで出題傾向が変わるため、型の確認が必要です。 |
| 特別区 | 数的処理・文章理解 | 歴史・自然科学など | 選択解答があるため、知識分野は得意科目を選ぶ戦略が重要です。 |
| 国家一般職 | 知能分野・時事系 | 完全な捨て科目は作りにくい | 試験制度や出題方針が変わる可能性があるため、最新情報の確認が必須です。 |
| 市役所・SPI型 | SPI・SCOA・基礎能力 | 教養科目そのものが出ない場合あり | 自治体によって試験方式が大きく違うため、まず試験方式の確認が必要です。 |
地方上級の捨て科目候補
地方上級では、数的処理・文章理解・時事などの優先度が高くなりやすいです。これらは多くの試験で出題されやすく、得点の土台になります。
一方で、古文・物理・化学などは、出題数が少ない場合があります。苦手で、かつ1から対策が必要な場合は、後回し候補にしてもよいでしょう。
ただし、地方上級は全国型・関東型・中部北陸型などで傾向が変わります。ネット上の一般論だけで決めるのではなく、自分が受ける自治体の試験方式を確認してください。
特別区の捨て科目候補
特別区は、知能分野の重要度が高く、数的処理や文章理解の対策が大切です。
知識分野については、選択解答ができる形式のため、すべての科目を完璧にする必要はありません。歴史や自然科学など、範囲が広くて苦手な科目は、優先順位を下げやすいです。
ただし、得意な知識科目があるなら、あえて捨てずに得点源にするのも戦略です。特別区では、苦手科目を無理に広げるよりも、得意科目を確実に選ぶ考え方が重要です。
国家一般職は「完全な捨て科目」を作りにくい
国家一般職は、完全な捨て科目を作りにくい試験です。
出題形式や科目構成が変わることもあるため、「この科目は絶対に出ない」「これは完全に捨ててよい」と決めつけるのは危険です。
国家一般職を受ける人は、知能分野を中心にしつつ、時事や社会的テーマにも触れておきましょう。特に時事は、筆記だけでなく論文や面接にもつながります。
国家一般職や自治体試験は、年度によって出題方針が変わる場合があります。必ず最新の試験案内・受験案内・公式情報を確認してください。
市役所・SPI型自治体は試験方式の確認が先
市役所試験では、自治体によって試験方式がかなり違います。
一般的な教養試験を行う自治体もあれば、SPI・SCOA・基礎能力検査を採用している自治体もあります。その場合、そもそも日本史・世界史・物理・化学などの教養科目が出ないこともあります。
つまり、市役所を受ける人は、捨て科目を考える前に「自分の受験先はどの試験方式なのか」を確認することが先です。
教養試験型の場合
数的処理・文章理解・時事を優先し、出題数が少ない苦手科目を後回しにします。出題科目が広いので、優先順位づけが重要です。
SPI・SCOA型の場合
一般的な教養科目ではなく、能力検査型の対策が中心になります。教養科目を捨てるかどうかより、試験方式に合う対策が必要です。
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試験別に捨て科目を決めるときのポイント
- 地方上級は、型ごとの出題傾向を確認する
- 特別区は、知識分野の選択解答を意識する
- 国家一般職は、完全な捨て科目を作りすぎない
- 市役所は、教養試験型かSPI・SCOA型かを先に確認する
- 併願先で同じ科目が出るなら、完全に捨てない方が安全
捨て科目は、受験先によって変わります。A自治体では後回しでよい科目でも、B自治体では重要科目になることがあります。
だからこそ、最初に受験先を整理し、試験方式ごとに「優先する科目」と「後回しにする科目」を分けて考えましょう。
第5章のまとめ
- 捨て科目は試験種によって変わる
- 地方上級は、型ごとの出題傾向を確認する
- 特別区は、選択解答を前提に得意科目を選ぶ
- 国家一般職は、完全な捨て科目を作りにくい
- 市役所は、教養試験型かSPI・SCOA型かを先に確認する
捨て科目にしやすい教養科目と注意点
この章の結論
捨て科目にしやすいのは、出題数が少なく、範囲が広く、1から対策すると時間がかかる科目です。
