元公務員のえびうるです!
ここでは「公務員試験合格に向けたノウハウ」を何処よりもわかりやすく、丁寧に、ゼロから始める人でも全く問題ないように解説しています。
私は元々、某政令指定都市の公務員として16年勤務。その後、社会人経験者採用枠で中核市の人事課に3年勤務してきました。
現在はフリーでWEBマーケを生業にして生活しております。
これらの経験を活かし、公務員受験生に向けた記事を書きたいと思いブログを開設。
試験全般について記事を書いていきますので、ぜひご活用ください…。
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同時に公務員試験初心者の方のよくある疑問
・公務員試験ってなに?
・なにから始めればいいの?
・独学で合格できるの?
・おすすめの予備校は?
こんな、疑問も「全て」この記事で解決していきます。
※記事の途中で詳細記事も合わせて掲載しますので、気になる方はそちらも参考にしてみてください。
【Step 0】基礎知識
そもそも「公務員」って?
という方のために公務員について簡単に説明します
「もう分かっているよ!」という人も
≪民間と公務員の違いは?≫
などと、面接で聞かれる可能性もあるので、ぜひご覧ください
公務員ってなに?
公務員とは…
………。
難しいですね(汗)
簡単にまとめると
・公共の利益のために
・国や地方自治体で勤務する人
のことです!
民間との違いは営利(金儲け)を目的としていないところですね。
公務員の内訳として大きく2つに分けられます
国家公務員
・国会議員,大臣
・裁判所職員
・国家総合職(各省庁職員)
・国家専門職(国税官や海保etc…)
地方公務員
・行政職(役所などで勤務)
・警察や消防
・技術職(土木や建築、電気etc…)
日本は雇用者全体のうち、6%が公務員として勤務しています。
公務員の年収はどのくらい?
公務員の年収は民間企業の平均を反映しているとされていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
令和4年度の年収を比較してみました
!?!?
「全然、民間企業の平均年収より高いじゃん!」って思いましたか?
そうなんです!民間企業全体の平均値より大分高いんです
公務員の年収は民間企業の上位何%の年収の平均値を反映しているので、民間企業全体の年収と比較すると、給与水準が高いのが現状です
公務員って勝ち組なの?
実際のところ【公務員って勝ち組なの?】について解説します
世の中的には公務員に対して以下のようなイメージがあるかと思います
✓ 仕事がらく
✓ クビにならない
などなど…。
こういったことから「勝ち組」のような扱いをされることがあるのですが、元公務員である私が『実際はどうなのか』を伝えていきます!
まずは結論から… ≪公務員は勝ち組です!≫
まず、最初に言わせてください!
※個人の感想です!!
では、私が【公務員は勝ち組】と評価した理由を説明します
①安定…リストラされる可能性がほぼない
公務員は不祥事をおこさない限りリストラされることはありません。
民間では数字に追われ、成果を挙げないとクビ!という事がありますが、公務員では絶望的に成果を挙げれなくてもクビになることはありません(出世は出来ませんが…)
また、休暇・研修制度なども充実しており、働きやすい環境が整っています
②年収…高水準で経済の影響を受けにくい
年収は先ほど伝えた通り、民間企業に比べると高い水準にあります。
また、業績不良や経済低迷によっての影響を受けにくいのがメリットにもなります。
ただ!!
公務員は副業が禁止されていますので注意が必要です。
③社会的信用…他の職種と比べても最高ランク
「公務員になりなさい!」
親に言われた方も多いのではないでしょうか…?
公務員は社会的信用がとても高く、各契約の際や身分証明、挨拶の際に良い印象を与えることが出来ます。
メリット・デメリットを図にまとめてみました
どうしたら公務員になれるの?
公務員になるためには試験に通過する必要があります。
試験は一次試験と二次試験に分かれており、この2つを通過すると公務員になれることができます。
職種によって変動しますが、全体的な合格率は5~15%となっております。
独学で合格できる?←できます!
前提としてどんなに難関試験でも独学で合格することは可能です
なぜなら、「問題集に沿って勉強していく」という意味では予備校でも独学でも同じだからです
公務員試験だけでなく、司法試験なども長期間かけて自分ひとりだけの力で合格を目指す人は数多くいます。しっかり綿密な勉強計画を立てて実行していける人であれば問題ありません
とはいえ、裏を返せば自己管理が徹底できる人でなければ難しいというのが現状です…
独学で公務員試験に合格するには以下のポイントをしっかりとおさえましょう!
大手予備校の講義時間数が概ね650~800時間程度。独学であれば2倍は必要だとして、少なくとも1500時間は必要と考えます。1日4時間の学習時間を確保すると1年で約1500時間の計算になります。
公務員試験は科目数が多いので、ただがむしゃらに勉強を進めてしまっては非効率的です。頻出箇所や学習の順番、スケジュール管理を意識することも大切です。
公務員試験対策を独学で向いている人と向いてない人をまとめてみました
以上のことから、勉強習慣のある人や、スケジュール管理を立ててモチベーションを維持して継続していくことが出来る人は、独学での試験勉強に向いていると言えるでしょう。
反対に、勉強習慣がなく、スケジュール管理や面接等に自身のない人は予備校の検討をオススメします。
通信型の公務員講座は、校舎を持たない分、安価な料金設定になっております。
一般的な公務員予備校が40~60万円の設定に対して、通信講座は20万円前後で受講できます!
