公務員試験の面接で「併願状況」を聞かれる理由
面接で「他にどこを受けていますか?」と聞かれても、
併願していること自体を怖がる必要はありません。
公務員試験では、複数の自治体や職種を併願する受験生は多いです。 面接官もそれを前提に質問しているため、 「併願している=不利」と考えすぎなくて大丈夫です。
ただし、答え方を間違えると 「受かればどこでもいい人」 に見えてしまうことがあります。 だからこそ、併願状況は 正直さと一貫性を意識して答えることが大切です。
受験先の数ではなく
志望理由の筋道
「なぜその併願先なのか」
「その中でなぜうちなのか」
ここを確認されています。
1-1. 面接官は「他にどこを受けているか」だけを知りたいわけではない
併願状況を聞かれると、 「正直に言ったら落とされるのでは?」 「他の自治体を受けていると印象が悪いのでは?」 と不安になる人も多いです。
しかし、面接官が知りたいのは、単に 「どこを受けているか」 だけではありません。
本当に見られているのは、 あなたがどんな軸で受験先を選んでいるのか です。
- 受験先選びに一貫した理由があるか
- 第一志望と言えるだけの具体的な根拠があるか
- 公務員として働きたい理由が整理されているか
- 合格後に辞退する可能性が高すぎないか
- 面接カードや志望動機と話す内容がズレていないか
つまり、併願状況の質問は、 受験先の確認ではなく、志望動機の深掘りに近い質問 です。
「どこを受けていますか?」と聞かれたときは、 受験先を並べるだけで終わらせず、 なぜその併願先を選んでいるのか まで説明できるようにしておきましょう。
1-2. 本当に見られているのは「志望度」と「一貫性」
併願状況の質問で特に大切なのは、 志望度と一貫性です。
たとえば、市役所を複数受けている場合でも、 「地域住民に近い距離で行政サービスに関わりたい」 という軸があれば、自然な併願に見えます。
県庁と市役所を併願している場合も、 「広域的な政策にも関心がある一方で、住民に近い現場で課題解決に関わりたい」 と整理できれば、不自然ではありません。
大切なのは、 「併願しています」で終わらせないこと です。 併願先を伝えたうえで、 「なぜその受験先なのか」 「その中でもなぜこの自治体なのか」 まで話せると、面接官も納得しやすくなります。
1-3. 併願していること自体はマイナスではない
公務員試験では、複数の自治体や職種を併願する人は珍しくありません。 むしろ、試験日程や採用人数の関係から、リスクを分散するために併願する人は多いです。
そのため、 「併願しています」と答えたから不合格になる というわけではありません。
面接官が気にしているのは、併願している事実そのものではありません。 「この人は本当にうちで働く意思があるのか」 「受験先選びに納得できる理由があるのか」 という点です。
たとえば、複数の市役所を受けていても、 「住民に近い立場で生活課題の解決に関わりたい」 という軸があれば自然です。
公務員と民間企業を併願している場合でも、 「人の生活を支える仕事」「地域や社会に貢献できる仕事」 という共通点で整理できれば、説明しやすくなります。
1-4. 答え方を間違えると「受かればどこでもいい人」に見える
ただし、併願していること自体は問題なくても、 答え方によっては評価が下がることがあります。
特に注意したいのは、 「受かればどこでもいい」と見えてしまう回答 です。
「日程が合うところを受けています」
「受かればどこでもいいです」
「安定しているので公務員を受けています」
「地域住民に近い立場で行政サービスに関わりたいという軸で、市役所を中心に受験しています。その中でも貴市は〇〇に力を入れている点に魅力を感じています」
NG回答に共通しているのは、 受験先を選んだ理由が見えないこと です。
一方で、OK回答では、 「市役所を中心に受けている理由」 と 「その中でも面接先を志望する理由」 がセットになっています。
- 「とりあえず受けられるところを受けています」と答える
- 併願先の共通点を説明できない
- 第一志望と言いながら理由が薄い
- 他の自治体や民間企業を下げる言い方をする
- 面接カードに書いた内容と面接で話す内容がズレている
面接官は、採用後に長く働いてくれる人を採用したいと考えています。 そのため、 「どこでもよさそう」 「第一志望と言っているけれど根拠が弱い」 と感じられると、不安を持たれやすくなります。
逆に言えば、併願状況を聞かれたときに 受験先選びの軸と第一志望の理由 をきちんと話せれば、志望度を伝えるチャンスにもなります。
併願状況の答え方は、面接カードや志望動機とつながっています。 面接全体の印象を下げないためにも、以下の記事もあわせて確認しておくと安心です。
公務員試験の面接で併願状況を聞かれるのは、 単に受験先を確認するためではありません。 面接官は、あなたの回答から 志望度・一貫性・辞退リスク を見ています。
併願していること自体を怖がる必要はありませんが、 「なぜその受験先を選んでいるのか」 「その中でもなぜこの自治体・職種なのか」 を説明できるようにしておきましょう。
併願状況を聞かれた時の基本の答え方
面接で併願状況を聞かれたときに大切なのは、 ただ受験先を並べることではありません。
「どこを受けているのか」を簡潔に伝えたうえで、 なぜその受験先を選んでいるのか、 そして その中でもなぜ面接先を志望しているのか まで話すことが重要です。
2-1. 基本は「正直に答える。ただし、言い方を整える」
併願状況を聞かれたときは、 基本的に正直に答えることが大切です。
嘘をついてしまうと、後の質問で矛盾が出る可能性があります。 たとえば、面接カードに書いた内容や志望動機と話がズレると、 面接官に不信感を持たれやすくなります。
ただし、正直に答えるといっても、 受験先をだらだら全部説明する必要はありません。 大切なのは、 相手が納得しやすい言い方に整えること です。
「市役所をいくつか受けています。県庁も受けています。民間も少し受けています。」
「地域住民に近い立場で生活を支える仕事に関心があるため、市役所を中心に受験しています。その中でも貴市は〇〇に力を入れている点に魅力を感じています。」
同じ併願状況でも、伝え方によって印象は大きく変わります。 「たくさん受けています」で終わるのではなく、 受験先を選んだ理由 までセットで伝えましょう。
2-2. 答え方の型は「併願先 → 共通する軸 → 第一志望理由」
併願状況の答え方に迷う人は、まずこの型を使えば大丈夫です。
- 現在、〇〇を中心に受験しています。
- 理由は、〇〇という軸で仕事を選んでいるからです。
- その中でも貴自治体は、〇〇に力を入れている点に魅力を感じています。
この型にすると、 受験先が複数あっても 「なんとなく受けている人」 ではなく、 「自分なりの軸を持って受験している人」 に見えます。
特に大切なのは、最後の 「その中でも貴自治体を志望する理由」 です。 ここが弱いと、第一志望と言っても説得力が出ません。
2-3. 併願先をすべて細かく話す必要はある?
