【図解でスッキリ】公務員試験の数的推理「確率」を最短で攻略する方法

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筆記(教養・専門)
数的推理 × 確率 入門

はじめに|苦手が多い「確率」は、最短で得点源に変えられる

公務員試験の中でもつまずきやすい領域No.1が「確率」。でも安心してください。仕組みを理解→型で解くに切り替えれば、確率は一気に伸びます。

出題頻度:毎年1問前後
配点効率が高く差がつきやすい
鍵は「整理力」
公式暗記より全事象の設計
型で時短
頻出3パターンをテンプレ化
この記事でできること
  1. 確率の本質(全事象×有利事象)を図解で理解
  2. 頻出パターンをテンプレ手順で最速処理
  3. ミスの原因を事前に封じるチェックを習慣化
🎉 ゴール:「なんとなく計算」から卒業し、“数える設計”で安定して得点。
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第1章|確率の基礎を3分でおさらい

確率は「全体をどう数えるか」で9割決まります。計算の前に、全事象有利な事象を設計してください。

確率 = 有利な事象の数 ÷ 全事象の数
1
全事象を言葉で定義 → 具体的に列挙できる形に落とす
2
有利な事象を条件で切り出す → 抜け・ダブりを点検
3
必要に応じて順列/組合せ/樹形図で数える
💡 コツ:分からなくなったら「比」で考える発想に切り替えると整理が進みます(分母=全体、分子=当たり)。

順列・組合せ・樹形図の使い分け

  • 🌀 順列…「並べる」:席順・並び順が効く
  • 💠 組合せ…「選ぶ」:順番無関係の抽出
  • 🌳 樹形図…ケースが少ない時は全列挙で確実に
⚠️ よくある勘違い
・順列と組合せの混同/全事象の漏れ/「少なくとも」「どちらか」等の条件読み落とし
🧠 まとめ
公式暗記よりも「全事象の設計」が命。
抜けなし・ダブりなしの数え上げが最短の正解ルートです。

【ミニ例題】玉の取り出し

赤2個・白3個から1個取り出す。赤の確率は? → 2/5 = 0.4

時短の型:分母=全玉数、分子=目的の玉数。まず分母を固定してから考える。

第2章|頻出の確率パターン3選

公務員試験の確率は「型」で解くのが最短。よく出る3パターンを、図解+手順でテンプレ化します。

①玉・カード問題(基本)

分母=全ての取り方/分子=条件を満たす取り方
赤2 / 白3 全事象=5通り P(赤)=2/5
例題:赤2個・白3個から1個取り出す。
求める確率:赤を引く確率=2/5(40%)
型:最初に分母(全事象)を固定→条件で分子。
2個同時に取り出す → 組合せを優先(順序を数えない)。
注意:「同時に」「続けて」など語尾で独立/非独立が変化。置換あり/なしもチェック。

②順列・組合せを使う確率(中級)

並べる→順列、選ぶ→組合せ。 分母をP/Cで一気に数える。
A B C 3人の並び=3!=6通り
例題:3人A,B,Cを1列に並べる。Aが左端になる確率は?
分母3!=6通り / 分子:A左端で残り2人の並び= 2!=2通り → 2/6=1/3
  • 順列:nPr = n個からr個を順序つきで並べる
  • 組合せ:nCr = n個からr個を順序なしで選ぶ
型:「並び替え全通り」を先に確定 → 条件通りに固定→残りを並べる/選ぶ。
注意:同一要素(重複)ありは割り算で補正。円順列は(全席-1)!を使用。

③条件付き確率・独立事象(上級)

P(A|B) = P(A∩B) ÷ P(B)(ベイズの基礎)
A B A∩B
例題:ある箱で「良品=A」「検査を通過=B」。
求める確率:検査を通過したときに良品である確率 P(A|B)。
考え方:通過全体P(B)を分母、同時に良品P(A∩B)を分子にする。
型:文章をベン図 or 樹形図に変換 → 分母P(B)を先に固定 → 同時事象P(A∩B)を数える。
注意:独立なら P(A∩B)=P(A)P(B)。
「少なくとも1つ」は補集合で一発(全体−0個)。
要点まとめ:
  • まず分母(全事象)を固定、次に条件で分子を数える
  • 「並べる/選ぶ/全列挙」の切替で数え上げの精度を上げる
  • 条件付きは分母=条件事象から入る/補集合で時短
次章では、さらに10秒で判断できる時短テクをカード化して紹介します。

第3章|確率を時短で解く3つのテクニック

確率は「迷わない手順」が命。以下の3テクをカード化して、読む→真似る→定着の順で時短します。

①分母(全事象)を先に固定する

確率 = 有利な事象 ÷ 全事象(←最初に決める)
全事象 全ての取り方 条件 当たり
ミニ例:トランプから1枚。分母=52通りを先に確定 → 分子(ハート)=13通り → 13/52=1/4
型:分母→分子の順で固定→絞り込み。同時取りは組合せ(順序なし)を優先。

②条件文を分解して場合分けする

条件 = パーツの集合(「少なくとも」「どちらか」は要注意)
条件文 パーツ化 場合分け
ミニ例:サイコロ2個で「少なくとも1つが偶数」。
補集合で時短 → 1つも偶数でない=両方奇数=(3/6)^2=1/4 → 求める確率=1−1/4=3/4
型:「少なくとも」「どちらか」は補集合を検討。
文章→ベン図/樹形図に直すと漏れ・ダブりが消える。
注意:「同時に」「続けて」は独立/非独立の切り替え点。置換あり/なし必ず確認。

