公務員試験の自己分析のやり方|志望動機・自己PRに活かす方法

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面接

公務員試験の面接対策

自己分析では、自分の性格を診断するだけでは不十分です。

公務員試験の面接では、「あなたの強みは何ですか」「なぜ公務員を志望したのですか」「採用後にどのような仕事をしたいですか」といった質問がよく聞かれます。

しかし、いざ回答を考えようとしても、自分の強みや使える経験が見つからず、志望動機や自己PRがありきたりな内容になってしまう人は少なくありません。

このような悩みはありませんか?

  • 自分の強みや長所が思いつかない
  • 面接カードに書けるような経験がないと感じる
  • 志望動機がどの自治体でも使える内容になる
  • 自己PRと志望動機に一貫性がない
  • 自己分析の具体的な進め方がわからない

大きな実績や特別な経験がなくても大丈夫です。アルバイト、部活動、サークル、ゼミ、仕事、資格勉強など、身近な経験を丁寧に掘り下げれば、自分の強みや価値観を見つけられます。

えびうるブログ編集長コメント

面接官が知りたいのは、実績の大きさだけではありません。その経験で何を考え、どのように行動し、何を学んだのかが重要です。自己分析では「出来事」よりも「考え方と行動」を掘り下げましょう。

この記事では、公務員試験に必要な自己分析の進め方を、初心者でも実践できる5つのステップで解説します。自分史や他己分析などの方法だけでなく、見つけた強みや価値観を、志望動機・自己PR・面接カードへ変換する方法まで紹介します。

公務員試験の自己分析は3ステップから始める

最初から完璧な自己PRや志望動機を作る必要はありません。まずは、次の3ステップを順番に進めましょう。

  1. 印象に残っている経験を書き出す 成功体験だけでなく、失敗や悩んだ経験も材料になります。
  2. なぜその行動をしたのか深掘りする 行動の理由から、自分が大切にしている価値観を探します。
  3. 公務員の仕事でどう活かすか考える 強みや価値観を、志望先の仕事や入庁後の貢献へつなげます。

この記事でわかること

  • 公務員試験で自己分析が必要な理由
  • 初心者向けの具体的な進め方
  • 自分に合う自己分析方法の選び方
  • 強みや価値観を見つける質問
  • 自己PRへの変換方法と例文
  • 志望動機へのつなげ方と注意点
  • 面接カードと深掘り質問への活かし方
  • 自己分析が進まない場合の対処法

まずは「自分にはアピールできる経験がない」という思い込みを外し、これまでの経験を一つずつ整理していきましょう。

公務員試験で自己分析が必要な3つの理由

公務員試験で自己分析が志望動機・自己PR・面接対策につながる流れを示した図解
自己分析は、志望動機・自己PR・面接の深掘り対策を支える土台です。

公務員試験の自己分析は、自分の長所や性格を知るためだけに行うものではありません。

本当の目的は、これまでの経験から自分の考え方や価値観を整理し、志望動機・自己PR・面接カードに一貫性を持たせることです。

自己分析が不十分なまま文章を作ると、内容が抽象的になり、面接で深掘りされたときに答えが止まりやすくなります。

1

志望動機に一貫性を持たせるため

志望動機では、自治体の政策を調べて紹介するだけでは不十分です。

面接官は、「なぜその仕事に関心を持ったのか」「なぜ別の自治体ではなく、この自治体なのか」という背景まで確認します。

そこで必要になるのが、自己分析で整理した自分の経験や価値観です。

志望動機につながる考え方

地域イベントの運営を経験した

人と人をつなぎ、地域を活性化する仕事にやりがいを感じた

地域コミュニティ支援に力を入れている自治体を志望する

このように、過去の経験と自治体の仕事を結び付けることで、「その自治体で働きたい理由」に説得力が生まれます。

浅く見えやすい回答

地域に貢献したいと考え、市役所を志望しました。

自己分析を反映した回答

地域イベントの運営経験から、人が交流する場を支える仕事にやりがいを感じ、地域コミュニティ支援に取り組む市役所を志望しました。

2

自己PRに具体的な根拠を付けるため

「責任感があります」「協調性があります」と伝えるだけでは、その強みが本当にあるのかを面接官は判断できません。

自己PRでは、強みを発揮した具体的な経験と、自分が取った行動をセットで説明する必要があります。

自己分析で確認するポイント

  • どのような課題や困りごとがあったか
  • その状況で自分は何を考えたか
  • どのような行動を取ったか
  • なぜその行動を選んだのか
  • 結果として何が変わったか
  • 公務員の仕事でどう活かせるか

特別な受賞歴や大きな成果がなくても問題ありません。

アルバイトで後輩を支えた経験、ゼミで意見をまとめた経験、仕事でミスを減らした経験など、日常の中にも自己PRの材料はあります。

3

面接の深掘り質問に答えるため

公務員面接では、準備した回答を一度話して終わりではありません。

面接官は、回答の内容をもとに「なぜそう考えたのですか」「具体的に何をしましたか」と質問を重ねます。

  • なぜ公務員を選んだのですか?
  • なぜこの自治体でなければならないのですか?
  • その強みが表れた別の経験はありますか?
  • その経験で最も苦労したことは何ですか?
  • 採用後、その強みをどう活かしますか?

自己分析で行動の理由や感情まで整理していれば、追加の質問にも自分の言葉で答えやすくなります。

反対に、例文を参考に表面だけ整えた回答は、少し質問されただけで説明が矛盾する可能性があります。

自己分析で整えたい3つの一貫性
  • 経験と強みの一貫性:その経験から、本当にその強みが伝わるか
  • 価値観と志望動機の一貫性:自分が大切にしていることと、志望先の仕事がつながっているか
  • 強みと採用後の貢献の一貫性:自分の強みを、公務員の仕事でどう活かすか説明できるか

えびうるブログ編集長コメント

面接官に評価されるために、理想的な人物を演じる必要はありません。大切なのは、自分の経験・考え方・志望理由が一本の線でつながっていることです。まずは上手な文章よりも、自分が本当に考えたことを整理しましょう。

この章のまとめ

公務員試験の自己分析は、志望動機・自己PR・深掘り質問への回答を別々に作る作業ではありません。自分の経験、価値観、強み、志望理由をつなぎ、回答全体に一貫性を持たせるための土台です。

次章では、自己分析を始める前に整理しておきたい5つの項目を具体的に解説します。

公務員試験の自己分析で整理する5つの項目

公務員試験の自己分析で経験・価値観・強みと弱み・関心分野・実現したいことを整理する図解
自己分析では、経験だけでなく価値観や公務員として実現したいことまで整理します。

自己分析を始めるときに、「自分の長所を考えよう」といきなり結論を出そうとすると、手が止まりやすくなります。

まずは、過去の経験から将来の目標までを次の5項目に分けて整理しましょう。

この5項目をつなげることで、志望動機・自己PR・面接カードに共通する自分の軸が見えやすくなります。

  1. 1 力を入れた経験
  2. 2 大切にする価値観
  3. 3 強みと弱み
  4. 4 関心のある行政分野
  5. 5 実現したいこと
1

これまでに力を入れた経験

自己PRや面接カードの材料を集める

まずは、これまでの生活で自分なりに努力したことや、課題を乗り越えた経験を書き出します。

大きな成果を出した経験に限定する必要はありません。自分で考えて行動したことなら、自己分析の材料になります。

書き出すための質問

  • 学生生活や仕事で力を入れたことは何か
  • 周囲の人と協力した経験はあるか
  • 失敗したあとに改善した経験はあるか
  • 誰かのために行動した経験はあるか
  • 継続して取り組んだことはあるか