具体的には、古文・物理・化学・日本史・世界史などが候補になりやすいです。ただし、受験先によって出題数は変わるため、必ず試験案内や過去の出題傾向を確認しましょう。
捨て科目を考えるときは、まず「捨ててはいけない科目」を固定し、そのあとで後回しにしやすい科目を選ぶのが安全です。
ここでは、教養科目の中でも捨て候補になりやすい科目と、捨てる場合の注意点を整理します。
| 科目 | 捨てやすさ | 理由 | 最低限やること |
|---|---|---|---|
| 古文 | 捨て候補 | 出題数が少ない試験では、時間対効果が低くなりやすい | 頻出単語・読解の雰囲気だけ確認する |
| 物理 | 捨て候補 | 未履修だと基礎理解に時間がかかる | 公式暗記より、頻出分野だけ確認する |
| 化学 | 捨て候補 | 範囲が広く、苦手な人は得点化に時間がかかる | 基本用語・代表的な反応だけ確認する |
| 日本史・世界史 | 慎重に判断 | 範囲が広いが、試験によっては出題される場合がある | 頻出時代・重要人物・近現代を確認する |
| 時事 | 完全放置NG | 筆記・論文・面接につながりやすい | 直前期だけでなく日頃からニュースに触れる |
古文は出題数が少ないなら後回しにしやすい
古文は、出題数が少ない試験では後回しにしやすい科目です。
古文が1問程度しか出ない場合、古文単語や文法を一から細かく覚えるよりも、数的推理・判断推理・文章理解などの重要科目に時間を使った方が得点効率は高くなりやすいです。
ただし、完全に何も見ないよりは、過去問で出題形式だけ確認しておくと安心です。出題の雰囲気を知っておくだけでも、本番で焦りにくくなります。
物理・化学は苦手なら捨て候補になりやすい
物理・化学は、高校時代に履修していない人にとって、1から対策するのが大変な科目です。
特に物理は、公式を覚えるだけでは解けない問題もあります。化学も、計算・暗記・理解が混ざるため、短期間で得点源にするには時間がかかります。
そのため、出題数が少なく、かつ苦手意識が強い場合は、後回し候補にしてもよいでしょう。
ただし、自然科学をまとめて全部捨てるのは危険です。生物・地学など、比較的取り組みやすい科目がある場合は、得点源にできないか確認しましょう。
日本史・世界史は範囲が広いため注意
日本史・世界史は、範囲が広いため、短期間で全体を仕上げるのが難しい科目です。
ただ、試験によっては出題されることもあります。歴史を完全に捨てるかどうかは、受験先の出題傾向を見て判断しましょう。
もし最低限だけ対策するなら、古代からすべてを完璧に追うよりも、頻出テーマ・重要人物・近現代史などに絞る方が効率的です。
範囲が広く、出題数が少ない科目
古文・物理・化学・歴史などは、出題数が少ない場合、時間対効果を考えて後回しにしやすい科目です。
併願先でも出る可能性がある科目
ある受験先では捨て候補でも、別の受験先では出題される場合があります。併願する人は、完全に切らない方が安全です。
時事は完全に捨てず、直前対策で拾う
時事は、捨て科目にしない方がよい科目です。
理由は、筆記試験だけでなく、論文・面接にもつながりやすいからです。少子化、防災、DX、地域課題、環境問題、物価高などは、さまざまな場面で問われる可能性があります。
時事は、何年もかけて深く勉強するというより、日頃からニュースに触れ、直前期に試験向けのテーマを整理するのがおすすめです。
時事は「完全に捨てる」のではなく、「普段から少し触れて、直前期にまとめて仕上げる」科目として考えると効率的です。
捨て候補科目を決めるときのポイント
- 出題数が少ないか確認する
- 1から対策が必要か確認する
- 高校時代に履修していたか確認する
- 併願先でも出題されるか確認する
- 完全に捨てず、最低限見る範囲を決める
捨て科目は、受験生全員に共通する正解があるわけではありません。自分の得意不得意、受験先、残り期間によって変わります。
だからこそ、ネット上の一般論だけで決めず、必ず自分の受験先に合わせて調整しましょう。
第6章のまとめ
- 古文は出題数が少ないなら後回しにしやすい
- 物理・化学は未履修で苦手なら捨て候補になりやすい