併願先を聞かれたとき、 必ずしもすべての受験先を細かく説明する必要はありません。
たとえば、たくさん併願している場合は、 「市役所を中心に受験しています」 「地方公務員を中心に、国家公務員も一部受験しています」 のように、分類して答えると整理しやすくなります。
| 併願状況 | 答え方の方向性 |
|---|---|
| 市役所を複数受験 | 「住民に近い立場で働きたい」という軸でまとめる |
| 県庁と市役所を併願 | 広域行政と住民に近い行政の違いを理解したうえで話す |
| 国家公務員と地方公務員を併願 | 公共性・社会貢献という共通点を示しつつ、第一志望理由を補足する |
| 民間企業も併願 | 仕事内容や価値観の共通点を整理して説明する |
大切なのは、 受験先を全部並べることではなく、受験先選びの考え方を伝えること です。
2-4. 「第一志望です」と言う時に必要な根拠
面接では、 「うちが第一志望ですか?」 と聞かれることがあります。
このとき、ただ 「はい、第一志望です」 と答えるだけでは弱いです。 面接官はその後に、 「なぜ第一志望なのですか?」 と深掘りしてくる可能性が高いからです。
「第一志望です」と答える場合は、 必ず具体的な理由をセットで準備しておきましょう。
たとえば、自治体の政策、地域課題、住民サービス、職員として関わりたい分野などを絡めると、 志望度が伝わりやすくなります。
特に地方自治体の場合は、 「地元だから」 「家から近いから」 だけでは弱く見えることがあります。
地域との関わりや自治体研究をもとに、 「この自治体だからこそ働きたい理由」 まで具体化しておくことが大切です。
2-5. 面接カードに書いた内容と矛盾させない
併願状況を答えるときに見落としがちなのが、 面接カードとの整合性 です。
面接カードに書いた志望動機や自己PRと、面接で話す併願状況がズレていると、 面接官は違和感を持ちます。
- 志望動機と併願先の方向性がズレていないか
- 自己PRで伝えた強みが、志望先の仕事とつながっているか
- 面接カードに書いた第一志望理由を面接でも説明できるか
- 民間併願をしている場合、仕事選びの軸に矛盾がないか
併願状況だけを単独で考えるのではなく、 志望動機・自己PR・面接カード とつなげて整理しておくと、深掘り質問にも答えやすくなります。
併願状況の答え方は、面接カードや志望動機と強くつながります。 「話す内容に一貫性があるか不安」という人は、以下の記事もあわせて確認しておくと安心です。
併願状況を聞かれたときは、 「併願先 → 共通する軸 → 第一志望理由」 の順番で答えるのが基本です。
嘘をつく必要はありませんが、受験先をただ並べるだけでは不十分です。 面接官が納得できるように、 受験先選びの理由と第一志望の根拠をセットで伝えましょう。
併願状況の答え方テンプレート
面接で併願状況を聞かれたときに、頭の中でゼロから文章を作ろうとすると焦ります。 特に本番では緊張して、受験先をただ並べるだけになってしまう人も少なくありません。
そこでおすすめなのが、 「併願先 → 共通する軸 → 第一志望理由」 のテンプレートです。 この型を使えば、併願していても「考えなしに受けている人」ではなく、 「軸を持って受験先を選んでいる人」として伝わりやすくなります。
理由は、〇〇という軸で仕事を選んでいるからです。
その中でも貴自治体は、〇〇に力を入れている点に魅力を感じており、第一志望として考えています。
「市役所を中心に受験しています」 「地方公務員を中心に、国家公務員も一部受験しています」 のように、最初は簡潔に伝えます。
受験先が複数あっても、 「地域住民に近い立場で働きたい」 「公共性の高い仕事に関わりたい」 など、共通点を示します。
「その中でも貴自治体は〇〇に力を入れているため」 と具体化すると、志望度が伝わりやすくなります。
3-1. まず結論として併願状況を伝える
併願状況を聞かれたら、最初に結論を伝えましょう。 ここで長く説明しすぎると、話の方向性がわかりにくくなります。
たとえば、次のように答えるとシンプルです。
- 現在は、市役所を中心に併願しています。
- 地方公務員を中心に受験しており、県庁と市役所を併願しています。
- 公務員を中心に考えていますが、民間企業も一部受けています。
- 住民に近い立場で働ける職種を中心に受験しています。
併願先を細かくすべて並べるよりも、 まずは 「何を中心に受けているのか」 を伝えると、面接官にとって理解しやすくなります。
3-2. 次に「なぜその併願先なのか」を一言で説明する
併願状況を伝えた後は、 なぜその受験先を選んでいるのかを説明します。
ここで大切なのは、 受験先の共通点 を見つけることです。 受験先がバラバラに見えても、仕事選びの軸があれば自然に説明できます。
- 地域住民に近い立場で生活を支えたい
- 公共性の高い仕事を通じて社会に貢献したい
- 地域課題の解決に行政の立場から関わりたい
- 教育・福祉・防災など、住民生活に直結する分野に関わりたい
- 公平性を大切にしながら、幅広い人を支える仕事がしたい
ただし、 「安定しているから」 「福利厚生がよいから」 だけを軸にするのは避けた方がよいです。 本音としてはあっても、面接では仕事への関心や公共性につなげて話す方が印象がよくなります。
3-3. 最後に「その中でも貴自治体を志望する理由」を伝える
併願状況の回答で最も大切なのが、最後の 第一志望理由 です。
併願していることを伝えるだけだと、 面接官は 「結局、うちの志望度はどのくらいなのか」 と気になります。
そのため、回答の最後では必ず、 「その中でもなぜこの自治体・職種なのか」 を伝えましょう。
- その中でも貴市は、子育て支援に力を入れている点に魅力を感じています。
- 貴自治体は、地域住民との距離が近く、現場に近い立場で課題解決に関われる点に魅力を感じています。
- 防災や地域活性化など、私が関心を持っている分野に力を入れているため、第一志望として考えています。
- 面接カードにも記載したとおり、〇〇の経験から貴市の〇〇分野に関わりたいと考えています。
「第一志望です」と言うだけでは弱いですが、 具体的な政策や地域課題と結びつけて話せると、説得力が増します。
3-4. 回答の長さは30秒〜45秒程度にまとめる
併願状況の回答は、長く話しすぎないことも大切です。 目安としては、 30秒〜45秒程度 にまとめると聞きやすくなります。
受験先だけで終わりやすく、志望度が伝わりにくいです。
併願先・軸・第一志望理由をバランスよく伝えられます。
話が広がりすぎて、要点がぼやけやすくなります。
面接官が追加で聞きたいことがあれば、深掘り質問をしてくれます。 そのため、最初の回答では話しすぎず、 相手が質問しやすい余白 を残しておくのがおすすめです。
理由は、地域住民に近い立場で、生活に直結する課題の解決に関わりたいと考えているからです。
その中でも貴市は、子育て支援や地域コミュニティづくりに力を入れており、私自身も住民に寄り添った行政サービスに関わりたいと考えているため、第一志望として考えています。
3-5. 例文を丸暗記せず、自分の受験先に合わせて調整する
併願状況の回答例文は便利ですが、 そのまま丸暗記するのはおすすめしません。
なぜなら、面接官は回答を聞いた後に、 「なぜそう考えたのですか?」 「他の自治体との違いは何ですか?」 と深掘りしてくることがあるからです。
例文をそのまま覚えるだけだと、 自分の経験や受験先の特徴とズレたときに答えにくくなります。
例文はあくまで型として使い、 自分の受験先・経験・志望理由に合わせて言い換えましょう。
特に、自治体名や政策名だけを入れ替えた回答は、 面接官に薄く見られやすいです。 自分の経験や関心分野とつなげることで、自然な回答になります。
併願状況の回答を作るには、志望動機・自治体研究・面接カードとの一貫性が重要です。 回答が薄くなりそうな人は、以下の記事もあわせて確認しておきましょう。
併願状況を聞かれたときは、 「併願先 → 共通する軸 → 第一志望理由」 のテンプレートで答えると、わかりやすく整理できます。
受験先を並べるだけではなく、 「なぜその受験先を選んでいるのか」 「その中でもなぜ面接先なのか」 をセットで伝えることが大切です。
併願パターン別の答え方・例文