小さな経験でも材料になる

アルバイトで新人向けの手順書を作った、ゼミで発言しやすい雰囲気を作った、資格勉強を毎日続けたといった経験も、考え方と行動を深掘りすれば自己PRにつながります。

2

行動するときに大切にしている価値観

志望理由につながる判断基準を見つける

価値観とは、自分が物事を判断するときに大切にしている考え方です。

同じ経験をしても、人によって取る行動は異なります。その違いを掘り下げると、自分らしい志望理由の土台が見えてきます。

価値観を見つける質問

  • どのようなときにやりがいを感じたか
  • 反対に、どのような状況に違和感を持ったか
  • 人と関わるときに大切にしていることは何か
  • 進路や仕事を選ぶうえで譲れない条件は何か
  • 誰のために、どのような役割を果たしたいか

経験から価値観を見つける例

地域イベントで参加者同士の交流を支えた経験から、「立場の異なる人をつなぐことにやりがいを感じる」という価値観が見つかることがあります。

3

自分の強みと弱み

性格ではなく行動の傾向として整理する

強みと弱みは、単なる性格の言い換えではありません。

「どのような場面で、どのような行動を取りやすいか」という行動の傾向として整理すると、面接で具体的に説明しやすくなります。

強みの考え方

課題を見つけたときに、周囲へ声をかけながら改善を進められる。

弱みの考え方

丁寧に確認しようとして、判断に時間がかかることがある。

強みと弱みを確認する質問

  • 周囲からよく頼まれることは何か
  • 自分では苦にならないのに、人から評価されることは何か
  • 困ったときに自然と取る行動は何か
  • 失敗しやすい場面に共通点はあるか
  • 弱みを補うためにどのような工夫をしているか
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関心のある行政分野・地域課題

自分の関心と自治体の仕事を接続する

公務員の志望動機を作るには、自分について整理するだけでなく、どのような行政分野に関心があるかも考える必要があります。

福祉、子育て、防災、地域振興、観光、教育、環境、DXなどの中から、なぜ気になるのかを自分の経験と結び付けましょう。

行政分野を選ぶための質問

  • ニュースや地域の出来事で気になる課題は何か
  • 自分や家族が行政サービスに助けられた経験はあるか
  • 大学や仕事で学んだことを活かせる分野は何か
  • 住んでいる地域で改善してほしいと感じることは何か
  • 継続的に関心を持って調べられるテーマは何か

関心分野を決めるときの注意

「その自治体が力を入れているから」という理由だけで選ぶのではなく、自分がなぜその課題に関心を持ったのかまで説明できる分野を選びましょう。

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公務員として実現したいこと

採用後の貢献まで具体化する

最後に、自分の強みや価値観を公務員の仕事でどのように活かしたいかを考えます。

配属先を限定するような細かい目標でなくても構いません。どのような姿勢で住民や職員と関わり、どのような課題に貢献したいかを整理しましょう。

将来像を整理する質問

  • 誰のどのような困りごとを減らしたいか
  • 自分の強みをどの業務で活かせそうか
  • 住民からどのような職員だと思われたいか
  • 職員同士で働くときに大切にしたいことは何か
  • 数年後にどのような力を身に付けたいか

将来像のまとめ方

相手の話を丁寧に聞く強みを活かし、住民の困りごとを正確に把握して、関係部署と連携しながら解決へつなげられる職員を目指す。

5項目を1枚にまとめる自己分析メモ

まずは文章にせず、次の欄へ短い言葉で書き出してみましょう。

力を入れた経験
例:アルバイトで新人向けの手順書を作成した
大切にする価値観
例:困っている人をそのままにせず、周囲と協力して支える
強みと弱み
例:強みは改善力、弱みは慎重になりすぎること
関心のある行政分野
例:子育て支援、地域コミュニティ、防災
実現したいこと
例:住民の声を施策や支援につなげられる職員になる

5項目は一本の線でつなげる

5項目を別々に考えるのではなく、「この経験から価値観が生まれ、その価値観を活かしてこの行政分野に貢献したい」という流れにすると、回答に一貫性が生まれます。

えびうるブログ編集長コメント

最初から立派な言葉にまとめる必要はありません。「人の話を聞くのが好き」「地域のイベントがなくなるのは寂しい」といった率直な気持ちも、深掘りすれば価値観や志望理由になります。まずは言葉の完成度より、材料の数を増やしましょう。

この章のまとめ

公務員試験の自己分析では、過去の経験、価値観、強みと弱み、関心のある行政分野、公務員として実現したいことの5項目を整理します。

次章では、この5項目を実際に見つけるための自己分析を、初心者向けの5ステップで進めます。

公務員試験の自己分析のやり方|初心者向け5ステップ

公務員試験の自己分析を経験の棚卸しから志望動機と自己PRへつなげる5ステップの図解
経験を書き出し、行動理由を深掘りして、公務員の仕事への活かし方まで整理します。

自己分析は、いきなり「私の強みは何だろう」と考えるよりも、過去の出来事から順番に整理するほうが進めやすくなります。

初心者は、次の5ステップに沿って、 経験・行動・理由・強み・公務員としての活かし方 をつなげていきましょう。

1回で完璧に仕上げる必要はありません。まずは箇条書きで材料を出し、あとから言葉を整えれば大丈夫です。

  1. 1 経験を書き出す
  2. 2 出来事を選ぶ
  3. 3 なぜを深掘りする
  4. 4 共通点を探す
  5. 5 仕事へつなげる
1
STEP 1

過去の経験を時系列で書き出す

最初に、小学校・中学校・高校・大学・社会人など、時期ごとに印象に残っている経験を書き出します。

成功した経験だけでなく、失敗、挫折、苦手なことを改善した経験も重要な材料です。

経験を思い出すための質問

  • 最も時間をかけて取り組んだことは何か
  • 周囲の人から感謝された経験はあるか
  • 失敗したあとに工夫したことはあるか
  • 自分から提案や改善をした経験はあるか
  • 途中でやめずに継続したことは何か
  • 人と協力して課題を解決したことはあるか
学生時代
部活動、ゼミ、研究、サークル、アルバイト、資格勉強、ボランティア
社会人経験
業務改善、顧客対応、後輩指導、チーム連携、トラブル対応、異動経験
日常の経験
家族の支援、地域活動、趣味の継続、勉強習慣、苦手克服

実績の大きさで選ばない

面接官が確認するのは、全国大会出場や売上1位などの派手な実績だけではありません。自分で考え、工夫し、行動した経験を優先して書き出しましょう。

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STEP 2

感情が動いた出来事を選ぶ

書き出した経験の中から、うれしかった、悔しかった、困った、達成感があったなど、感情が強く動いた出来事を3〜5個選びます。

感情が動いた経験には、自分が大切にしている価値観や、行動の原動力が隠れていることが多いからです。

出来事を選ぶ判断基準

  • 当時の状況や気持ちを具体的に思い出せるか
  • 自分で考えて取った行動があるか
  • 途中で困難や課題があったか
  • 自分なりの工夫を説明できるか
  • 経験から学んだことがあるか