- 日本史・世界史は範囲が広いため、出題傾向を見て判断する
- 時事は筆記・論文・面接につながるため完全に捨てない
- 捨て候補でも、最低限の過去問確認はしておく
捨て科目でも最低限やるべき対策
この章の結論
捨て科目でも、完全にゼロ対策にするのは危険です。最低限、過去問・頻出テーマ・基本用語だけは確認しておきましょう。
捨て科目は「一切やらない科目」ではなく、「時間をかけすぎない科目」です。最低限の対策をしておくことで、本番で拾える1問が増える可能性があります。
捨て科目を決めると、つい「もうこの科目は一切やらなくていい」と考えたくなります。
しかし、公務員試験では、捨てたつもりの科目から意外と簡単な問題が出ることがあります。完全に放置していると、その1問を落としてしまいます。
だからこそ、捨て科目でも最低限だけ触れておくことが大切です。
過去問を2〜3年分だけ確認する
まずは、どのような形式で出るのかを確認します。深追いせず、出題の雰囲気をつかむことが目的です。
頻出テーマだけ押さえる
全範囲を完璧にする必要はありません。よく出る分野・基本用語・代表的なテーマだけ確認します。
消去法で1問拾う練習をする
正解を確信できなくても、明らかに違う選択肢を消せるだけで正答率は上がります。
直前期に確認リストを見直す
試験直前に、最低限見る範囲を短時間で確認できるようにしておきます。
過去問を2〜3年分だけ確認する
捨て科目にする場合でも、過去問を2〜3年分だけ確認しておきましょう。
目的は、問題を完璧に解けるようにすることではありません。どのような形式で出るのか、どの分野がよく出るのか、難易度はどれくらいかを知ることです。
たとえば、物理を捨て候補にする場合でも、過去問を見て「毎年かなり難しい計算問題が出ている」のか、「基本用語で解ける問題もある」のかで対応は変わります。
過去問確認の見方
捨て科目の過去問を見るときは、正答率を上げるためではなく、「簡単に拾えそうな問題があるか」を確認します。もし基本知識で解ける問題が多いなら、完全に捨てるより最低限だけ対策した方が安全です。
頻出テーマ・重要語句だけ押さえる
捨て科目は、全範囲を細かく勉強する必要はありません。
ただし、頻出テーマや重要語句だけは確認しておくと、本番で選択肢を絞りやすくなります。
たとえば、日本史や世界史なら、すべての時代を完璧に覚えるのではなく、近現代・重要人物・制度・戦後史などに絞る方法があります。化学なら、基本用語や代表的な反応だけ確認するだけでも、完全放置よりは得点につながりやすいです。
捨て科目は「満点を狙う科目」ではありません。目標は、簡単な問題が出たときに1問拾える状態を作ることです。
消去法で1問拾う練習をする
捨て科目では、正面から解くよりも、消去法が役立つことがあります。
選択肢の中に明らかにおかしいものがある場合、それを消すだけでも正答率は上がります。基本用語を少し知っているだけでも、完全な勘よりは有利になります。
特に知識科目では、「これは明らかに時代が違う」「この用語の説明は逆になっている」など、最低限の知識で選択肢を消せることがあります。
完全にゼロ対策だと、消去法すら使えません。捨て科目でも、最低限の用語や頻出テーマだけは確認しておきましょう。
直前期に確認するチェックリストを作る
捨て科目は、普段から長時間勉強する必要はありません。
その代わり、直前期に短時間で見直せるように、確認リストを作っておくと便利です。
「この科目はここだけ見る」と決めておけば、直前期に焦って範囲を広げすぎることを防げます。
捨て科目の最低限チェックリスト
- 過去問を2〜3年分だけ確認した
- 出題形式と難易度を把握した
- 頻出テーマだけメモした
- 重要語句・基本用語だけ確認した
- 消去法で解けそうな問題があるか確認した
- 直前期に見る範囲を決めた
このチェックリストを満たしておけば、「完全に捨てたせいで簡単な問題まで落とす」という失敗を減らせます。
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捨て科目を完全に放置するのは危険です。とはいえ、苦手科目に時間をかけすぎるのも効率が悪いため、短時間で要点だけ確認できる教材を使うのも一つの方法です。
