【公務員試験】判断推理「位置関係」の解き方

🧭 はじめに：位置関係の問題は“なぜ外せない”のか
位置関係の基本を理解しよう【左右・上下・前後】
例題で理解する！位置関係の典型パターン
合格者が実践するスピード解法3選
効率的な学習法とおすすめ教材
まとめ｜位置関係問題を得点源に変えよう！
1. 🎓 合格者が実践する学習ルーティン
2. 📌 最後に：コツコツ続けることが最大の武器

🧭 はじめに：位置関係の問題は“なぜ外せない”のか

公務員試験の判断推理の中でも、「位置関係」は毎年のように出題される超重要テーマです。
「AさんはBさんの右に座っている」「Cさんの前にはDさんがいる」など、人やモノの位置を論理的に整理する力が問われます。

💡ポイント：
位置関係問題は「図で整理できる人」が圧倒的に有利！難しく見えても、論理パターンは決まっているため、慣れれば得点源になります。

🎯 なぜ位置関係が重要なのか？

👉 判断推理の中でも出題頻度が高い（例年ほぼ必出）
👉 他の分野（順序関係・対応関係）に通じる基本思考が身につく
👉 「条件整理力」「図化力」を鍛えられるため、試験全体の得点UPに直結

🧩 苦手に感じる理由とは？

位置関係問題を苦手とする人の多くは、「条件文がややこしく、頭の中で整理できない」という共通点があります。
ですが、図に書いて整理すれば一気に解決します。

💬 合格者の声：
「最初は苦手だったけど、矢印とマス目を使って図にしたら一瞬で理解できた！」 —— 地方上級合格者（22歳・女性）

🚀 この記事で学べること

この記事では、位置関係問題の基本構造・例題・スピード解法を図解で徹底解説します。最後まで読めば、「苦手→得点源」へ変わるはずです！

✅ 次章では、位置関係の基本構造と「左右・上下・前後」それぞれの特徴をやさしく整理していきます。

位置関係の基本を理解しよう【左右・上下・前後】

位置関係は、文章条件を図に変換すると一気に簡単になります。まずは 左右・上下・前後の3タイプに分けて考え方を押さえましょう。

基本の読み替え（黄金則）

「AはBの右」＝横並びの線で B ｜ A
「AはBの左」＝ A ｜ B
「AはBの前」＝縦の並びで上が前（上：A／下：B）
「Aは中央」＝マス目の中心に固定 → 周辺を配置
「AはBの隣」＝間に空きなし（差＝1）
「AとBの間に1人」＝差＝2（例：A _ B）

① 左右関係（横一列の座席など）

横一列に並ぶ想定。左端／右端／中央を意識すると固定しやすいです。

条件	図解（イメージ）	コツ
AはBの右	… B ｜ A …	線を引き、B→Aの順で配置。端に近い条件を優先固定
Aは中央	□ ｜ □ ｜ A ｜ □ ｜ □	中央確定→左右へ広げていく
AとBは隣	… A B … or … B A …	2通りを仮置き→他条件で片方を消す

💬 プロのTip： 「左右」が決まれば相対関係が雪だるま式に確定します。端・中央など 固定点から攻めるのが最速。

② 上下関係（席次表・フロア配置など）

上下は「上＝前／下＝後」として縦に積むと混乱しません。

上(前)

｜

B×(Aの前には置けない)

下(後)

A（前） / B（後） → 「AはBの前」

💡チェック： 「前後」と「左右」が混ざる問題は、縦と横の別レイヤーに描き、最後に突き合わせます。

③ 前後関係（到着順・並び順など）

時間・順序は数直線イメージが便利。「間に◯人」は“差”に言い換えると一発で処理できます。

条件	言い換え	図解
AはBより先	A → B	A ——— B
AとBの間に1人	差＝2	A _ B / B _ A
Aは先頭でない	位置≠1	[×] [候補] [候補] …