③「確率=比」で考える(暗算を加速)

確率 ⇔ 有利:不利の比(比のまま比較・短約)
有利 不利 比で比較→分母合わせ不要
ミニ例:くじに当たり3本/はずれ7本。
当たる確率は 3/10 だが、「有利:不利=3:7」で把握すると、
条件変化(当たりを1本追加→4:7)も暗算しやすい。
型:分数の約分が重く感じたら、比へ変換して比較。
独立試行の乗算も、段階ごとの比で思考すると崩れにくい。
要点まとめ:
  • 分母から固定→分子を条件で絞る(迷いを断つ)
  • 条件文は分解→場合分け/補集合で一気に時短
  • 暗算は「比」思考で比較と変化対応を高速化
次章では、受験生がハマる落とし穴を実例で回避します。

第4章|受験生がハマる確率の落とし穴

「解法は合っているのに落とす…」原因は共通の誤読・誤算・設計ミス誤り→正解の対比で、根っこから潰します。

①「順列」と「組合せ」を混同

誤り 並べる/選ぶの区別なし

A B C
例:3人から2人を選ぶ正しくは 3C2=3
これを3P2(=6)にしてしまう誤りが多い。

正解 「並べる」なら順列/「選ぶ」なら組合せ

  • 順列:nPr=順序ありで並べる
  • 組合せ:nCr=順序なしで選ぶ
見分け方:席順・並び順が効く?→順列。
そうでなければまず組合せを疑う。

②全事象の漏れ・ダブルカウント

誤り 樹形図の書き漏れ/重複カウント

Start H
危険:「全事象=4」のはずが、1枝抜けで3通りに…。
分母が狂うと全ての計算が破綻。

正解 「抜けなし・ダブりなし」の設計

  • 小ケースは樹形図で全列挙
  • 大ケースは組合せ/順列で一気に数える
  • 最後に件数チェック(想定通りの総数?)
手順:分母(全事象)を先に確定 → 分子を条件で絞り込む。

③条件文(「少なくとも」「どちらか」)の誤読

誤り 直接数え上げて迷子になる

対象条件を直接数える → 複雑化
例:サイコロ2個で「少なくとも1つ偶数」。
直接列挙は抜け/重複が起きやすい。

正解 補集合・ベン図で一発

  • 少なくとも1つ=全体−0個
  • どちらか=A∪B(重なりを引く
計算例:両方奇数=(3/6)^2=1/4 → 求める確率=1−1/4=3/4
要点まとめ:
  • 「並べる?選ぶ?」の確認 → 順列/組合せを正しく選択
  • 全事象を先に確定し、漏れ・ダブりを点検
  • 「少なくとも/どちらか」は補集合・ベン図で処理
次章では、効率学習の設計図とともに、スマホで回せる演習導線を提案します。

第5章|確率が苦手でも克服できる勉強法

「分かるけど点にならない」を抜けるには、設計→反復→過去問→仕上げの順で回す仕組みを作るのが最短です。

学習設計 ステップで克服(基礎→練習→過去問→総仕上げ)

①基礎 全事象/有利事象 ②練習 頻出3パターン ③過去問 年別×分野別 ④総仕上げ 模試/総合演習
① 基礎:「確率=有利 ÷ 全体」を徹底。
順列/組合せ/樹形図の使い分けを言語化して覚える。
② 練習:玉/カード・順列/組合せ・条件付きを毎日1題ずつ。
分母→分子の型で解答プロセスを固定。
③ 過去問:同パターンを束で解く横断演習→弱点を特定。
時間計測で「迷い時間」を削る。
④ 総仕上げ:模試・総合演習で配点バランスを体感。
ミスノートで条件ワード(少なくとも/どちらか/同時に)を再学習。
勉強のコツ:「分かった気」を防ぐには、声に出して手順を説明(セルフ解説)→ミスの芽を可視化。

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まとめ|確率を味方につけて得点アップ!

ここまで学んだ内容を整理し、明日から「確率で得点する」ための行動を明確にしましょう。

①基礎

  • 確率=有利 ÷ 全体
  • 分母(全事象)→分子(条件)で考える
  • 順列・組合せの違いを明確に!

②頻出パターンと時短テク

  • 玉・カード/順列・組合せ/条件付きは「型」で解く
  • 迷ったら「分母固定→条件絞り」
  • で考えると暗算が速い!

③ミスと勉強法

  • 順列⇔組合せの取り違えに注意
  • 樹形図で漏れ・ダブりチェック
  • スタディングで「型」学習を最速で習得
📈 今日からできる3アクション
  • 1️⃣ 1日1問、確率の「型」を音読しながら解く
  • 2️⃣ 過去問演習を分野別に整理(玉・カード/順列/条件付き)
  • 3️⃣ スタディングのAI演習で苦手パターンを繰り返す

確率を「感覚で解く」段階から「再現できるスキル」へ。

確率を制する者は数的推理を制す。
今こそ「考える力」を味方につけましょう。

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この記事を書いた人:えびうるゼミ
公務員試験アドバイザー
ebiuru

元・横浜市職員(16年)/人事採用担当(3年)

えびうるゼミと申します。

地方上級・国家一般職など複数の公務員試験に合格し、現在は公務員試験アドバイザー講師として働いています。
社会人経験者採用の選考にも関わっていた経験をもとに、リアルな合格戦略や面接対策を発信中!

「合格に近づく最短ルート」を、実体験ベースでわかりやすくお届けします。

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