以下に公務員通信講座の中で特にオススメできる講座を割引情報と共に紹介していますので、ご参考に。
【Step 1】まずは受験先を決めよう
試験勉強を始める前にまずは受験先を決めましょう!
受験先によっては専門試験や集団討論がなかったりするので、ここが第一段階になります
代表的な公務員を紹介していきますね
No.1 国家総合職
1つ目は国家総合職です
国家総合職は「政策の企画立案を行う業務」です
いわゆる官僚ですね。
省内での異動を繰り返して多彩な職務を経験し、幹部候補になる公務員です
全国都道府県知事の半数以上が総合職出身者で占められるなど、公務員退職後も経験を活かして活躍する方が多いです。
2022年度の倍率は8.2倍で受験者のレベルも高いため、難易度が高めです
No.2 国家一般職
2つ目は国家一般職です
国家一般職は「政策の実行を行い、企画立案を支える業務」です
各省庁に採用され、特定分野について専門的な業務を行います
2022年度の全国倍率は3.4倍。特定の人しか合格できないような難関試験ではないので、しっかりと受験対策を行えば、最終合格の可能性は高まります。
No.3 地方公務員
3つ目は地方公務員です
地方公務員は「住民のくらいやすい環境を作る業務」です
地域全般にかかわる業務で役所勤務から消防、公立学校、図書館、公立病院など広範囲に及んでいます
倍率は都道府県や職種によって大きく差があるので5~30倍といったところでしょう
No.4 警察官
4つ目は警察官です
警察官は「国家公務員」と「地方公務員」があります。
警視庁に採用されると国家公務員で各都道府県に採用されると地方公務員になります。
2022年度の倍率は、警視庁で7倍、都道府県で5~8倍となっております。
警察官に関する情報は以下の外部サイトが参考になります。
受験先を決めたら、各HPで試験項目を確認して対策に進みましょう!
【Step 2】 一次試験(教養科目)
受験先が決まったら、いよいよ一次試験対策になります
「なにから始めればいいの…?」
と不安に思うかもしれませんが、大丈夫です。
全て丁寧に解説していきますので、ご安心ください
教養科目とは
公務員試験の教養科目とは、一次試験に実施される筆記試験のひとつです。
試験内容は5つの選択肢から正解を選ぶ「択一」や与えられたテーマについて文章を書く「記述」に分かれます。
択一はほぼすべての公務員試験で出題されますので、自分の受験先で記述問題があるか確認してみましょう。
教養科目は「一般知識」と「一般知能」の二つの分野で構成されています。
試験ごとに各分野の出題数は異なりますが、ほぼすべての試験で「一般知能」の占める割合が高くなっています。
下図で一覧をまとめてみました!
赤字の科目は比重が大きいため最重要の対策科目になります。
下記の記事では効率的な学習をするために、「捨て科目」にフォーカスした解説をしています。
教養科目のボーダーは?
試験や年度によって合格ラインは異なりますが、過去の試験結果からすると、約6割とされています。
もちろん、この数字はあくまで目安。受験者のレベルが高い試験だと6割正解しても、一次試験に通過できないことも、ざらにあります。
また、一次試験に通過したとしても、ギリギリのボーダーで通過してしまうと、最終合格までたどり着くのは厳しい戦いになります…。
学習スケジュールを決めよう!
前述した通り、公務員試験合格に必要な勉強時間の目安は約1500時間。
1年の準備期間で1500時間の勉強をしようとすると、毎日4時間程度の時間を確保しなければなりません。
どの科目をどんな配分でどの期間勉強するかを決めていきましょう!
下記の記事では、公務員試験の勉強スケジュールを「忘却曲線」をもとに解説しています
優先すべき科目は?
「そもそも、優先順位をつける必要あるの…?」
という声をよく聞きますが、公務員教養試験の科目は細かく分けると、20科目ほどあります
やみくもに全てを勉強していたら時間がいくらあっても足りません。
公務員試験突破のカギは「勉強の優先順位を決める」ことと言っても過言ではありません!
分野ごとに出題される問題数も決まっているので、出題数の多い科目を優先的に勉強することが大切になってきます。
下記の記事で詳細をご確認ください
独学の人におすすめの参考書
結論を先に伝えます!
「スー過去と速攻の時事」のみでOK!