選びやすい経験の例

「アルバイトで新人がすぐ辞めてしまい、教え方を改善した」「仕事のミスが続き、チェック方法を見直した」など、課題と行動がある経験は深掘りしやすいです。

成功体験だけに絞らない

失敗した経験でも、その後に原因を考え、改善行動を取っていれば、成長や粘り強さを伝えられる材料になります。

3
STEP 3

行動と理由を「なぜ」で深掘りする

選んだ出来事について、「何をしたか」だけでなく、「なぜそう考えたのか」を繰り返し質問します。

行動理由まで掘り下げることで、自分の価値観や強みを、具体的な根拠とともに説明できるようになります。

出来事
アルバイトで新人向けの手順書を作った
なぜ作った?
教える人によって説明が違い、新人が混乱していたから
なぜ気になった?
困っている人を放置せず、働きやすい環境を作りたいと思ったから
見える価値観
相手の立場を考え、仕組みから改善することを大切にしている

経験を深掘りする7つの質問

  • どのような状況だったか
  • 何が課題だったか
  • 自分はどう感じたか
  • なぜその行動を選んだか
  • 具体的に何を工夫したか
  • 結果はどうなったか
  • 経験から何を学んだか

「なぜ」は3回を目安にする

深掘りしすぎると答えが抽象的になります。まずは「なぜそうしたのか」を3回程度繰り返し、自分の考え方が見えるところまで整理しましょう。

4
STEP 4

複数の経験に共通する強み・価値観を見つける

1つの経験だけで強みを決めるのではなく、複数の経験を並べ、行動や考え方の共通点を探します。

異なる場面でも同じ行動を取っているなら、それは再現性のある強みである可能性が高くなります。

共通点を探す例

アルバイトでは新人向けの手順書を作り、ゼミでは資料共有のルールを整えた。

この2つに共通するのは、「周囲が動きやすいように情報を整理し、仕組みを改善する」という行動です。

調整力 傾聴力 改善力 継続力 責任感 協調性 行動力 課題発見力

共通点を確認する質問

  • 複数の経験で繰り返している行動は何か
  • 困ったときに自然と選ぶ役割は何か
  • 周囲から評価される行動は何か
  • 自分がやりがいを感じる場面は何か
  • どのような相手や課題に関心を持ちやすいか

強みは短い言葉だけで終わらせない

「協調性があります」だけでは抽象的です。「意見の違う人の話を聞き、共通点を整理して合意形成につなげられる」のように、行動が伝わる表現へ変えましょう。

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STEP 5

公務員の仕事でどう活かすか考える

最後に、見つけた強みや価値観を、志望先の仕事や入庁後の貢献へつなげます。

自己分析は、自分について知るだけでは不十分です。採用側が知りたいのは、その強みを公務員としてどう発揮できるかです。

自己分析を面接回答へ変換する流れ
経験 周囲の課題に気づき、手順を改善した
強み・価値観 相手の立場を考えて仕組みを整える
公務員での活用 住民の声を整理し、関係部署との連携に活かす

公務員の仕事へつなげる質問

  • その強みは住民対応でどう活かせるか
  • 職員同士の連携でどう役立つか
  • 行政課題の解決にどう貢献できるか
  • 希望する業務でどのように発揮できるか
  • 採用後にさらに伸ばしたい力は何か

志望動機と自己PRへの使い分け

自分の強みと根拠となる経験を中心にまとめると自己PRになり、価値観と自治体の仕事を結び付けると志望動機になります。

1つの経験を5ステップで整理するワーク

次の欄を埋めると、自己PRや志望動機の土台を作れます。

経験・出来事
例:アルバイトで新人向けの手順書を作成した
当時の課題
例:教える人によって説明が違い、新人が混乱していた
自分の行動
例:業務の流れを整理し、先輩から意見を集めて手順書を作った
行動した理由
例:新人が安心して働ける環境を作りたいと考えた
強み・価値観
例:相手の立場から課題を考え、周囲と協力して改善できる
公務員での活かし方
例:住民の困りごとを丁寧に整理し、関係部署と連携して解決につなげる

えびうるブログ編集長コメント

自己分析が進まない人の多くは、最初から「強み」や「志望動機」を完成させようとしています。まずは事実と行動を書き出し、あとから共通点を探すほうが、自分らしい回答を作りやすくなります。

この章のまとめ

自己分析は、経験を書き出し、感情が動いた出来事を選び、「なぜ」で深掘りし、複数の経験から共通する強みや価値観を探す順番で進めます。

最後に、公務員としてどう活かすかまで整理すれば、自己PR・志望動機・面接カードの土台が完成します。

次章では、自分史・マインドマップ・他己分析など、自己分析に使える10種類の方法を比較します。

自己分析の方法10選|自分に合うやり方を選ぼう

公務員試験に使える自分史・他己分析・マインドマップなど10種類の自己分析方法を比較した図解
自己分析の方法は一つではありません。現在の悩みに合う方法から始めましょう。

自己分析にはさまざまな方法がありますが、10種類すべてを実践する必要はありません。

大切なのは、方法の数をこなすことではなく、 自分の経験・強み・価値観を具体的な言葉にできること です。

まずは自分の悩みに合う方法を1〜3個選び、結果を志望動機や自己PRへつなげましょう。

悩み別・おすすめの自己分析方法
経験が思い出せない 自分史・ライフラインチャート
志望理由が浅い 「なぜ」を繰り返す深掘り
強みがわからない 他己分析・ジョハリの窓
考えがまとまらない マインドマップ
やりたい仕事が決まらない WILL・CAN・MUST
手軽に傾向を知りたい 性格診断・自己分析ツール
1

自分史

過去の経験を時系列で棚卸しする

小学校から現在までの出来事を時系列で書き出し、経験・感情・行動の変化を振り返る方法です。

所要時間 30〜60分
難易度 やさしい
見つかるもの 経験・成長

向いている人

  • 面接で使える経験が思いつかない
  • 学生時代や職歴を整理したい
  • 自己分析を初めて行う

公務員試験への活かし方

  • 自己PRのエピソードを探す
  • 成長過程を説明する
  • 志望理由の原点を見つける
  1. 時期ごとに印象的な出来事を書き出す
  2. 当時の感情と自分の行動を添える
  3. 複数の経験に共通する考え方を探す

注意点

出来事を並べるだけで終わらず、「なぜその行動をしたか」まで深掘りしましょう。

2

ライフラインチャート

人生の浮き沈みをグラフで可視化する

過去の出来事に点数を付け、気持ちの変化を折れ線グラフにする方法です。

所要時間 20〜40分
難易度 やさしい
見つかるもの 感情・価値観

向いている人

  • 自分の人生は平凡だと感じる
  • 感情が動いた経験を探したい
  • 失敗経験も整理したい

公務員試験への活かし方

  • やりがいを感じる条件を知る
  • 挫折経験の材料を見つける
  • 仕事選びの価値観を整理する
  1. 年齢や学年ごとに出来事を書く
  2. 出来事をプラス・マイナスで採点する
  3. 点を線で結び、変化の理由を考える

注意点

点数の正確さは重要ではありません。なぜ上がったか、なぜ下がったかを言葉にすることが目的です。

3

マインドマップ

頭の中にある考えを図で広げる

中心に「自分」や「公務員」と書き、関連する経験・強み・価値観を放射状に広げる方法です。

所要時間 20〜30分
難易度 やさしい
見つかるもの 関連性・全体像

向いている人

  • 文章にまとめるのが苦手
  • 考えが散らばっている
  • 視覚的に整理したい

公務員試験への活かし方

  • 経験と強みの関係を確認する
  • 関心のある行政分野を広げる
  • 面接回答の全体像を整理する
  1. 中央に「自分」と書く
  2. 経験・価値観・強みなどの枝を作る
  3. 関連する言葉を自由に追加する