市役所を複数受けている人、県庁と市役所を併願している人、国家公務員と地方公務員を受けている人、 民間企業も受けている人では、面接官に伝えるべきポイントが少しずつ違います。
ただし、基本は同じです。 「併願先 → 共通する軸 → 第一志望理由」 の型に当てはめて、自分の受験先に合わせて調整していきましょう。
4-1. 市役所を複数併願している場合の答え方
市役所を複数併願している場合は、 「住民に近い立場で働きたい」 という軸でまとめると自然です。
地域住民に近い立場で、生活に直結する行政サービスに関わりたい。
その市の政策、地域課題、子育て支援、防災、地域活性化などに触れて、 「その中でもなぜこの市なのか」を伝える。
理由は、地域住民に近い立場で、生活に直結する課題の解決に関わりたいと考えているからです。
その中でも貴市は、子育て支援や地域コミュニティづくりに力を入れており、住民に寄り添った行政サービスに関われる点に魅力を感じています。そのため、第一志望として考えています。
「市役所をいくつか受けています」で終わらせず、 その市ならではの特徴を1つ入れると、第一志望感が出やすくなります。
4-2. 県庁と市役所を併願している場合の答え方
県庁と市役所を併願している場合は、 面接官から 「県庁と市役所では仕事の規模が違うけれど、なぜ併願しているの?」 と見られる可能性があります。
この場合は、県庁と市役所の違いを理解したうえで、 その中でも面接先を選ぶ理由を伝えることが大切です。
地域課題の解決に行政の立場から関わりたい。 県庁と市役所の違いも理解していることを示す。
市役所なら「住民との距離の近さ」、 県庁なら「広域的な政策形成」など、面接先に合わせて強調する。
どちらも地域課題の解決に行政の立場から関われる点に魅力を感じていますが、 その中でも私は、住民により近い距離で生活に直結する支援に関わりたいと考えています。
貴市は、地域の実情に合わせた子育て支援や高齢者支援に力を入れており、 現場に近い立場で住民を支えられる点に魅力を感じているため、第一志望として考えています。
「県庁の方が規模が大きいから」「市役所の方が受かりやすそうだから」のように、 上下関係や難易度だけで説明すると印象が弱くなります。
4-3. 国家一般職と地方公務員を併願している場合の答え方
国家公務員と地方公務員を併願している場合は、 「国と地方で仕事が違うのに、なぜ両方受けているのか」 を説明できるようにしておく必要があります。
この場合は、 公共性の高い仕事に関わりたい という共通点を示しつつ、 面接先で働きたい理由を具体化しましょう。
国民・住民の生活を支える公共性の高い仕事に関わりたい。
地方公務員なら地域密着、国家公務員なら制度運用や広い範囲への貢献など、 面接先に合わせて説明する。
どちらも公共性の高い仕事を通じて、人々の生活を支える点に魅力を感じています。
その中でも私は、地域の実情に近い場所で住民の方と関わりながら課題解決に取り組みたいと考えており、 貴自治体の〇〇分野の取り組みに特に関心を持っています。そのため、地方公務員の中でも貴自治体を第一志望として考えています。
4-4. 特別区・市役所・県庁を併願している場合の答え方
特別区・市役所・県庁を併願している場合は、 受験先が広く見えるため、 「なぜその組み合わせなのか」 を説明できるようにしておきましょう。
ポイントは、 「行政の立場から地域課題を解決したい」という大きな軸を作ったうえで、 面接先ならではの魅力につなげることです。
地域課題の解決に行政の立場から関わりたい。 都市部・地域・広域行政それぞれに関心がある。
面接先の人口規模、地域課題、政策分野、住民との距離感を具体的に話す。
いずれも行政の立場から地域課題の解決に関われる点に魅力を感じて受験しています。
その中でも貴自治体は、住民との距離が近く、地域の実情に合わせた施策に関われる点に魅力を感じています。 特に〇〇の取り組みに関心があり、貴自治体で住民生活を支える仕事に携わりたいと考えています。
受験先が広い場合ほど、「全部なんとなく受けている」と見えやすくなります。 仕事選びの軸を必ず1つ決めてから話しましょう。
4-5. 町役場・村役場も併願している場合の答え方
町役場・村役場を併願している場合は、 小規模自治体ならではの住民との距離の近さ を軸にすると説明しやすくなります。
市役所よりもさらに幅広い業務に関わる可能性があるため、 「地域全体を支えたい」という姿勢を伝えるとよいでしょう。
住民との距離が近い環境で、地域全体を支える仕事に関わりたい。
人口規模、地域課題、移住定住、子育て支援、防災、地域振興などと結びつける。
私は、住民の方との距離が近い環境で、生活に密着した行政サービスに関わりたいと考えています。
その中でも貴自治体は、地域コミュニティの維持や子育て支援に力を入れており、 小規模自治体だからこそ一人ひとりの住民に寄り添った支援ができる点に魅力を感じています。
4-6. 警察事務・学校事務など職種が違う場合の答え方
警察事務・学校事務・一般行政など、職種が違う併願をしている場合は、 仕事の内容がバラバラに見えやすいです。
そのため、 「どの職種にも共通する自分の関心」 を整理しておく必要があります。
行政の立場から、地域や組織を支える仕事に関わりたい。
面接先の職種でなければ実現しにくい役割を具体的に話す。
どちらも行政の立場から地域や住民を支える仕事である点に魅力を感じています。
その中でも学校事務は、教育現場を事務面から支え、児童生徒が安心して学べる環境づくりに関われる点に特に魅力を感じています。 そのため、学校事務を第一志望として考えています。
職種が違う場合は、「どれも公務員だから」では弱いです。 それぞれの職種に共通する価値観と、第一志望の職種で実現したいことをセットで伝えましょう。
4-7. 公務員と民間企業を併願している場合の答え方
公務員と民間企業を併願している場合は、 面接官から 「本当に公務員になりたいのか」 と見られる可能性があります。
ただし、民間企業を受けていること自体がすぐに不利になるわけではありません。 大切なのは、 公務員と民間で仕事選びの軸が大きくズレていないこと です。
人の生活を支える仕事、地域や社会に貢献できる仕事という共通点で整理する。
公平性・公共性・地域全体への貢献など、公務員ならではの魅力につなげる。
どちらも、人の生活を支える仕事に関わりたいという軸で受験しています。
その中でも公務員は、特定の人だけでなく、地域全体を公平な立場で支えられる点に魅力を感じています。 特に貴自治体では、〇〇の取り組みを通じて住民生活を支えている点に関心があり、第一志望として考えています。
「民間がダメだったら公務員」「安定しているから公務員」という言い方は避けましょう。 公務員を選ぶ前向きな理由に言い換えることが大切です。
併願状況の答え方は、受験先選びや民間併願の考え方ともつながります。 自分の併願パターンに近い記事もあわせて確認しておきましょう。
併願状況の答え方は、受験先の組み合わせによって少し変える必要があります。 ただし、どのパターンでも大切なのは、 併願先に共通する軸 と その中でも面接先を志望する理由 をセットで伝えることです。
市役所同士、県庁との併願、国家公務員との併願、民間企業との併願など、 自分のパターンに合わせて回答を調整しましょう。
そのまま使える!併願状況の回答例文
ここでは、公務員試験の面接で併願状況を聞かれたときに使いやすい回答例文を紹介します。
ただし、例文をそのまま暗記するだけでは、深掘り質問に対応しにくくなります。 自分の受験先・経験・志望理由に合わせて、自然な言い方に調整して使いましょう。
5-1. 第一志望の自治体を強く伝える例文
併願先があっても、面接先を第一志望として伝えたい場合は、 併願している事実と第一志望の根拠をセットで話しましょう。
理由は、地域住民に近い立場で、生活に直結する行政サービスに関わりたいと考えているからです。
その中でも貴市は、子育て支援や地域コミュニティづくりに力を入れており、住民一人ひとりに寄り添った支援ができる点に魅力を感じています。
そのため、貴市を第一志望として考えています。
併願先の軸と、第一志望の理由がつながっているため、自然に志望度を伝えられます。
「子育て支援」「地域コミュニティ」の部分は、受験先の政策に合わせて変えましょう。
5-2. 複数の市役所を受けている場合の例文
複数の市役所を受けている場合は、 「市役所を中心に受けている理由」を先に伝えると、自然に聞こえます。