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第7章のまとめ
- 捨て科目でも完全にゼロ対策にするのは危険
- 過去問を2〜3年分だけ確認して、出題形式を知る
- 頻出テーマ・重要語句だけ押さえる
- 消去法で1問拾える状態を作る
- 直前期に見る範囲を決めておく
独学で捨て科目を決められない人の勉強ロードマップ
この章の結論
独学で捨て科目を決められない人は、まず受験先の出題科目を確認し、数的推理・判断推理などの重要科目から固めましょう。
いきなり「何を捨てるか」から考えると失敗しやすいです。先に「何を優先するか」を決め、そのあとに出題数が少ない苦手科目を後回しにすると、勉強の迷いが減ります。
独学で公務員試験を進めると、多くの人が「どの科目から始めるべきか分からない」という壁にぶつかります。
参考書を買っても、数的推理・判断推理・時事・自然科学・人文科学など、やることが多すぎて手が止まってしまう人も少なくありません。
その場合は、次の順番で整理しましょう。
独学で迷わないための4ステップ
- 受験先の出題科目を確認する まずは、自分が受ける自治体・試験種の試験案内を確認します。教養試験型なのか、SPI型なのか、専門科目があるのかを整理しましょう。
- 数的推理・判断推理を優先する 多くの試験で重要になりやすい科目です。苦手でも完全に捨てず、基本問題・頻出パターンから対策します。
- 出題数が少ない苦手科目を後回しにする 古文・物理・化学・歴史などは、出題数や得意不得意を見て優先順位を下げるか判断します。
- 直前期に時事・最低限対策を入れる 時事は筆記だけでなく、論文・面接にもつながります。完全に捨てず、直前期にテーマを整理しましょう。
ステップ1:受験先の出題科目を確認する
最初にやるべきことは、参考書を開くことではありません。まず、自分の受験先で何が出るのかを確認することです。
同じ公務員試験でも、自治体や試験種によって出題科目は変わります。市役所ではSPI型を採用している場合もあり、その場合は日本史・世界史・物理・化学などが出ないこともあります。
つまり、試験方式を確認しないまま勉強を始めると、必要のない科目に時間を使ってしまう可能性があります。
ステップ2:数的推理・判断推理を優先する
受験先の出題科目を確認したら、次に優先すべきなのは数的推理・判断推理です。
この2つは苦手な人が多いですが、多くの試験で重要になりやすい科目です。完全に捨てると、合格点を取るための土台が崩れやすくなります。
最初から難問を解く必要はありません。まずは、基本問題・頻出パターン・解き方の型を押さえることから始めましょう。
数的推理
計算・割合・速さ・場合の数など、苦手でも基本問題から積み上げたい科目です。
判断推理
条件整理や順序関係など、パターンを覚えると得点源にしやすい科目です。
文章理解・資料解釈
読解や表・グラフ問題は、少しずつ慣れておくと安定しやすいです。
ステップ3:出題数が少ない苦手科目を後回しにする
重要科目を決めたら、次に後回しにする科目を整理します。
古文・物理・化学・日本史・世界史などは、出題数が少ない場合、優先順位を下げやすい科目です。特に、未履修で1から対策が必要な科目は、時間対効果を慎重に考えましょう。
ただし、後回しにする科目でも、過去問を数年分だけ見ておくのがおすすめです。完全に捨てるより、最低限だけ確認しておく方が本番で対応しやすくなります。
ステップ4:直前期に時事・最低限対策を入れる
最後に、直前期の対策を整理します。
時事は完全に捨てない方がよい科目です。筆記試験だけでなく、論文や面接にもつながりやすいため、日頃からニュースや社会課題に触れておきましょう。
また、捨て候補にした科目も、直前期に確認する範囲を決めておくと安心です。「過去問2〜3年分」「頻出テーマ」「重要語句」だけでも見ておけば、簡単な問題を拾える可能性があります。
独学でよくある失敗
- 参考書を最初から順番に全部やろうとする
- 苦手科目に時間を使いすぎる
