【図解で一発理解】公務員試験の数的処理「資料解釈」を最短攻略する方法

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筆記(教養・専門)
  1. 第1章|はじめに:資料解釈は“努力が点に直結する”数的処理
    1. 1-1|資料解釈ってどんな問題?
    2. 1-2|なぜ資料解釈は得点源にしやすいのか
    3. 1-3|資料解釈でつまずく人の共通点
    4. 1-4|この記事を読み終えたときの到達点
  2. 第2章|資料解釈の全体像(SVG図解で“地図化”)
    1. 2-1|資料解釈で“よく問われる計算”は5つだけ
    2. 2-2|本番で迷わない“見る順番”はこれ
    3. 2-3|優先順位:どこから練習すれば点が伸びる?
  3. 第3章|頻出テーマ5選(図解+カードで“解き方の型”を作る)
    1. 3-1|頻出①:比較(最大・最小・順位)
    2. 3-2|頻出②:増減(前年差・伸び率)
    3. 3-3|頻出③:割合(構成比・シェア)
    4. 3-4|頻出④:平均(平均との差・平均との差分)
    5. 3-5|頻出⑤:条件抽出(○○以上・△△未満・両方満たす)
  4. 第4章|よく出る資料解釈問題をNG→OKで攻略する
    1. 事例①|最大・最小を問う比較問題
    2. 事例②|割合・構成比の読み取り問題
    3. 事例③|条件が複数ある問題(○○以上・△△未満)
  5. 第5章|資料解釈で9割が失点する“3つのミス”と対策
    1. ミス①|資料を上から順に“全部”読んでしまう
    2. ミス②|設問を理解する前に“計算”を始めてしまう
    3. ミス③|条件(以上・未満)や単位を見落とす
  6. 第6章|資料解釈はスタディングで“最短・安定”に仕上げる
    1. 6-1|スタディングが資料解釈と相性抜群な理由
    2. 6-2|資料解釈の最短学習フロー
  7. 第7章|資料解釈の総まとめ|本試験で使える“解き方の型”
    1. 7-1|資料解釈は「読む」ではなく「探す」
    2. 7-2|計算は「最後の一押し」に使う
    3. 7-3|最後は「条件・単位」を必ず確認
    4. 7-4|本試験での“10秒ルーティン”
  8. 第8章|関連記事で数的処理をさらに強化しよう

第1章|はじめに:資料解釈は“努力が点に直結する”数的処理

公務員試験の数的処理の中でも、 資料解釈は「やればやった分だけ点数が伸びる」 非常にコスパの良い分野です。

資料解釈とは?
表・グラフ・統計データなどの資料を正確に読み取り、 設問に合う数値や関係を素早く見つける問題です。

1-1|資料解釈ってどんな問題?

資料解釈の特徴 数的処理
  • 表・棒グラフ・折れ線・円グラフが中心
  • 計算力より読み取る力・見極める力が重要
  • 「正しいものはどれか」形式が多い

難しい数式はほとんど出ず、 中学レベルの計算ができれば十分対応できます。

1-2|なぜ資料解釈は得点源にしやすいのか

資料解釈が「伸びやすい」理由 コスパ最強
  • 出題パターンがほぼ固定
  • 解き方に明確な型がある
  • 慣れると短時間で正解できる

正しい見る順番・読む順番を身につけるだけで、 安定して得点できるようになります。

1-3|資料解釈でつまずく人の共通点

「数字が多くて何を見ればいいかわからない…」

「計算しているうちに時間切れになる…」
  • ① グラフを上から順に全部読んでしまう
  • ② 設問を見る前に計算を始める
  • ③ 条件(〇〇以上・△△未満)を読み落とす

これらは能力の問題ではなく、解き方の問題です。

資料解釈のコツは「読む」ではなく「探す」
・先に設問を見る
・必要な数値だけを拾う
・比較・割合・増減に注目する

1-4|この記事を読み終えたときの到達点

  • 資料解釈の全体像と出題パターンがわかる
  • 「どこを見るか」で迷わなくなる
  • 本試験で時間をかけずに正解できるようになる
  • スタディングを使った最短学習ルートが見える
次のステップ
次の第2章では、資料解釈を 「表・グラフ・複合資料」に分け、 SVG図解で全体像を一気に整理します。

第2章|資料解釈の全体像(SVG図解で“地図化”)