私は、行政サービスを通じて、日々の暮らしに直接関わる課題を支えたいと考えています。
その中でも貴市は、〇〇分野に力を入れており、地域の実情に合わせた支援に関われる点に魅力を感じています。
そのため、貴市で住民生活を支える仕事に携わりたいと考えています。
- 子育て支援
- 高齢者支援
- 防災・災害対策
- 地域活性化
- 移住・定住支援
5-3. 県庁と市役所を受けている場合の例文
県庁と市役所を併願している場合は、 どちらにも関心がある理由を説明したうえで、 面接先を選ぶ理由につなげましょう。
どちらも地域課題の解決に行政の立場から関われる点に魅力を感じています。
その中でも私は、住民により近い距離で、生活に直結する支援に関わりたいと考えています。
貴市は、地域の実情に合わせた〇〇の取り組みに力を入れており、現場に近い立場で住民を支えられる点に魅力を感じています。
どちらも地域を支える行政の仕事として関心がありますが、私は特に、広域的な視点から市町村を支え、県全体の課題解決に関わりたいと考えています。
貴県は、〇〇分野に力を入れており、県全体の発展に関わる仕事ができる点に魅力を感じています。
5-4. 国家公務員と地方公務員を受けている場合の例文
国家公務員と地方公務員を併願している場合は、 公共性という共通点を示しつつ、 面接先ならではの魅力を伝えると自然です。
どちらも公共性の高い仕事を通じて、人々の生活を支えられる点に魅力を感じています。
その中でも私は、地域の実情に近い場所で、住民の方と関わりながら課題解決に取り組みたいと考えています。
貴自治体では、〇〇分野の取り組みに力を入れているため、地域に根ざした行政職員として貢献したいと考えています。
どちらも国民・住民の生活を支える公共性の高い仕事である点に関心があります。
その中でも国家一般職では、制度の運用や各地域への支援を通じて、より広い範囲で社会を支えられる点に魅力を感じています。
そのため、国家一般職を第一志望として考えています。
5-5. 公務員と民間企業を併願している場合の例文
民間企業も受けている場合は、 「民間がダメなら公務員」という印象にならないように注意しましょう。 公務員と民間に共通する仕事選びの軸を作ることが大切です。
どちらも、人の生活を支える仕事に関わりたいという軸で受験しています。
その中でも公務員は、特定の利用者や顧客だけでなく、地域全体を公平な立場で支えられる点に魅力を感じています。
特に貴自治体では、〇〇の取り組みを通じて住民生活を支えている点に関心があり、第一志望として考えています。
「民間も公務員も、とにかく安定していればよいです」 「民間がうまくいかなかった場合のために公務員も受けています」 という言い方は、志望度が低く見えやすいので避けましょう。
5-6. まだ結果が出ていない併願先がある場合の例文
併願先の結果がまだ出ていない場合も、焦る必要はありません。 現在の状況を簡潔に伝えたうえで、面接先への志望度を補足しましょう。
受験先はいずれも、地域住民に近い立場で行政サービスに関われる点に魅力を感じて選んでいます。
その中でも貴市は、〇〇分野の取り組みに力を入れており、私が関心を持っている地域課題に関われる点に特に魅力を感じています。
そのため、貴市を第一志望として考えています。
5-7. 併願先が多い場合に印象を悪くしない例文
併願先が多い場合は、すべてを細かく説明しすぎると、 「とにかく数を受けている人」に見えてしまう可能性があります。
そのため、受験先を分類して伝え、 共通する軸を先に示すのがおすすめです。
受験先はいずれも、住民生活に近い立場で地域課題の解決に関われる点に魅力を感じて選んでいます。
その中でも貴自治体は、〇〇の取り組みに力を入れており、私自身が関心を持っている分野と重なるため、特に志望度が高いです。
入庁後は、住民の方に寄り添いながら、地域の課題解決に貢献したいと考えています。
- 「複数受けています」ではなく「地方公務員を中心に受験しています」
- 「いろいろ受けています」ではなく「地域貢献を軸に受験先を選んでいます」
- 「どこでもいい」ではなく「その中でも貴自治体の〇〇に魅力を感じています」
併願状況の例文は、志望動機や自治体研究とセットで調整すると説得力が出ます。 自分の回答を作る前に、以下の記事も確認しておきましょう。
併願状況の回答例文は、そのまま使うのではなく、 自分の受験先・経験・志望理由に合わせて調整することが大切です。
どの例文でも基本は、 併願先 → 共通する軸 → 第一志望理由 の順番です。 受験先が多い場合や民間企業を併願している場合も、仕事選びの軸をそろえれば自然に説明できます。
面接で避けたい併願状況のNG回答
併願していること自体は、基本的に大きなマイナスではありません。 しかし、答え方によっては 「受かればどこでもいいのでは?」 「本当にうちに来る気があるのかな?」 と思われる可能性があります。
この章では、面接で避けたいNG回答と、印象を下げない言い換え方をセットで解説します。
6-1. 「受かればどこでもいいです」と見える回答
もっとも避けたいのが、 「受かればどこでもいい」 と見えてしまう回答です。
本人にそのつもりがなくても、 併願先をただ並べるだけだと、面接官には 「志望先へのこだわりが弱い」と受け取られることがあります。
「市役所や県庁など、受けられるところは一通り受けています。」
「地域住民に近い立場で生活を支えたいという軸で、市役所を中心に受験しています。その中でも貴市は〇〇分野に力を入れている点に魅力を感じています。」
受験先を選んだ理由が見えないため、 「数を受けているだけ」と判断されやすくなります。 併願先を伝えるときは、必ず仕事選びの軸もセットで話しましょう。
6-2. 「日程が合うところを受けています」とだけ答える
公務員試験では、試験日程が受験先選びに影響することはあります。 しかし、面接で 「日程が合うから受けました」 とだけ答えるのは危険です。
日程は受験のきっかけにはなっても、 志望理由そのものにはなりにくいからです。
「試験日程が合ったので、こちらも受験しました。」
「日程面もありますが、貴市の〇〇の取り組みを調べる中で、住民に近い立場で地域課題に関われる点に魅力を感じ、受験しました。」
日程に触れる必要がある場合でも、 その後に必ず 「調べて魅力を感じた点」 を付け加えましょう。
6-3. 他の自治体・民間企業の悪口を言う
面接先をよく見せようとして、 他の自治体や民間企業を下げる言い方をするのは避けましょう。
たとえば、 「民間企業は利益重視なので合わない」 「他の自治体よりこちらの方が良いと思った」 のような言い方は、少し上から目線に聞こえることがあります。
「民間企業は利益を優先する印象があり、自分には合わないと思いました。」
「民間企業にも社会を支える役割があると考えていますが、私はより公平な立場で地域全体を支えられる公務員の仕事に魅力を感じています。」
他を下げて自分の志望先を上げると、印象が悪くなりやすいです。 比較する場合は、 他を否定せず、自分が公務員を選ぶ前向きな理由 として話しましょう。
6-4. 併願先を隠しすぎて不自然になる
「併願していると言うと不利になるかも」と考えて、 併願先を隠しすぎる人もいます。
しかし、不自然にごまかすと、 面接官に 「何か隠しているのでは?」 と思われる可能性があります。
「他は……特にありません。たぶん大丈夫です。」
「市役所を中心にいくつか受験しています。いずれも住民に近い立場で行政サービスに関われる点に魅力を感じて選んでいます。」
併願している場合は、無理に隠すよりも 受験先の方向性を整理して正直に伝える 方が自然です。 ただし、細かい受験先をすべて長々と話す必要はありません。
6-5. 第一志望と言いながら理由が薄い
面接では、 「うちが第一志望ですか?」 と聞かれることがあります。
このとき、 「はい、第一志望です」 とだけ答えてしまうと、少し弱く見えます。 面接官は、その後に 「なぜ第一志望なのですか?」 と深掘りする可能性が高いからです。
「はい、第一志望です。昔から公務員になりたかったからです。」
「はい、第一志望です。地域住民に近い立場で働きたいという思いがあり、特に貴市は〇〇分野に力を入れている点に魅力を感じています。」
第一志望と言う場合は、 自治体研究で調べた内容 や 自分の経験・関心分野 とつなげて話すと説得力が出ます。