注意点

きれいに作ることが目的ではありません。思いついた言葉を止めずに書き出しましょう。

4

「なぜ」を繰り返す深掘り

行動理由から価値観を見つける

過去の行動に対して「なぜそうしたのか」を繰り返し、考え方の本質を探る方法です。

所要時間 15〜30分
難易度 普通
見つかるもの 動機・価値観

向いている人

  • 志望動機が表面的になる
  • 面接の深掘りが不安
  • 行動理由を説明できない

公務員試験への活かし方

  • 志望動機に根拠を付ける
  • 自己PRの行動理由を説明する
  • 追加質問への回答を準備する
  1. 具体的な行動を一つ選ぶ
  2. 「なぜしたのか」を3回ほど繰り返す
  3. 最後に見えた考え方を価値観として整理する

注意点

無理に立派な答えへ寄せず、当時の率直な気持ちを思い出してください。

5

他己分析

周囲から見た自分を確認する

家族・友人・同僚などに、自分の強みや印象を質問し、客観的な視点を得る方法です。

所要時間 20〜40分
難易度 やさしい
見つかるもの 客観的な強み

向いている人

  • 自分の強みがわからない
  • 自己評価に自信がない
  • 回答に客観性を加えたい

公務員試験への活かし方

  • 強みの裏付けを得る
  • 自分では気づかない特徴を探す
  • 自己PRの表現を具体化する
  1. 立場の異なる2〜3人へ依頼する
  2. 強み・弱み・印象・具体例を質問する
  3. 自分の認識との共通点と違いを整理する

注意点

相手の意見をそのまま採用せず、自分でも納得できる具体的な経験と結び付けましょう。

6

ジョハリの窓

自己認識と他者認識の違いを整理する

自分と他人が知っている特徴を4つの領域に分け、自分では気づいていない特徴を見つける方法です。

所要時間 30〜50分
難易度 普通
見つかるもの 認識のズレ

向いている人

  • 他己分析をさらに深めたい
  • 自分の見え方を知りたい
  • 面接での印象を改善したい

公務員試験への活かし方

  • 伝わりやすい強みを選ぶ
  • 弱みの認識を修正する
  • 面接での見られ方を意識する

注意点

一人では実施しにくいため、率直に意見を言ってくれる人へ協力を依頼しましょう。

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WILL・CAN・MUST

やりたいこと・できること・求められることを整理する

将来やりたいこと、現在できること、志望先で求められることの3方向から仕事との接点を探します。

所要時間 30〜45分
難易度 普通
見つかるもの 仕事との接点

向いている人

  • 受験先や職種を決められない
  • やりたい仕事が曖昧
  • 強みと仕事を結び付けたい

公務員試験への活かし方

  • 志望職種を選ぶ
  • 採用後の貢献を考える
  • 不足している能力を把握する
  1. WILLにやりたいことを書く
  2. CANに経験・強み・技能を書く
  3. MUSTに志望先で求められることを書く

注意点

MUSTに合わせて自分を作り変えず、3つが自然に重なる受験先を探しましょう。

8

成功体験・失敗体験の棚卸し

行動の再現性と改善力を確認する

成功と失敗をそれぞれ振り返り、結果につながった行動や改善したことを整理する方法です。

所要時間 20〜40分
難易度 やさしい
見つかるもの 強み・改善力

向いている人

  • 自己PRの材料を探している
  • 挫折経験の質問に備えたい
  • 社会人経験を整理したい

公務員試験への活かし方

  • 成果につながった行動を説明する
  • 失敗後の改善を伝える
  • 再現性のある強みを示す

注意点

結果の良し悪しだけでなく、途中で何を考え、どのような工夫をしたかを重視してください。

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自己分析・性格診断ツール

質問への回答から性格傾向を確認する

Web上の質問に答え、強み・弱み・行動傾向などを客観的な言葉で確認する方法です。

所要時間 10〜30分
難易度 やさしい
見つかるもの 性格傾向

向いている人

  • 手軽に自己分析を始めたい
  • 強みを表す言葉が見つからない
  • 別の視点が欲しい

公務員試験への活かし方

  • 強みの候補を見つける
  • 他己分析との共通点を確認する
  • 経験を深掘りするきっかけにする

注意点

診断結果をそのまま自己PRに使わず、必ず自分の具体的な経験で裏付けてください。

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第三者への相談

会話を通じて考えを言語化する

大学のキャリアセンター、友人、先輩、講師などへ相談し、質問を受けながら考えを整理する方法です。

所要時間 30〜60分
難易度 やさしい
見つかるもの 言葉の不足・矛盾

向いている人

  • 一人では考えがまとまらない
  • 回答の一貫性を確認したい
  • 面接で話す練習もしたい

公務員試験への活かし方

  • 志望動機の不足を見つける
  • 深掘り質問を想定する
  • 自分の言葉で話す練習をする

注意点

相手に答えを作ってもらうのではなく、自分の経験や考えを引き出してもらう目的で利用しましょう。

性格診断は補助材料として使う

MBTIなどの性格診断は、自分の傾向を表す言葉を探すきっかけにはなります。ただし、診断結果だけでは、志望動機や自己PRの根拠にはなりません。

「診断では協調性が高いと出た」ではなく、「ゼミで意見が分かれた際に、全員の意見を整理して合意形成を進めた」のように、具体的な経験へ置き換えましょう。

初心者はこの3つから始める
1 自分史 過去の経験を広く書き出し、面接で使える材料を集める
2 なぜの深掘り 行動理由を掘り下げ、強みや価値観を見つける
3 他己分析 周囲の意見を加え、自己分析に客観性を持たせる

えびうるブログ編集長コメント

10種類をすべて試すより、自分史・なぜの深掘り・他己分析を丁寧に行うほうが効果的です。方法を集めることではなく、志望動機や自己PRに使える具体的な言葉を見つけることを目標にしましょう。

この章のまとめ

自己分析には、自分史、ライフラインチャート、マインドマップ、他己分析など複数の方法があります。

すべてを行う必要はありません。現在の悩みに合う方法を選び、経験・強み・価値観を公務員試験の回答へつなげることが重要です。

次章では、初心者におすすめの3つの方法を、迷わず実践できる形で詳しく解説します。

迷ったらこの3つ|初心者におすすめの自己分析方法

公務員試験の初心者が自分史・なぜの深掘り・他己分析の順に自己分析を進める図解
初心者は、自分史・なぜの深掘り・他己分析の3つから始めれば十分です。

自己分析の方法が多すぎて、どれから始めればよいかわからない人もいるでしょう。

初心者は、最初から10種類すべてを試す必要はありません。

まずは、 自分史・「なぜ」の深掘り・他己分析 の3つを順番に行えば、自己PRや志望動機に必要な材料を整理できます。

1 自分史 過去の経験を広く書き出し、自己分析の材料を集める
2 なぜの深掘り 行動した理由から、強みや価値観を見つける
3 他己分析 周囲の意見を加え、内容に客観性を持たせる
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まずは自分史で経験を棚卸しする

面接で使える材料を広く集める

自分史では、小学校から現在までの出来事を時系列で書き出します。

最初の段階では、自己PRに使えるかどうかを判断せず、印象に残っていることをできるだけ多く出しましょう。

自分史のゴール

強みを決めることではなく、深掘りできそうな経験を3〜5個見つけることです。

自分史の進め方
  1. 小学校・中学校・高校・大学・社会人など、時期ごとに欄を作る
  2. 部活動、勉強、アルバイト、仕事、人間関係などの出来事を書く
  3. うれしい、悔しい、困ったなど、当時の感情を添える
  4. 自分で考えて行動した経験に印を付ける
  5. 深掘りしたい経験を3〜5個選ぶ