資料解釈は「表」「グラフ」「複合資料」に見えて、 実は“見る場所”がだいたい決まっている分野です。 まずは全体像を地図として頭に入れて、迷子を防ぎましょう。

この章のゴール 全体マップ
  • 資料解釈を3タイプに整理できる
  • 設問でよく問われる“計算ジャンル”が見える
  • 本番での解く順番(見る順番)が固まる
数的処理「資料解釈」全体マップ 資料解釈 表・グラフから必要データだけ拾う ① 表(数値データ) ・年度/地域/項目の比較 ・合計/平均との差/順位 ② グラフ ・棒/折れ線/円の読み取り ・増減/構成比/割合 ③ 複合資料(表+グラフ) ・条件が多い/探すデータが複数 ・“設問→必要データ→最小計算”が鍵
▲ 資料解釈は「表・グラフ・複合資料」の3タイプに分けると、解き方(探し方)がブレなくなる。

2-1|資料解釈で“よく問われる計算”は5つだけ

覚えるべき計算ジャンル 頻出

資料解釈で問われる計算は、難しく見えてパターンが少ないです。 まずはこの5つを“型”として押さえればOK。

① 比較(AとBどっちが大きい)
② 増減(前年差・増加率)
③ 割合(構成比・割合の差)
④ 平均(平均との差・平均との差分)
⑤ 条件抽出(○○以上・△△未満)

逆に言うと、ここ以外の計算に時間を使うほどタイムロスになります。

2-2|本番で迷わない“見る順番”はこれ

資料解釈の鉄板手順 時間短縮
  1. 設問を先に読む(何を探すか決める)
  2. 資料の見出し・単位・対象だけ確認(%?人?千円?)
  3. 必要な数値だけ拾う(全部読まない)
  4. 計算は最小限で(暗算+概算も有効)
  5. 最後に条件(以上/未満)をもう一度チェック

ここで重要なのは、資料解釈は読む問題ではなく“探す問題”だということです。

2-3|優先順位:どこから練習すれば点が伸びる?

伸びが早い練習順 初心者向け
  • 第1優先:棒グラフ・表の比較(最大・最小・順位)
  • 第2優先:増加率・構成比など割合の問題
  • 第3優先:複合資料(条件が多い)を設問先読みで処理する練習

まずは「比較・割合」を固めるだけで、資料解釈の正答率はかなり安定します。

この章のまとめと次のステップ

第2章では、資料解釈を3タイプ(表・グラフ・複合)に分け、 よく問われる計算パターンと、迷わない解く手順を整理しました。 次の第3章では、資料解釈で特に頻出の5テーマを 図解+カードで「これだけ押さえればOK」に落とし込みます。

第3章|頻出テーマ5選(図解+カードで“解き方の型”を作る)

資料解釈は「計算が得意かどうか」よりも、何を見るか(型)で決まります。 この章では、試験で特に出やすい5テーマを“最短で得点につながる形”に整理します。

3-1|頻出①:比較(最大・最小・順位)

まずはここ!資料解釈の“入口” 最重要

「どれが最大?」「どれが最小?」「順位は?」は、資料解釈で最も出やすい基本です。 ここで大事なのは、全部見ないこと。

比較は「候補をしぼって」最後に決める A B C D 最大候補だけ拾う(CとA)
▲ まず“最大っぽい2つ”に絞ってから、桁・単位を確認して決定する。
NG
上から順に全部の数字を読み、最後に「結局どれだっけ?」となる。
OK
目で見て候補を2つまで絞る → その2つだけ正確に確認。

3-2|頻出②:増減(前年差・伸び率)

折れ線・年度比較で必須 頻出

「前年差」「増加率」「伸び率」は、資料解釈で差がつくポイント。 ただし計算はガチガチにやらず、“どっちが大きい”を先に判定します。

よく使う形だけ覚えればOK:
前年差 = 新しい値 − 古い値
増加率(%) = (新しい値 − 古い値) ÷ 古い値 × 100
NG
いきなり増加率を全パターン計算して時間切れ。
OK
まず差(分子)を見てから、必要なら率を計算する。

3-3|頻出③:割合(構成比・シェア)

円グラフ・構成比の王道 コスパ

割合問題は「全体に対してどれくらい?」を問うだけ。 ここでよくある罠が、“割合の差”“量の差”をごちゃ混ぜにすることです。

まずこれだけ:
割合(%) = 部分 ÷ 全体 × 100
NG
「割合が大きい=人数(量)も大きい」と決めつける。
OK
割合は割合、量は量で分ける。全体が違うなら“実数”も確認する。

3-4|頻出④:平均(平均との差・平均との差分)

“平均”は計算より発想が大事 時短

平均は、まともに足して割ると時間が溶けます。 資料解釈では、平均との差で考えるほうが速い場面が多いです。

最低限:
平均 = 合計 ÷ 個数
(でも実戦では「平均との差」で比較するのが速い)
NG
すべての数値を足して平均を出してから比較する。
OK
「平均との差」で大小を判断し、必要なら最後に平均を計算する。