6-6. 公務員と民間の志望理由がバラバラになる
公務員と民間企業を併願している場合は、 志望理由の一貫性に注意が必要です。
たとえば、公務員では 「地域貢献がしたい」 と言っているのに、民間企業では 「高収入を目指したい」 という理由だけを強く出してしまうと、仕事選びの軸がズレて見えます。
「民間は給与面で魅力があり、公務員は安定しているので受けています。」
「人の生活を支える仕事に関わりたいという軸で、民間企業も一部受けています。その中でも公務員は、地域全体を公平な立場で支えられる点に魅力を感じています。」
条件面だけを理由にすると、 「仕事内容への関心が薄い」と見られやすくなります。 民間併願をしている場合も、 仕事内容や価値観の共通点 で整理しましょう。
NG回答の多くは、併願していること自体が悪いのではなく、 「なぜその受験先を選んだのか」が説明できていない ことが原因です。 受験先の数よりも、受験先選びの軸を整理することが大切です。
- 「受かればどこでもいい」と見える表現になっていないか
- 併願先を選んだ共通の軸を説明できるか
- 第一志望と言う理由を具体的に話せるか
- 他の自治体や民間企業を下げる言い方をしていないか
- 面接カード・志望動機・自己PRと矛盾していないか
併願状況のNG回答を避けるには、面接全体で一貫性を作ることが大切です。 面接で落ちやすい答え方や、面接カードとのズレが不安な人は、以下の記事も確認しておきましょう。
併願状況で避けたいのは、 「受かればどこでもいい」 「第一志望の理由が薄い」 「仕事選びの軸がバラバラ」 と見える回答です。
併願していること自体を隠す必要はありません。 ただし、併願先を選んだ理由と、面接先を志望する理由をセットで伝えましょう。
深掘り質問への答え方
面接官は、併願状況を聞いたあとに 「うちが第一志望ですか?」 「他に受かったらどうしますか?」 「なぜ県庁ではなく市役所なのですか?」 と深掘りしてくることがあります。
ここで焦ってしまうと、せっかく最初の回答がよくても、 志望度や一貫性が弱く見えてしまいます。 この章では、よく聞かれる深掘り質問ごとに、答え方のコツと例文を紹介します。
7-1. 「うちが第一志望ですか?」と聞かれた時
もっとも聞かれやすい深掘り質問が、 「うちが第一志望ですか?」 です。
この質問では、単に「はい」と答えるだけでは弱いです。 必ず 第一志望と言える具体的な理由 をセットで伝えましょう。
「併願先があるとのことですが、当自治体が第一志望ですか?」
市役所を中心に併願していますが、その中でも貴市は、〇〇分野に力を入れており、 私が関心を持っている地域課題に直接関われる点に魅力を感じています。
入庁後は、住民の方に近い立場で、生活に直結する行政サービスに携わりたいと考えています。
「第一志望です」で終わらせず、自治体研究で調べた内容や関心分野を入れましょう。
根拠なく第一志望と言うと、深掘りされた時に答えが薄くなりやすいです。
7-2. 「他に受かったらどうしますか?」と聞かれた時
併願状況を答えたあとに、 「他の自治体に受かったらどうしますか?」 と聞かれることもあります。
この質問では、辞退リスクを見られています。 迷っている印象を出しすぎず、 面接先への志望度を丁寧に伝えましょう。
「その時になってみないとわかりません」
「条件を比べて決めたいです」
「併願先はありますが、貴自治体を第一志望として考えています。理由は〇〇です。」
理由は、貴市が〇〇の取り組みに力を入れており、私が関心を持っている地域課題に近い立場で関われると考えているからです。
もし合格をいただけた場合は、貴市で住民生活を支える職員として働きたいと考えています。
「絶対に辞退しません」と無理に言い切るよりも、 第一志望として考えている理由を具体的に伝える方が自然です。
7-3. 「なぜ県庁ではなく市役所なのですか?」と聞かれた時
県庁と市役所を併願している場合、 「なぜ県庁ではなく市役所なのですか?」 と聞かれる可能性があります。
この質問では、県庁を否定するのではなく、 市役所で働きたい理由を前向きに説明することが大切です。
「県庁も受けているようですが、なぜ市役所を志望しているのですか?」
その一方で、私は住民の方により近い立場で、生活に直結する課題に関わりたいという思いがあります。
貴市では、〇〇の取り組みを通じて地域の実情に合わせた支援を行っており、 現場に近い立場で住民を支えられる点に魅力を感じています。
県庁を下げず、市役所ならではの「住民との距離の近さ」を伝えましょう。
住民に近い、生活に直結する、地域の実情、現場に近い立場。
7-4. 「なぜ国家公務員ではなく地方公務員なのですか?」と聞かれた時
国家公務員と地方公務員を併願している場合は、 国と地方の違いを理解しているか を見られます。
地方公務員が第一志望なら、 地域密着・住民との距離・地域課題への関わり方を中心に答えると自然です。
ただ、私は地域の実情に近い場所で、住民の方の声や生活課題に向き合いながら働きたいという思いがあります。
そのため、地方公務員の中でも、〇〇分野に力を入れている貴自治体で働きたいと考えています。
国家公務員を否定せず、「自分がより重視している働き方は地方公務員に近い」と説明すると印象がよくなります。
7-5. 「なぜ民間ではなく公務員なのですか?」と聞かれた時
民間企業を併願している場合、 「なぜ民間ではなく公務員なのですか?」 はかなり聞かれやすい質問です。
この質問では、 公務員ならではの公共性・公平性・地域全体への貢献 を伝えましょう。
「民間より安定しているからです」
「利益を追求する仕事は合わないと思ったからです」
「地域全体を公平な立場で支えられる点に魅力を感じています」
そのうえで、私は特定の顧客や利用者だけでなく、地域全体を公平な立場で支えられる公務員の仕事に魅力を感じています。
特に貴自治体では、〇〇の取り組みを通じて幅広い住民の生活を支えており、そのような行政サービスに関わりたいと考えています。
7-6. 「全部落ちたらどうしますか?」と聞かれた時
少し答えにくい質問ですが、 面接では 「もし全部落ちたらどうしますか?」 と聞かれることもあります。
この質問では、落ちた後の具体的な予定よりも、 公務員を目指す意思が本物か を見られていることがあります。
そのうえで、公務員として地域に貢献したいという気持ちは変わらないため、必要であれば再受験も含めて検討します。
ただ、現在は貴自治体で働きたいという思いを持って面接に臨んでいます。
「考えていません」と投げやりに答えず、前向きに改善する姿勢を見せましょう。
他の進路に逃げる印象が強くなりすぎないよう、今の志望度も補足しましょう。
7-7. 「併願先との違いは何ですか?」と聞かれた時
併願先を答えたあとに、 「他の自治体との違いは何だと思いますか?」 と聞かれることもあります。
この質問では、自治体研究の深さが出ます。 なんとなくの印象ではなく、 政策・地域課題・住民との距離感などをもとに答えましょう。
その中で貴市は、〇〇分野に特に力を入れており、地域の実情に合わせた支援を進めている点に特徴があると感じています。
私自身も〇〇に関心があるため、貴市であれば、自分の関心や強みを活かしながら住民生活に貢献できると考えています。
- 人口規模や地域特性の違い
- 力を入れている政策分野の違い
- 住民との距離感や仕事内容の違い
- 自分が関心を持っている課題とのつながり
- 面接カードに書いた志望動機との一貫性
深掘り質問に強くなるには、自治体研究・志望動機・面接カードをセットで整理することが大切です。 回答が薄くなりそうな人は、以下の記事もあわせて確認しておきましょう。
併願状況の深掘り質問では、 第一志望の理由 併願先との違い 仕事選びの軸 が見られます。
「第一志望です」と答えるだけではなく、 なぜそう考えているのかを具体的に説明できるようにしておきましょう。 自治体研究や面接カードの内容とつなげて答えると、回答に一貫性が出ます。
併願状況で評価を上げるための準備
面接で併願状況を聞かれたときに焦る人は、 「どこまで言えばいいのか」 「第一志望と言って大丈夫なのか」 「他の受験先との違いをどう説明するか」 を事前に整理できていないことが多いです。
逆に、受験先・仕事選びの軸・第一志望理由を整理しておけば、 併願状況の質問は 志望度を伝えるチャンス に変えられます。