スー過去は1冊あたり2000円前後で6冊購入すると教養科目全て(時事以外)揃います
速攻の時事に関しては毎年2月頃に出版されるので、最新年度を購入し対策しましょう。
【Step 3】 一次試験(専門科目)
専門科目とは
専門科目は
・科目数
・出題数
・形式(択一or記述)
・必須or選択
職種によるバリエーションが豊富となっています。
まずは、自分の受験先が「どのパターンに属するのか」に応じて、戦略を練ることが必要になってきます。
一般的には下図の3分野に大別されます。
赤字の科目は比重が大きいため最重要の対策科目になります。
専門科目のボーダーは?
専門試験のボーダーも教養試験と同じく、受験先や年度によって変化はありますが、一般的には7割程度と言われています。
教養試験と比べてボーダーが高い?
と感じるかもしれませんが、専門試験は基本的に「科目選択式」なので自分の得意科目だけを選んで回答することが出来ます
「得意科目だけで7割ならいけそうな気がしますね!」
もちろん、教養試験の出来次第では専門試験で挽回することも可能です。
対策すべき専門科目を選ぶポイント
科目選択で大事なことは「併願先でも出題される科目」をなるべく選ぶことが大切になってきます。
本番になって選ぶはずだった科目の難易度が高い場合を想定して、違う科目を選択せざるを得ないことも想定して、プラスで2科目ほど対策をとるのが効率的ですね。
【Step 4】 二次試験(論文)
ほとんどの公務員試験で課される論文試験
先に結論を言います…。
論文は書き方さえ分かれば、誰でも点数を取れます!
合否判定のウェイトは大きいのでしっかり対策していきましょう
Step1 文の形式をととのえる
まずは論文を書く前に最低限のルールを伝えます
以下の10個のポイントを知ることにより【減点されない答案】を書くことができます!
「採点においてどのような点が重視されるか」
「採点者が何を基準として点数をつけているか」も知ることで【合格論文】を書くことが出来ます!
Step2 文の内容を練り上げる
Step2では
①…内容的に間違ったことを書かないためにはどうすればよいのか
②…出題者の意図を掴むためにはどのような点に着目すればよいか
③…知らない問題が出題された場合の対処法
など様々な角度から論文の書き方を解説していきます!
特に「自己主張の黄金律(ゴールデンパターン)」は、あらゆる場面で活用できるテクニックです。
これをマスターすれば、自分の主張・提案を採点者にわかりやすく書けるようになり、得点を飛躍的に伸ばすことができます!
Step3 実践技術を身につける
Step3では上記で学んだ知識を前提に、出題が予想されるテーマを用いて、実践技術を積んでいきます
・問題文
・ヒント
・解説
・答案の構成
・解答例
も掲載していますので、学んだ知識を活用しながら書いて、参考にしてみてください
詳細は下記の記事で解説しています。
【Step 5】 二次試験(面接)
ここからは公務員試験の合否を決めるといっても過言ではない【面接】について解説していきます。
面接のマナーやES作成などすべて網羅していきますので、詳細情報については各記事を参考にしてください。
面接で合否は決まる⁉
国家一般職や各自治体では合否判定を行う比率を発表しています。
その情報から年々、公務員試験の合否判定は人物重視に移行しつつあります。
また、国家公務員より地方公務員のほうが面接試験に重きを置いていることが分かります。
近年の公務員試験は面接試験の配点比率が高いため、公務員試験対策を行う上で面接試験対策の重要性が増しています。
面接試験の種類
公務員試験で行われる面接は3つのタイプに分かれます
・受験生1人に対して実施【個別面接】
・受験生複数人に対して実施【集団面接】
・受験生同士で討論を実施【集団討論】
基本的には個別面接が実施されますが、集団面接や集団討論と組み合わせて実施されるケースもあります。
頻出質問と回答例
公務員試験の面接は基本的に質問される内容が決まっています。
上図のものはその一握りですが、最低限抑えておきたい内容です
以下の記事で質問と回答例について解説していますので参考にしてみてください
【必須⁉】模擬面接の受講方法
「面接に不安を抱いている…」
「独学で一次試験通過したけど、面接どうすれば…」
「模擬面接を受けたいけど、どこがいいの?」
公務員試験の一次試験を突破した受験生が頭を抱えるのが【模擬面接だけを提供している予備校がない】という悩みです。
一次試験合格発表後に受験者はこぞって模擬面接が出来る予備校を探しはじめ、予約が殺到し、受講できない状況が例年続いています。
なので、合格することを前提に先に模擬面接の予約を行い、「模擬面接を受講できない」という最悪な状況を回避することが大切になってきます
下記の記事では【模擬面接だけを受講できる予備校】を紹介していますので、参考にしてみてください!
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
掲載している記事以外にも、公務員試験合格に向けた記事を書いていますので、【記事一覧】から参考にしてみてください。
また以下のサイトでも公務員に関する情報を発信していますのでぜひ、ご参考にしてみてください。
勉強スケジュールやテキスト、模擬面接の提供先など、余計なことを考えずに予備校のカリキュラムに沿って学習していけば最短距離で合格に近づくことができます。
各予備校の料金や評判、特徴を徹底比較している記事もありますので、そちらも参考にしてみてください。