自分史の記入例

大学2年:アルバイト先で新人がすぐ辞めてしまった。自分も入った当初に困った経験があったため、教え方を統一する手順書を作成した。新人から質問しやすくなったと言われ、うれしかった。

2

「なぜ」を繰り返して考え方を深掘りする

行動の裏にある強み・価値観を見つける

自分史で選んだ経験について、「なぜその行動をしたのか」を繰り返します。

出来事だけを見ても強みはわかりません。行動理由を掘り下げることで、自分が大切にしている考え方が見えてきます。

深掘りのゴール

「責任感」「協調性」といった単語ではなく、どのような考え方で行動する人なのかを説明できる状態にすることです。

なぜその出来事が気になったのか
なぜ自分が行動しようと思ったのか
なぜその方法を選んだのか
何を大切にして判断したのか
どのような工夫をしたのか
経験から何を学んだのか

「なぜ」を使った深掘り例

手順書を作った
↓ なぜ?
新人が教える人によって違う説明を受け、混乱していたから
↓ なぜ気になった?
自分も新人のときに困ったため、同じ不安を感じてほしくなかったから
↓ 見える価値観
相手の立場で課題を考え、安心して行動できる環境を整えることを大切にしている

3

他己分析で客観性を加える

自分では気づかない強みや見られ方を確認する

自分一人で行う自己分析には、思い込みや評価の偏りが入りやすくなります。

家族、友人、同僚、先輩などに質問し、自分の認識と周囲からの見え方を比べましょう。

他己分析のゴール

自分史と深掘りで見つけた強みについて、周囲から見ても同じ傾向があるか確認することです。

私の強みは何だと思う?
どんなときに頼りになる?
改善したほうがよい点はある?
集団ではどんな役割が多い?
印象に残っている私の行動は?
どんな仕事が向いていると思う?

他己分析を依頼するときの例文

公務員試験の面接準備で自己分析をしています。私の強みや改善したほうがよい点、印象に残っている行動があれば、率直に教えてもらえませんか。できれば具体的な出来事も一緒に教えてもらえると助かります。

他己分析の確認例

自分では「慎重すぎる」と考えていたものの、周囲からは「確認が丁寧で、ミスを事前に防いでくれる」と評価される場合があります。この違いから、弱みの見せ方や強みの表現を見直せます。

3つを組み合わせると自己分析の精度が上がる
自分史で材料を集める 経験を広く書き出し、使えそうな出来事を選ぶ
なぜで意味を探す 行動の理由から、自分の強みや価値観を整理する
他己分析で確認する 周囲の意見と比較し、客観性のある表現へ整える

この状態になれば次へ進める

「私の強みは、相手の立場から課題を考え、周囲と協力しながら改善できることです」と、行動が伝わる言葉で説明できれば十分です。

次は、その強みを具体的な経験と結び付け、自己PRの文章へ変換します。

えびうるブログ編集長コメント

自己分析は、方法をたくさん試した人ほど優れているわけではありません。3つの方法を使って、自分の経験と行動理由を具体的に説明できれば、志望動機や自己PRを作るための材料は十分にそろいます。

この章のまとめ

初心者は、自分史で経験を集め、「なぜ」の深掘りで強みや価値観を探し、他己分析で客観性を加えましょう。

この3つを行えば、10種類すべての自己分析方法を試さなくても、自己PRや志望動機に必要な材料を整理できます。

次章では、見つけた強みと経験を、公務員試験で伝わる自己PRへ変換する方法を解説します。

自己分析から自己PRを作る方法

自己分析で見つけた強みと経験を公務員試験の自己PRへ変換する5段階の図解
強みだけでなく、根拠となる経験と公務員としての活かし方まで伝えます。

自己PRは、自分の長所を紹介するだけの文章ではありません。

面接官が確認したいのは、強みを裏付ける経験があり、その強みを採用後も発揮できるかどうかです。

自己分析で見つけた材料を、 強み・経験・行動・結果・公務員としての活かし方 の順に並べましょう。

公務員試験で伝わる自己PRの5つの構成
1 結論となる強み
2 強みが表れた経験
3 課題と自分の行動
4 結果・学び
5 公務員での活かし方
1

強みだけでなく根拠となる経験を選ぶ

「責任感があります」「協調性があります」と伝えるだけでは、面接官は本当にその強みがあるのか判断できません。

強みが実際の行動として表れた経験を一緒に伝える必要があります。

  • 自分から考えて行動した場面がある
  • 課題や困りごとが明確である
  • 自分なりの工夫を説明できる
  • 結果や周囲の変化を説明できる
  • 公務員の仕事への活かし方を考えやすい

伝わりにくい表現

私の強みは協調性です。人と協力することが得意です。

行動が伝わる表現

私の強みは、意見の異なる人の話を聞き、共通点を整理して協力体制を作れることです。

2

自己PRを5つの構成で組み立てる

自己PRは、次の順番で組み立てると内容がぶれにくくなります。

自己PR作成テンプレート
  1. 結論: 私の強みは、〇〇できることです。
  2. 経験: この強みは、〇〇の経験で発揮しました。
  3. 課題と行動: 当時は〇〇という課題があり、私は〇〇と考えて行動しました。
  4. 結果・学び: その結果〇〇となり、〇〇の大切さを学びました。
  5. 活かし方: 採用後はこの強みを〇〇の場面で活かします。

成果を大きく見せる必要はない

売上1位や大会優勝などの実績がなくても問題ありません。面接官は、課題に対してどのように考え、行動したかを確認しています。

3

大学生の自己PR例文

アルバイト経験を使った自己PR例文

私の強みは、相手の立場から課題を考え、周囲と協力して改善できることです。アルバイト先では、教える人によって説明が異なり、新人が業務を覚えにくい状況がありました。私自身も新人の頃に同じ不安を感じたため、業務の流れを整理し、先輩から意見を集めて手順書を作成しました。その結果、新人から質問しやすくなったという声が増え、指導する側の負担も軽減されました。この経験から、相手の困りごとを把握し、周囲と連携して仕組みを改善する大切さを学びました。採用後も、住民の声を丁寧に聞き、関係部署と協力しながら課題解決に取り組みます。

強み 相手の立場で課題を考え、周囲と協力できる
根拠 新人向けの手順書を周囲と作成した経験
公務員での活用 住民の声を把握し、部署間連携へつなげる
4

社会人経験者の自己PR例文

業務改善経験を使った自己PR例文

私の強みは、課題を整理し、関係者と調整しながら改善を進められることです。前職では、担当者ごとに顧客対応の記録方法が異なり、引き継ぎに時間がかかっていました。そこで、現場の意見を聞きながら記録項目を整理し、共通の入力様式を提案しました。導入後は必要な情報を短時間で確認できるようになり、引き継ぎ時の確認作業も減りました。この経験から、現場の意見を尊重しながら、組織全体で使える仕組みに整える重要性を学びました。公務員としても、関係部署や住民の意見を丁寧に把握し、円滑な行政サービスの提供に活かします。