- 数的推理・判断推理を後回しにする
- 受験先の試験方式を確認しない
合格に近づく進め方
- 受験先の出題科目を最初に確認する
- 重要科目から優先して固める
- 出題数が少ない苦手科目は後回しにする
- 捨て候補でも最低限だけ確認する
えびうる編集長コメント
独学で一番むずかしいのは、勉強量ではなく「順番を決めること」です。重要科目を後回しにしたまま苦手な知識科目へ時間を使うと、得点が安定しません。まずは、合格点に直結しやすい科目から固めましょう。
まずは無料体験で学習順序を確認する
独学で捨て科目を決めるときに一番怖いのは、重要科目まで後回しにしてしまうことです。学習順序に迷う人は、スタディング公務員講座の無料体験で、講義の進み方や教材の使いやすさを確認しておくと安心です。
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第8章のまとめ
- 独学では、まず受験先の出題科目を確認する
- 数的推理・判断推理は早めに優先して対策する
- 出題数が少ない苦手科目は後回し候補にする
- 時事は筆記・論文・面接につながるため完全に捨てない
- 迷う人は、学習順序を先に整理してから勉強を始める
公務員試験の捨て科目に関するよくある質問
この章の目的
捨て科目で大切なのは、「完全にやらない」ではなく「優先順位を下げる」という考え方です。
ここでは、公務員試験の捨て科目についてよくある疑問に回答します。自分の受験先・残り期間・得意不得意に合わせて判断してください。
Q1. 公務員試験で捨て科目を作ると落ちますか?
捨て科目を作っただけで落ちるわけではありません。むしろ、全科目を中途半端に勉強するより、重要科目に時間を集中させた方が合格点に近づきやすい場合があります。
ただし、出題数が多い科目や重要科目まで捨てるのは危険です。数的推理・判断推理・文章理解などは、苦手でも基本問題だけは対策しておきましょう。
Q2. 捨て科目は何個までなら大丈夫ですか?
科目数だけで決めるのではなく、出題数の割合で考えるのがおすすめです。目安は、全体の出題数の1割程度までです。
たとえば40問の試験なら、4問程度までを後回しにするイメージです。2割以上を最初から捨てると、残りの科目で高得点を取り続ける必要があるため、リスクが高くなります。
Q3. 物理・化学は捨ててもいいですか?
物理・化学は、未履修で苦手な人にとっては捨て候補になりやすい科目です。出題数が少なく、1から対策すると時間がかかる場合は、優先順位を下げてもよいでしょう。
ただし、完全にゼロ対策にするのは危険です。過去問で出題形式を確認し、基本用語や頻出分野だけでも見ておくと、本番で簡単な問題を拾える可能性があります。
Q4. 日本史・世界史は捨て科目にしてもいいですか?
日本史・世界史は範囲が広いため、出題数が少ない場合は後回し候補になります。
ただし、受験先によっては出題されることがあります。最低限、頻出時代・重要人物・近現代史などに絞って確認しておくと安心です。併願先で出る場合は、完全に捨てない方が安全です。
Q5. 国家一般職でも捨て科目は作れますか?
国家一般職では、完全な捨て科目を作りにくいと考えた方が安全です。
出題方針や科目構成が変わる可能性もあるため、「この科目は絶対に出ない」と決めつけるのは危険です。知能分野を中心にしつつ、時事や社会的テーマにも最低限触れておきましょう。
Q6. 捨て科目でも過去問は解くべきですか?
はい。捨て科目でも、過去問を2〜3年分だけ確認しておくのがおすすめです。
目的は、満点を取ることではありません。出題形式・難易度・頻出テーマを知ることです。完全に放置すると、簡単な問題まで落としてしまう可能性があります。
Q7. 捨て科目を決めた後に変更してもいいですか?
変更しても問題ありません。むしろ、模試の結果や受験先の追加、残り期間の変化に合わせて見直すことが大切です。
最初に決めた捨て科目にこだわりすぎると、得点できる科目まで放置してしまうことがあります。定期的に「本当に後回しでよいか」を確認しましょう。
Q8. 独学で捨て科目を決めるのが不安です。どうすればいいですか?