一覧にする
作る
具体化する
つなげる
練習する
8-1. 受験先を一覧にして整理する
まずは、現在の併願先を一覧にして整理しましょう。 頭の中だけで考えていると、面接本番で答えがあいまいになりやすいです。
特に、複数の市役所・県庁・国家公務員・民間企業を受けている人は、 受験先を 分類して見える化 しておくのがおすすめです。
| 受験先 | 区分 | 受けている理由 | 面接での伝え方 |
|---|---|---|---|
| 〇〇市役所 | 地方公務員・市役所 | 住民に近い立場で働きたい | 市役所を中心に受験していると伝える |
| 〇〇県庁 | 地方公務員・県庁 | 広域的な地域課題に関心がある | 地域課題への関心という軸で説明する |
| 国家一般職 | 国家公務員 | 公共性の高い仕事に関心がある | 公共性という共通点を伝える |
| 民間企業 | 民間併願 | 人の生活を支える仕事に関心がある | 仕事内容や価値観の共通点を整理する |
受験先を整理すると、 「自分は何を軸に受験しているのか」 が見えやすくなります。
8-2. 併願先に共通する「就職活動の軸」を作る
次に、併願先に共通する 就職活動の軸 を作ります。
併願先が複数あっても、共通する軸があれば、 面接官には 「考えて受験先を選んでいる」 と伝わりやすくなります。
地域住民に近い立場で、生活に直結する行政サービスに関わりたい。
公共性の高い仕事を通じて、幅広い人の生活を支えたい。
地域課題の解決に行政の立場から関わりたい。
教育・福祉・防災など、住民生活に直結する分野に関わりたい。
「安定しているから」「福利厚生がよいから」「受かりやすそうだから」だけを軸にすると、 仕事への関心が弱く見えやすいです。 面接では、仕事内容・公共性・地域貢献につなげて話しましょう。
8-3. 第一志望だけは具体的な政策・課題まで調べる
併願状況の質問では、 「他も受けているのに、なぜうちなのか」 を聞かれやすいです。
そのため、第一志望の自治体については、 具体的な政策・地域課題・取り組みまで調べておきましょう。
- 自治体が力を入れている政策分野
- 人口減少・少子高齢化・防災などの地域課題
- 子育て支援・福祉・教育・まちづくりなどの具体的な取り組み
- 総合計画や自治体公式サイトでよく出てくるキーワード
- 自分の経験・関心分野とつながる部分
ただし、政策名を丸暗記するだけでは不十分です。 大切なのは、 「なぜその取り組みに関心を持ったのか」 を自分の言葉で説明できることです。
「貴市は子育て支援に力を入れているからです」だけで終わらせず、
「地域で子育てを支える仕組みに関心があり、住民に近い立場で支援に関わりたいと考えています」
のように、自分の関心とつなげると説得力が出ます。
8-4. 志望動機・自己PR・面接カードとつなげる
併願状況の回答は、単独で考えるものではありません。 志望動機・自己PR・面接カード とつながっているかを確認しましょう。
たとえば、志望動機では 「地域住民に近い立場で働きたい」 と書いているのに、併願状況では 「広くいろいろ受けています」 と話すと、少しズレて見える可能性があります。
| 項目 | 確認すること | 併願状況とのつなげ方 |
|---|---|---|
| 志望動機 | なぜその自治体・職種なのか | 第一志望理由として補強する |
| 自己PR | 自分の強みをどう活かすか | 面接先で働きたい理由とつなげる |
| 面接カード | 書いた内容と面接で話す内容が一致しているか | 併願先の説明と矛盾しないようにする |
| 自治体研究 | 面接先の特徴を理解しているか | 併願先との違いを説明する材料にする |
面接官は、1つの回答だけで評価しているわけではありません。 志望動機・自己PR・併願状況・深掘り質問の答えがつながっていると、 準備してきた印象 が伝わりやすくなります。
8-5. 深掘り質問を想定して模擬回答を作る
最後に、併願状況から派生する深掘り質問を想定しておきましょう。 最初の回答だけ作っていても、追加質問で止まってしまうと不安が残ります。
「うちが第一志望ですか?」に対して、理由までセットで答えられるようにする。
「他の自治体との違いは?」に対して、政策や地域課題をもとに答える。
「なぜ民間ではなく公務員?」に対して、公平性・公共性を軸に答える。
- 他にどこを受けていますか?
- うちが第一志望ですか?
- 他に受かったらどうしますか?
- なぜ県庁ではなく市役所なのですか?
- なぜ民間ではなく公務員なのですか?
- 併願先との違いは何だと思いますか?
回答は、文字で作るだけでなく、 必ず声に出して練習しましょう。 実際に話してみると、 「長すぎる」 「理由が薄い」 「途中で言葉に詰まる」 という弱点が見つかります。
併願状況の回答を整えるには、受験先選び・自治体研究・面接カードの整理が重要です。 まだ準備が不安な人は、以下の記事もあわせて確認しておきましょう。
併願状況で評価を上げるには、 受験先の整理 共通する軸 第一志望理由 面接カードとの一貫性 を準備しておくことが大切です。
面接本番では、受験先をただ並べるのではなく、 「なぜその併願先なのか」 「その中でもなぜ面接先なのか」 を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
公務員と民間を併願している人の注意点
公務員試験を受ける人の中には、民間企業も併願している人がいます。 「民間も受けていると言ったら、公務員への志望度が低いと思われるのでは?」 と不安になる人も多いです。
結論から言うと、民間企業を併願していること自体がすぐに不利になるわけではありません。 大切なのは、 公務員と民間を受けている理由に一貫性があること です。
9-1. 民間併願は不利ではないが、説明の軸が必要
民間企業を受けているからといって、 それだけで面接評価が下がるわけではありません。
むしろ、就職活動の中で公務員と民間を比較しながら考えることは自然です。 ただし、面接では 「なぜ民間も受けているのか」 「その中でなぜ公務員なのか」 を説明できる必要があります。
公務員と民間を併願する場合は、 どちらにも共通する仕事選びの軸を作ると説明しやすくなります。
「安定しているところを受けています」
「条件が良さそうなところを受けています」
「受かりそうなところを広く受けています」
「人の生活を支える仕事に関わりたい」
「地域や社会に貢献できる仕事がしたい」
「困っている人を支える仕組みに関わりたい」
ポイントは、民間企業を受けている理由も、 公務員を受けている理由も、 同じ価値観から説明できる状態 にしておくことです。
9-2. 「安定しているから公務員」は弱く見えやすい
公務員を目指す理由として、 「安定しているから」 という気持ちを持つ人は多いと思います。
しかし、面接でそれを前面に出しすぎると、 仕事内容への関心が薄い と見られる可能性があります。
「民間より安定しているので、公務員を第一志望にしています。」
「長期的に地域に関わり、継続的に住民生活を支えられる点に魅力を感じています。」
「安定」という言葉を使いたくなる場合は、 長期的に地域に関わる 継続的に住民を支える という表現に言い換えると、仕事への関心として伝わりやすくなります。
給与・休日・福利厚生・安定性などは大切な要素ですが、 面接ではメインの志望理由にしない方が安全です。 仕事内容や公務員として実現したいことにつなげて話しましょう。
9-3. 民間企業を受ける理由と公務員を受ける理由を整理する
民間併願で大切なのは、 公務員と民間の理由を完全に同じにすることではありません。
大切なのは、 根本にある価値観がつながっていること です。
たとえば、民間企業でインフラ・金融・教育・福祉・生活サービス系を受けている場合は、 「人の生活を支える」という共通点を作りやすいです。
一方で、公務員とまったく関係がない業界を受けている場合でも、 「人と関わる仕事」 「課題解決」 「社会に役立つ仕事」 のように、広めの軸で整理できることがあります。
9-4. 公務員面接では「公共性」「地域貢献」「公平性」を意識する
民間併願をしている人は、 公務員ならではの特徴を理解していることを伝える必要があります。
特に使いやすいキーワードは、 公共性 地域貢献 公平性 です。