強み 課題整理と関係者調整を両立できる
根拠 顧客対応記録の共通化を進めた経験
公務員での活用 部署間調整と住民サービスの改善に活かす
5

特別な実績がない人の自己PR例文

自己PRでは、経験の規模よりも、考え方と行動の具体性が重要です。

資格勉強の継続経験を使った自己PR例文

私の強みは、目標から逆算して計画を立て、継続して取り組めることです。資格試験の勉強では、学業やアルバイトと両立するため、試験日から逆算して週ごとの学習範囲を決めました。予定どおり進まない週は原因を振り返り、移動時間に復習するなど計画を調整しました。その結果、半年間学習を継続し、資格を取得できました。この経験から、状況に応じて計画を修正しながら継続する大切さを学びました。採用後も、期限を意識して着実に業務を進め、必要に応じて進め方を見直します。

「資格を取ったこと」だけを強みにしない

重要なのは資格の難易度ではなく、どのように計画し、困ったときにどう修正したかです。行動の再現性が伝わるようにしましょう。

えびうるブログ編集長コメント

自己PRは、立派な言葉を使うほど評価されるわけではありません。強みを一言で示し、それが表れた具体的な行動と、公務員としての活かし方まで一貫して説明できることが重要です。

この章のまとめ

自己PRは、強み・根拠となる経験・課題と行動・結果と学び・公務員としての活かし方の順に組み立てます。

特別な実績がなくても、自分で考えて行動した経験があれば十分です。

次章では、自己分析で見つけた価値観と自治体研究を組み合わせ、志望動機を作る方法を解説します。

自己分析から志望動機を作る方法

自己分析で見つけた経験・価値観と自治体研究を組み合わせて公務員試験の志望動機を作る図解
自分の経験・自治体を選ぶ理由・行政課題・入庁後の貢献をつなげます。

志望動機は、「地域に貢献したい」「住民の役に立ちたい」という思いだけでは、他の受験生との差がつきにくくなります。

説得力を持たせるには、自己分析で見つけた経験や価値観を、その自治体・官庁の仕事や行政課題と結び付ける必要があります。

志望動機は、 自分の経験・受験先を選ぶ理由・関心のある課題・入庁後の貢献 の4つで組み立てましょう。

説得力のある志望動機を作る4つの要素
1 自分の経験・価値観 なぜその分野に関心を持ったのか
2 受験先を選ぶ理由 なぜ別の自治体ではないのか
3 行政課題・取り組み どの政策や課題に関心があるのか
4 入庁後の貢献 自分の強みをどう活かすのか
1
STEP 1

自己分析だけでは志望動機は完成しない

自己分析では、自分が大切にしている価値観や関心のある仕事を整理できます。

しかし、「人を支える仕事がしたい」「地域に貢献したい」だけでは、民間企業や他の自治体でも実現できる可能性があります。

志望動機にするには、自分の価値観が、受験先の具体的な仕事や課題とどのようにつながるかを示す必要があります。

自己分析だけの回答

人を支えることにやりがいを感じるため、市役所を志望しました。

受験先との接点がある回答

学習支援ボランティアの経験から、家庭環境に左右されず子どもが学べる環境づくりに関心を持ち、子どもの居場所づくりを進める市役所を志望しました。

2
STEP 2

自分の価値観と自治体研究を結び付ける

自己分析で見つけた価値観と、自治体研究で見つけた政策・地域課題を組み合わせます。

自己分析と自治体研究をつなげる流れ

自分の経験 高齢者施設でボランティアをした
価値観・関心 孤立を防ぎ、地域とのつながりを支えたい
自治体の取り組み 高齢者の見守りや地域交流拠点を推進している

接点を見つけるための質問

  • どの経験から、その行政分野に関心を持ったか
  • 受験先には、どのような地域課題があるか
  • 受験先は、その課題にどう取り組んでいるか
  • 他の自治体と比べて特徴的な施策は何か
  • 自分の強みを、どの場面で活かせそうか

政策を褒めるだけでは弱い

「子育て支援に力を入れている点に魅力を感じました」だけでは、自分との接点が伝わりません。なぜ自分がその政策に関心を持ったのかを必ず加えましょう。

3
STEP 3

志望動機を4つの構成で組み立てる

公務員試験の志望動機テンプレート
  1. 結論: 私は〇〇を実現したいと考え、貴自治体を志望します。
  2. 関心を持った経験: 〇〇の経験から、〇〇という課題に関心を持ちました。
  3. 受験先を選ぶ理由: 貴自治体は〇〇に取り組んでおり、〇〇の点に特徴があります。
  4. 入庁後の貢献: 私の〇〇という強みを活かし、〇〇に取り組みたいです。

希望部署だけに限定しすぎない

入庁後は希望どおりの部署に配属されるとは限りません。「子育て部署でしか働きたくない」と伝えるのではなく、関心分野を示しつつ、幅広い業務に取り組む姿勢も伝えましょう。

4
STEP 4

市役所を志望する場合の例文

子育て支援に関心がある大学生の例文

私は、子育て家庭が孤立せず、地域の中で安心して子どもを育てられる環境づくりに携わりたいと考え、貴市を志望します。大学で子どもの学習支援ボランティアに参加した際、保護者から「相談できる人が身近にいない」という声を聞き、学習面だけでなく家庭全体を支える必要性を感じました。貴市は、子育て相談窓口と地域の交流拠点を連携させ、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を進めています。私は、相手の話を丁寧に聞き、周囲と協力して課題を整理できる強みを活かし、必要な支援へ確実につなげられる職員を目指します。

経験 学習支援ボランティア
関心 子育て家庭の孤立防止
自治体の特徴 相談と交流拠点の連携
貢献 傾聴と連携で支援へつなぐ
5
STEP 5

県庁を志望する場合の例文

地域産業の支援に関心がある社会人の例文

私は、市町村や事業者と連携し、地域産業を広域的に支える仕事に携わりたいと考え、貴県を志望します。前職では、地域の中小企業を担当し、優れた技術を持ちながら人材不足や情報発信に課題を抱える事業者が多いことを知りました。貴県は、市町村や支援機関と連携し、販路開拓や人材確保を一体的に支援しています。私は、関係者の意見を整理し、共通の目標に向けて調整できる強みを活かし、市町村の枠を超えた産業振興に貢献したいと考えています。

経験 中小企業への支援業務
関心 地域産業と人材不足
県庁の役割 市町村を越えた広域連携
貢献 関係者調整と支援の一体化
6
STEP 6

地元以外の自治体を志望する場合の考え方

地元以外の自治体では、「なぜ縁のない地域を受けるのか」をより具体的に説明する必要があります。

観光で訪れたことがある、知人が住んでいるといった接点だけでは弱いため、自治体研究と自分の経験を組み合わせましょう。

地元以外の志望理由を作る3要素

自分の経験 地域課題に関心を持った原点
その自治体の特徴 政策・地域性・取り組み
入庁後の貢献 強みをどう活かすか

「住みやすそうだから」で終わらせない

暮らしやすさへの魅力だけでなく、行政職員としてどの課題に関わり、どのように貢献したいかまで示しましょう。

えびうるブログ編集長コメント

志望動機で最も重要なのは、自治体の政策を詳しく説明することではありません。自分の経験から生まれた関心と、受験先の仕事が自然につながっているかを確認しましょう。政策の説明よりも「なぜ自分が関わりたいのか」を丁寧に伝えることが大切です。