3-5|頻出⑤:条件抽出(○○以上・△△未満・両方満たす)

最後の落とし穴=“条件の読み落とし” 失点防止

資料解釈で一番もったいない失点が、条件の見落とし。 「以上」「未満」「ちょうど含む/含まない」を、最後に必ず二重チェックします。

条件は“チェック欄”にして落とさない □ ① 対象(年度/地域/項目)は合ってる? □ ② 条件(以上/未満/ちょうど)は合ってる? □ ③ 単位(%/人/千円/万)は合ってる? ←ここで事故が減る
▲ 設問の条件は“チェックボックス化”すると、読み落としが激減します。
NG
計算に集中して、最後に「未満」を見落として不正解。
OK
最後に対象・条件・単位をチェックしてからマークする。
第3章まとめと次のステップ
  • 比較は候補を2つまで絞るのが最速
  • 増減はまず、必要なら率
  • 割合は割合実数を混ぜない
  • 平均は“全部計算”より平均との差
  • 条件抽出は対象・条件・単位の二重チェック

次の第4章では、典型問題を3つ取り上げ、 NG→OK比較で「時間切れ」と「ケアレスミス」を防ぐ解き方を作っていきます。

第4章|よく出る資料解釈問題をNG→OKで攻略する

ここでは、公務員試験の数的処理(資料解釈)で 特に出題されやすい典型パターン3つを取り上げます。 「失敗例(NG)」→「正しい考え方(OK)」で、本番対応力を一気に高めましょう。

事例①|最大・最小を問う比較問題

表データから「最も大きいもの」を選ぶ 超頻出

年度別・地域別の数値がズラッと並ぶ表で、 「最も多いのはどれか」を問う王道パターンです。

NG
表を上から順にすべて読み、 最後にどれが大きかったか分からなくなる。
OK
目視で大きそうな2つだけを候補にし、 その2つだけ正確に確認する。
比較問題は「全部見ない」が正解 ←この2つだけ確認
▲ 最大・最小は候補を絞ってから決めると一気に速くなる。

事例②|割合・構成比の読み取り問題

円グラフ・構成比の定番問題 頻出

割合問題では「割合が大きい=量も多い」と 早合点してしまうのが最大の落とし穴です。

NG
割合だけを見て、人数や金額も多いと判断する。
OK
全体の大きさを確認し、 必要なら実数(割合×全体)で比較する。

資料解釈では「割合」と「量」は別物。 設問がどちらを聞いているかを、必ず確認しましょう。

事例③|条件が複数ある問題(○○以上・△△未満)

ケアレスミス最多パターン 失点防止

「AかつBを満たすもの」「○○以上かつ△△未満」など、 条件が2つ以上ある問題は落とし穴が多いです。

NG
条件①だけ満たす数値を拾い、 条件②を見落として不正解。
OK
条件をチェックリスト化し、 すべて満たしているか最後に確認する。
条件問題は「確認作業」が命 □ 条件①(対象・年度・地域) □ 条件②(以上/未満/含む・含まない)
▲ 条件は最後に必ず「チェック」してからマークする。
第4章まとめ
  • 比較問題は候補を絞るだけで高速化できる
  • 割合問題は割合と量を混同しない
  • 条件付き問題は最後の確認がすべて

次の第5章では、資料解釈で9割の受験生がやるミス3つと、 その具体的な対策をまとめて解説します。

第5章|資料解釈で9割が失点する“3つのミス”と対策

資料解釈は「計算ミス」よりも、見方・順番のミスで点を落とす分野です。 ここでは、受験生の失点原因トップ3をNG→OKで整理します。

ミス①|資料を上から順に“全部”読んでしまう

失点パターン① 情報過多で時間切れ

表・グラフを全部読もうとすると、 必要な情報がどこにあるか分からなくなり、時間も集中力も削られます。

NG行動
「とりあえず最初から最後まで見る」→設問を忘れる。
OK対策
設問を先読みして「探す数字」を決める
② 見出し・単位だけ確認して、必要な列・年だけを見る