特定の人だけではなく、幅広い住民の生活を支える仕事に関わりたい。
地域の課題に行政の立場から向き合い、住民生活の向上に貢献したい。
困っている人を含め、必要な人に必要な支援を届けられる仕事に魅力を感じている。
長期的に地域に関わり、制度や行政サービスを通じて生活を支えたい。
民間企業にも社会を支える役割はあります。 そのため、民間を下げる必要はありません。 民間にも魅力はあるが、自分は公務員の公共性により魅力を感じている という形で話すと自然です。
9-5. 民間併願者向けの回答例文
ここでは、民間企業を併願している場合の回答例文を紹介します。 自分の受験先や志望理由に合わせて調整してください。
どちらも、人の生活を支える仕事に関わりたいという軸で受験しています。
民間企業では商品やサービスを通じて人の生活を支える点に関心がありますが、 その中でも公務員は、特定の利用者だけでなく、地域全体を公平な立場で支えられる点に魅力を感じています。
特に貴自治体では、〇〇の取り組みを通じて住民生活を支えており、 私も行政職員として地域に貢献したいと考えています。
仕事選びの軸として、人の生活を支える仕事に関わりたいという思いがあります。
その中でも公務員は、地域全体を公平な立場で支えられる点に魅力を感じており、貴自治体を志望しています。
- 「民間がダメなら公務員」という印象になっていないか
- 公務員と民間に共通する仕事選びの軸があるか
- 公務員ならではの公共性・公平性を説明できるか
- 安定性や条件面だけを志望理由にしていないか
- 面接先の自治体を志望する理由まで話せるか
公務員と民間を併願している人は、仕事選びの軸を整理しておくことが大切です。 民間併願の進め方や、面接での伝え方が不安な人は、以下の記事も確認しておきましょう。
公務員と民間企業を併願していること自体は、すぐに不利になるわけではありません。 ただし、 「なぜ民間も受けているのか」 「その中でなぜ公務員なのか」 を説明できるようにしておく必要があります。
民間併願者は、 人の生活を支える仕事 地域や社会への貢献 という共通軸を作り、公務員ならではの公共性・公平性につなげて答えましょう。
独学で不安な人は面接対策講座も検討しよう
併願状況は、面接でよく聞かれる質問ですが、答え方を少し間違えるだけで 「志望度が低い」 「受験先選びに一貫性がない」 と見られることがあります。
そのため、独学で不安な人は、面接対策講座や模擬面接を活用して、 自分の回答が面接官にどう伝わるか を確認しておくのもおすすめです。
10-1. 併願状況の質問は「その場のアドリブ」だと危険
併願状況は、聞かれた瞬間にその場で考えて答えると失敗しやすい質問です。
なぜなら、併願状況の回答には、 受験先 仕事選びの軸 第一志望理由 面接カードとの整合性 がすべて関わってくるからです。
「いろいろ受けています」と答えて、受験先選びの軸が伝わらない。
「第一志望です」と言ったあと、理由を聞かれて詰まってしまう。
「〇〇という軸で併願しています。その中でも貴自治体は〇〇に魅力を感じています」と、筋道立てて話せる。
併願状況の質問は、単独の質問ではありません。 志望動機や自治体研究までつながる質問なので、本番前に回答の型を作っておきましょう。
10-2. 面接対策では回答の型と深掘り対応が重要
面接対策で大切なのは、 きれいな例文を暗記することではありません。
むしろ重要なのは、 自分の併願状況に合わせて回答を組み立てる力 と、 深掘り質問に答える力 です。
- 併願先を正直かつ自然に説明できるか
- 「なぜその併願先なのか」を一言で言えるか
- 「その中でもなぜ面接先なのか」を具体的に話せるか
- 「他に受かったらどうしますか?」に答えられるか
- 面接カード・志望動機・自己PRと矛盾していないか
自分では問題ないと思っていても、第三者から見ると 「第一志望の理由が弱い」 「民間併願の説明が不自然」 「面接カードと話している内容がズレている」 と見えることもあります。
だからこそ、不安が強い人は、模擬面接や講座を使って客観的にチェックしてもらう価値があります。
10-3. 面接だけ不安ならアガルート面接対策講座が相性よし
筆記試験はある程度進んでいて、 面接だけを重点的に対策したい人 は、面接対策に特化した講座を検討するのも選択肢です。
特に、併願状況・志望動機・自己PR・面接カードの一貫性に不安がある人は、 自分の回答を第三者に見てもらうことで、改善点がわかりやすくなります。
アガルート面接対策講座
面接カードや志望動機、深掘り質問への対応を重点的に確認したい人に向いています。 「筆記よりも面接が不安」「回答を添削してほしい」という人は、面接特化型の対策を検討しましょう。
- 併願状況の答え方を客観的に確認したい人
- 志望動機・自己PRとの一貫性が不安な人
- 深掘り質問で詰まりやすい人
模擬面接・添削の活用
併願状況の回答は、自分では自然に聞こえていても、面接官目線では弱く見えることがあります。 模擬面接や添削を使うと、話し方・長さ・深掘り対応を確認しやすくなります。
- 回答が長くなりすぎる人
- 第一志望理由が薄くなりがちな人
- 面接本番で緊張しやすい人
面接だけを重点的に対策したい人は、アガルート面接対策講座について詳しくまとめた記事も参考にしてください。
10-4. 筆記後の流れも含めて整えたい人はスタディング公務員講座も候補
一方で、 「筆記対策から面接対策まで流れで整えたい」 「まだ公務員試験全体の進め方に不安がある」 という人は、スタディング公務員講座も候補になります。
特に、公務員試験は筆記で終わりではありません。 筆記後には面接カード・志望動機・自己PR・併願状況・自治体研究など、やるべきことが一気に増えます。
スタディング公務員講座
忙しい人や、独学で学習順序に迷いやすい人は、オンライン講座で全体の流れを整えるのも選択肢です。 筆記対策から面接準備まで、学習の抜け漏れを減らしやすくなります。
- 筆記対策から二次試験まで流れを作りたい人
- 独学だと何から進めるべきか迷う人
- 忙しくてスキマ時間を活用したい人
講座を使うメリット
講座を使う目的は、丸暗記することではありません。 試験全体の流れをつかみ、筆記後に面接対策へスムーズに移れる状態を作ることです。
- 勉強の順番で迷いにくくなる
- 面接準備の抜け漏れに気づきやすい
- 独学よりも学習ペースを作りやすい
筆記後の面接対策まで見据えるなら、早めに準備しておこう
併願状況の答え方は、直前に例文を読むだけでは不安が残りやすいです。 筆記対策と同時に、面接カード・志望動機・自治体研究も少しずつ整理しておくと、本番で焦りにくくなります。
10-5. 例文を読むだけで不安な人は、模擬面接で確認しよう
併願状況の回答例文は、あくまで参考です。 本当に大切なのは、自分の言葉で自然に話せるかどうかです。
特に、次のような人は、模擬面接や第三者チェックを受ける価値があります。
- 併願状況をどう答えればよいか毎回迷う人
- 「うちが第一志望ですか?」と聞かれるのが怖い人
- 公務員と民間併願の説明に自信がない人
- 面接カードと話す内容がズレていないか不安な人
- 深掘り質問で言葉に詰まりやすい人
面接は、知識だけでなく 話し方・表情・回答の長さ・深掘りへの反応 も見られます。 そのため、文章で回答を作ったら、必ず声に出して練習しておきましょう。
面接対策講座は、回答の改善点を見つけたり、模擬面接で実戦練習をしたりするための手段です。 講座を使えば必ず合格するわけではありませんが、独学で不安な人にとっては、準備の抜け漏れを減らす助けになります。
併願状況だけでなく、面接カード・二次試験準備・面接で落ちる人の特徴もあわせて確認しておくと、面接全体の対策がしやすくなります。
併願状況の答え方は、例文を読むだけでは不安が残りやすい質問です。 特に、 第一志望確認 民間併願 併願先との比較 は深掘りされやすいため、事前に練習しておきましょう。
独学で不安な人は、面接対策講座や模擬面接を活用して、 自分の回答が自然に伝わるか確認しておくのもおすすめです。
併願状況に関するよくある質問
併願状況は、正解が1つに決まっている質問ではありません。 ただし、答え方の方向性を間違えると、志望度や一貫性に不安を持たれやすくなります。
本番で焦らないために、よくある疑問を先に確認しておきましょう。
11-1. 併願状況は正直に言うべきですか?