この章のまとめ

志望動機は、自分の経験・価値観、受験先を選ぶ理由、関心のある行政課題、入庁後の貢献の4つで組み立てます。

自治体の政策を紹介するだけではなく、なぜ自分がその課題に関心を持ち、その自治体で何を実現したいのかを説明しましょう。

次章では、自己分析の結果を面接カードへ整理し、深掘り質問に備える方法を解説します。

自己分析を面接カードと深掘り質問に活かす方法

自己分析の結果を面接カードに整理し公務員面接の深掘り質問へ備える流れを示した図解
自己分析で整理した経験・価値観・強みを、面接カードと想定質問へ展開します。

面接カードは、提出して終わる書類ではありません。

面接官は、面接カードに書かれた志望動機・自己PR・経験をもとに、回答の根拠や一貫性を深掘りします。

自己分析の結果を、 面接カードへ整理し、さらに「なぜ?」を重ねて想定質問まで準備する ことが重要です。

自己分析から面接対策までの4ステップ
1 材料を整理する 経験・価値観・強み・志望理由をまとめる
2 面接カードへ書く 限られた文字数で要点を簡潔にする
3 深掘り質問を作る 各文章に対して「なぜ?」を重ねる
4 声に出して確認する 自分の言葉で自然に説明できるか試す
1

志望動機・自己PR・希望業務に一貫性を持たせる

面接カードの各項目を別々に考えると、回答同士が矛盾しやすくなります。

たとえば、志望動機では「住民との対話を大切にしたい」と書きながら、自己PRでは一人で成果を出した経験だけを強調すると、人物像が伝わりにくくなります。

志望動機 住民の声を行政サービスへつなげたい
自己PR 相手の話を聞き、周囲と調整できる
採用後の貢献 住民と関係部署をつなぐ職員を目指す

項目ごとに別の人物像を作らない

面接カード全体を読み返し、「自分はどのような考え方で行動する人なのか」が一貫して伝わるか確認しましょう。

2

面接カードには深掘りされても答えられる内容を書く

面接カードには、見栄えのよい経験よりも、自分が具体的に説明できる経験を選びましょう。

文章としてきれいでも、行動理由や当時の状況を説明できなければ、深掘り質問で回答が止まります。

面接カードの自己PR記入例

私の強みは、相手の立場から課題を考え、周囲と協力して改善できることです。アルバイト先では、新人が業務を覚えにくい状況を改善するため、先輩の意見を集めて手順書を作成しました。採用後も住民の声を丁寧に把握し、関係部署と連携しながら課題解決に取り組みます。

この文章から想定される質問

  • 新人が業務を覚えにくいと感じた具体的な場面は何ですか?
  • なぜ自分が改善しようと思ったのですか?
  • 先輩から反対意見はありませんでしたか?
  • 手順書を作る際に工夫した点は何ですか?
  • 結果としてどのような変化がありましたか?
  • この経験を行政の仕事でどう活かしますか?
3

「なぜ?」を3回繰り返して回答を深める

面接カードに書いた内容ごとに、「なぜそう考えたのか」を3回程度繰り返します。

表面的な回答から、自分の経験・価値観・公務員を志望する理由まで掘り下げられます。

志望動機を深掘りする例

回答
子育て家庭を支える仕事に携わりたいです。
なぜ1
学習支援活動で、保護者が相談先を見つけられず困っていることを知ったからです。
なぜ2
子どもの支援だけでなく、家庭全体を支える必要があると感じたからです。
なぜ3
行政であれば、福祉・教育・保健など複数の支援をつなげられると考えたからです。

暗記だけの回答

市民に寄り添い、地域へ貢献できる職員を目指します。

自己分析を反映した回答

学習支援活動で家庭ごとに異なる悩みを知った経験から、相手の話を丁寧に聞き、必要な支援へつなげられる職員を目指します。

4

自己分析から想定質問を作る

自己分析で整理した項目ごとに、面接で質問されそうな内容を一覧にします。

自己分析と想定質問の対応表
経験 具体的に何をしましたか?最も苦労したことは何ですか?
強み 別の場面でもその強みを発揮した経験はありますか?
弱み どのような場面で表れますか?改善のために何をしていますか?
価値観 なぜその考え方を大切にするようになったのですか?
志望動機 なぜ民間企業ではなく公務員ですか?なぜこの自治体ですか?
採用後の貢献 希望外の部署へ配属された場合はどうしますか?

回答を一字一句暗記しない

丸暗記すると、質問の表現が変わっただけで答えにくくなります。要点だけを覚え、質問に合わせて自分の言葉で話す練習をしましょう。

5

面接カードを見ながら声に出して練習する

文章として書けても、口頭では長くなったり、要点が伝わらなかったりすることがあります。

面接カードを見ながら、最初は30秒〜1分程度で説明する練習をしましょう。

  • 結論から話しているか
  • 一つの回答が長くなりすぎていないか
  • 抽象的な言葉だけで終わっていないか
  • 質問に対する答えが最初に出ているか
  • 志望動機と自己PRに矛盾がないか
  • 公務員としての活かし方まで話せているか

面接カードに書いていないことも質問される

面接カードは質問の出発点です。記載内容だけでなく、関連する別の経験や失敗した場合の対応も準備しておきましょう。

面接前の最終確認チェックリスト
  • 志望動機・自己PR・希望業務に一貫性がある
  • 面接カードに書いた経験を具体的に説明できる
  • 行動した理由を「なぜ?」で3段階まで説明できる
  • 成果だけでなく途中の工夫や苦労も話せる
  • 強みを公務員の仕事へどう活かすか答えられる
  • 弱みと改善方法をセットで説明できる
  • なぜ民間ではなく公務員なのかを答えられる
  • なぜ他の自治体ではなく受験先なのかを答えられる
  • 回答を暗記せず、要点を自分の言葉で話せる

えびうるブログ編集長コメント

面接カードを完成させることがゴールではありません。書いた一文ごとに「なぜ?」「具体的には?」「別の経験は?」と質問し、自分の言葉で説明できる状態まで準備しましょう。深掘りに強い回答は、自己分析と面接カードの内容が一本の線でつながっています。

