公務員試験の勉強を始めるうえで、捨て科目を作るべきか否かについてはよく上がる内容です。
参考書やサイトなどを見ると、「捨て科目はなるべく作らないほうがいい」という記述もよく見かけます。
しかし、断言しますが公務員試験対策をする上で、【必ず捨て科目を作るべき】です。
今回は捨て科目を作るべき理由や注意点などを徹底的に解説していきます。
『結論』
捨て科目ランキング
2位:数学
3位:物理
4位:地学
5位:文学
6位:芸術
7位:思想
捨て科目を作るべき理由
公務員試験には、教養・専門合わせると30を超える科目が存在します。
そしてその中には、かけた労力の割に点数に結びつきにくい科目と、比較的努力が点数に結び付きやすい科目が混在しています。
そのため、あえて「捨て科目」を作り点数が取りやすい科目に集中することで、合格を狙うという戦略が現実的です。
ここでは、捨て科目を作るべき理由を解説していきます。
1つ目は「時間が足りない」
公務員試験は出題科目が多すぎて、全部をまんべんなく勉強しようとすると、確実に時間が足りません。
さらに、公務員試験は科目によって配点が全く異なり、すべての科目を勉強しようとして、配点の低い科目に時間を割いてしまうと、その分配点の大きな重要科目の勉強がおろそかになるのが想像できます。
配点の低い科目を勉強したところで、その配点以上の点数は入らないので、全体の点数は伸びないのはあきらかです。
それならばいっそ、配点の低い科目は捨てて、その時間を配点の大きな勉強にあてた方が間違いなく全体の点数は伸びるでしょう。
2つ目は「ボーダーを超すこと」
公務員試験は6~7割の得点で合格できます。
多少、捨て科目を作ってもボーダーを超すことは難しくないので、科目をある程度絞って効率的に勉強すべきです。
基本的には面接重視ですから、合格点が取れていれば、6割だって、7割だって大佐ないわけです。
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捨て科目を作る基準
捨て科目を作るべきといっても、「嫌いな科目」や「勉強していない科目」などむやみやたらに捨てたら、当然落ちます。
捨て科目を作る際には、基準をもって戦略的に作る必要があります。
では、実際に捨て科目を作る基準としては
①出題数が少ない
②その割に範囲が広い
③なじみがなく、1から勉強が必要
この3点を念頭に作るのがオススメです。
つまり、習得までに時間がかかる割に、出題数が少なくて、得点に結びつきづらい科目。
要は【コスパの悪い科目】は捨てるべきと言えます。
捨て科目を作る際の注意点
捨て科目を作るうえで1つ大きな問題があります。
それは、【割合】です
結論としては、全体の1~2割程度であればOK!
全体の1~2割程度を捨てた場合、他の問題で7割の得点をとれば十分に合格圏内です。
科目をある程度絞って、その科目を重点的に行えば7割程度の得点を取ることは、決して難しくありません。
また、捨てた科目についても、公務員試験は基本的に5択なので5問に1問は当たります。また、たまたま知っている問題が出題されたり、時事などの他の科目の知識で解ける問題もあったりします。
全体の2割以上捨てると、勉強した科目でかなりの高得点が必要になるので、結構キツくなります…。
まとめ
今回は公務員試験における捨て科目について解説してきました。
最後に確認の意味で申しますと、捨て科目を作る目的は「勉強時間をより重要度の高い科目に回し、全体の得点をあげる事」になります。
捨て科目を作る=勉強時間が減る
という訳ではないので、ご注意ください。
他にも公務員試験を合格するためのノウハウ記事を書いていますので、ぜひご参考にしてください。