まずは、受験先の出題科目を確認し、数的推理・判断推理・文章理解などの重要科目から優先して固めましょう。
独学で迷いやすい人は、学習順序を先に整理することが大切です。講座や無料体験を使って、どの科目から進めるべきか確認するのも一つの方法です。
※出題科目・出題数・試験方式は、自治体や年度によって変わる場合があります。捨て科目を決める前に、必ず受験先の最新の試験案内を確認してください。
第9章のまとめ
- 捨て科目を作っただけで落ちるわけではない
- 目安は全体の出題数の1割程度まで
- 物理・化学・歴史は出題数と得意不得意で判断する
- 捨て科目でも過去問を2〜3年分は確認する
- 受験先や残り期間に合わせて、捨て科目は見直してよい
まとめ|捨て科目は「逃げ」ではなく合格点を取るための戦略
この記事の結論
公務員試験では、すべての教養科目を完璧にする必要はありません。大切なのは、重要科目を優先し、捨て科目は全体の1割程度までに抑えることです。
捨て科目は「勉強から逃げること」ではありません。限られた時間の中で、合格点に近づくために勉強時間を配分する戦略です。
公務員試験の教養科目は範囲が広く、初学者がすべてを完璧に仕上げるのは現実的ではありません。
だからこそ、出題数・残り期間・得意不得意を見ながら、優先順位を決めることが大切です。
数的推理・判断推理は優先する
多くの試験で重要になりやすい科目です。苦手でも完全に捨てず、基本問題から対策しましょう。
捨て科目は全体の1割までが目安
2割以上を最初から捨てると、残りの科目で高得点が必要になり、リスクが高くなります。
完全放置ではなく最低限触れる
捨て科目でも、過去問2〜3年分・頻出テーマ・基本用語だけは確認しておくと安心です。
受験先ごとに見直す
捨て科目は自治体や試験種によって変わります。必ず最新の試験案内を確認しましょう。
合格点に近づくための最短ロードマップ
捨て科目で失敗しない進め方
- 受験先の試験方式を確認する 教養試験型・SPI型・SCOA型・専門科目ありなど、まずは自分の受験先で何が出るか確認します。
- 重要科目を先に固定する 数的推理・判断推理・文章理解・資料解釈など、捨ててはいけない科目を先に決めます。
- 出題数が少ない苦手科目を後回しにする 古文・物理・化学・歴史などは、出題数と得意不得意を見て優先順位を下げます。
- 捨て候補でも最低限だけ確認する 完全放置ではなく、過去問・頻出テーマ・基本用語だけは確認しておきます。
- 模試や残り期間に合わせて見直す 一度決めた捨て科目にこだわらず、状況に応じて調整しましょう。
公開前・学習前の最終チェック
- 受験先の最新の試験案内を確認した
- 数的推理・判断推理を安易に捨てていない
- 捨て科目は全体の1割程度までに抑えている
- 捨て候補科目でも、最低限見る範囲を決めた
- 併願先で同じ科目が出るか確認した
- 直前期に時事を確認する予定を入れた
※出題科目・出題数・試験方式は、自治体や年度によって変わる場合があります。捨て科目を決める前に、必ず受験先の最新の試験案内を確認してください。
独学で公務員試験を進める場合、最も難しいのは「何をどの順番で勉強するか」を決めることです。
重要科目を後回しにしたまま、出題数の少ない苦手科目に時間を使いすぎると、合格点まで遠回りになってしまいます。
勉強の優先順位に迷う人は、まず学習順序を見える化し、必要に応じて講座や無料体験を活用しながら、自分に合う進め方を確認してみましょう。
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科目数が多くて何から始めればよいか迷う人は、スタディング公務員講座の無料体験で、講義の流れ・教材の使いやすさ・学習順序を確認してみるのも一つの方法です。
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えびうる編集長コメント
捨て科目を作る目的は、ラクをすることではありません。重要科目に時間を集中させて、合格点を安定して取ることです。「苦手だから全部捨てる」ではなく、「出題数が少ないから優先順位を下げる」と考えましょう。