ミス②|設問を理解する前に“計算”を始めてしまう

失点パターン② 計算の無駄打ち

資料解釈では、計算が不要な問題も多いです。 いきなり電卓モードに入るのは、時間ロスの原因になります。

NG行動
すべての候補について、差・割合・平均を計算し始める。
OK対策
・まず大小・増減の見当をつける
・計算は「最後の一押し」だけに使う

ミス③|条件(以上・未満)や単位を見落とす

失点パターン③ ケアレスミス地獄

資料解釈の最悪の失点は、 正しく計算したのに「条件・単位」を落として不正解になるケースです。

NG行動
数値は合っているのに、「未満」「%」「千人」を見落とす。
OK対策
最後に対象・条件・単位をチェックリストで確認する。
本番前の最終チェック(10秒)
  • □ 設問が聞いているのは「比較・割合・増減・条件」どれ?
  • □ 見ている数値の単位は合っている?
  • □ 「以上/未満/含む」を満たしている
第5章まとめ
  • 資料解釈は全部読まないのが正解
  • 計算は最後の確認に使う
  • 条件・単位は必ず最後にチェック

次の第6章では、これらの対策を最短で身につける スタディング公務員講座の活用法を解説します。

第6章|資料解釈はスタディングで“最短・安定”に仕上げる

資料解釈は「独学でもできそう」に見えて、 実は解き方の型を知らないまま遠回りしやすい分野です。

そこでおすすめなのが、 スタディング公務員講座の数的処理(資料解釈)です。

6-1|スタディングが資料解釈と相性抜群な理由

理由① 図と動きで「見る順番」が身につく 理解重視

資料解釈で一番大事なのは、 どこから見て、どこを捨てるか

スタディングでは、講師が 「この設問なら、ここだけ見ればOK」 という思考の流れを映像で示してくれます。

理由② 出題パターン別に“型”が整理されている 時短

比較・割合・増減・条件問題など、 本記事で解説した頻出パターンごとに整理されています。

そのため「この問題はこの型」と、 本番で迷わず手が動くようになります。

理由③ AI復習で“ミスの癖”を潰せる 弱点克服

スタディングのAI復習機能は、 間違えた問題を自動で分析し、 似た問題を優先的に出題してくれます。

「条件見落とし」「割合と量の混同」など、 自分の弱点だけを効率よく潰せます。

6-2|資料解釈の最短学習フロー

① 講義を見る
→ 出題パターンと「見る順番」を理解する

② 演習で型を当てはめる
→ 比較・割合・条件問題を機械的に処理できるようにする

③ AI復習で弱点補強
→ ミスしやすい型だけを重点的に反復

この流れを数日〜1週間回すだけで、 資料解釈は「不安科目」から「安定得点源」に変わります。

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次の第7章では、 ここまでの内容を一気に整理し、 本試験での使い方をまとめます。

第7章|資料解釈の総まとめ|本試験で使える“解き方の型”

ここまで、公務員試験の数的処理(資料解釈)について、 全体像 → 頻出テーマ → 事例 → ミス対策 → 学習法 の順で解説してきました。

この章では、本試験直前でも使えるように、 「これだけは絶対に守る型」を一気に整理します。

7-1|資料解釈は「読む」ではなく「探す」

基本姿勢 最重要
  • 最初に設問を読む
  • 何を聞いているか(比較/割合/増減/条件)を特定
  • 必要な列・年度・項目だけを見る

表やグラフを全部理解しようとしなくてOKです。 答えに必要な情報だけ拾うのが正解です。

7-2|計算は「最後の一押し」に使う

時間短縮のコツ 時短
  • 大小・増減は目視で当たりをつける
  • 計算は2択・3択になってから
  • 「計算しないで解けるか?」を常に考える

資料解釈は、計算量を減らした人が勝つ分野です。

7-3|最後は「条件・単位」を必ず確認

失点防止ルール 超重要
  • 「以上/未満/含む」をチェック
  • %・人・千円など単位の一致
  • 対象(年度・地域・項目)が合っているか

正解できた問題を落とさないことが、 安定得点への最短ルートです。

7-4|本試験での“10秒ルーティン”

マーク前の最終確認
  • □ この問題は何を聞いている?
  • □ 見ている数値の単位は合っている?
  • □ 条件(以上・未満)を満たしている?
第7章まとめ
  • 資料解釈は設問先読みがすべて
  • 計算は最後の確認だけ
  • 条件・単位は必ずチェック

次の第8章では、 えびうるブログ内の関連おすすめ記事を紹介します。

この記事を書いた人:えびうるゼミ
公務員試験アドバイザー
ebiuru

元・横浜市職員(16年)/人事採用担当(3年)

えびうるゼミと申します。

地方上級・国家一般職など複数の公務員試験に合格し、現在は公務員試験アドバイザー講師として働いています。
社会人経験者採用の選考にも関わっていた経験をもとに、リアルな合格戦略や面接対策を発信中!

「合格に近づく最短ルート」を、実体験ベースでわかりやすくお届けします。

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