図化のミスを減らす3手順

要素リストを書く（A,B,C,…）
条件を矢印/差/固定点に変換（例：A→B、差2、中央）
矛盾が出たら仮置き切替（片方×で消す）

✅ まとめ： 位置関係は「固定点→相対→検証」の順で処理。
次章では、典型例題を使ってこの型を実際に体験します。

例題で理解する！位置関係の典型パターン

ここでは実際の公務員試験で出題されるような位置関係の例題を通して、基本的な考え方を体感してみましょう。図や表を使いながら一歩ずつ整理していきます。

🧩 例題①：左右関係の整理

問題：
A〜Eの5人が横一列に並んでいます。次の条件のとき、中央にいるのは誰でしょう？
① AはBの右、② CはAの左端、③ DはEの右

解説：

②より「C＝左端」→ C ｜ □ ｜ □ ｜ □ ｜ □
①より「Bの右＝A」→ BとAは隣（左：B、右：A）
③より「Dの右＝E」→ D・Eのペア確定

上の条件をまとめて配置します：

位置	名前
①左端	C
②	B
③	A
④	D
⑤右端	E

➡ 中央はA になります。

💬 ポイント： 左右関係は「端」から順に埋めていくのがコツです。

📘 例題②：上下関係の整理

問題：
4人（A,B,C,D）が縦に並んでいます。条件：① Aは最下段ではない　② CはBより上　③ DはAより下

考え方： 「上」＝前、「下」＝後ろとして並び順を整理します。

条件	図示
② CはBより上	C ↑ B
③ DはAより下	A ↑ D

残る①より「Aは最下段ではない」ため、
→ 最下段はD、上から順に C → B → A → D の順が確定。

答え： 上から2番目はB。

🧮 例題③：複数条件の融合問題

問題：
5人（A,B,C,D,E）が横に並んでいます。
① Aは中央　② BはAの左　③ DはEの右　④ CはBの右

①より中央＝3番目→ A固定。

②より「B＝Aの左」→ 2番目にB。

④より「C＝Bの右」→ 3番目がAのため、Cは4番目に。

③より「DはEの右」→ 残る1番・5番にE,Dを配置 → Eが1番、Dが5番。

位置	1	2	3	4	5
名前	E	B	A	C	D

答え： 並び順は E – B – A – C – D。

✅ コツ： 固定条件（中央・端）を最初に決めると、複数条件でもスムーズに整理できます。

まとめ：
・位置関係は「固定点」から順に配置するのが鉄則。
・文章条件を図に置き換える練習を日々行うと、問題文を見た瞬間に構造が浮かびます。
・次章では、合格者が使うスピード解法テクニックを紹介します！

合格者が実践するスピード解法3選

位置関係問題で時間をかけすぎてしまう人は、整理法が複雑になっている場合が多いです。合格者の多くが共通して使っているのが、次の3つのスピード思考法です💡

🚀
テク①：基準固定法
1つの人物・モノを「軸」にして、他を相対的に配置。

⏱️
テク②：線図＋マス目整理
条件をすべて1枚の図にまとめて矛盾チェック。

💭
テク③：除外思考
不可能な配置を先に消して、候補を絞る。

🚀 テク①：基準固定法

位置関係では、「誰を軸に考えるか」がスピードの決め手です。たとえば「AはBの右」「BはCの左」と出たとき、Bを基準にすれば一瞬で整理できます。

例：
Bを中央と仮定 → 左：C、右：A。 → 他条件が加わっても「B」を動かさないため、全体構造が崩れにくい。

💬 プロの一言： 「基準を1人決める」だけで条件文を3倍速で処理できます！

⏱️ テク②：線図＋マス目整理

「頭の中で並べる」より、「線とマス目に書く」方が圧倒的に速くて正確です。下のような簡易表を用意して矢印を書き込むと、複雑な問題もスッキリ整理できます。

[ 左端 ] | [  ] | [  ] | [  ] | [ 右端 ]
     ↑ 条件を書き込む：A→B、C→D

条件をすべて矢印で表すことで、矛盾が一目で発見できます。

💡 コツ： 「隣」「間に1人」など数量条件も、マス目で表せば混乱しません。

💭 テク③：除外思考（Elimination）

公務員試験では、「あり得ない配置を消す」だけで正答に近づける問題が多いです。特に選択肢問題では、2～3行で判断可能なことも。

選択肢	検証
① Aは左端、Bは中央	条件②「AはBの右」に反する → ×
② Bは中央、Aは右	矛盾なし → ◎
③ Aは中央、Cは右	条件③「CはAの左」に反する → ×

矛盾を瞬時に判断できるように、条件をリスト化しておくのも有効です。

💡スピードアップの黄金ルール：