この章のまとめ

自己分析の結果は、面接カードの志望動機・自己PR・希望業務へ一貫して反映させます。

面接カードに書いた一文ごとに「なぜ?」を3回程度繰り返し、具体例・行動理由・公務員としての活かし方まで説明できるようにしましょう。

次章では、自己分析で初心者が陥りやすい失敗と、面接評価を下げないための改善方法を解説します。

公務員試験の自己分析でよくある失敗7選

公務員試験の自己分析で起こりやすい7つの失敗と改善方法を整理した図解
自己分析は、診断結果やきれいな言葉を集めるだけでは不十分です。

自己分析に時間をかけても、進め方を間違えると志望動機や自己PRの説得力は高まりません。

特に注意したいのは、 診断結果をそのまま使うこと、抽象的な強みで終わること、受験先に無理やり合わせること です。

ここでは、初心者が陥りやすい7つの失敗と改善方法を整理します。

1
MISTAKE 1

性格診断の結果をそのまま使う

性格診断で「協調性が高い」「リーダー向き」と表示されても、それだけでは面接で使える自己PRにはなりません。

NG例

診断で協調性が高いと出たため、私の強みは協調性です。

改善例

ゼミで意見が分かれた際に、全員の意見を整理して共通点を見つけ、役割分担を調整しました。

改善方法

診断結果は強みの候補として使い、その強みが実際に表れた経験を必ず探しましょう。

2
MISTAKE 2

強みを抽象的な言葉だけで終わらせる

「責任感」「行動力」「協調性」といった言葉だけでは、どのような場面で強みを発揮する人なのか伝わりません。

NG例

私の強みは責任感があることです。

改善例

自分の担当だけでなく、全体の進み具合を確認し、遅れている人へ声をかけて期限内の完了を支えられます。

改善方法

強みを「どのような状況で、どのように行動できるか」という文章へ変換しましょう。

3
MISTAKE 3

実績の大きさばかりを気にする

大会優勝、売上1位、サークル代表などの経験がなくても、自己PRは作れます。

面接官が見ているのは、成果の大きさだけではなく、課題に対する考え方と行動です。

NGな考え方

特別な実績がないため、自己PRに使える経験はありません。

改善した考え方

資格勉強を半年間続けるために、週ごとの計画を立て、遅れたときは進め方を修正しました。

改善方法

アルバイト、勉強、仕事、日常生活の中から、自分で工夫した経験を探してください。

4
MISTAKE 4

自治体が求める人物像に無理やり合わせる

採用ページに「チャレンジ精神のある人」と書かれているからといって、自分を無理に行動力のある人物へ見せる必要はありません。

NG例

本当は慎重に考えるタイプだが、行動力がある人物として話を作る。

改善例

慎重に情報を集めたうえで、周囲と確認しながら着実に改善を進められる強みとして伝える。

改善方法

求める人物像と自分の共通点を探し、実際の経験で説明できる内容だけを使いましょう。

5
MISTAKE 5

自己分析だけで志望動機を完成させる

自分の価値観が整理できても、自治体研究をしなければ「なぜその自治体なのか」は説明できません。

NG例

人を支えることが好きなので、市役所を志望します。

改善例

学習支援活動で家庭ごとに異なる悩みを知り、相談と居場所支援を連携している貴市で子育て家庭を支えたいと考えました。

改善方法

自分の経験・価値観と、自治体の地域課題・政策・仕事を組み合わせてください。

6
MISTAKE 6

一度作った回答を見直さない

自己分析は、一度行えば終わりではありません。

自治体研究や面接練習を進めると、新しい経験の意味や回答の矛盾に気づくことがあります。

NGな進め方

最初に作った志望動機と自己PRを、そのまま本番まで暗記する。

改善した進め方

自治体研究、面接カード作成、模擬面接のたびに回答を見直し、根拠と一貫性を強める。

改善方法

少なくとも、面接カード作成後と模擬面接後の2回は自己分析の内容を見直しましょう。

7
MISTAKE 7

回答を一字一句丸暗記する

自己分析で作った回答を丸暗記すると、質問の順番や表現が変わっただけで答えにくくなります。

NGな練習

300文字の自己PRを、一字一句同じ順番で言えるまで暗記する。

改善した練習

強み・経験・課題・行動・学び・活かし方の要点を覚え、質問に合わせて説明する。

改善方法

回答を文章ではなく、5〜6個のキーワードに分けて覚え、声に出して表現を変える練習をしましょう。

自己分析の失敗を防ぐ最終チェック
  • 診断結果ではなく、具体的な経験を根拠にしている
  • 強みを行動が伝わる文章で説明している
  • 小さな経験も自己PRの材料として検討している
  • 受験先に合わせて嘘の人物像を作っていない
  • 自己分析と自治体研究を組み合わせている
  • 面接カードや模擬面接のあとに内容を見直している
  • 回答を丸暗記せず、要点を自分の言葉で話せる

えびうるブログ編集長コメント

自己分析で最も避けたいのは、「面接官に評価されそうな自分」を先に作ることです。実際の経験と異なる人物像は、深掘り質問で矛盾が出ます。等身大の経験から、再現性のある強みを丁寧に言語化しましょう。

この章のまとめ

自己分析では、診断結果をそのまま使わず、具体的な経験と行動を根拠にすることが重要です。

受験先に自分を無理やり合わせず、自治体研究と組み合わせながら、面接カードや模擬面接のたびに内容を見直しましょう。

次章では、自己分析が進まない場合に、一人で悩まず材料を増やす方法を解説します。

まとめ|自己分析は「面接で伝える準備」です

公務員試験の自己分析から面接対策までの流れをまとめた図解
自己分析は合格するための土台になります。

公務員試験の自己分析は、自分の過去を振り返ることだけが目的ではありません。

本当に重要なのは、 「なぜ公務員を目指すのか」「自分の強みをどう仕事で活かせるのか」を面接官へ分かりやすく伝えられる状態を作ることです。

自己分析がしっかりできている人は、志望動機・自己PR・面接カード・深掘り質問まで一貫した回答ができるようになります。

① 過去の経験を整理する アルバイト・部活動・学業・仕事など、小さな経験でも構いません。
② 強みを具体的にする 「責任感がある」ではなく、どのような場面で発揮したのかを説明できるようにします。
③ 自治体研究と組み合わせる 自己分析だけでは志望動機は完成しません。受験先の特徴も調べましょう。
④ 面接で話せるまで練習する 面接カードを書いて終わりではなく、深掘り質問にも答えられるように準備しましょう。

この記事で紹介した自己分析の流れ

  • 自己分析の目的を理解する
  • 過去の経験を書き出す
  • 強み・弱みを整理する
  • 価値観を明確にする
  • 志望動機につなげる
  • 面接カードへ落とし込む
  • 深掘り質問まで準備する

筆記試験の準備も同時に進めましょう

自己分析は面接対策の土台ですが、公務員試験では筆記試験の対策も欠かせません。

独学で学習順序に迷っている人は、まずはスタディング公務員講座の無料体験で、自分に合った勉強法かどうかを確認してみるのがおすすめです。

スタディング公務員講座を無料体験する
※講座内容・料金・キャンペーンは変更される場合があります。最新情報は公式ページをご確認ください。

よくある質問(FAQ)

自己分析はいつから始めればいいですか?
筆記試験の勉強と並行して始めるのがおすすめです。二次試験が近づいてから始めると、志望動機や自己PRの作成が間に合わなくなることがあります。
自己分析に特別な経験は必要ですか?
必要ありません。アルバイト、学業、部活動、サークル、ボランティア、仕事など、日常の経験でも十分です。重要なのは成果の大きさではなく、どのように考え、行動したかを説明できることです。
自己分析だけで志望動機は完成しますか?
完成しません。自己分析で整理した価値観や経験に加え、自治体研究や仕事内容の理解を組み合わせることで説得力のある志望動機になります。
自己分析ツールだけでも十分ですか?
自己分析ツールは、自分の特徴を知るきっかけとして役立ちます。ただし、その結果をそのまま使うのではなく、実際の経験やエピソードを整理して根拠を持たせることが重要です。
自己PRと自己分析は何が違いますか?
自己分析は自分の経験や価値観を整理する作業です。一方、自己PRは自己分析で見つけた強みを、採用担当者へ分かりやすく伝えるための文章や回答です。
面接カードを書く前に自己分析は必要ですか?
はい。自己分析をしてから面接カードを作成すると、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなどに一貫性が生まれ、深掘り質問にも答えやすくなります。
自己分析がどうしても進まない場合はどうすればいいですか?
過去を思い出そうとするだけでなく、家族や友人、先輩に「自分の強みや印象」を聞いてみるのも効果的です。また、過去の予定表や写真、日記などを見返すと、忘れていた経験を思い出せることがあります。

この記事を書いた人:えびうるゼミ
公務員試験アドバイザー
ebiuru

元・横浜市職員(16年)/人事採用担当(3年)

えびうるゼミと申します。

地方上級・国家一般職など複数の公務員試験に合格し、現在は公務員試験アドバイザー講師として働いています。
社会人経験者採用の選考にも関わっていた経験をもとに、リアルな合格戦略や面接対策を発信中!

「合格に近づく最短ルート」を、実体験ベースでわかりやすくお届けします。

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