基本的には、正直に答えるのがおすすめです。
併願していること自体は、公務員試験では珍しくありません。 無理に隠そうとすると、話し方が不自然になったり、面接カードとの矛盾が出たりする可能性があります。
ただし、すべての受験先を細かく長々と説明する必要はありません。 「市役所を中心に受験しています」 「地方公務員を中心に、国家公務員も一部受験しています」 のように、整理して伝えましょう。
正直に答えつつ、必ず「なぜその併願先なのか」「その中でもなぜ面接先なのか」までつなげることが大切です。
11-2. 併願先を全部言う必要はありますか?
必ずしも、すべての併願先を細かく言う必要はありません。
併願先が多い場合は、1つずつ並べるよりも、 分類して答える 方がわかりやすいです。
たとえば、 「市役所を中心に受験しています」 「県庁と市役所を併願しています」 「公務員を中心に、民間企業も一部受けています」 のようにまとめると、面接官にも伝わりやすくなります。
「〇〇市、△△市、□□市、◇◇県、民間企業も何社か受けています」と、受験先をただ並べる。
「地域住民に近い立場で働きたいという軸で、市役所を中心に受験しています」と分類して伝える。
11-3. 第一志望ではない場合も「第一志望です」と言っていいですか?
面接では、安易に嘘をつくよりも、 その自治体で働きたい理由を具体的に伝える ことが大切です。
もちろん、面接先への志望度が高いなら、 「第一志望として考えています」と伝えて問題ありません。 ただし、その場合は 「なぜ第一志望なのか」 を具体的に説明できるようにしておきましょう。
まだ迷っている場合でも、 「併願先はありますが、貴自治体の〇〇に魅力を感じており、志望度は高いです」 のように、前向きな理由を伝えることが大切です。
「第一志望です」と言った後に理由を聞かれて答えられないと、かえって不自然に見えます。 自治体研究や志望動機とセットで準備しておきましょう。
11-4. 民間企業を受けていると不利になりますか?
民間企業を受けていること自体が、すぐに不利になるわけではありません。
ただし、 「民間がダメだったら公務員」 「安定していればどちらでもよい」 のように聞こえると、志望度が低く見えやすくなります。
民間併願をしている場合は、 公務員と民間に共通する仕事選びの軸 を作りましょう。 たとえば、 「人の生活を支える仕事に関わりたい」 「地域や社会に貢献できる仕事がしたい」 という軸なら、公務員面接でも説明しやすくなります。
「民間企業も一部受けていますが、人の生活を支える仕事に関わりたいという軸で受験しています。その中でも公務員は、地域全体を公平な立場で支えられる点に魅力を感じています。」
11-5. 併願先が多いと印象が悪くなりますか?
併願先が多いこと自体が、必ずしも悪いわけではありません。
ただし、受験先を選んだ理由が説明できないと、 「とにかく数を受けているだけ」 「受かればどこでもいい」 と見られやすくなります。
併願先が多い人ほど、 受験先に共通する軸 を作ることが重要です。 「地方公務員を中心に受験しています」 「地域住民に近い立場で働ける職種を中心に受験しています」 のように整理しましょう。
- 受験先を分類して説明できるか
- 共通する仕事選びの軸があるか
- その中でも面接先を志望する理由があるか
- 受験先をただ並べるだけになっていないか
11-6. 他の自治体に内定が出ている場合はどう答えるべきですか?
他の自治体に内定が出ている場合も、基本的には落ち着いて事実を伝えましょう。
ただし、面接官が気にするのは、 「合格を出した場合、本当に来てくれるのか」 という点です。
そのため、 「他自治体から内定をいただいていますが、貴自治体の〇〇に魅力を感じており、志望度は高いです」 のように、面接先への志望理由を必ず補足しましょう。
「他自治体から内定をいただいていますが、貴市は〇〇分野に力を入れており、私が関心を持っている地域課題により近い形で関われると考えています。そのため、貴市の志望度は高く、今回の面接にも強い気持ちで臨んでいます。」
11-7. 面接カードに書いた併願状況と変わった場合はどうする?
面接カード提出後に併願状況が変わることはあります。 その場合は、面接で聞かれたときに、現在の状況を落ち着いて伝えれば大丈夫です。
たとえば、 「面接カード提出時点では〇〇の状況でしたが、その後△△の結果が出ました」 のように、時系列で説明すると自然です。
大切なのは、変更があったこと自体よりも、 現在の志望度や受験先選びの軸が説明できること です。
「ちょっと変わりましたが、よく覚えていません」
「面接カードに書いた内容とは違うと思います」
「提出時点では〇〇でしたが、その後△△の結果が出ました。現在も、地域住民に近い立場で働きたいという軸で受験先を考えています」
併願状況の不安は、面接カード・志望動機・民間併願の整理でかなり減らせます。 本番前に、以下の記事もあわせて確認しておきましょう。
併願状況は、正直に答えて問題ありません。 ただし、受験先をただ並べるのではなく、 受験先選びの軸 と 面接先を志望する理由 をセットで伝えることが大切です。
第一志望かどうか、民間併願、内定状況、面接カードとの違いなどは深掘りされやすい部分です。 本番前に、自分の状況に合わせた答え方を準備しておきましょう。
まとめ|併願状況は「正直さ」と「一貫性」で答えれば大丈夫
公務員試験では、複数の自治体・職種・民間企業を併願する人は多くいます。 面接官も、受験生が併願していることをある程度理解したうえで質問しています。
大切なのは、併願しているかどうかではなく、 なぜその受験先を選んでいるのか その中でもなぜ面接先を志望しているのか を説明できることです。
12-1. 併願していること自体はマイナスではない
「他の自治体も受けています」 「民間企業も一部受けています」 と答えること自体は、基本的に大きなマイナスではありません。
ただし、 「受かればどこでもいい」 と見える答え方は避ける必要があります。 併願状況を伝えるときは、必ず仕事選びの軸もセットで話しましょう。
- 併願先をただ並べるだけにしない
- なぜその受験先を選んだのかを説明する
- 面接先への志望度も忘れずに伝える
12-2. 大切なのは「なぜその受験先を選んだのか」
併願状況の質問で面接官が見ているのは、 受験先の数だけではありません。
本当に見られているのは、 あなたがどんな考えで受験先を選んでいるのか です。
市役所を複数受けているなら 「住民に近い立場で働きたい」、 県庁と市役所を併願しているなら 「地域課題の解決に行政の立場から関わりたい」、 民間企業も受けているなら 「人の生活を支える仕事に関わりたい」 というように、共通する軸を作りましょう。
12-3. 第一志望の理由は具体的に準備しておく
面接では、 「うちが第一志望ですか?」 「他に受かったらどうしますか?」 と聞かれることがあります。
このとき、ただ 「第一志望です」 と答えるだけでは弱いです。 面接官は、その後に 「なぜ第一志望なのですか?」 と深掘りしてくる可能性があります。
自治体の政策、地域課題、自分の経験や関心分野とつなげて、 その自治体・職種で働きたい理由 を準備しておきましょう。
12-4. 不安な人は面接カード・志望動機・模擬面接までセットで対策しよう
併願状況の答え方は、単独で考えるものではありません。 面接カード・志望動機・自己PR・自治体研究 とつながっています。
たとえば、面接カードでは 「地域住民に近い立場で働きたい」 と書いているのに、併願状況では 「受けられるところを幅広く受けています」 と答えると、一貫性が弱く見える可能性があります。
だからこそ、面接本番前には、 併願状況だけでなく、面接カードや志望動機とのつながりまで確認しておきましょう。
- 併願先を分類して説明できるか
- 受験先に共通する仕事選びの軸があるか
- 第一志望の理由を具体的に話せるか
- 「他に受かったらどうしますか?」への答えを準備しているか
- 民間併願の場合、公務員を選ぶ理由を説明できるか
- 面接カード・志望動機・自己PRと矛盾していないか
- 回答を声に出して30〜45秒程度で話せるか
併願状況の答え方は、面接全体の一貫性まで整えると安心です
併願状況は、例文を読むだけでは不安が残りやすい質問です。 特に、第一志望確認・民間併願・併願先との比較は深掘りされやすいため、 面接カードや志望動機とセットで準備しておきましょう。
筆記後の面接対策まで流れで整えたい人はスタディング公務員講座、 面接だけ重点的に強化したい人はアガルート面接対策講座も選択肢になります。


